衛宮士郎であり、衛宮士郎ではない   作:夢幻パンチ

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初めてそこそこ長く書けた!

だいぶカットカットしましたが、納得は言ってます。誤字があるかも知れませんが、よろしくお願いします


電脳世界でお久しぶり(後)

「バーサーカーは居ないようだな?まぁいい、キャットもバーサーカーには恩がある。あまり傷つけたくはない……、もちろんご主人もだゾ?」

 

「ちなみにどんな恩?」

 

『キャット〜、人参をやろう。ほら俺の下半身にいきり立つ人参を、と話せばバーサーカーさんの為にならないので……、これ以上は!』

 

「バーサーカーの人参は意外と大きいかったゾ」

 

「………立香」

 

「どうする?処す?処す?」

 

「………あのバーサーカーは帰って来ない方がいいような気がするな」

 

「あのバーサーカー。あながちBBの話も本当のような気がします。ほのかにランスロット卿のような雰囲気があります。で実際はどうなんですかガウェイン卿」

 

「普通に人参をあげていましたよ。ですがトリスタン卿の言うように、ほのかにランスロット卿の雰囲気は持っていますね」

 

バーサーカーと別れた後、立香達はカルデアから来た玉藻前。キャスターではなく、バーサーカーのタマモキャットと戦っていた。そしてこの戦いで一番ダメージが多かったのは、居なかったバーサーカーぐらいだ。一方…

 

 

「俺は、No.39希望皇ホープを召喚!」

 

『何してるんですか?』

 

「ババトラル⁈大丈夫だ。かっとビングだ俺!」

 

『誰がババトラルですが!………ああBBだからか』

 

「すまない。奈落の落とし穴だ」

 

「おのれカルナ!」

 

BBにゴミ箱へ落とされた後、バーサーカーはBBに召喚されたサーヴァント、この電脳世界で聖杯戦争をしている野良サーヴァントのカルナと戦っていた。結果コレだ

 

「ァァァァァァァアアア!」

 

「立香!退がってなさい!」

 

「大きい。実に大きい。大きいで思い出したのですが、我らが王は成長したら果実豊満なメロンになるらしいですよ」

 

「まことですかガウェイン卿⁈………私は控えめが良いのですが、見てみたいですね」

 

「ちなみにギャラハットも女体化してるよ」

 

「……カルデア。興味がありますね」

 

「ヘイ!トリスタン。宝具レベル上げちゃいなよ。でも、マシュはダメだよ!私の茄子ちゃんだからね」

 

「メルト。宝具レベルとはなんだ?」

 

「知らないわよ!てか、円卓騎士働け!」

 

タマモキャットを打破した後、タマモキャットを仲間にし、立香達はパッションリップと戦闘中だった。一方……

 

「BBってば酷いのよ!私がアイドルで可愛すぎるからって嫉妬して……、ねぇ聞いてるの小馬鹿!」

 

「エリちゃん。小馬鹿ってね、馬ってあるし、鹿って書いているけど…、動物ちゃうよ?カルナ!お前も言ってやれ」

 

「エリザベート。このバーサーカーは馬鹿では無く。アホだ」

 

「テメー、フォローになってないからな?」

 

「じゃあ馬鹿って、キマイラみたいものなの?ヤダ私気づいちゃった!バーサーカーって、キマイラなの⁈」

 

「ッ⁈」

 

「いやちげーよ!てかお前も、そうだったのか⁈みたいな顔やめろ!」

 

バーサーカーは知った仲の二人と駄弁っていた。しかし着々と進んでいる。そして…

 

「ホラホラ!避けないと当たっちゃうよ」

 

「イヤー!剣の雨なんて初めて!」

 

「ちょっとトリ。寄りなさいよ!」

 

「私は悲しい。ガウェイン卿が消える前に、晴れだと言っていたのに……、天気は雨」ポロロン

 

「あの〜、立香さん。あまり、その、胸を……」

 

「仕方ないじゃないか寄らないと、当たっちゃうよ」モミモミ

 

「………そう言うのは、白野に似たのね。はぁ」

 

「ムフフ。ご主人はアホとスケベを足して、二でかけたようなマスターだからな」

 

パッションリップを助け、仲間にした後、鈴鹿御前と戦っていた。鈴鹿御前の宝具により、大量の剣の雨。現在パッションリップの爪を傘にしている状態。さらに一方……

 

