衛宮士郎であり、衛宮士郎ではない   作:夢幻パンチ

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あけおめ!間に合わなかった〜

今日考えた物何で、どうなるか…

運命なのか、これ書いている中、確定ガチャはメイブ来たぜ!




今年もアホのバーサーカーをよろしくお願いしますします。by白野わ


クー・フーリンは……

俺のクラスはランサー。名をクー・フーリンと言う

 

俺の分霊は数多く。キャスターやバーサーカーなど多種それぞれだ

 

俺はそこそこ古参で、マスターの立香が第一特異点間際に召喚された。いろいろな聖杯戦争に参加したが、これほどの大規模は初めてだ。人類救済。デケー話だ。そして何処にでもいる赤マント。なんか一緒に居たバーサーカーは、運命だの、赤い糸だの言っているが、こいつもなんか見たことあるような…、ないようなで、まぁ知り合いばかりで動きやすいちゃぁ動きやすい

 

数ある聖杯戦争で、俺はよく死ぬ。自分で言っていて、おかしいこと言っているのは確かだ。だが事実だ

 

これは

 

そんな俺の話である

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………あー、イッテー。………俺の部屋、か」

 

昨晩。酒飲むサーヴァントの集まりにて、だいぶ飲んだせいか、二日酔いになっていた。本来サーヴァントは二日酔いにはならないらしいが、今回は序盤から裸の金髪AUOが出した酒で、サーヴァントにも効く酒らしい。さらに酒呑童子の宝具である酒も飲んだ。人間ならアルコール中毒待った無しだ

 

「……えー、と。確か今日はシフト組まれてなかったな。どーすっかな。畑の方はディルムッドの奴が居るからな。………暇じゃねぇか」

 

自分がちゃんと部屋に帰って居るあたり、酒盛りはもう終わって居るみたいだ。最低でも仕事の時間には飲まないことが、マスターとの約束なので終わっているだろう

 

俺の仕事は大まかに二つ

一つはクエストで生き残り、敵を殲滅すること

二つ目は、カルデアは自給自足らしくて、畑を耕し、野菜などを栽培すること。ちなみに俺は班長だ。エミヤの野郎は料理班長でよく顔を合わせる。あーやだやだ

 

「暇だし、カルデアでも回ってみるか」

 

そうと決まれば、動くのは早かった。口笛でも吹きながら廊下を歩く。カルデアの職員の声なんかが聞こえる

 

「おいおい。ちゃんと数えたか?それ?」

 

「数えましたよ!でも一個足らないんですって!」

 

何が足らないのかは知らねーが。まぁ関係ないわな。と、廊下をあるて来た訳で、トレーニングルームに来た

 

「……バーン、…リバーン、カリバーン!」

 

「お、やってるな。どれどれ」

 

「カリバーン!……はぁ、はぁ、はぁ。どうでしょうか?」

 

「ん?まぁいいんじゃないですか?」

 

「ありがとうございますX師匠!あ、クー・フーリンさん」

 

トレーニングには、鍛錬に勤しむ、アルトリア・リリィ。そして適当に答えて、さっさとユーくんに会いたいヒロインXが居た

 

「よお!調子はどうだ?」

 

「はい!順調です。ね、師匠」

 

「あーはいはい。わかりましたから」

 

「適当だな。どうだ俺と勝負しないか?」

 

「いいんですか⁈ありがとうございます」

 

「よかったじゃないですかリリィ。ランサーが宝具を正面から受けてくれますよ」

 

「おおよ!ドンとぶちかましな。まぁ倒し切れればな」

 

俺はこの時、忘れていた。アルトリア・リリィの宝具の詳細を……

 

「では…、ッ!カリバーン!」

 

「へっ、矢避けの加護ってな」

 

「ランサー。言っておきます。リリィはクエスト帰りで、礼装がまだ装備されてます」

 

アルトリア・リリィ

礼装

射初の一矢

 

「必中かよ!ぎゃー!」

 

リリィの宝具は男性殺しなのは、お約束なのだ

 

「ああ!クー・フーリンさんが死にました!」

 

「この玉無し!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハッ!……………ここは、俺の部屋?」

 

確かさっき、俺は、セイバー・リリィの一撃を食らって、死んだ?よな……。夢だったのかと思い。廊下を走る

 

「おいおい。ちゃんと数えたか?それ?」

 

「数えましたよ!でも一個足らないんですって!」

 

カルデアの職員の声がする。これって、さっき聞いたぞ!って事はと思い、次にトレーニングルームに向かった

 

「カリバーン!……はぁ、はぁ、はぁ。どうでしょうか?」

 

「ん?まぁいいんじゃないですか?」

 

「ありがとうございますX師匠!」

 

「たく、今日に限ってユーくんは何処に……」

 

