CODE:BREAKER -Another-   作:冷目

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スパロボ30のDLCサクラ大戦の合体技に笑いまくりました
そして無事レッドファイブがいなくなりました





『青い炎狩り』篇 序
code:83 破壊が伝える覚悟


 ──『にゃんまる』……オレらもう、仲間やないねん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 聞き間違いだと思いたかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ──“エデン”は……オレら『コード:ブレイカー』にこいつらと組んで、大神(ろくばん)の左腕……『青い炎狩り』の指令を下したんや。

 

 

 

 

 

 

 

 

 だが、ハッキリと鼓膜に届いたその言葉は……聞き間違いなどでは決してなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ──せやから、オレらはもう仲間やない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 彼らは確かに言った。

 自分たちは、もう仲間ではない。

 そう、彼らは────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ──敵や。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「……う、嘘だ」

 春人に異能を与えて大神を襲わせた謎の人物、そしてパンドラの箱(ボックス)を持ち去った時雨……大神と桜の前に立ちはだかった敵としか思えない者たちの側に立つ遊騎の言葉に対し、桜はそう返すのが精一杯だった。

 「そんなの……そんなの嘘だ! そうだろう、刻君! 遊騎君!」

 だが、それは桜にとって本心であり願いだった。彼らが自分たちと……大神と敵対するなんて嘘としか思えなかった。確かにこれまで、何度もぶつかり合うことはあった。だが、それでも彼らは共に闘う仲間として様々な“悪”と闘ってきた。

 そんな彼らが敵対……殺し合う関係になるなど、とてもじゃないが信じられなかった。だから、これは何かの間違い……たちの悪い冗談に決まっている…………桜はそう自分に言い聞かせようとした。

 だが────現実は違った。

 「…………」

 「…………」

 桜の言葉に対し、刻と遊騎は何も答えない。遊騎は眉一つ動かさず、刻は黙って煙草を咥えるだけ。肯定しようとも、否定しようともしない。

 だが、こんな状況ではその沈黙こそが何よりも物語っている。間違いでも冗談でもなく、彼らは本気なのだと。

 そして、彼らが本気であることを後押しするような言葉が遊騎の口から放たれる。

 「『にゃんまる』、ままごとはもう終いや。はよ自分の家に帰り。オレら『コード:ブレイカー』全員が相手や。今までの連中とは訳が違う。……大神(ろくばん)が死ぬところ、『にゃんまる』には見せたないねん」

 「な──」

 大神が死ぬ……はっきりと口に出されたその言葉は、これまでのどんな言葉よりも強い衝撃を桜に与えた。思わず必要以上の力を込めて拳を握り、カタカタと震える体を抑えようとする。

 「なにを、言っているのだ……。いくら、“エデン”の命令だからって、皆にそんなことできるわけが──」

 ふと、刻の煙草の先……灰になった部分が煙草からポロリと落ちる。そのまま重力に従い、一直線に地面へと落ちていき──

 

 

 

 

 

 

 

 

 ──ヴォ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 灰が煙草から離れ、刻の足元へ落ちる……そんな、ほんの一瞬のうちに遊騎は大神の後ろへと音速で移動した。突然のことに桜も反応できず、何が起こったのかと固まってしまう。

 「……そうか」

 だが、大神はわかっていた。その行為がどんな意味を持つのか。決して桜を黙らせるためではない。

 「本気なんだな、遊騎」

 左腕から走る激痛と滴る出血……音速で通りすぎた一瞬のうちに遊騎からつけられた傷が、全てを物語っていた。

 彼らは……できる(・・・)。“エデン”の命令ならば、たとえ相手が大神だろうと……関係はなかった。

 「……当たり前や。いつも言ってたやろ、大神(ろくばん)。オレらは……『コード:ブレイカー』。ともだち──ちゃうねん」

 「……そうだな」

 ──ゴオ!

 再び向き合う遊騎と大神。瞬間、遊騎の身体からは音波が発せられ、大神は左腕全体を『青い炎』を変化させる。

 それは紛れもない戦闘態勢。二人の眼には躊躇などなく、目の前にいる『敵』を斃すという強い覚悟が見て取れた。

 「や、やめ──!!」

 桜が止めるよりも先……今、互いにその距離を詰め、相手への攻撃を────

 

 

 

 

 

 

 

 

 「はい、そこまで」

 だが、その攻撃は一瞬のうちに二人の間に現れた帽子を目深に被った謎の男によって止められた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ッ……!?」

 「何者だ……? いったい、いつの間に……」

 謎の男の介入に目を見開く刻に、時雨も彼の接近に気付けなかったようで目を丸くしていた。

 「まあまあ。とにかくこの勝負、私が預からせてもらうよ」

 しかし、謎の男は正体についてなどは何も語ろうとはせず、ただ大神と遊騎の闘いを終わらせるという目的のみを口にした。

 「……誰か知らんと、すっこんどき!」

 「そうはいかないんだよねぇ」

 「は──!?」

 だが、当の遊騎は攻撃を止められたくらいで闘いを終わらせる気は無く、謎の男に向かって音速の蹴りを繰り出す。常人ならば反応すらできない程の速度の蹴り……のはずだったが、謎の男に向かって放たれたはずの蹴りは空を切り、謎の男は両脇にいつの間にか気絶させた桜と傷だらけの春人を抱え、さらに大神も連れて遊騎から距離をとっていた。

 (早ェ……! 遊騎の音速を超えている……!?)

