19位にランクインしていて、思わず叫びました。
大変ありがとうございます!!!!
そこから17位にあがりまして…もうすごい…嬉しくて堪らんです…
元気玉を地球に沈めずに上に打ち上げ、本当の本当に終わったんだ、という達成感と疲労で地面に横になって、空を見ていた。
一星龍を倒せた後だというのに拭えない喪失感に、心臓の上あたりをさすった。
どうやら、宇宙船に向かって飛んでいたみんなが戻って来ていたらしく、一斉にこちらによってきた。
ベジータも左肩を一星龍に貫かれて穴が空いているがそれを抑えてこちらに来ていた。
「おじいちゃん!終わったのよね、そうよね!?」
涙ぐんで自分のそばに座ったパンに、疲労感たっぷりの笑顔で答えてやった。
「へへへ…あぁ、ほら、この通りだ」
そう言って、パンとは反対のところに転がるほぼ全てのドラゴンボールに目をやった。
1、2…6個。そのうちの一つは…
「…やったのか。悟空。」
「おぉ、六星龍ー…おめぇ、立てたんか?」
腕を組んでこちらに歩いてきた六星龍に声をかけた。
「…プラスエネルギーで出来ておる妾は、空気中に漂うプラスエネルギーを取り込んで自分のものに出来る。
…マイナスエネルギーのない場所にいるのじゃ、立てるようになるのもわけはない。」
ふんぞり返ってそう答えた六星龍に、そっか、と返してまた空を見た。
あたりには、ごく僅かにだけながれる悟白のプラスエネルギーがあった。多分、これによる効果も高かったのだろう。
エネルギーの枯渇からの回復が大変早いのも頷ける。
「はは…悟白に、あいつが死んでからも助けられちまうなんてなあ…」
「…やっぱり悟白お兄ちゃん…死んだんだね」
さっきまでの元気が一気になくなったパンが、細く呟いた。
「あぁ…すまねえ、パン」
言葉を発する元気もないらしく、首を横に振るだけで返された。
みんなが悟白の死を悲しんでいる時、六星龍が驚いたように声を上げた。
「な、ッ」
「?」
なんだ、とみんなが六星龍をみると、六星龍の額にあったオレンジ色のドラゴンボールが六星龍を離れ、自分の隣にあるドラゴンボールの元に集まったのだ。
「な、何故勝手にドラゴンボールが…!」
酷く慌てたようにドラゴンボールの方に歩いていく六星龍をその場にとどめるようにドラゴンボールが一斉に光、誰も呼んでいないというのに神龍が現れる直前のようにドラゴンボールから稲妻が放たれ、そこから神龍が形成された。
「な…どうして?!私達だれも神龍呼んでないわよ!?」
「それに、妾もこのままじゃ。
どういう事じゃ神龍!応えよ!」
しかしそれらの疑問に神龍は応えず、自分達を見下ろすのみ。
流石に自分も疲労を堪えて立ち上がり、神龍を見返した。
…大体の予想は出来るが…きっと、その予想は間違えてはいないのだろう。
「なあ、神龍!みんなやっつけたぞ!」
《…何故邪悪龍が現れたのか、分かっているな?》
いつも通り地面に響いて振動を起こすような声が、耳に入る。
「ああ。」
《あの世とこの世がひとつとなり、死者共が生き返ったのも…》
「やっぱり。あれもドラゴンボールがおかしくなっちまったせいだな?」
《…どうやらお前達は、ドラゴンボールの力に頼り過ぎたようだな。》
全て、ドラゴンボールがおかしくなった……その原因を作った、自分達人間のせい。
《これ以上、お前達にドラゴンボールを使わせるわけにはいかない。
ドラゴンボールはお前達の前から姿を消す。
すなわち、私も消える。》
仕方ないだろう。
こんな事態になったのだ、文句なんてない。
…だが、自分には最後に叶えて欲しい願いがあった。
それは、どうしても叶えて欲しい事だった。
「あぁ!分かった。
でも神龍、最後に2つだけ…オラの願いを聞いてくれねぇか?」
《…聞くだけ聞いておこう。》
こんな事態になったというのに…神龍は本当に良いやつだ。
「今回の事で、地球の沢山の人が死んじまった。
その理由がドラゴンボールにあるんだったらさ、みんなには全く関係の無い事だ。
だからさ…地球のみんなを、生き返らせてくれねえか?
