衛宮士郎であり、衛宮士郎ではない   作:夢幻パンチ

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ただ信勝のくだりがしたいだけの回です


彼氏事情

「第1回!カルデアの使いやあらへんで、チキチキ!立香の彼氏事情ぉぉ!」

 

「………うるさいぞ」

 

「そんなことより、どうですかエミヤさん?彼氏事情について」

 

「いや私は関係ないだろ…」

 

「関係あるだろ!お前の子供でもあるのよ!認知しなさいよ」

 

「私は未婚だ!」

 

「はいはい。夫婦漫才はそこまでにして」

 

「でも立香お姉ちゃんの彼氏って、私達が関わっていいの?」

 

「イリヤ。いいか?我々衛宮家は立香守らなければならない!そうだよなジジィ?」

 

「………初孫だ。立香は僕が守る」

 

「爺さん…」「パパ…」

 

「パパはガチね。よーし、面白そうだから私も手伝ってあげる。ありがたく思いなさいバーサーカー」

 

「よっしゃー!てな訳で審査じゃボケー!」

 

「「(絶対ろくなことにならない……!)」」

 

最初に言った通り、アホがまた暴走した。アホに、アサシン・エミヤ、クロエ、イリヤ、そして私だ

 

「はい!部屋は変わって、面接スタイルになりました。目の前の席に座っていただき、我々が審査すると言う形です。目の前にあるボタンは気に入らなかったら押してください。床が空いて落ちまして、問答無用でマナプリになります」

 

「星5も?……知らんぞ私は、マスターに殺されても」

 

「確か、ここのサーヴァントのみんなって宝具レベルマックスだったような」

 

「特別審査員として、この二人に来てもらいました。白野さんと、アイリさんです」

 

「彼氏?お母さんは許しませんよ!」

 

「おばあちゃん?いい響き!私が居ない間に大家族で嬉しいわ!ひいひいおばあちゃんまでは行きたいわね」

 

ギャグ空間だから、普通に居る白野。もうあの夫婦無茶苦茶だ。イリヤはアワアワしているし、クロはニヤニヤしている。爺さんはアサシン顔でまだ空席を睨んでいるし、クッ!胃が……

 

「まず一人目どうぞ」

 

「織田信勝です。ここに来れば姉上と結婚で「会場間違いじゃボケが!」え?床が?………あー!姉上ー…………」

 

「なに今の?」

 

「わかんない…」

 

「はい次!」

 

先が思いやられる……

 

「俺を呼んだな!お義父さんって!まだ説明と………」

 

「「…………待つな、希望もするな」」

 

「白野もバーサーカーも最初から落す気だっだわよ⁈」

 

「二人とも連打してた……」

 

何故だろう…?私も押していた

 

「次!」

 

「三番手は俺だ」

 

「クー・フーリン。貴様か…、まったくなにをしているのやら」ポチポチポチポチ

 

「ごく自然にボタンを押しているが、そうはいかねぇ。ルーンでテメーのボタンだけは機能しないようにした」

 

「チッ……」

 

三番目に来たのは、クー・フーリン(キャスター)。古参中の古参メンバーでマスターとの付き合いも長い

 

「じゃあまず、立香との関係と魅力を言ってください」

 

「ハッ、男にそんなこと言わせんな。だがまぁ、目、だな」

 

クー・フーリンを馬鹿にはできないな。マスター、立香の目は真っ直ぐだ。彼女は常に未来を見ている。そこは白野に似たんだろうな……

 

「術ニキ。合格だ!……第2会場は、ここを出て左の突き当たりです」

 

「へいへい。バーカエミヤ」

 

「…さっさと行け。おい、いいのか?あんな犬に」

 

「それは僕も思った。安易に決めすぎではないか?」

 

「アチャ男君も切嗣も大丈夫よ。100審査のたった1回だから」

 

「それに100審査目の部屋は、問答無用でセイヴァーと戦闘になるから」

 

「白野さん。それ審査になってない………」

 

「考えたら負けね。バーサーカー次よ!」

 

月から変なのを連れて来たな……

 

「ま、マシュ・キリエライトです!よろしくお願いします!」

 

「「「「「101審査合格」」」」」

 

「「100超えたー!」」

 

速攻だと⁈挨拶だけで、親、祖父母、クロエの公認。後輩系ヒロインがここまで強いとは………!