「お、出口だ」

 

「それ、さっき聞いたー!もう何回目よ。出口だと思ったら大量のサクラメイト。あれなんだったのかしら…」

 

「多分、BBが貯蓄していた物じゃねぇか?まっ、バーサーカーが全部虚数空間にばら撒いていたけどな」

 

「見ていて鳥肌すら立ったぞ。スパルタクスも喜んで撒いていたし」

 

「叛逆のバーサーカー。貴公の行動全てが圧政を覆す。素晴らしい。愛ですな」

 

「あれが愛なら、余がシータを想う気持ちはなんだ?」

 

「もしかして愛?ジナコがよく、もしかしてと言っていてな。使い方は合っているはずだ…」

 

「カルナ。あんた無理して使わなくていいわよ」

 

エリザベート、ジェロニモ、アーラシュ、スパルタクス、ラーマ、カルナ、マルタ。立香と別れた後にバーサーカーが仲間にした英霊達だ。

エリザベートは話を聞き、仲良くなり

ジェロニモはまだ理性が残っていたので、カルナが倒し仲間に、アーラシュはバーサーカーをずっと見ていて大丈夫だと思い仲間になった

スパルタクスはバーサーカーが、「BB、ぶっ殺す。BB、圧政。圧政、良くない。OK?」仲間になった

ラーマは理性が無かったが、シータネタで理性が戻った

マルタも理性が無かったが、バーサーカーを見て、ダメ人間認定。改心させなきゃ!仲間になった

カルナ?遊戯王だよ!

 

「アーラシュ。ここどこ?立香見えるか?」

 

「さて………、そうだな。わからん。はははは!」

 

「ダメじゃない!どうすんのよ」

 

「ジェロニモ。何かないか?」

 

「生憎だか、私は精霊に関した事しか出来ん。この電脳世界では、さしずめナイフを持った英霊と言ったところか」

 

「仕方ないわよジェロニモ。バーサーカー。あんたのマスターはどんな格好してるの?ゆっくりでいいから話して」

 

「あ、え、ちょっとカルナ。俺の前に立って」

 

「いいだろう」

 

「赤髪で黒のセイラー服を着た女の子だ。マルタ姐さん」

 

「姐さん言うな!………まぁいいわ。少しずつでいいから治していきましょう。だから怯えなくていいから」

 

「ん?圧政か?」

 

「圧政ではないから、貴様は黙っているといい」

 

「とりあえず行こうぜ。ここに居たって埒があかない。野良サーヴァントは理性があるなら仲間に、無かったらバーサーカーは退がってろよ?スパルタクスは突っ込め。後ろは任せな」

 

「心強い。やはり叛逆の同胞は良いな」

 

とりあえず進む事にした。道中野良サーヴァントからの攻撃があったが、バーサーカー以外で対処。バーサーカー、未だ無傷

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの、あのバーサーカーを見た時………、吐き気がした。数多くの痛みを味わったが、これほど痛いと、これほど気持ち悪いと思った事はない

 

「あの、落としましたよ」

 

そうか、だからどうした?もう、何を落として、何が残っているのかわからない。だから、それはオレのではない

 

「いや、多分貴方のですよ。だって俺は常にあんたの後ろに居たんだ。ずっと貴方を追いかけて来た」

 

人の血すら見た事ない無垢な顔。赤い髪が妙にチラつく。オレの後ろを?なら見てきたはずだ。オレが何をして来たのかを、この真っ赤染まる体を見ろ!今更、今更何を拾えと言うだ……

 

「多分、貴方は…、絶望も、間違いも、多くを経験してきたと思う。でも、でも俺は知っているから、もう地獄の先まで来ているのも知っている。それでも、お前は…………」

 

おかしい。声が聞き取れない。誰なんだ……?お前は、俺は!

