CODE:BREAKER -Another-   作:冷目

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二か月ぶりの投稿です!
遅くなって申し訳ありません!
さて、今回から再び番外篇として小話や裏話などやっていきたいと思います!
今回のテーマは「もしも○○が□□だったら」です!
台本形式で基本的に中の人関係のネタです!(優は除きます)
では、どうぞ!





番外篇
code:extra 6 If stories


 もしも大神の異能が『変換』だったら

 

 

 

 

 

桜「刻君、大神の異能とは何なのだ?」

刻「大神の異能? ん~、口で説明すっとメンドくせーんだよナ~」

桜「説明が難しい異能なのか? では、百聞は一見に如かず! 実際に見てみるのだ」

刻「……後悔しないといいケド」

桜「?」

~夜~

零「オラオラァ! あんだけ偉そうにしてたくせに何だ、その逃げ腰はぁ! もっと抵抗してみろよぉ!」

悪「ひいぃぃぃぃ!」

零「さ~て、問題です。このオレ、大神 零は……はたして何をやっているでしょう! 答えは……ベクトル『変換』だ、クソ野郎ォォォ!」

刻「大神の異能は『変換』。力の向きであるベクトルを『変換』することで、ちょっと触っただけでもトンデモネー威力になるし、どんな攻撃も跳ね返せる。そう考えると万全の異能だが……」

零「さあ! スクラップにしてやるぜぇ! ハハハハァ!」

刻「異能を使いだすとなぜか狂暴になるのが唯一にして最大の問題なんだよナ……」

零「オラァ! まだ終わらねぇぜ!」

桜「やめるのだ! 大神!」

零「あぁ? 誰かと思えば珍種じゃねぇか。オレの邪魔すんじゃねぇよ!」

桜「やめぬ! お前のはただの暴力だ! 私の拳で目を覚ませ! 大神!」

零「ハハハ! テメェなんかがオレに勝てるわけ──ぐはぁ!」

桜「痛みを感じ! 心を入れ替えろ! 大神ィ! 今のお前を見ろ! お前は強いが、弱いのだ!」

零「くそぉぉ! 異能が使えねぇぇぇぇぇ!」

刻「ナルホド……異能が効かなくて腕っぷしが強い桜チャンは大神にとって最悪の敵ってワケだ」

零「ちくしょぉぉぉ!」

 

 

 

 

 

もしも桜が生徒会長だったら

 

 

 

 

 

零「おはようございます、桜小路さん。今日は先に行っていたんですね。何か急な用事でも──」

桜「違う!」

零「は?」

桜「この腕章が目に入らぬか、大神! 今の私はただの桜小路 桜ではない! 生徒会長の桜小路 桜だ!」

零「急にどうしたんですか? また刻に騙されたんですか?」

桜「刻君は関係ない! 実は昨日……」

~回想~

桜「む? 私の下駄箱に封筒が入っているぞ。何々?」

『桜小路くんへ 突然ですまないけど、明日一日だけ私の代わりに生徒会長をやってもらいたいんだな。急用ができてしまって明日はどうしても学校にいることができないんだ。封筒の中に腕章が入っているから明日一日、それを着けて生徒会長として活動してね! いかにも、生徒会長より」

~終わり~

桜「というわけだ」

零(学校にいたところで姿見せないくせに何言ってんだ……)

桜「だから大神。今日一日は私のことは『会長』と呼ぶのだ」

零「わかりましたよ、会長。とりあえず教室に行きましょう」

桜「いや、私はここで生徒たちの服装をチェックしているのだ。生徒たちの服装をチェックして校則に沿った服装に直させるのも生徒会の仕事だと平家先輩から教わった」

零(余計なことを……)

平「フフフ……」コッソリ

桜「だから私はここにいる。心配せずとも授業には遅れない。それに──ん?」

零「いや、オレはそんな心配をしているのではなく──」

桜「大神ィ!」

零「な、なんですか?」

桜「なんだ、その制服の着方は! ちゃんと上までボタンを閉めろ!」

零「今更ですね……。上まで閉めると苦しいんですよ。別にいいじゃないですか」

桜「よくない! 私を見ろ! そのような着崩しは一切していないぞ! なぜなら私は!」

零「生徒会長だから、でしょう。もうそれはいいですから──」

桜「締まりの悪い女とは思われたくないからな!」

零「……は?」

桜「む、またか。どうもこの腕章を着けてから上手く言葉が出ないな。大神の言う通り生徒会長だからと言おうと思ったのに」

零「今すぐ外してください!」

 

 

 

 

 

もしも刻が正義感溢れる少年だったら

 

 

 

 

 