今回の事でめちゃめちゃになった地球を、みんなの力で元に戻してぇんだ!!
…これが、1つ目の願いだ。頼む」
誠心誠意、神龍に頼んだ。
《…よし。分かった。その願いを叶えよう。》
神龍の目が赤く光り、それによって地球に沢山の気が感じられた。
…つまり、みんなが生き返ったのだ。
『ギルルー!!』
後方から、宇宙で大変良く活躍してくれた仲間の声。
「ギル!良かった、おめぇも…ん?生き返…ま、いっか!良かった!」
自分に飛んできたギルを受け止めて一瞬首を傾げたが、無事なら良かったじゃないか、と納得してそのまま肩に乗せた。
『ギル?悟空、悟白は?』
《願いは叶えた。
…もう一つ、と言っていたな。それも聞くだけ聞いておこう。
2つ目の願いはなんだ》
ギルが質問してきてすぐ、神龍が言葉を発した。
ギルの質問はこれで返すことにしよう。
「1個目の願い、サンキューな。神龍。
…もうひとつは、オラの息子の悟白を生き返らしてほしいって願いだ!」
『ギ!?』
ギルの驚いた声を背に、本気で頼み込む。
…もしかしたら1つ目の願いの中で生き返っているかとも期待したが、そんなわけはない。悟白は巻き込まれて死んだ地球人達と違う。
自分達全員、悟白をここで死なせたくない。
この願いを聞いて、みんなが生き返らせて欲しい一心で縋るように神龍を見つめる。
そんな中で口を開いた神龍から回答が出された。
《それは出来ない》
「…!」
無慈悲な言葉に、自分も口を開けた。
「なあ、頼むよ神龍!
悟白を生き返らせてくれ!」
《聞けない願いだ。
地球を人の手で直していく、というから無関係の人間は蘇らせはしたが、孫悟白はそうではない。》
そう、自分は地球の為にみんなを蘇らせた。
最初の言葉との矛盾により、悟白の蘇生は拒否されたのだ。
「それでも…どうか、悟白は…!」
いつになく必死に願う悟空をみて、神龍は再び否と言おうとするが、あまりの必死さに口を閉ざして少しの間考える。
《……ならば、それ相応の対価と引き換えに、孫悟白を呼び戻してやろう。》
生き返らせてくれるらしい神龍に笑顔が浮かぶ。
「!!し、神龍…!!」
「そ、その対価ってなんなの…?」
嬉しそうに神龍を見上げた悟空の後ろで、パンがなんとか喜ぶのを耐えて対価のことについて聞く。
《まず一つ。
そこにいる六星龍の、[六星龍]という地位を剥奪し、生活に混じりながら神龍の化身として、人間達の行いを見守る事。
そしてそれを隠蔽すること無く、私に伝える事だ。》
六星龍は驚きに目を見開いたが、冷静に神龍へ言葉をかけた。
「…わかった。
だが…一つ。」
《なんだ》
「妾は、いつ神龍にそれらを伝えるのじゃ?」
《それは、孫悟空と今から蘇らせる孫悟白が真っ当に生き、その末に亡くなった後だ。
その際はお前も六星龍として復活し、私の一部となり戻る。》
「……なるほど。
その際に、全ての情報が神龍へ入る…
そこで、全てを判断する…という事じゃな?」
《左様》
「…ああ。分かった。妾は六星龍の地位を捨て、ここで人間を見るとしよう。」
1つ目の対価を飲んだ事で、神龍が僅かに頷いた。
だが、今ので1つ目だ。
《2つ目は…》
そこで神龍は悟空へ目をやった。
なんだろう、と首を傾げた悟空に向かって口を開いた。
《孫悟空。
お前の魂を半分に分かち、孫悟白にそれを与えることで、この世に孫悟白を
「…ああ…はは、なるほど。生き返らせるって言わないで呼び戻すって言ったんはそういう事か…」
生き返らせる、のではなく呼び戻す、という言葉を使った神龍。
たしかに、命を丸ごと生き返らせてくれるわけではないのだから、代償を用いて呼び戻すというイメージでいいのだろう。
「!!」
「なっ……カカロットの魂を…?!」
神龍のその発言にはその場の全員が一様に驚き、動揺が場を満たした。
《つまり、孫悟空が死ねば孫悟白も死に、孫悟白が死ねば孫悟空も死ぬ、という事だ。》
ただ単に命を半分悟白にやるんだと思っていた自分は、思わずこえをあげた。
「へ!?ちょ、ちょっと待ってくれよ神龍!
