CODE:BREAKER -Another-   作:冷目

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お久しぶりです。
前回の投稿からだいぶ長くなってしまい申し訳ないです。
もう学期末ということで色々とやることが多くて大変なのです。本当に。
忙しくてもう自分が何をしたいのかわからなくなっている最近です。
それを表しているかのような内容が今回となっております。
書いててなんだか「何がしたいんだろう」と何度も思いました。
とりあえず、どうぞ。





code:21 『Re-CODE』現る

 「あー! ムカつく!」

 眉間にしわを寄せ、苛立ち気に階段を上る刻。彼は仙堂との戦いを終え、いつの間にか先に行っていた大神たちに追いつこうとしていた。

 「さっきから何回言ってんねん。ほんとやかましーわ」

 刻が上っている階段の先の踊り場で遊騎が顔を洗いながら文句を言う。顔を洗っているというのはロストして猫になっているためだ。どうやらロストしている間は趣向や動きも完全に本物の猫と同じになるようだ。

 「うっせーヨ! ロストしたテメーは黙ってろっつの!」

 「……あ?」

 「な、なーんて。冗談だヨー……」

 文句を言った遊騎に苛立ちをぶつけようとした刻だったが、遊騎がキレかかったのを見てすぐにはぐらかした。趣向が猫と言っても中身は遊騎なので人間の時同様、キレたらとても恐ろしいのだ。

 「てゆーか、なんでそんなキレてんねん。なんか落としたんか?」

 「わかるだろ! アレ(・・)だよ、アレ(・・)! オレたちが部屋から出る時のアレ(・・)だよ!」

 「ああ、アレ(・・)か。そんなに怒ることなん?」

 「テメーはいいだろーがオレはよくねー! すぐに追いついて文句言って倍返しにしてやる!」

 「どーでもええけど着いたみたいやで」

 「あ?」

 階段を上りながらやり場のない怒りを爆発させる刻。どうやら仙堂との戦いが終わり部屋から出た後に何かがあったようだ。だが、そんな彼の怒りは彼の前を歩く遊騎の言葉によって意識の外へ行き、彼の意識は目前へと向けられた。

 彼の目に映ったのは一つの扉。周囲を見渡すと先ほどまで自分が上っていた階段以外の階段も無い。ここまで上ってくる間に他の扉を見かけなかったため、先に行った大神たちもおそらくこの先だろう。

 「サテサテ、敵がいたら大神たちが戦ってるだろーナ。そん時はお手並み拝見しつつアレ(・・)の文句言うカ」

 「ええからはよ開けろや」

 「わかってるっつの」

 遊騎に急かされ、刻は扉の取っ手を握った。そして、そのまま勢いよく扉を開け放った。

 

 

 

 

 

 

 次の瞬間、突然の突風が彼らを襲った。

 

 

 

 

 

 

 「ぶわ!」

 あまりにも突然の突風に刻はその場で必死に踏み止まった。そんな刻とは逆に……

 「はにゃー」

 「っと!」

 猫の姿のため体重が軽いのだろう。遊騎は踏ん張りこそしたがすぐに体が宙に舞った。刻がすぐに背中を掴んだためそのまま吹き飛ばされることはなく、刻に掴まれた状態でしばらく突風を受けていた。

 数秒ほど経つと突風は徐々に弱くなっていった。刻は踏ん張りを解くと同時に遊騎を手放し、遊騎は慌てることなく華麗に着地した。そして二人の視線は目の前へと向けられ、彼らは驚きの光景を目にした。