 

「聞く必要はありませんよ。そんな戯言。貴方は抑止の守護者。人を殺し、殺し続けて、人々を救うのです。たとえ

 

 

 

その人々を殺してでも……、ね?」

 

 

 

ああ、ああ、変わらない。何も、何も、もう戻れない。戻る事は許されない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「皆さん。もう少し頑張って下さい。BBちゃんがいなければ、みんなぺしゃんこですからね?」

 

「いやぺしゃんこって、ぺしゃんこになったような……」

 

「BB。ありがとう。でも説明はしてもらうから」

 

バーサーカーが居ない立香達。鈴鹿御前を仲間に、BBを打破し、ついに終わりを迎えたと思った。が、黒幕は別だった。裏切りのエミヤ。だがそれを唆し、魔神柱セパルを取り込み、並行世界の自分と融合をした

 

殺生院キアラ

 

全ては彼女によるものだ。そして彼女は自分をビーストⅢと語った。ティマアト、ゲーティア、二名同様に人類悪である。鈴鹿御前、タマモキャット、パッションリップ、ロビンフット、トリスタン、藤丸立香も抵抗試みるがダメージを負わせる事は叶わなかった。結果、サーヴァントはやられ、マスターもやられる寸前にBBが助太刀。時間移動によりキアラと戦う前に移動したが、打開策はない

 

「打開策はない?大丈夫です。BBちゃんがなんとかします」

 

「なんとかって……」

 

「ならBBに任せましょ。立香休みなさい。決戦は近いわ」

 

「うん。でもBBに聞きたい。お父さんはどこ?」

 

「バーサーカーさんは、今、青春してます♡」

 

「は?どういうことよ」

 

「まぁ大丈夫ですからセンパイは休んで休んで」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おい。生きてんだろ?立て」

 

立香達が休んでいる中、バーサーカーは天球シミュレーター室に来て居た。此処では今回の聖杯戦争のマスター達が保存されていた場所だ。立香達が此処でエミヤ・オルタと戦う前に、エミヤが全ては破壊した。殺生院キアラはこの先にいる。お供のサーヴァントは先にいるキアラの方へ。バーサーカーは…

 

「…………………」

 

「そうかよ。まぁいいか。立香が来るまで時間稼ぎをしなければ……、まぁ奴らがしてくれるだろう。BB。俺だけレイシフトしてくれないかな。行くか」

 

「………待て。…………貴様が行った所でなんになる」

 

「あ、喋った。………じゃあどうするんだよ?誰かが助けてくれんのか?ハッ、笑えるね。敵わないから挑むな、死ぬのを待てか?勝手にやってろ」

 

「………クッ、……貴様は何者なんだ?この傷なんか痛みなんて無い。だが、だかな!貴様を見ていると、苛つく、身体中が痛い」

 

血だらけの身体に鞭を打ち、立ち上がるエミヤ。攻撃を受けた時以上に辛そうで、悲しそうだった

 

「………苛つくか、なら言わせてもらうけどな!お前がどんな道歩んだかは知らんがな。…………落ちぶれたなエミヤ」

 

「落ちぶれたな、だと?………貴様に、貴様ごときに何がわかる!理解されてたまるか、多くの人をこの手で殺めた。身体中が真っ赤になるまで血を浴びた。今更、エミヤなど名乗れるか……」

 

「おい。歯、食いしばれ」

 

「ッ!グハ」

 

バーサーカーの拳がエミヤに刺さる

 

「だからなんだ。お前は、お前はエミヤだろうが!立て、今すぐぶち殺してやる」

 

「…ハァ、ハァ、そう言う事か」

 

 

俺が代わリになってやるよ。任せろって!

 

 

「クッ、またか」

 

「よそ見すんな!」

 

は?ジジィ。寝言は寝て言え

 

「ガッ!……調子に、乗るな!」

 

「グァ!弱いんだからもっと優しく殴れ!」

 

お前には負けない。誰かに負けるのはいい。けど、自分には負けられない!

 

「会った時から腹が立っていた。考えずに突っ込んで、トラブルばかり、父親ならシャキッとしろ!」

 

「それは言わない約束だろうが!一番の後悔じゃ!ボケナス」

 

正義の味方。二人の共通点。憧れ、願い、希望、夢。

 

「ッ!………衛宮、士郎!」

 

「ぁぁああ!エミヤシロウ!」

 

まるで中学生の喧嘩のようで、兄弟喧嘩のようでもある。泣きながら、笑いながら殴り合う二人は、まるで友のようだった

 

「……………俺の勝ちだ。エミヤシロウ」

 

「……………ああ、そしてオレの敗北だ。衛宮士郎」

 

「「く、ハハハハハ!」」

 

 

 

 

 

 

『青春終わりましたか⁈』

 

「BB?なんだ暇つぶしか?」

 

『ってわかっているくせに、イジワル!殺生院キアラが逃げました。正確には『BB!何サボってんの!』もう!鈴鹿御前さんうるさい!』

 