寿命は?寿命はどうなっちまうんだ!」
どちらかが死ぬと一緒に片方も死ぬのなら、殺されたのではなく寿命だったのならその場合は自分に引っ張られてしまうのだろうか?
《それは生きられる方に委ねられる。
孫悟空が本来の場合寿命だったとしても、孫悟白が生きられるのならお前は問題なく孫悟白の寿命まで生きる。》
それを聞くと、悟空はなんだぁ、と息を吐き出した。
だがそれだけではないらしく、神龍は言葉を続けた。
《まとめると、2つ目の対価はお前達は魂を分かち生きる一つの存在となる、というものだ。
…二人で一つ、という気となったお前達は、酷くお互いが大切なものとなっていた。孫悟白が死んだ時、お前はありえない程の喪失感に苛まれていただろう》
「え?…あ、…そういや、たしかに…」
対価を簡単にまとめた神龍は、続けて言葉を紡いだ。
それに戸惑いながらも反応した悟空は考えた。
…確かに、そうかもしれない。
怒りより何より、身体にぽっかりと大きな穴があいたみたいな、そんな気持ちになった。心臓を失ったと言えるくらいの酷い感覚だった。
《だから、私は孫悟白を生き返らせる対価に、その状況を利用させてもらった。
気ではなく、命を二人で一つのものにするのだ。
そしてそれによって、お前達は遠くに離れて存在する事が不可能となる。》
「え?悟白とオラが?」
「お、おじいちゃんと悟白お兄ちゃんが、絶対一緒にいなきゃいけない事になっちゃうってこと??」
《左様》
先程も聞いた返事をまた聞いて、今度こそ周りが大騒ぎになった。
「んー……でも、オラ悟白がこの世にいられるんなら、それでいい!」
「お、おじいちゃん軽い!
よく考えてよ!そんなのになったら私と悟白お兄ちゃんのデートどうなんのよ!!!」
「そ、それは知らねえよ…でも、神龍はそれで悟白を呼び戻してやるぞって言ってんだぞ?
神龍のやつ結構譲歩してくれたんだぜ?ほんとなら悟白は死んだままなんだからさ」
《その通りだ。
孫悟空の言う通り、大きな対価を払ってもらい、私が全てをやるのではなくお前達の持ちうる全ての力で孫悟白を呼び戻すところまで持ってきたのだ。これ以上の交渉は不可能だ。嫌だと言うなら、このままで私はドラゴンボールと共に姿を消す。》
パンは酷く困ったように視線を色んなところにさ迷わせたが、決心したのか、凄く小さな声でわかった、と言った。
《ならば、この対価で孫悟白を生者とする。いいな》
「おっけー!ほんとにありがとう、神龍!」
《礼には及ばない》
神龍は再び目を赤く光らせた。
すると自分の、生きる為に必要なものが半分持っていかれたような感覚が全身を支配し、一瞬不安を覚えた。
その後すぐ、自分の隣に随分自分を救ってくれた息子の気を感じた。
プラスエネルギーが寄り集まり形を成し、一際輝いたかと思うと、人間の形を取った。同時に、自分の必要なものが傍にある安心感が自分を包んで不安を消した。
「…………ん…?」
横たわる人物は目を開き、周りを見てから不思議そうな声を上げた。
「…………悟白お兄ちゃぁあん!!!」
パンは、今まで我慢していた涙をボロボロ零してその人物…悟白に、飛び付いた。
「良かった、良かった…っ!お兄ちゃんが生き返って、ほんとに…っ!!」
「わ、?ぱ、パン?あれ、おら…?」
飛びついてきたパンを両手で支え、まだ分かっていないみたいに首を傾げている悟白。
《…六星龍は六星龍ではなくなり、孫悟空と孫悟白は命を分け合った。
…孫悟白をこの世に戻すという願いは叶えた。》
「!…え、あ、あれ、神龍…?