見た。さっき見た!ここに居てはいけない。本能がそう言っていた。だがそれは遅かった

 

「グハッ!………………こ、これは」

 

逃げようと動いた瞬間に、背中から胸を貫く見知った紅い槍

 

「ん?すまんなセタンタ。お前の背中があったものでな、つい喧嘩をふっかけてしまった。しかし、魔力を宿さないゲイ・ボルグに当たるとは、ハッハハハハ!まさに幸運E(イー)と言った所か?」

 

突然のゲイ・ボルグ。投げたのはクー・フーリンの師のスカサハだった

 

「く、くそ師匠が……!ぜ、全然つまんねー……ガク」

 

「んー?姐さんどうした?おー!クー・フーリンではないか。死んでいるな」

 

「この人で無し!と言う奴だな?そもそも儂は人の域は超えているのだがな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハッ!………クソ!またか」

 

目を覚ますと、また自分の部屋に居た。だがクー・フーリンは覚えがあった。思い出したのだ。カルデアの職員が足らないと言っていた。それも鬼気迫る表情でだ

 

「そう言うことか……、おい、出てこい!居るのはわかってんだ。聖杯くんよ」

 

「ふっふふ!久しぶりだねランサーくん」

 

照明が切れ。部屋の真ん中に泥の様な物が集まる。人と同じくらいの高さに集まり、マスコットの様なモノが出現した

 

「…やっぱりテメーか!こんなことやるのはテメーだけだ。足らなかったのは聖杯だったのか、だからテメーが…。なんで俺のとこ来た!キャスターの方に行けよ!」

 

「自分なのに、キャスターの方を売るなんて、本当に君は懲りないねー。まぁいいさ、簡単に言おう。今日、君は、ありとあらゆる方法で死ぬ」

 

「またかよ……、だが今日だけだ。今日生き残ればいいだな!」

 

「そうさ。でも気をつけなよ。ここにはありとあらゆる殺しの刺客がいる。僕は君を心配してるんだよ?」

 

「いけしゃあしゃあ。じゃあなんで俺なんだ!」

 

「それはね。僕が何処の聖杯か知っているかい?僕はね、アメリカで回収した聖杯なんだ。つまりだ、僕と君が合体すれば、君もオルタになれると言う訳だ。相性抜「うるせぇ」」

 

クー・フーリンの手にあるゲイ・ボルグが聖杯くんを裂く。照明はつき。泥は消える

 

「要は生き残ればいい訳だ。へっ、得意分野だ。とりあえず外に出なけれ「◾️◾️◾️◾️◾️ー!」あー⁈へ、ヘラクレス⁈」

 

部屋に出ないと決めた途端。部屋を破壊する様に入ってくるヘラクレス

 

「ヘ、ヘラクレスさん!」

 

「あーあ、イリヤさんが、ヘラクレスさんは強いよねとか言うから、頑張って力見せようとしちゃいましたよ」

 

「そ、そんな〜。確かここって、あー!クー・フーリンさんが死んでる!」

 

「この人でなし!ってやつですね。一度言ってみたかったんですよねー」

 

「ルビーがまた呑気なこと言ってる!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハッ!……クソ!今すぐ出ないと!」

 

目覚めたら、またしても自室。ここに居てはいけない。また死んでしまう。俺は部屋を出て食堂に向かった

 

「はぁ、はぁ、はぁ、ここは流石に安全だろう。こっからは長期戦だ。腹になんか入れとくか。おいエミヤ。なんかくれ、なんでもいい」

 

「まったく。なんでもいいんだな」

 

「うるせぇ。さっさと出せ」

 

「……フン。お待ち。熱いうちにさっさと食うことだな」

 

「いただきますと、………グ!て、テメー。何入れやがった」

 

「私は作ってないぞ」

 

エミヤが親指で厨房奥を指す。そこには…

 

「小馬鹿。次に何入れる?」

 

「愛と友情、そして希望。あと婦長が言っていたエタノール」

 

「流石!私は赤がいいから、この赤の混ぜるわ」

 

「で、デスソースって読むんだっけ?まぁいっか色合いがいいね」

 

「……………ランサー死んだ入りまーす」

 

「「この人でなし♪」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「覚えてやがれ赤マント。今日は食堂に行かねえ。とりあえず出るかってアァァァァ!」

 

「どけどけ!余の独壇場よ!走れブケファラス」

 

「させません!ドゥン・スタリオン駆けるのです光の様に!」

 

「ラムレイ。嵐の様に唸れ!」

 

「ォォォォオオオ!(遠吠え)」

 

「ハンデハンデ。トップスピードよマアンナ!」

 

「かっ飛ばせ!ゴールデンドライブ!」

 

部屋を出た瞬間に複数の乗り物に引かれ死ぬクー・フーリン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから

 

何度も死んだ

 

突然のアーチャーギルガメッシュと幼いギルガメッシュの戦いに巻き込まれる死に

 

ナイチンゲールに死の匂いがすると、銃殺され

 

ジャンヌ・オルタとアルトリア・オルタのいがみ合いに巻き込まれ、死に

 

頼光と酒呑童子のいがみ合いにも巻き込まれ、死に

 

ジャックやナーサリーと言った子供サーヴァントの拷問遊びに巻き込まれ、死に

 

助けを乞いにマスターのマイルームに入ったら、着替え中だった為に、屋根裏とベットの下、そして背後に同時に攻撃をくらい死ぬ

 

 

 

 

 

 

 

「だ、ダメだ。無理だ。あの時とは違う。殺気を持った奴らが多すぎる」

 

なんとなく入った部屋に隠れる。ありとあらゆる方法を試した。だがありとあらゆる方法で俺を殺しにきてる

 

「諦めるのかい?ランサーくん」

 

「うるせぇ。帰れ」

 

「前の君は諦めなかったじゃないか?」

 

「うるせぇって言ってんだろうが!何をしようとテメーが殺しにくるんだろうが!」

 

「………諦めるんだね?…………しょうがないな。じゃあ僕が殺したあげるよ」

 

「何?お、おい。やめろ。ヤメロォー!」

 

聖杯くんが召喚した包丁がランサーに迫ろうとしていた。だが聖杯くんの泥の体に手が生える

 

「ん?」

 

「え?な、なんだ」

 

「見つけました。探しましたよ聖杯」

 

「き、君は……、天草四郎時貞!」

 

「天草!」

 

聖杯くんの背後から手刀で貫いたのは天草だった。俺を助ける理由なんかない奴が俺を助けた。だが理由はある。目の前の聖杯くんと言う名の聖杯だ。常々マスターが言っていた『天草には聖杯あげないよ。だってろくなことにならないし』と言っていた

 

「カルデアの職員が焦った様に言っていました。聖杯が一個、足らないと。私は考えました。どこかに聖杯があるのではないかと」

 

「はぁ仕方がない。どうやらここまでの様だ。ランサーくん。君に幸あれだ」

 

泥は消えていく。天草の手には金に輝く聖杯

 

「ついにですか」

 

「おい。天草。そいつを渡せ。マスターに預ける」

 

「嫌だと言ったら、どうします?」

 

「わかってんだろうが?抜け!もう俺は死なねぇ!」

 

死と言うループは避けれた。だがジークくんもびっくりのラスボス天草

 

「おい」

 

「なんでしょうか?今取り込み中何ですが?」

 

「人の部屋で何やってんだ!」

 

背後から天草ぶん殴りのバーサーカー登場。天草はクー・フーリンの方に飛ばされ、聖杯は宙に舞いバーサーカーの手に収まる

 

「グハ」

 

「バーサーカー。テメー」

 

「あのさ、サーヴァントが入れ替わり立ち替わりするって言いましたけどさぁ?人のいない時に、入れ替わり立ち替わりすんじゃねぇよ」

 

「それは失礼しました。ですが聖杯は「うるせぇ!テメーがストライキ起こす度に呼ばれる俺の身にもなれ!ジャンヌが行けばいいじゃん?エドが行けばいいじゃん⁈好きなんだろ⁈ダンテスくんが?勝手に戯れてろよ!」だいぶ拗らせてますね」

 

「大半お前のせいだろ」

 

その後、何度戦っても攻撃が読めないバーサーカーの攻撃を受けてやられる天草

 

「ぺっ!手間かけさせやがって。いいか?絶対にアポには出ないからな!絶対だからな!………、そんなことよりクー・フーリン。飯食いに来いよ。作ってやる。うまいぞ〜。さぞ立香の生着替えはオカズになるだろうな〜」

 

「………………」

 

ランサーがまた死んだ

 




クー・フーリン
自分に対して死を司る英霊
死にまくったが、精神崩壊はない。死因の中にラッキースケベがあったが、バーサーカーは知っているため、最後のアレである

聖杯くん
第五特異点のアメリカで回収した聖杯。それ故にクー・フーリンとは縁がある。実際にメイヴの影響を少なからずあるようで、クー・フーリンは死んで欲しいが、それと同時に愛情もある

天草くん
最近ストライキが頻繁になっている。その度にバーサーカーが呼ばれる。いつもビンタされて帰る

スカサハ
このカルデアでは、若干のポンコツ師匠。不死で即死持ちなバーサーカーを付け狙う

月に一回!カルデアキッチン
エリザベートとバーサーカーが料理する日。させないつもりだったがうるさいので月一でさせる。エリザの料理でバーサーカー魔神柱を殺され続けることが判明。その日は誰も厨房に来ない

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