 「優!?」

 「ななばん!」

 扉の先に広がる部屋の中央部。そこで彼らの同業者である優が血を流して膝を突いていた。優を呼んだ彼らの声を聞き、そこにいた他の者たちは彼らの存在に気付いた。

 「刻君! 遊騎君!」

 「おや」

 「……遅かったな」

 桜、平家、大神の三人が刻と遊騎に視線を向ける。そして……

 「『コード:ブレイカー』残り二人が到着……って、よく見たら片方は猫かよ。まあ、どうせロストしただけだろうがな」

 膝を突く優の前に立つ男……風牙が余裕の表情で刻たちを見た。それを見て、刻と遊騎は警戒心を高めた。

 「敵がいるカモって思ってたら本当にいるとはネ。あんたも『捜シ者』の部下か」

 「いや、刻君。あいつはただの敵ではないのだ」

 「『にゃんまる』、それどういうことや?」

 桜の言葉に遊騎は首を傾げた。そして、桜は刻にとって重要な言葉を口にした。

 「あいつは……風牙は『Re-CODE』の一人なのだ」

 「ッ!」

 刻が目を見開き硬直する。今の彼にとって『Re-CODE』という存在は大きい。かつて『コード:ブレイカー』だった姉……寧々音を殺した瘢痕の男が『Re-CODE』の03だと知ったためだ。つまり刻にとって風牙は敵であると同時に、仇である瘢痕の男の情報を知るであろう男なのだ。

 「……そうカ。あいつが……『Re-CODE』。だったら、勝負が終わった時に聞きてえこと全部……オレが納得いくまで聞かせてもらうゼ」

 「刻君……」

 彼にしてみれば今すぐにでも風牙に瘢痕の男について聞きたいはずだ。しかし彼は今の状況を見て、なんとかそれを抑えているのだ。

 そして、刻は気を紛らわせる意味も込めて目の前の状況について尋ねた。優が血を流して膝を突いているという状況について。

 「ところで、なんで優はあーなってるワケ?」

 「うむ……。あの風牙のせいだということはわかっているのだが……何があったのかは私もわからないのだ」

 「わからないって……ずっと見てたんダロ?」

 「そうなんだが……」

 刻の問いに答えられず口ごもる桜。すると、横から助け舟が出た。

 「簡単な話ですよ。風牙の攻撃が見えない攻撃だというだけです」

 「……いや、先輩。そんなこと言われてもまったくわからないんだケド?」

 「なら自分の目で確かめるといいでしょう。見てください」

 「あ?」

 平家に言われて刻は視線を平家と同じ方向に向けた。彼の視界に映ったのは相変わらず血を流して膝を突いている優。

 しかし、よく見ると彼は立ち上がろうとしていた。全身に力を入れているのか体は小刻みに震え、傷口からはさらに血が流れていた。

 「なんだ? まだやるのか?」

 優が立ち上がろうとしていることに気付き、風牙が声をかける。彼は両手をポケットに入れ、余裕の態度だった。それとは対照的に優は出血のせいで立つことも辛いようだった。それでも優は体に鞭を打つかのように立ち上がり、目の前に立つ風牙を睨みつけた。

 「……生憎、諦めが悪い性格でな」

 口元の血を拭いながら強気な言葉を口にする優。そんな優を見て風牙は気怠そうにため息をつき、気怠そうな目で優を見た。

 「じゃあ……諦めるまでやるまでだ」

 そう言って風牙は片手をポケットから出し前に出した。それを見て優はその場から移動しようと体を動かした。しかし──

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ぐっ!」

 次の瞬間、優の体に新たな傷が刻まれ大量の血を流した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 「なっ……!?」

 目の前で起こったことを見て刻は目を見開いた。桜の言うように、何があったのかわからなかった。風牙が手を前に出したと思ったら、次の瞬間には優が傷ついていた。平家は自分の目で確かめろと言っていたが、見たところで何があったのか理解することはできなかった。

 「この……!」

 風牙の謎の攻撃で傷を受けた優は倒れることなく風牙に向かっていった。『脳』によって人間の限界まで力が高められた拳を振りかざし反撃を試みる。

 「……無駄だ」

 手を前に出した状態のまま風牙が呟く。そして風牙の言葉が優に届くのとほぼ同時、優の体は彼の背後にある壁まで飛ばされていた。

 「ガハ──!」

 「夜原先輩!」

 「ななばん!」

 壁に打ち付けられた優を心配する桜と遊騎。その隣では刻が新しい煙草を出して咥えていた。

 「おいおい。触れずに攻撃したり吹っ飛ばしたりとか……あいつの異能は『念力』か何かかよ。こりゃ優は何やっても勝てな……ん?」

 煙草に火を点けようとして刻は違和感に気付いた。煙草に火を点けるためにライターのスイッチを入れて火を灯したのだが、その火が急に消えたのだ。まるで風が吹いたかのように。しかし、今彼らがいる部屋は天井付近にある小窓以外は壁に囲まれているため風など吹くわけがない。

