CODE:BREAKER -Another-   作:冷目

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というわけで、人見篇スタートです!
私、彼が大好きなのでこの章は本当に気合い入れてます!
では、どうぞ!





人見篇
code:08 罠


 「お願いします! オレを『コード:ブレイカー』にしてください!」

 「駄目だ。さっさと帰れ」

 ある日の夜中。国会議事堂の中のある部屋で、一人の少年がローブを羽織った数人の男たちを前に叫んだ。

 「何度も来るその精神は褒めてやる。それでもお前に与える『コード:ナンバー』は無い。わかったら帰れ。二度と来るな」

 「お願いします! オレはどうしても『コード:ブレイカー』になって悪を裁きたいんです! 一生下っ端でもいいです! お願いします!」

 もはや何度も聞いた拒否の言葉。それでも少年は叫び続けた。すると、今まで閉まっていた入り口の扉が開いた。

 「……?」

 「誰だ。……ん? お前は……」

 少年は振り向いて扉を開けた人物を見た。後ろから月光が射しているため顔は見えないが、細長い体系をしていることはわかった。入ってきた人物が誰だかわからない少年に対し、ローブを羽織った男たちはそれが誰なのかわかっているようだった。

 「突然すみません。ちょっと言いたいことがあったので」

 そう言いながら、その人物は少年に近づいた。声の感じからして男性だろう。

 「ここまで言ってるんです。認めてあげてもいいんじゃないでしょうか?」

 「……!」

 少年にしてみれば希望と受け取れる言葉だった。誰かは知らないが、自分の望みを叶える手助けをしてくれようとしている。

 「黙っていろ。いくらお前でも決定権は我々にある」

 「面倒は私が見ます。だからエージェントも必要ありません。彼ならどんな条件を出してもやれると思いますよ。ね?」

 男は少年を見た。少年はしばらく黙っていたが、しばらくして力強く言った。

 「はい!」

 「彼もこう言っています。『コード:ブレイカー』が増えるのはあなた方にとっても悪いことではないでしょう? どうですか?」

 「……だが」

 「面白いじゃないか」

 再び扉が開く音がした。しかし、それは先ほど入ってきた男とは真逆の方向。ローブを羽織った男たちの方にある扉が開いたのだ。そこから出てきたのは、今の日本人なら誰しも見たことがあるはずの人物だった。

 「藤原総理!」

 少年が心底驚いたような顔をした。対して藤原は、小さく手を挙げて微笑んだ。

 「初めまして、だね。君のことはよく知っているよ」

 「……総理のあなたがなぜここに? こいつは我々が……」

 「いや、大した用じゃないよ。ただ、彼に『コード:ナンバー』を与えようと思って来ただけさ」

 「な!?」

 「え!?」

 藤原の発言に、ローブを羽織った男たちと少年は驚きの声を上げた。

 「な、なぜ!?」

 「ここまで熱心に頼みに来るんだ。彼はきっと役に立つ。それに、彼は来るたびにこちらの警備を抜けてやってくる。その技量と異能は評価すべきだろう?」

 「…………」

 男たちは藤原にそれ以上の反論はしなかった。そして、呟くような声で確認した。

 「……本当によろしいんですね?」

 「ああ」

 そう言うと、藤原は少年の方を向いた。

 「それでは君を『コード:ブレイカー』の『コード:07』として迎えよう。ただ、このナンバーは特例として認められたナンバーだ。色々と特殊な条件はあるだろうが構わないかな?」

 「は、はい! もちろんです!」

 「よろしい。じゃあ期待しているよ。『コード:07』」

 そして、藤原は部屋から出ていった。男たちもそれに続いて退室する。部屋には、『コード:07』となった少年と、途中から入ってきた男のみが残った。

 「おめでとう! 君は晴れて『コード:ブレイカー』に、私たちの仲間になった。それにしても『07』か。なんだか特別な感じがするね」

 「あ、ありがとうございます」

 男は拍手しながら少年に近づいた。しかし、少年の前に立つと拍手をやめ、先ほどよりも真剣さがこもった声で言った。

 「だけど、わかっているよね? 『コード:ブレイカー』となったからには、もう普通の生活には戻れない。『存在しない者』となり、その背中には罪の十字架を背負うことになる。苦しみも伴うだろう……。それこそ、普通に生活していれば味わうことのないような苦しみを……」