 音速の蹴りが届くよりも先に桜を気絶させ、彼女と倒れた春人を回収するという謎の男の行動は、彼が確実に遊騎の『音』よりも素早い速さを持っていることを確信させた。

 「……いつかこの日が来るとは思っていたよ。だけどね、大神君を“エデン”に殺させるわけにはいかない」

 「やかましいし!」

 強い覚悟を持って放たれる謎の男の言葉。しかし、遊騎はそれを聞こうとはせずに口から音波を彼らに向けて発射する。轟音を立て、周囲にあった鉄骨や地面が大きく抉れて土埃が上がる。

 だが……

 「逃げられた……逃げられたか」

 土埃が晴れたそこには謎の男や大神の姿は無く、彼らがこの場を離れたことは誰の目にも明白だった。

 「ふん……下らん情でもかけて逃がしたんじゃないのか?」

 「黙んナ、時雨。“エデン”の命令だから仕方なくつるんでいるが、テメーに口出しされる筋合いはねぇんだヨ。……大体、『コード:ネーム』なんて聞いたことも無い胡散臭い連中、本当に“エデン”に所属してるかどうかだって怪しいゼ」

 「当然だ。オレたち『コード:ネーム』は貴様らのような下っ端が知るところにはない」

 「なに!?」

 「やめろ……」

 まるで大神をわざと取り逃がしたとでも言いたげな時雨の言葉に刻は反発する。そのまま言い争いを続ける二人だったが、フードを被った男がそれを止める。

 「やめろ。今は大神を追うのが先。なぜなら『コード:エンペラー』が目覚めし今、大神零……大神零は巨悪になりうる『まだ見ぬ脅威』となった。今のうちに下さねばならない……“エデン”による正義の裁きを」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 ─────

 

 ──

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「ふざけるな!!」

 場所は変わり、大神たちが通う輝望高校の新校舎。普段、多くの生徒たちが勉学に励む場であるそこに呼び出された王子は、呼び出した張本人である平家から語られた“狩り”の話に思わず激昂した。

 「何が『青い炎狩り』だ! 零のどこが『まだ見ぬ脅威』だって言うんだ!?」

 「…………」

 思わず平家の胸倉を掴んで詰め寄る王子。だが、平家は同様する様子など見せず、冷たい視線を王子に向けていた。

 しかし、それでも王子の中に灯った熱は冷める気配は無い。

 「いったい“エデン”は何を考えている!? 『捜シ者』の時だってそうだった! 罪なき『捜シ者』を勝手に『脅威』として裁いただけでは事足りず、零まで……! “エデン”はそうやって再び同じ過ちを繰り返そうと──!」

 ──ドゴォ!!

 「ッ──!」

 普段の冷静な態度とは打って変わり次々と言葉を吐きだす王子だったが、ただそれを聞くだけだった平家が唐突に後ろの壁を殴りつけたことでそれは止まる。よほどの力で殴ったのか、壁は大きくへこみ、亀裂も走っていた。

 「……今のは聞かなかったことにします。“悪”の肩を持つなど……『コード:ブレイカー』にはあるまじき発言です」

 「ッ…………だ、だが」

 「やるしかないんですよ……。遊騎、刻……そして優にも決して譲れぬものがある。そのために『コード:ブレイカー』になったのですから。だから……彼らだって迷いはしない」

 平家の眼と言葉には、これまで見せたことも無いほどの冷たさが込められているようだった。先ほどまで激昂していた王子も、思わず言葉に詰まってしまうほど。

 だが、その迫力は平家が本気であるということを物語っている。遊騎や刻と同じように……彼も大神の『敵』となるということを。

 「……お前は、お前はこれでいいのか!? 平家!」

 「……関係ありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 来るべき時が来た…………それだけです」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 ─────

 

 ──

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「……危ないところだったね。ああ、春人君たちは安全な場所に送り届けたから心配はいらない。遊騎君につけられた傷も、出血の割には深くなくて良かったよ」