 「なんだコリャ。どこから風が──」

 瞬間、刻の頭の中にある可能性が浮かんだ。そして、その可能性を真実として考えてみると今まであったこと全ての説明がついた。なぜ急にライターの火が消えたのか、なぜ優は触れられることなく傷ついたのか、なぜ風が吹くはずのないこの部屋に入った時に強風に襲われたのか。

 

 

 

 

 

 

 

 「──『(かぜ)』か」

 

 

 

 

 

 

 

 

 「『風』……?」

 隣で刻が呟いた言葉に桜は疑問符を浮かべる。何の意図があってその言葉を口にしたのか、桜がそれを聞こうとした時、風牙の言葉によりそれは遮られた。

 「正解だ、『コード:ブレイカー』。オレの異能は風牙という名の通り『風』。オレは風を操ることができるんだ。だからこんな風が吹くはずもない部屋の中でも突風を起こすこともできるし、触れずに相手を吹き飛ばしたり傷をつけることもできる」

 自分の異能について余裕の表情で語りだす風牙。その説明によりこの部屋に入ってから起こっていた謎の現象の原因がわかった。しかし、一つだけわからないことが桜にはあった。

 「な、何を言っているのだ。風で人が傷つくわけが……」

 それは彼女が目の前で何度も見た現象。仮に優の傷の全てが風牙の『風』のせいだとしても、風で人が傷つくなど聞いたことが無い。すると、今まで黙っていた大神が壁に背を預けた状態で呟いた。

 「……鎌鼬(かまいたち)

 「え?」

 「日本に伝わる妖怪……またはそれが起こす現象のことです。つむじ風に乗って表れて鎌のように鋭い両手の爪で人を傷つける。言い伝えだと鋭い傷を受けるが痛みはないらしいですが……そこまで優しくないようですね」

 「鎌鼬……。確かに聞いたことがあるが……はっ! まさか風牙の正体は妖怪なのか!?」

 「…………」

 鎌鼬について詳しく説明した大神だったが、突拍子過ぎる桜の勘違いを訂正しようとはしなかった。そこまで面倒は見れないということだろう。

 「……ま、そこの『コード:ブレイカー』の言う通りだ。オレの手にかかればただの風でも人を傷つける立派な刃物になる」

 大神の言葉を受けてあっさりと自分の攻撃の正体を話す風牙。ここまで話すということは、「知られても構わない」という余裕の表れなのかもしれない。

 「やはり……そうですか」

 風牙の言葉を聞き、平家は顎に手を添えながら呟いた。それを聞いて、改めて煙草に火を点けた刻が眉をひそめて突っかかってきた。

 「しっかし先輩も性格が悪いっすネ~。あいつの異能わかってたくせに何にも言わないなんて。あんだけ優に懐かれてたくせに自分は何もしないなんてサ」

 「『コード:ブレイカー』であるからには簡単に助けを求めてはいけません。それは刻君もわかっているでしょう? 優君も同じです。だから私は特に悪いことをしたとは思っていませんよ」

 「あー、そうデスカ」

 皮肉染みた自分の言葉を正論で返され、刻はつまらなさそうに煙草を動かした。すると、平家は独り言のように言葉を続けた。

 「しかし、これは厄介ですね。『風』の異能はとにかく相手を近づけさせない。その上、離れた状態で攻撃する術も持っている。それに対して優君は近づかなければ攻撃ができない。風牙は優君にとって最も戦いにくい敵と言えるでしょう。こうなると、最初に風牙が言った言葉も納得できます」