「……そうか、あの女」

 

「エミヤ。もう正義の味方なんかになる必要はねぇよ。まだ立てるだろ悪の敵」

 

「ふ、クッ、…………ああ、立ってやるさ正義の味方」

 

『現在メルトが一人でキアラと戦ってます。行くんですよね?』

 

「行くさ。あいつが、救いたいと願った。お前らの為にと言った。岸波白野が守ったお前達を、俺が守らない訳がないだろ?」

 

『………わかりました。実は私こんな事もあろうかと、ビースト対策以外にも、バーサーカーさん専用のチートを作ったんですよ』

 

「なら、勝てるさ。メルトを助ける。ついでにキアラも倒す。いいな?」

 

「問題ないさ。利益は一緒。目的も一緒。終わらせるぞ相棒」

 

「ああ、行くぜ相棒」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふ、ふふ。あははは!逆転。メルトリリス貴方を取り込み、私の勝ち!」

 

「くっ」

 

現在。セラフ虚数の海の中。落ちる殺生院キアラ。下に飛ぶメルトリリス。逃げるキアラにトドメを刺すメルトリリスに魔神柱となった髪が絡みつき、メルトリリスを吸収しようとするキアラ

 

「滑稽。滑稽です。勝った?蟻風情が私に勝つなどありえない。ふふ、最初にあのマスターを殺しましょう。そして、ああ、目に浮かぶ」

 

「見苦しいな、貴様は」

 

完全にキアラの逆転勝ちと思われた。銃声が響き。魔神柱の髪がことごとく切れる

 

「貴方、まだ動けたの?」

 

「フ、アホが煩くてな。静かに寝る事も出来ない」

 

「死に損ない風情がッ!華麗な逆転劇に水を差すなんて、つまらない男!」

 

「まぁそうだろうな。なんせオレは正義の味方ではないのでね。つまらないままでいい。貴様と言う悪党を潰す事が出来るだけで、満足だ。それと…」

 

「ちょっ、今腰に、嘘でしょ?待ちなさい!」

 

メルトリリスの腰にワイヤーを付け、海上へ引っ張る。これでキアラは移る器が無くなり、メルトリリスに受けた傷により崩れる

 

「ぁ、ぁぁぁぁ!私の、私の体が!」

 

「これでメルトは多少なりと別れができるだろう。おい、まだ終わってないぞ」

 

次にキアラが見たのは強く握られた拳

 

「ぁッ!ば、バーサーカー!また、また貴方が、私を、私の邪魔を!」

 

「おい」

 

「悪い。また決まらなかった」

 

メルトリリスを助けるべく来た二人は、エミヤ、そしてバーサーカー。傷だらけの体は限界を既に超えていた

 

「一人では死なない。貴方達も道連れにしてやる!」

 

「おい。ヤバいぞ。死ぬのは覚悟していたが、苦しんで死ぬタイプのやつじゃね?」

 

「それは貴様が一撃で決めんからだろうが!」

 

「いや銃で撃てや!ほら撃てよ!ジャンケンで負けたから俺が殴ったけどな。お前が決めてしまっても構わんのよ?」

 

「あの女を消す前に貴様を消してやる」

 

「上等だヒップホップ」

 

『何してるんですか⁈早くBBちゃんチート使ってくださいよ!」

 

「「忘れてた」」

 

キアラの魔神柱の髪が、突然出て来た無数の手が、迫る。つかみ合っている二人は無数の手に包まれる

 

「く、これで邪魔者は居ない。生きてやる。生きて…!」

 

オペレーション。BBチート

 

「な、なに?」

 

セラフに響くBBの声

 

チート行為を確認

違法により、クラス消失

 

違法により、ステータスにバグ

 

違法により、霊基維持不能

 

違法違法違法違法違法違法違法違法違法違法違法違法違法違法違法違法……………

 

 

 

 

 

再構築しました

 

 

 

 

 

再構築により英霊『■■■■』

 

 

 

クラス再構築。新たなクラスになりました。クラス……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

セイバー

 

 

「ッ!」

 

二人を包んだ。魔神柱の髪、無数の手は一瞬にして細切りになった。エミヤは変わらずだが、バーサーカーの手には

 

「やれやれそう言うチートか、久方ぶりに投影したぞ」

 

「へ、よく言うぜ。握り心地抜群だ」

 

干将莫耶が握られていた

 