 「…………」

 工事現場から遠く離れた裏路地……大神たちはそこで身を隠していた。遊騎によってつけられた大神の傷には包帯が巻かれ、最低限の処置がなされていた。

 一方の桜はまだ気絶しており、『子犬』が心配そうに彼女の腕などを小さな舌で舐めていた。

 「わかってると思うが、“エデン”の裁きは絶対だ。裁きを下すまで地の果てまで追ってくるだろう。どんな手段を使っても……」

 工事現場で見せたどこかおちゃらけた雰囲気は無く、真剣な様子で大神たちを救った謎の男は話を続ける。しかし、そこには真剣さに加えてどこか強い覚悟を感じさせるようだった。

 「でも、決して君を『捜シ者』の二の舞にはさせない」

 「あんた、まさか……」

 真っ直ぐと、強い意志を持った眼で大神を見る謎の男。その姿を見て、大神の中でこの謎の男の正体と呼べる者が一人だけ浮かんだ。

 「……いや」

 しかし、大神はその正体についてそこで口にしようとはしなかった。そして、謎の男に背を向けてすっと立ち上がった。

 「ちょうどいい。そろそろ“エデン”の嘘臭い正義にも飽き飽きしていたところだ。売られたケンカは遠慮なく買ってやる」

 「報復なんか駄目だ! 『捜シ者』はそれで人の心を失って“悪”に堕ちて──!」

 「ならない」

 「……え?」

 大神の言葉に、謎の男は彼が『捜シ者』と同じ道を歩もうとしていると感じて声を荒げる。目の前にいる男が同じ過ちを犯すのを何とか止めようとしたが、大神は言葉を続けて謎の男の言葉を否定する。

 「オレは“エデン”の言いなりにも、『捜シ者』の二の舞にもなる気は無い。……オレはオレだ」

 真っ直ぐと、静かに言い切る大神。その言葉と表情には、何事にも惑わされることのないような……そんな意思の強さをひしひしと感じた。

 そして、大神はあざ笑うかのように「フッ」と表情を和らげる。

 「そもそも、これ以上の“悪”になど堕ちようがないからな」

 「大神君……君って奴は…………」

 その姿に、謎の男は確信に近いものを感じた。彼なら……大神ならば、やってくれる。彼の言う通り、“エデン”に従い利用され続けることも、『捜シ者』と同じ過ちを犯すこともなく。

 「おーおー、カッコつけやがって。さすがはオレ様が選んでやった宿主だな。いや~、オレ様やっぱスゲェな~」

 そんな大神に茶々を入れる『エンペラー』に対し、大神は苛立ちを前面に押し出して睨みつけた。

 「火の玉風情が何言ってやがる。そもそも、誰のせいでこうなったと……」

 「ん、うーん……」

 「ギクッ!?」

 と、『エンペラー』との言い合いが始まるかと思われたところで桜が気がついたようでゆっくりと動きだした。

 すると、謎の男は全身をびくりと震わせたかと思うと、慌ててその場を離れ始めた。

 「じ、じゃあ私はこれで!」

 「おい、待て! あんたは──!」

 急にその場を離れようとする謎の男を止めようとする大神だったが、謎の男はくるりと振り返ると口元で弧を描きながら高々と右手を上げて別れを告げた。

 「いかにも(・・・・)、通りすがりの二人の味方さっ! じゃあ、またねっ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「……ふう」

 先ほど、大神たちといた裏路地から少し歩いたところにある川沿い。大神たちと別れた謎の男は辺りに誰もいないことを念入りに確認しつつ、目深に被っていた帽子を外した。

 「やっぱり、久々に脱ぐ(・・)と身体が軽いなぁ。……あ、『捜シ者』が来た時にちょっとだけ脱いじゃったっけ」

 ぼそぼそと呟きながら、生い茂った雑草に隠していたそれ(・・)を取り出していそいそとそれ(・・)を着始める。

 「何はともあれ……いかにも、バレずに済んでよかった。今は姿を晒すわけにはいかないからね。……そう、来るべき時が来てしまった今は……」

 そうして見せた姿は、大神たちにとって見慣れた存在。『にゃんまる』……ではなく、その着ぐるみ。そう、『渋谷荘』にて大神たちと共に過ごした……会長だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 「やっぱりテメェか、クソネコ」

 「わあ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 と、いつの間にか彼の背後に立っていた大神の声に、会長はまたも全身をびくりと震わせた。だが、大神は特に驚いた様子はなく、言葉からも「予想通り」と言いたげな様子だった。

 「お、大神君!? そこで何を!?」

 「ふん、クソネコのくせに随分とスカした(ツラ)したもんだな」

 だが、当の会長はまさかバレていたなどとは思っていなかったようで、あたふたと落ち着かない動きを繰り返していた。普段から静かな動きをする方ではない会長だったが、この時ばかりは必死さが懸命に伝わる動き方をしていた。