 「んあ? あいつ何か言ったノ?」

 平家の言葉に刻が反応を示した。最初に風牙が名乗った時に彼はいなかったので疑問に思うのも当然だろう。すると、その様子を見ていた大神が口を挟んだ。

 「確か、風牙が優を斃すことは一番の任務であり運命とも言える……でしたか。そして、風牙はそのために今の風牙でいられる……でしたね」

 「なんだよソレ。わけわかんねーナ」

 「つまり、あいつにとってななばんは『かげまる』ってことやろ。あいつ全然『にゃんまる』ぽくないけどな」

 「いや、まったくワカンナイ」

 大神から風牙が言ったことを聞いた刻だったが、その意味はまるでわからない。遊騎が自己流の解釈で補足したが、やはり自己流ということでわからない。そんな彼らを見て、平家は淡々と話し始めた。

 「これは私の推測ですが、風牙は『捜シ者』が用意した優君を確実に斃すための人材かもしれません。そして、風牙は優君を斃す者の証として『Re-CODE:07』の称号を任命された。なぜ『捜シ者』がそこまで優君を危険視しているのかは……わかりませんがね」

 「いや、せっかくの推論だけどサ、それはありえねーって。優なんてその気になれば誰にでも斃せるデショ。何よりあいつ、お情けで『コード:ブレイカー』になったような奴だシ」

 「自分の物差しで他人の思惑を計らない方がいいですよ、刻君。人の価値観なんて経験や知識、立場によっても変わります。優君はあなたにとってはその程度でしょうが、他から見れば脅威な存在かもしれませんよ? なにぶん『脳』の異能は謎の多い異能です。“エデン”は異能の研究を行っていますが『脳』の異能については未だ不明瞭な部分が多い。まあ、『脳』の根源である人間の脳についても完全に解明されていないので仕方ないですが」

 「そうかネェ……」

 平家の推測をいくら聞いても、刻はその推測を受け入れようとはしなかった。改めて刻の優に対する評価がわかる。

 だが、刻は認めようとしなくても平家の推論は的を得ていた。仮に平家の推論が正解だとしたら風牙の言葉の真意も説明がつく。すると、風牙の声が彼らの耳に届いた。

 「お前ら、さっきから何をコソコソ言ってんだ? 夜原 優が斃れたから次は誰が戦うのかの相談か?」

 相変わらずポケットに両手を入れた状態でその場に立ち余裕を見せる風牙。それもそうだろう。現に先ほど風牙に吹き飛ばされた優は未だに壁にもたれかかったままだ。

 「まあ相談していてもオレは構わないが、乱入するのはやめてくれよ。まだ最後の仕上げが残っているからな」

 「仕上げ……だと?」

 意味深な風牙の言葉に桜は危機感を覚えた。そして、その危機感は的中する。

 「オレの任務は最初に言った通り夜原 優を斃すこと。だがな、それはただ戦闘不能にするだけじゃ達成されない。もう二度と戦うことも、立つことも、目を開けることすらできないほど完膚なきまでに斃す。早い話……殺すってことだ」

 言い終わるのとほぼ同時に風牙は片手を前に出した。その先には、壁にもたれかかっている優の姿があった。さらに彼の言葉が本気とする裏付けのように風牙の周りに風が集まり始めた。揺れる彼の髪や服、そして風特有の音がそれを物語っている。

 「やめろ! そんなことは──!」

 優を庇おうと走り出す桜。しかし、()がそれを止めた。

 「お、大神……!?」

 「…………」

 走り出した桜の腕を掴むことで彼女を止めたのは大神だった。彼はバイトの時に見せる冷ややかな目で桜を見ていた。桜はその目を見て少し怯んだが、すぐに彼を睨み返した。

 「放せ、大神! 夜原先輩が危険なのだぞ!」

 「……あなたはさっき、優に何と言われました? 異能を使うもの相手に無作為に突っ込むのは止めろと言われていましたよね」

 「そ、それは……!」

 リリィを助けようと仙堂の前に出た時に自分を庇った優からの言葉を思い出し桜は口ごもる。優からの言葉を守ろうと思う気持ちと彼を護ろうとする気持ちが彼女の中でぶつかっているのだ。そんな葛藤の中にいる桜に向かって大神は続けた。