命をわけあった…???」
《全ての事情はこの場の者に尋ねるがいい。
………それでは、さらばだ。》
「神龍!!ほんとに、ほんとにありがとうなー!!!!」
何が何だか、の様子の悟白はパンを傍に立たせて立ち上がり、その肩に乗っかって絶大な感謝を込めて大声で神龍へ声をかけ、手を振って自分が生きている中でもう二度と逢えることはない姿を見送った。
自分が生まれ、冒険が始まって…そう、六星龍が誕生したあのウーロンの願いからの付き合いだった、神龍。
…思い返すと、長かった。
そうだ。
ブルマと出会って、形見がドラゴンボールという名前の願いを叶える球だと知って一緒に冒険を初めて…
そう、そこからだ。そこから全てが始まった。
神龍の頭の周りをくるくると回りながら行ってしまったドラゴンボールの内の一つ、四星球を思い出して笑う。
…バイバイ、四星球。バイバイ、ドラゴンボール。バイバイ、神龍。
神龍の長い胴体がどんどん雲の中に隠れていく。
そんな中、悟白がこちらを困ったように見てきた。
「ん?どした?」
「…これって、どういうあれなんけ…?」
生き返ったんだなってのは分かるんだけんど…と言葉を繋げた悟白に、自分はおう、と返事をした。
「実はさ…、」
神龍が自分達2人が生きている間には二度と会えないと話すとそりゃあそうかと言うふうに納得した顔をしたり、自分達の命が半分こにされていて、生きるも死ぬも一緒の存在になったというと声を上げて慌てたり、生き返ったんじゃなくて呼び戻されたんだと結論をいうと、驚いたままでそ、そっか…と辛うじて返してきたり。
「んでよ、神龍がまた人間にドラゴンボールを使わせてもいいかっちゅうのを見るために六星龍が六星龍じゃなくなってここにのこったんだ。」
「え?」
六星龍が六星龍じゃない…?、どういう事だと首を傾げていたが、傍によってきた六星龍…じゃないけど、名前が六星龍なので六星龍と呼ぶことにする…が懇切丁寧に説明してくれているのを悟白の肩から離れて見て、それから完全に空の向こうに消えていった神龍を見た。
…ここからだ。
今を生きる人間達、未来のある子供達全員が、これから地球をドラゴンボールに頼らず、自分達の力で直し、良くしていき、地球と共に生きていく。勿論、自分達も。
この先、自分達より強いやつは一切現れないかもしれない。
そう思うとつまらないな、とは思うけど…
「へえ、そっか…じゃあ、六星龍とは死ぬまでは一緒にいられるんだべなあ。」
「あ、あぁ…まぁ、そうだな。
…共にいてやらんこともない。」
「ちょっと六星龍?あたしの!!悟白お兄ちゃんよ?」
「小娘が何をぬかすかと思えば…お前、齢はいくつ重ねたのじゃ?」
「……9」
「九つ?…ハン、尻の青いガキではないか!」
「シ………!!!!
あんたね!!あたしを馬鹿にするのもいい加減にしなさいよ!!
大体、あたしにトドメ刺されてた癖に生意気よ!!!」
「??」
六星龍とパンに挟まれ、その二人が両隣で言い合いを初めて困ったよう二人を見ている悟白を見る。そして気を確かめる。
…自分と同じか…超えているか…
強いやつは現れないかもしれないが、常に強い息子が隣にいると思うと、ワクワクしてくる。
自分を超えているのなら追いついて抜かしたいし、同じなら競って闘い、高めあっていきたい。
……思ったより結構、退屈しないかもしれない。
あまりに楽しみで、ついに我慢出来なくなって未だに挟まれている悟白に飛び付いた。
「なぁ悟白!今からオラと勝負しようぜ!どっちが強ぇか、比べっ子だ!」
「わ、!!