悪「ヒャッハー! どんどんぶっ壊してやるぜ!」

桜「ヤクザが暴れているのだ! 大神! 早く止めるのだ!」

零「止める必要はありません。全員、燃え散らします」

刻「やめろ!」

零「刻……?」

刻「奴らを燃え散らしたら奴らの仲間が仕返しに来る! そうやって戦火は広がっていくんだ! そうまでして戦争がしたいのか! アンタたちは!」

桜「おお! 刻君が正義に目覚めたのだ! 大神も見習え!」

零「どうしたんですか? 刻。桜小路さんのバカが移りましたか?」

桜「なんだと!」

刻「そうやって人をバカにして! お前にその権利があるのか! こうなったら意地でもお前にわからせてやる! お前自身の愚かしさを! 今! ここで!」

零「フ、面白い。後悔するなよ、刻!」

刻「オレの『磁力』なら、どんな奴が相手でも!」

零「燃え散れ!」

桜「あー! なぜいつもこうなるのだ! 二人とも! やめるのだ!」

ギャー ギャー

悪「あの……オレたち無視?」

 

 

 

 

 

もしも遊騎がもっさりしてたら

 

 

 

 

 

遊「…………」

刻「相変わらず遊騎は何考えてっかわかんねーナ。少しは何か喋れよ」

遊「……めんどい」

桜「むぅ、遊騎君がこんな調子だと話が広がりづらいのだ」

零「桜小路さん。その発言は危ういのでやめてください」

桜「む?」

刻「ま、話が広がらねーなら質問とかして広げればいいシ。つーワケで大神君よろしく」

零「桜小路さんに任せます」

桜「私か? では……遊騎君、今の生活は楽しいか?」

遊「別に……。楽しい必要ないと思うし……。めんどいこともあるけど」

桜「そんなことはないぞ。楽しい方がいいに決まっている。大神だって学生生活を楽しんでいるからな」

零「誰がですか。勝手なこと言わないでください」

刻「そーカ? 案外、楽しんでんじゃねーノ? エロ神クン」

零「燃え散れ!」

刻「ギャハハハ!」

桜「こら! 二人とも!」

遊「……シャワー浴びたい」

 

 

 

 

 

もしも平家がオレ様だったら

 

 

 

 

 

刻「グハァ!」

零「刻!」

桜「顔が真っ青だ! 一体、何があったのだ!?」

刻「へ、平家が……!」

零「平家!? またか!」

平「これはこれは。大神君と桜小路さんではないですか。ちょうどよかった。あなた方も刻君と同じように、私に漫画を献上してください」

桜「漫画……ですか?」

零「なぜオレたちがあなたのために自分の物を献上しなければならないんですか?」

平「決まっています。なぜなら私は『コード:02』。私より下であるあなた方は私の支配下。つまり、私の物は私の物。あなた方の物も私の物なのです」

遊「めちゃくちゃやし」

平「もちろんお礼はしますよ? 私が心を込めて作ったスペシャル☆シチュー、さらに私のパーフェクト☆ライブに無料で招待しましょう。ちなみに刻君にはすでにお礼はしました」

零「まさか、刻がこんな状態になっているのは……!」

平「ああ、忘れていました。優君も、でしたね」

優「」グッタリ

桜「夜原先輩が向こうで倒れている!」

平「刻君は途中で倒れてしまいましたが、優君はシチューは完食しライブも全て聞いていきました。だからあんなに感極まって失神しているのです」

遊「あかん。ななばんの心音()がどんどん弱くなっとるし」

桜「大変だ! 早く治療を!」

平「ならば私がエキセントリックなハード☆ライブを! ミュージック☆スタートです!」

零「やめろぉぉぉぉぉぉ!」

 

 

 

 

 

もしも人見がとてつもなく偉そうだったら

 

 

 

 

 

零「お待たせしました」

人「遅い。主を待たせるとは何事か」

零「あなたはいつオレの主になったんですか」

人「そうだな、この世に生を受けてから……と言ったところか」

零「……それで? 今日のバイトの内容は?」

人「いつもと同じ、下賤な輩を滅するだけだ。私はここにいる。突撃するのはお前に任せる」

神「ひ、人見さん。仮にも『コード:01』なんですからもう少しやる気を……」

人「ふむ……姫が望むのであれば、私も華麗に参戦してもよいが」

神「いい加減、私のことを姫と呼ぶのはやめてください!」

零「なんでもいいから動いてください。エージェントである神田も迷惑しています」

人「ではしょうがない。行くぞ、家来よ。今から姫のために!」

零「誰が家来だ、誰が!」

~バイト中~

悪「オラァ!」

零「燃え散れ!」

悪「ヒャハハハ!」

人「なんたる混沌。私には相応しくない場所だな。やはり家来であるお前に任せる」

零「はあ!?」

人「では私は姫と共にお茶を楽しむとしよう。さらば」

零「人見ィィィ!」

 

 

 

 

 

もしも優が熱血野郎だったら

 

 

 

 

 