 少年はゴクリと唾を飲んだ。男の迫力に完全に怯んでいたためだ。

 「逃げ出すことも許されない。逃げ出せば消されるだけ……。それでもいいんだね?」

 「は、はい!」

 少年は力強く答えた。すると、男はポン、と少年の頭に手を乗せた。

 「いい答えだ。大丈夫。さっき言った通り君の面倒は私が見る。君を立派な『コード:ブレイカー』に育てると約束しよう」

 「は、はい! ……あの、それであなたは?」

 少年が尋ねると、男は声を出して笑った。

 「ハハハ! そういえばまだ名乗っていなかったね。ゴメン、ゴメン。あ~、でも自己紹介か。そんなに得意じゃないんだよね。ふわぁぁ……。ま、名前を言えばいいかな」

 男はあくびをしてポリポリと頭をかいた。そして、男はスッと右手を差し出した。

 「私は人見(ひとみ)。『コード:ブレイカー』のエース、『コード:01』の人見だ」

 そこで、やっと男の……人見の顔が見えた。髪は肩口まで伸び、後ろで団子のように束ねている。そしてその顔は、先ほどの藤原総理のように微笑んでいていた。少年は、人見と固い握手を交わした。

 これが、今では夜原 優と名乗っている少年と、今では裏切り者として敵となった元『コード:01』人見の出会いだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「人見さんが……!?」

 ある日の夜。優の携帯電話に大神のエージェントである神田から電話がかかってきた。その内容は、元『コード:ブレイカー』人見が藤原総理を街中で襲撃したというものだった。幸い、大神と刻の手により総理は無事で市民から怪我人は出なかったらしい。

 「そうか……、わかった。今、総理は? ……輝望高校に? なるほど、考えたな。よし。オレも大神たちと合流する。……ああ。そうか。アジトの場所がわかっただけでもこちらにしてみれば有利だな。気を付けてくれ」

 神田から大神たちが輝望高校にいること、神田たちエージェントは人見のアジトの場所を突き止めたことを聞くと、優は電話を切った。今は“エデン”から支給されたアパートの自分の部屋にいた。誰もいない部屋で、優はポツリとつぶやいた。

 「人見さん……いや、人見……。なぜ総理を……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 「夜の学校か……。やっぱり雰囲気が違うな」

 神田の連絡を受けた優はすぐに輝望高校に向かった。時間が時間のため、電気などまったく点いていない闇の世界。まるで昼とは別世界のように感じた。

 だが、それは今の優にとっては困ることでもある。藤原総理を匿っている大神たちが学校のどこかにいることはわかる。ただ、状況的に電気を点けられないから居場所の特定が難しいのだ。すると、優はポツリと呟いた。

 「常に相手の裏をかき二の手三の手を考える……。あの頃の人見だったら、大神たちのこの選択は高評価だろうな」

 過去を思い出しながら歩き続ける優。すると、彼の耳にある音が聞こえてきた。

 「……ピアノ?」

 誰もいないはずの夜中の学校で、ピアノが鳴る。学校の怪談ではありきたりなものだが、それで怖がるほど優は初心ではなかった。だが、違和感は感じていた。なぜなら、聞こえてくるピアノの音に殺気が感じられたのだ。殺気が感じられたのが気になるが、おそらくこのピアノの音の出所に大神たちがいるのだろう。

 「居場所を教えてくれるのはありがたいが、少し恐ろしいな……」

 そう言って、優はピアノの音の出所である音楽室に向かった。

 

 

 

 

 

 

 「やっぱりここか」

 「んだよ。お前も来たのかヨ」

 「神田から連絡が来てな」

 音楽室は教室の位置的に見ても最も狙撃されにくい場所であった。おそらく、大神たちはそれを配慮してここにしたのだろう。

 すると、もはや見慣れた気がする場違い人物を見つけた。

 「夜原先輩! 先輩も来てくださったのですね!」

 「まさかとは思ったが、やっぱりいるのか……」

 そこにいたのは、桜と『子犬』だった。今回も大神についてきたらしい。

 とりあえず桜のことはスルーすることにして、優は先ほどから気になっていたことを聞いた。

 「ところで、さっきのピアノは誰だ? おかげで場所がわかったんだが」

 「先輩。実は大神が弾いたんです」

 「へえ。見事な演奏だったな」

 「…………」

 大神はそっぽを向いた。すると、桜がニヤニヤと笑いながら言った。

 「いえいえ先輩。大神は人見先輩殿にコテンパンにやられたのが悔しくて、弾いたんですよ。さっきのピアノには尋常じゃない殺気が感じられたでしょう?」

 確かに、優と違って大神と刻は一足早く人見と接触している。その時に戦闘もしたが、大神は手も足も出なかった。先ほどのピアノにはその時の無念が込められたのだろう。

 しかし、優は殺気がこもった理由よりも桜のある言葉が気になった。

 「桜小路。人見先輩殿ってなんだ」

 「え? 人見先輩殿は『コード:01』、みんなの先輩だったのでしょう?」

 キョトンとした顔で言う桜。すると、優は桜から視線を外し殺気が灯った目をした。

 「先輩じゃない。今の人見は悪。俺たち『コード:ブレイカー』が裁くべき悪だ」

 「せ、先輩……?」

 先ほどのピアノ以上の殺気を放つ優。それに驚く桜だったが、刻が気にせず横槍を入れた。

 「そんなことはわかってるっつーの。悪になった以上、オレが裁く。お前がいても役に立たねーだろうガ。対異能者戦が苦手なお前に人見は倒せない。大人しく帰って寝てればいいのニ」