……比べっこ?……へへ、いいべな、それ。
…いいだよ、ならみんなに邪魔にならないとこさ行って、」
「待ておめぇら!今から帰って飯だ!!夕飯食うべよ!!」
悟白も乗り気だったところでチチから待ったがかけられた。
別に闘ってもいいじゃないかと思うところだが飯だと言うなら話は別だ。
「おっ!!なぁなぁチチ!夕飯ってなんだ?!」
「ふっふっふ…今夜はご馳走だべ?
パオズイモリの姿焼きだ!」
「え!マジかチチ!オラそれ聞いてもう腹減っちまったぞ!」
「やったー!!母さん、それ僕大好物だよ!ラッキー!
さ、悟白帰ろう!今度こそちゃーんと兄ちゃんと話しようね!」
「ん、勿論。おらも沢山話したかったんだ。
あ、そうだべ!みんなで一緒に家で食べねぇか?
そしたらトラ兄さも一緒に居られるし…あ、あとでベジータさとも戦えるだな!」
「え?俺達もいいのか?チチさんに迷惑じゃ…」
「いいだよそっだらこと!構うことはねぇ、みんなで食ったらもっと美味いし、楽しいしな!
悟飯、悟天、悟白、支度手伝ってけれ!」
「はい。勿論です母さん。」
「うんうん!悟白も一緒になら喜んで!」
「んだ。」
「お義母さん、私も手伝います。」
「じゃ、食べさせてもらうんだし私も手伝うわ。
…でもパオズイモリの姿焼き…、全然わかんないわね…
…あ、ブラも誘っていいかしら?」
和気藹々と話しながら全員が同じ方向に、飛べない人を抱えて飛んでいく。
平和になったな、と思いながらみんなの背を眺めていると、隣にベジータが来た。
「…結局、貴様は元のサイズには戻らなかったな」
「ん?あ、そっか。そういやそうだな。」
「…ったくお気楽な野郎だぜ。…お前は死ぬまでずっとそうなんだろうな。」
「へへ。おめぇもずーっとそのままだな!」
「当たり前だ。変わってたまるか。」
そう言葉をかわして、目だけでお互いを見て、軽く笑った。
ベジータも笑った。…おめぇも、随分変わったよ。
「さ、みんなに置いてかれちまうぜ!行こうぜベジータ!」
「俺に指図するな」
…ああ、そこは変わらねぇんだな。
きっともう、ハチャメチャは起こらないだろう。
変わらず、平和な日々が続くだろう。
自分達が死んでも、変わらずに。
そんな時、どうなっているんだろうか。
ドラゴンボールを探す人間がまた現れるとか?
それとも、新しい敵が現れて、ドラゴンボールを狙うとか?
可能性は無限大だ。
もしかしたら自分たちより強いやつが出てくるかもしれない。
そうなったら、惜しいとは思うな。絶対。
前を見るとみんなが遅く来ていた自分とベジータを見ていた。
悟白も自分と離れて心臓が不安を覚えたからか、こっちに近付いて来ていた。
…さあ、早いとこ帰って、夕飯までは修行でもしているとするか。
これにてDBGTα、完結。
悟白と悟空は一つの命を半分ずつ持ち生きている、という存在になってしまいました。
パンが言っていたみたいに絶対一緒に居なくては心臓がもう片方を求めて悲鳴を上げるので、いないと苦しくなるゆえに離れると辛いですが、死ぬ程我慢をすれば離れられないこともない、という具合です。
絶対分けちゃいけないものを分けて二人で持っているわけですから、完全に一つに戻りたくて暴れるのは当たり前です。
なので悟白と悟空はこれからワンセットとして行動を共にすることになります。それを追いかけるベジータも含む。
さて、さてさて…
皆様、今回でDBGTαが完結です。
お付き合い頂き、大変ありがとうございます。
去年はほぼ戻って来ず、大変申し訳ございませんでした。
そして悟白シリーズはいつの間にか1周年を迎えており、今年の7/21になると2周年を迎えます。
ここまで、全42話。
長くて、短い旅でした。
そしてピークでランキング17位にならせて頂きました。
嬉しく思います。本当にありがとうございます。
感謝してもし尽くせないです。
ここまで見てくれた皆様、誠に、誠にありがとうございました!!
__まだまだもっと続くんじゃ。