桜「うぅ、授業でわからないところがあったのだ。大神、教えてくれ」

零「嫌です。優にでも聞けばいいでしょう」

桜「おお、その手があったな。……って、お前が面倒くさいだけだろう!」

零「どうでしょうね」

桜「もういい! 夜原先輩を呼んで叱ってもらうのだ!」

零「目的変わってませんか?」

~数分後~

優「大神ィ!」

零「なんですか?」

優「歯ぁ食いしばれぇぇぇぇぇぇ!!」ドゴォ

零「ぐはっ!」

優「……目ぇ覚めたか? オレも昔、迷って他人に当たったりした。けど殴られて目が覚めた。今ならまだやり直せる。間違いなら正せばいい。そうだろ?」

零「急に来て人のこと殴るような人の話なんて聞く気はありませんよ……。桜小路さん、あなた一体どんな説明をしたんですか」

桜「う、ぐす……」

零「なんで泣いてるんですか!」

桜「泣かずにいられるか! 今の夜原先輩の言葉は私の胸に突き刺さった! 先輩! 私が今後、迷うことがあれば私のことも殴ってください!」

優「当然だ! だから失敗を恐れず、思いきりやれ!」

桜「はい! あ、ところで先輩。授業でわからないところがあるのですが」

零「話題転換が急すぎませんか?」

優「勉強なんて簡単だ! お前に勉強をする上で大切なことを教えてやる! よく聞け!」

桜「はい!」

優「『気合』だ!」

桜「『気合』!?」

優「そうだ! 『気合』があればどんな壁も乗り越えられる! いや! ぶっ壊せる! オレは今まで、そうやって困難をブチ破ってきた!」

桜「おお! さすが夜原先輩です!」

優「当たり前だろう! オレを誰だと思っている! 無理を通して道理をブッ飛ばす! 『コード:07』の夜原 優だ!」

桜「うおおおおお!」

零「……オレ、帰っていいですか?」

 

 

 

 

 

もしもCODE:BREAKERのジャンルが違っていたら

 

 

 

 

 

平「というわけで、『もしもCODE:BREAKERのジャンルが違っていたらどうなるか』という話をしていきましょう」

刻「ハ? 急にナニ?」

平「質問は受け付けません。受け付けるのはこのテーマに対する答えだけです」

刻「いや、意味わかんネェ!」

零「下手に反抗せず、適当に答えた方がいいですよ。平家の場合、何をするかわかったもんじゃありませんから」

刻「ぐ……!」

平「刻君も納得したようですね。では、どなたからでも。自由に意見を述べてください」

桜「はい!」

平「おお、早いですね。では、桜小路さん」

桜「熱血格闘モノ!」

零「そこに対応できるのはあなたと優しかいません」

優「オレとこいつを一緒のくくりにするな」

遊「『にゃんまる』」

刻「そんなジャンルねーヨ!」

平「やはり、私が考えるアダルt──」

零・刻『却下!』

桜「じゃあ、二人は何が良いと思うのだ」

零「……普通に学園モノでいいんじゃないんですか? 全員、生徒会だったり同じクラブに所属している……とかよくあるじゃないですか」

~想像中~

零「準備は良いですか?」

刻「バッチシっしょ」

遊「いけるし」

優「いつでもいい」

平「パーフェクトです」

桜「大丈夫だ!」

零「……では、行きましょう」

ワアァァァァ

全『けいおn──』

零「アウトです!」

~強制終了~

桜「何をするのだ、大神」

零「いや、今のは危ないですよ。大体、この中で関係あるの桜小路さんだけじゃないですか」

桜「む?」

遊「じゃあ、よんばんはどうや?」

刻「ああ? そーだナ……じゃあ、今の状況に合ったヤツを」

~想像中~

桜「両親の仕事の都合で私はこの町に引っ越してきた。そして、新しく通うことになった高校で出会ったのは……」

クールなオレ様 大神 零

零「あなたは黙ってオレに観察されていればいいんです」

お調子者のアイドル的存在 刻

刻「オレ、君と一緒にいるとスッゲー楽しいんだよネ」

マイペースな天才 天宝院 遊騎

遊「心配いらんし。オレが絶対に護ったる」

ミステリアスな先輩 平家 将臣

平「あなたがいるからでしょうか……。今日のお茶は絶品ですね」

女性嫌いな不器用男 夜原 優

優「お前が初めてだよ。こんなに長い間、一緒にいるのは」

──あなたは、誰と恋しますか?

~終了~

刻「もっちろん、一番人気はオレ! 最高だロ!」

零「あれだけ引っ張っておいてただの恋愛系ですか。くだらない」

優「吐き気がする」

遊「オレも帰るし」

平「特にいい答えは見つかりませんでしたね」

桜「おお、今日は用事があるのだった」

刻「おい! なんだよ、その冷たい態度は! つか、これで終わりかヨ! ふざけんなー!!」

 

 

 




前回同様、番外篇ではCODE:NOTEはお休みします。
ちなみに今回の個人の元ネタは以下の通りです。
一方通行(とあるシリーズ)
天草シノ(生徒会役員共)
シン・アスカ(機動戦士ガンダムSEED DESTINY)
柿本千種(家庭教師ヒットマンREBORN!)
ジャイアン(ドラえもん)
ジーク(仮面ライダー電王)
シモン(天元突破グレンラガン)
以上です。
私が知っている作品で各キャラと声優が同じキャラを選びました。
多分、合っているはず……です!
優はとりあえず面白そうで私個人としても好きなキャラを選びました(笑)
ちなみに次回は今回と同じギャグ路線です。
内容としては優子さんの一日についてまとめようと思っています。
どんなカオスになるか、お楽しみに。
それでは、失礼します。



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