 「……足は引っ張らない」

 優に突っかかった後、刻は藤原総理の傍にまで寄った。ちなみに、今の総理は気絶している。

 「しかし、こんな奴を護るためだけに二人の『コード:ブレイカー』、そして犬野郎を呼ぶとはナ」

 「刻君。こんな奴などと言ってはいかんぞ。お父上であろう」

 「…………」

 桜の言葉に刻は黙った。桜の言う通り、刻と藤原総理は親子関係にある。ただ、『コード:ブレイカー』である刻にしてみれば親子関係などすでに関係ないのだろう。だが、彼の様子からはそれだけではない何かを感じるようだった。

 「あまりしゃべってると敵に見つかる。気をつけろ」

 優が二人の会話を止めた。大神が窓から外の様子を見ているため、異変があればすぐわかるが相手を考えると警戒を怠るのは危険だった。

 すると突然、音楽室の扉が開いた。彼らは一斉に扉の方を見て構えた。だが、そこにいたのはよく知る味方の顔があった。

 「神田先生!」

 そこには、今は人見のアジトにいるはずの神田がいた。入ってきたのが神田ということで大神たちは構えるのを止めた。そして、桜が神田に歩み寄っていった。

 「神田先生、何かあったのですか? とりあえず中に……」

 続きを言おうとしたその時。桜の目の前で信じられないことが起こった。

 「ッ!? 神田先生!?」

 神田が桜に銃を向けた。さらに、彼女の後ろからはスーツを着て銃を持った男たちが現れた。

 「先生、何をしているのですか!?」

 「人見か……!」

 「ダナ」

 「異能で操られているな」

 状況が理解できぬ桜とは対照的に、大神たちは瞬時に何があったのかを理解した。そして、迅速に行動を開始した。

 「ピアノの後ろ移動するぞ。桜小路さんはオレが引っ張ってきますが総理は?」

 「オレが移動させる」

 「弾はオレが止める! 早くしろ!」

 その後、大神が桜の手を引っ張ってピアノの陰に移動させると神田たちは発砲してきた。刻が『磁力』でそれを無効化している間に優が藤原総理をピアノの陰に移動させた。

 「こ、これが人見先輩殿の異能? 確か先輩殿の異能は『電力』では……」

 「知っていたのか。なら話は早い。人見は脳の特定部分に電気刺激を与えることで人格を麻痺させて操ることができる。今の神田たちは人見の操り人形ってわけだ」

 神田たちが敵対した理由を説明する優。すると、『脳』という単語を聞いたことで桜が優の事を見た。

 「先輩! 『脳』の異能を持つ先輩なら神田先生たちを元に戻せるのでは!?」

 「……無理だ。オレが異能を使っても、彼らの脳から人見の異能である『電力』は消えない。オレに異能を消すなんて芸当はできないからな」

 「そんな……」

 見つけたと思った希望が否定された。こうなった以上、総理を護らなければならない彼ら『コード:ブレイカー』がすべきことは決まっていた。

 「……ッ! 桜小路!」

 「え……?」

 「チッ……!」

 優が声を荒げた。桜の後ろに、いつの間にか近づいてきたエージェントが刃物を構えていたからだ。大神は、エージェントの刃物を持った手を殴り、その手から武器を落とさせた。そして、大神は手袋を外した左手でエージェントの顔を掴んだ。

 「……燃え散」

 「やめろ大神! 仲間だろう!」

 『青い炎』で燃え散らそうとすると、桜がその手を無理やりひっぺがした。

 「バカが! ふせろ!」

 「ぬお!」

 大神が桜の頭を床に押し付けた。すると……

 「……!!」

 「な……! 味方を……!?」

 桜を襲ったエージェントは、他のエージェントが放った銃弾により蜂の巣になった。

 「彼らにはもう敵味方の区別すらついていない。あいつらを殺さなければオレたちが……総理が死ぬ。だから殺すしかないんです」

 「だが……!」

 「心配いりません。エージェントは『コード:ブレイカー』に関わる者。彼らも死ぬ覚悟はできています。たとえ死んでも『存在しない者』だから死んだことにすらなりませんから」