 「あ、あわわわ……! と、とにかく中身(・・)のことについては桜小路さんには絶対に黙ってて……! お願い!」

 すると、会長は大神に隠すのは諦めたようで、代わりにとでも言いたげに桜には秘密にするよう大神に対して深々と頭を下げた。『捜シ者』との闘いの最中に明かされた、会長と桜の関係……実の父親と娘であるということを桜に隠すためにも、自分の姿を桜に知られるわけにはいかないのだろう。

 「いや、別にオレはあの人にバラそうなんて気は──」

 「会長……」

 『なっ!?』

 それは大神も察しており、バラす気は無いと話そうとしたその矢先、大神の後ろに立っていた桜の声で大神と会長は同時にぎくりとする。いつからそこにいたのかわからない以上、彼女がどこまで話を聞いてしまったのか……または、見てしまったのかはわからないからだ。

 「さ、さささ桜小路さん……! い、いつからそこに……!」

 「会長……酷いのです。遊騎君と刻君……私を本気で騙そうとしているのです。み、皆が大神を……って、そんなわけ、ないのに……」

 だが、その心配は杞憂だったようで、桜は先ほど起こったショッキングな出来事のことで頭がいっぱいな様子だった。どうやら、何も聞かれずに済んだようだった。

 「さ、桜小路さん……」

 しかし、だからといって安心していいわけではない。桜にとって、遊騎と刻が敵となることなんて想像できないことであり、したくもないことだろう。だが、それが現実として目の前で起こり、宣言された。否定したい願望と現実に挟まれた桜だったが、そこでハッと気付いた。

 「ッ──! そ、そうだ! 『渋谷荘』!」

 「え!?」

 「とにかく『渋谷荘』に戻るのだ!」

 「さ、桜小路さん!」

 言葉にしてすぐ、桜は無我夢中で走り始めた。背後で会長が自分に向かって手を伸ばしていたが、それに気付く余裕もなく、一心不乱に『渋谷荘』を目指した。

 (そうだ……『渋谷荘』に戻るのだ。戻ればきっと、王子殿や平家先輩……夜原先輩もいる。お三方に相談してみよう。それに、もしかしたら遊騎君と刻君だって戻ってきていて、「冗談だ」って言ってくれるかもしれない……)

 荒くなる呼吸や疲れなど意にも介さず、走り続ける桜。今の彼女にとって、『渋谷荘』とは唯一にして絶対とも言える希望だった。

 (いつだってそうだ……。何があったって、『渋谷荘』にいつも皆いたではないか……。王子殿が元『Re-CODE』だとわかって喧嘩した時も、『捜シ者』たちと闘ってどんなに苦しいことや悲しいことがあった場所だとしても……いつだって、最後は『渋谷荘(あそこ)』で笑い合っていた。だから、だからきっと──!)

 だからきっと、そこには自分が望む……いつも通りの風景が広がっている。そう、純粋に信じていた。

 「み、皆──!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 だが、いくら強く思おうと現実がその通りになる保証など……どこにもない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 「……仕方がないよ。ここの地下は要塞化しているからね。放っておくわけがない」

 「それに、ターゲットである零がいた場所の一つだ。あぶり出すにゃ、こうするのが常套手段だ」

 「…………う、嘘、だ」

 目の前に広がる光景に、桜の身体は静かに震える。

 信じられない。

 信じたくない。

 しかし、どれだけ否定しようと目の前の現実は変わらない。

 「こんなの……だって、ここは……」

 溢れ出すように、大粒の涙が頬を伝う。そうして伝い落ちた涙は……足元に落ちていた夏祭り時に撮った写真(・・・・・・・・・・)を濡らした。

 「ここは、いつだって皆で過ごした大切な────!」

 「……それだけ、あいつらが本気だということだ」

 崩壊した『渋谷荘』……その光景は、何よりもはっきりとした現実として桜に突きつけられた。

 

 

 

 

 

 

 

 




CODE:NOTE

Page:48 乙女

 オリキャラ。かつて“エデン”に武器の提供をしていた鍛冶屋『天下一品』の現当主・刃賀匠の一人娘。幼少の頃から優と知り合いであり、彼に好意を抱いている。その好意はとどまるところを知らない。スタイルが良く、いつも着崩した和服を着ている。ちなみにいつも和服を着ているのは優が昔ながらの物が好きだからで、着崩しているのは普通に来てると苦しいからとのこと。あとは色気が出るため。
 家族の仇を憎む優に『コード:ブレイカー』の道を教えた張本人。『コード:ブレイカー』になれば優と離れることはわかっていたが、全てを覚悟した上での行動だった。
 ちなみに成人しており実は酒好き。酒は強いためあまり酔わないが、酔うと優への好意が爆発する。優がいないと泣き叫び、いた場合は一線を超えようとする……との噂。

※作者の主観による簡略化
 ヒロイン。



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