 「オレとしても観察対象であるあんたに死なれるのは困るんです。もっと考えて行動してください」

 「だが!」

 大神の言葉に桜は再び激昂した。すると、それとほぼ同時に()が動いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 「──まだだ」

 決意を改めるかのようにその言葉を口にした彼……優はゆっくりと立ち上がった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 「夜原先輩!」

 ゆっくりであるが動き出した優を見て、桜は歓喜の声を上げた。しかし、当の優は不機嫌そうに顔を拭った。そして、明らかに不機嫌な声を出した。

 「桜小路……。オレはお前に護られるほど落ちぶれちゃいない。ていうか、オレが言ったことをもう忘れてるとはどういうことだ」

 「う!」

 痛いところを突かれた桜。一方の優は桜に言いたいことを言うと意識を完全に前に立つ風牙に向けた。それに対し風牙は、優が立ち上がったことで前に出していた手を再びポケットに入れた。

 「なんだ、まだ立つのか」

 「……諦めが悪いって言っただろ」

 「強がるな。大方、自己回復能力の強化でもして持ちこたえてるんだろう。だが、そんなのは付け焼刃でしかない」

 「どうだかな……」

 優にしてみれば図星だろう。むしろそうしないと戦えない。この戦いで彼が受けた傷はそれほどのものだった。しかし、彼はそんな状態でありながら立ち上がり再び風牙に向かっていこうとしていた。

 「……チッ。無駄な足掻きしてねーで早く諦めろっつの。どうせ勝てねーんだからサ」

 「おや、それはどうでしょうね」

 諦めない優を見て苛立ち気に舌打ちする刻の横で平家は意味深な言葉を口にした。そして、妖しげな微笑みを浮かべたまま続けた。

 「優君の眼を見てください。彼はまだ勝機を感じている。おそらく、彼には勝つための秘策があるのでしょう」

 平家の視線の先には強い意志を眼に秘めた優の姿があった。言われて刻はサッと優を見たが、すぐに鼻を鳴らして「無理」と言った。しかし、刻がいくら言おうと平家は微笑みを崩そうとはしなかった。

 そして、平家の笑み同様に優の体は崩れることなくその場に立っている。彼は数回呼吸を繰り返すとその背筋を凛と伸ばし、風牙を睨みつけ眼に宿った強い意志を乗せた言葉を口にした。

 「お前は……必ずオレが裁く」

 「悪いがそれは無理だ。お前はオレに斃されるしかないんだからな」

 睨み合う二人の異能者。二人の間に張り詰める緊張感は部屋全体を支配し、決着が近いことを暗示しているようだった。

 そして──緊張感を揺らしながら()は動いた。

 

 

 




CODE:NOTE

Page:14 藤原 寧々音

 桜と同じく輝望高校に通う桜の先輩。生徒会に所属しており役職は副会長。いつも裸足でフラフラと歩いており、虫を見つけると夢中になって追いかける。一応、桜より年上なのだが容姿や言動が幼いので実年齢より幼く見える。桜の胸がお気に入りらしく左の胸を「ひーたん」、右の胸を「みーたん」と言って桜に会う度に顔をうずめたり触ったりしている。また、他人のことも大体このように呼ぶ(平家は「まーくん」、優は「ゆーくん」といった具合)。
 詳しいことは不明だがかつて『コード:ブレイカー』であったことが確認されており、人見などが同期とされている。そして、かつて『コード:ブレイカー』と『捜シ者』の勢力が戦った際に瘢痕の男に殺されたとされているが、詳しいことは不明。また、異能やナンバーも不明。

※作者の主観による簡略化
 彼女が好きな人ー、あなたはペドであるか可愛い物好きの可能性があります(せめてロリと言え)

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