 

「次は僕だ。アビシャグのマス「はい次」あれー…………」

 

なんだったんだ?まぁいいか

 

「でゅふふふ。オッス拙者黒髭。かっこいい奴がいっぱいいるので、ムカつい来たぜ!お義父さん。娘さんをください」

 

「黒髭。合格」

 

「え?………、マジ?バーサーカー氏いいの?拙者でいいの?」

 

あの黒髭を⁈………ダビデ王を落として頭がやられたか

 

「いやだって、海賊のお前が正面から来たからな、真面目なんだなぁーって」

 

「そうなの?なんだか、あなたとは違うダメ人間なのかと」

 

「ダメ人間だろうよ。海賊だから奪うのか支流だろうが、こいつは気の使えるいい奴だよ」

 

「なるほど、じゃあ合格」

 

「……………ウルセェ!さっきから、いい奴とか、真面目だとか、俺は海賊だぞ!テメェらの身内を奪いに来たに決まってるだろうが!「じゃあ不合格でいいの?」ズルい!バーサーカー氏ズルい。拙者が今照れてる場面じゃん」

 

「ティーチ。試練に合格して、俺たちから立香を奪ってみろ」

 

「…………マスターを、幸せにするぜ」

 

そう言って黒髭は出て行った。バーサーカーや白野は見抜いていたようだな。黒髭がどれだけふざけても、マスターを大事にしている事を……

 

「意外。あの黒髭にあんな雰囲気があったなんて」

 

「え?クロってあの人見たことあるの?」

 

「逆に聞くけど、イリヤないの?」

 

「うん。初めて」

 

「ふふ、あとでパパにありがとうと言いましょ」

 

「………………なんのことかさっぱりだ」

 

…………爺さん

 

「まぁ、最悪黒髭がクリアしても大丈夫そうだな」

 

「何言ってんだエミヤ。試練20は黒髭を殺すためだけに作った部屋だぞ?あんなクズにお義父さんなんて許すか」

 

「…………じゃあ、なんだあれは?白野だって」

 

「私も、試練20があるから、今のうちにいい思い出を作っとこうと……」

 

マジかこのクレイジー夫婦。黒髭。骨は、マナプリは拾うぞ……

 

「ふふ、ハハハハハ!ついに来てしまった。失礼。私こそ、マスターに相応しい最良のサーヴァント。アル「バーサーカー。頼まれたあんまんを買って来たぞ。なにをしているアルジュナ?」おのれカルナァァァァ!表に出ろ!」

 

「………出て行っちゃった」

 

「別にいんじゃない?イリヤも食べなよあんまん」

 

「はん!美味しい」

 

施しの英雄もパシリ扱いか…、私はシンプルに肉まん派なんだが…

 

「モグモグ、はい次」

 

「飲み込んでから喋りなよ。ほら口ついてる」

 

「お、あんがと」

 

「イチャつくな!」

 

「なんやねん。妬みか?生涯独身」

 

くっ、なんであいつばかりが所帯を…!

 

「皆さま。立香の嫁の清姫です」

 

「ちょっと、誰が呼んだの?コレ呼んだら話が終わっちゃうよ?」

 

「あら?ダメだったかしら?立香さんの部屋の下から出て来たから……、良かれと思って」

 

「お義父様。お義母様。そしてマスターの家族の皆様!私が作った肉じゃがをどうぞ」

 

肉じゃがだと!肉じゃが、簡単に言ってしまえば日本の代表的な料理だ。その発祥は、東郷平八郎がイギリスで食べたビーフシチューを日本で作った結果、肉じゃが完成したと記憶している。肉、じゃがいも、玉ねぎ、糸こんにゃくなどを醤油、砂糖、みりんで煮立てた料理。肉は豚肉や牛肉、鶏肉を使用するが、我がカルデアではマスターの意向で鶏肉を使用している。そして隠し味に…

 

「肉じゃがの回想が長いよ!いやむやみに賄賂は「美味しいよ」むやみに食ってよ⁈「はい」ん?美味いゾォォォォォォ!」

 

「あら本当に美味しい。はい切嗣」

 

「自分で食べれる。………はぁ。わかった。そんな顔をするな」

 

ふ、成長したな清姫君

 

「………エミヤ先生!私やりました」

 

とりあえず愛は強し。せいぜい苦しめマスター。清姫は審査を通りましたとさ。まぁ次から波乱が起こるのは誰もわからないけどね

 