「セイバー?セイバーですって?……デタラメ過ぎる。分からない。理解出来ない。貴方ごときが、力が弱まっている私が、貴方より下だと言うのか⁈バーサーカー!」

 

「……お前の間違いを言ってやる。確かにお前は欲に忠実だ。もっとも人間らしいよ。だがな、岸波白野が守ろうとした者をお前は蔑ろにした」

 

「関係ない貴方が、関係ない貴方が!」

 

「大有りだ!俺は、俺達は!桜の味方だ。BBが、リップが、メルトが辛そうで、悲しそうなら。俺が全部ぶっ壊してやる!人類の滅亡もビーストⅢも勝手にやってろ。俺は俺の守りたい者を守る」

 

キアラ。絶句した。人類を守るサーヴァントが人類を、世界を放棄して、ここにいる。ダメだ

 

勝てない。この男には勝てない。また負ける。また

 

「お遊びは、おしまいだ」

 

「ここで決めるぜ!」

 

 

 

 

 

「最後に言っといてやる。メイヴちゃん最高ー!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「また、落としたぞ」

 

ああ、知っている。だが、いいんだ。もう…

 

「諦めたのか?」

 

諦めてはない。ただ、気にならなくなっただけだ

 

「そっか。よかったなエミヤ」

 

ふ、ああ。痛みも引いて来た。聞いてくれるか?

 

「ああ」

 

正義の味方にならなくていいらしいぞオレは

 

「そうか」

 

ああ、我武者羅に目指したものは、結果こんな風に崩れた。だが、俺のやってきた事は、間違っていて、後悔だらけだったとしても、その果てに誰か一人でも助かるのなら、このままでいいと思った

 

「………やっぱりエミヤは、エミヤだよ。俺はそれが、お前の答えが聞きたくて、お前を追ってきた。例へそれが最悪な答えでも、俺は構わない。でもな……、もう一人で歩くな。今度からは、俺が一緒歩いてやる」

 

チラついていた赤い髪は白くなり、顔がハッキリしてきた

 

「そうか、なら、もう少し歩くとするよ。友よ」

 

「カッカカ!休業休業。駄弁りながら行くべ。なんか話せよ」

 

間違った道を歩んだ者は、必ず何かしらの罰がある。だが人は変われる。無くしたものばかり後悔し、足踏みをしては何一つ掴めない。今からオレは、俺はその先に進む事にする。だだ1だった地獄が2になっただけだ。だが悪くない。正義の味方と言う夢は潰えた。だがまぁ……

 

「ああ、あのさぁ…」

 

正義の味方の味方は、存外やり甲斐がある




藤丸立香
騒動終了後、メルトとリップを召喚。とりあえず、「ありがとう」と……、気がかりなのは、時間移動で戻ってきたはずなのに、父親が居ないこと、そして召喚されないことだけだ

メルトリリス
メインを取られてご立腹。でも引き上げられる寸前に見た二人の背中はかっこよかったと……

パッションリップ
サクラファイブの中で一番まとも、バーサーカーは喋れない。結構気にする。今回は会う機会がなかったが、友達にはなりたいようだ。第二のコミュおばけ

トリスタン
ワイヤー作戦の中、永遠に続くのではないかと思うジャンケンを見せられる

BB
数ある並行世界の中で、バーサーカーが居る世界は少ない。だが、全ての世界でバーサーカー用のチートを作っている。ある意味、彼女は賭けに勝ったのだ。実はFGOでバーサーカーに聖杯を使っている

殺生院キアラ
並行世界の自分と融合して、バーサーカーに負ける未来を見た。だが実際見て、弱いと判断。結果負ける。アルターエゴの為に命を賭けたバーサーカーを見て、自分も、と…………

エミヤ・オルタ
バーサーカーとは初対面。初対面あれなの?バーサーカーの事は衛宮士郎として見ている。崩れた理想の果てに、たった一つの理解と、たった一人の友を得る

バーサーカー
BBチートにより、消滅。再召喚待ってて、呼ばれたと思ったら、ぐだ子ではなく、ぐだ男。月ではザビ男だったりと、ワケワカメ。しかもジャンヌや、金時もバーサーカーを知らないときた。やばい原作だと思ったが、「なぜ貴様がいる?」とエミヤは覚えている。後にちゃんと戻れた

エミヤ
自分の知らぬ所で、友達と自分のオルタが仲良くなっていて、複雑

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