 大神が冷静に、残酷な現実を桜に突き付けた。すると、桜はとんでもない行動を起こした。

 「ふざけるな! そんなことは……絶対にさせーん!!」

 「な……!」

 「ハァ!?」

 「正気か……!?」

 なんと桜は、藤原総理をおぶって窓から外に飛び出した。普通ならばただの自殺行為。しかし、桜は下の階のベランダの手すりを上手く使いあっという間に地面に着地した。

 「神田先生たちを殺さずとも藤原総理は私が護る! なにが『死ぬ覚悟はできてる』だ! カッコつけるな、大神!」

 着地した桜はそのまま走り去った。桜に武道の心得があって体を鍛えていることは大神たちもわかっていが、大人の男をおぶった状態とは思えないほどの速さだった。すると、神田たちは桜を追って音楽室を出た。

 「あのバカ珍がー!!」

 「ナイスネーミングだな」

 「言ってる場合カ!」

 「相変わらず読めない行動ですね」

 「関心すんナー!!」

 その後、彼らも桜の後を追って音楽室を出ていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 「だめだぁー!!」

 桜が叫びながら神田にハグした。すると、桜から光が放たれた。あの時、春人を燃え散らそうとした大神の『青い炎』を打ち消したあの時と同じ光だ。

 桜が藤原総理と共に音楽室を脱出した後、二人の元には神田がいち早く追いついた。そこに大神たちも合流し、大神が主人(マスター)として神田を殺そうとした。桜は、それを止めるために神田にハグしたのだ。

 桜から放たれた光が治まると、神田が頭を押さえて起き上がった。

 「いたた……。さ、桜小路さん? いきなり抱きついたりしてきたりしてどうしたの?」

 そこには、いつもの神田がいた。先ほどまでのような操り人形の感じはしない。

 「おお! 元に戻ったのですね! 先生の大神に対する忠誠心……いや! 忠義の勝利です!」

 「えー!?」

 再びハグする桜に神田は意味がわからずに戸惑っていた。その様子を、大神たちはただ傍観していた。そして、大神たち三人は小声で話し出した。

 「『忠義』だってヨ……。あれだけ珍種の力を炸裂させたくせニ」

 「珍種の力は俺の『青い炎』以外の異能も打ち消せるんですね。面白い」

 「触れられた状態だと異能が使えなくなるのは知っていたがな。まあ、面白かどうかは置いといて、勝機は見えたな」

 優が言うと、未だ人見に操られている神田以外のエージェントたちがこちらに向かってきた。

 「ダナ。あいつらも桜チャンの珍種ハグ攻撃で……」

 その瞬間、エージェントたちの頭が一瞬で黒焦げになった。

 「……脳に与える電気刺激を強くして感電死させたカ」

 刻が冷静に判断した。すると、外から敵である男の声がした。

 「使えなくなったオモチャは敵に戻る前に処分しないとね」

 「人見……!」

 大神たちがいた場所の窓から見える場所、校舎と校舎をつなぐ外階段に人見がいた。だが正確には……人見たちがいた。そのことには大神たちもすぐに気付いた。

 「誰かいるな……」

 「アア。6……いや7人ダナ」

 「ご名答。さあ、こっちのオモチャは珍種が助ける前に死んじゃうと思うよ?」

 そこにいたのは、あおばやツボミ、紅葉といった大神と桜のクラスメイトたちがいた。その手にカッターやナイフなどの武器を持ち、それを自分に向けながら。

 「あおば! みんなー!!」

 「驚いたかい? 神田から得た情報を元に、神田に連絡させたんだよ。ここに来るようにね。……大切な友人なんだろう?」

 人見が人差し指でこめかみをトントンと叩いた。昔からの人見の癖だ。その癖ができるほど、人見は余裕ということなのだろう。だが、それはその通りで状況的には大神たちが圧倒的に不利だった。

 「どうだい? エージェントの死はなんとか目を瞑れても、一般人……しかも友人が死ぬのは見過ごせるかな? 総理と友人……。交換といかないかい?大神君」

 一難去ってまた一難。人見は究極の選択を彼らに突き付けた。




CODE:NOTE

Page:1 『コード:ブレイカー』

 様々な理由で罰せられない法で裁けぬ悪を裁く存在。彼らは名前・国籍・戸籍など個人を特定できるもの全てを抹消され、『存在しない者』として生きる。仕事を円滑に進めるために学生や社会人として暮らすこともあるが、その時の個人情報は全て偽りのもの。謎の組織“エデン”の指示の下で活動している。詳しいことは不明だが、“エデン”自体が表には出ない政府の組織であり、『コード:ブレイカー』が悪を裁いたことを情報操作等で完璧に隠すほどの力を持つ。また、『コード:ブレイカー』は全員、異能という人を越えた力を操る。現在、『コード:ブレイカー』は六人の存在が確認されている。

※作者の主観による簡略化
 政府のお偉いさん公認の殺し屋、ですかね。



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