「超絶かわいいBBちゃんだぞ♡白野先輩と結婚します」

 

「そして来てしまった余!奏者との結婚をする報告をしに来たぞ」

 

「お二人とも面白いですねぇ。私ご主人様と結婚していることを報告しに来ました」

 

「ハッハッハ!面白いなBB、キャス狐よ。余が、大切だからもう一度言うぞ?余が!奏者と結婚するのだぞ?いやもうした。してしまった」

 

「ネロさんは虚言癖がありますから、大丈夫ですか?夢と妄想&想像が現実にジョグレス進化してません?あー怖〜い」

 

「それは貴様であろう?」

 

「「………………ハッハッハ」」

 

「ささご主人様。あんな二人置いて、私と立香さんと三人で暮らしましょう?ね?」

 

「「なにをしている?」」

 

「キャス狐よ!やっぱり貴様は脳がピンクで淫乱だから、そんなことばかり」

 

「髪の色は関係ないじゃないですか!だいたい淫乱なのはあなたもでしょうが!」

 

「お二人とも変態さんなんでご退場してください」

 

「「なんだと!」」

 

いきなり入ってきた見知った三人。アホの隣で青い顔してあわあわ震えている女の関連であろう

 

「ちょっとトイレ」

 

「待って」

 

「いやマジで離してよ。巻き込まれたくないのよ僕」

 

「奏者!」「ご主人様!」「先輩!」

 

「………………………ああああああ!」ポチ

 

悲鳴とも言える叫びと共に、自分の目の前のボタンを押す。押したとともに、白野の席の下が開いて落ちていく

 

「そういう使い方する⁈」

 

「またぬか!奏者」

 

「お話はまだ終わってませんよご主人?」

 

「ふふふ先輩待ってー」

 

「これを機に攻略ヒロインに上がるわ私!」

 

追いかけるようにネロ、玉藻、BB、一人増えてエリザベートが落ちていった

 

「……………お前の嫁おかしいぞ?」

 

「……………知ってる。だから惚れたんですよ」

 

「白野さんはモテるのね。同性に」

 

「…次だ。本来の目的を忘れるな」

 

白野と星4以上がマナプリになっていく様は、まっこと恐ろしい

 

「私よ!マリー・アントワネットっていいます。ここに来ればバーサーカーと友達になれるって聞いたのだけど、エミヤさん。バーサーカーは?」

 

「ん?奴なら……」

 

穴が一つ増えてる…………

 

「まぁトイレだ」

 

「そうなの?あら?そこの穴から気配がするわ!私行くわね。ごめんあそばせ」

 

そう言って穴に入っていった。気配すら感じ始めたか

 

「あの、なんの集まりですか?」

 

「あらセイバー」

 

「なになに?なんのイベント?私も混ぜなさいな」

 

「あ、イシュタルさん」

 

「あのエミヤさんに料理を教えてもらう予定なんですが?」

 

「今度はパールバティ?これって……」

 

「………………」ポチ

 

「あ、エミヤが逃げた!」

 

「私の直感が言っている。追えと、待ちなさいシロウ!」

 

「なに逃げてるのよ!エミヤくん。待ちなさい」

 

「あ?………二人には負けません!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………はぁ、おしまいだ。全くままならないな」

 

「そうね。まさか息子達揃ってこれだもの」

 

「いやー!楽しかった。お腹空いたし、ご飯にしますか」

 

「いやいいんだけど……、マスターさんはコレ知っているの?」

 

「「「多分知らない」」」

 

「ですよねー」

 




クー・フーリン・キャスター
セイヴァーに消された。のちに再召喚

黒髭
試練20で死んだ。ちなみに試練20の内容は、ぐた男×ドレイクを音読することだった

カルナ&アルジュナ
喧嘩しているところを立香に止められる。立香はまだ知らない

岸波白野
月からまた来た。ついでに変なの連れて来た。全融合白野だが、ちゃんとバーサーカーを選ぶ、だって白野が居ないとあいつダメになるよ?マジで

エミヤ
居場所がどんどん無くなる

バーサーカー
彼氏とかマジで許さん!孫?孫は欲しい!マリー?聞こえなーい

衛宮家
家の男衆や息子の嫁とか、トラブルメーカーの集団

藤丸立香
種火から帰ってきたらサーヴァントがマナプリになっていた。まぁまずはバーサーカーを召喚してぶっ殺す

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