そん、ごはく。孫 悟白っていいます。   作:鯱の助

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前回までの閲覧、お気に入り、評価ありがとうございました!

どうでもいいですが、悟白のフルネームを使ったサブタイトルは今回で2度目です。

8/29 9:00
47位に入りました٩( 'ω' )و
2時ごろ46位に!
20時頃確認しましたが44位に…?ありがてぇ…
22時頃43位になりまひた…ひえ…
そして、滑り落ちた



最強の移動手段!習得できるか孫悟白!

地球に帰り、超神水というものでみんなを元に戻し、地球も危機が再び来ない限りは平和に戻るだろうと思われたが、激しく地球全体が揺れ、何が起こったかと思えばなんとミスターポポが地球に寿命が近付いてきたというのだ。

だが、悟空はしっかりと自分の目の前でミスターポポに渡していたし、元の場所に封印していないデンデが貰っていないと思っているだけではと疑ったが、なんとあの時既にベビーに卵を産み付けられていて操られていたらしかった。

そして、その時のデンデはベビーに献上してしまったらしい。

あのどのくらいの時間があるのかとトランクスに聞くと、あと2週間しか無いのだという。

1度行って帰ってきて、9ヶ月。

それで、次は2週間で集めろ?

「…集められねえ」

「?なんでだ?またパパッと集めりゃいいじゃねぇか。今度はベビーもいねえし楽勝だぞ?」

「いや、無理なんだ……だって、地球に帰ってきた時点で9ヶ月だぞ?それを次は二週間で、なんて…」

「んー…」

最悪だ。

手の打ちようがない。

ベビーは消滅させることが出来たのに全然スッキリしない。

兎に角解散、ということで自分達は天界から降りた。

 

 

 

 

残り1週間ほどになったとき。

その頃はほぼ毎日のように地震が起こるようになっていた。

そして、自分達宇宙船乗組員はどうするかを考えるためにカプセルコーポレーションに集まった。

あの星…ツフル星との通信回線を繋いであちらに残っているブルマ、悟飯、チチと会話し、そこでベジータがツフル星に地球の全員で行くという案を出し、地球人にはミスターサタンがツフル星に行く事を説得して貰い…まあとにかく上手くいった。

一番最初の大人数は界王神が瞬間移動…カイカイで移動させ、その後は宇宙船に乗せるために誘導したり、悟空が各地に行ったりして瞬間移動で移動させたり、大変だがスムーズに進んでいた。

 

誘導する最中、自分が考えていたのは、瞬間移動人員の二人の事だ。

2人でこれだけやるとなれば酷く大変だろう。

せめてもう一人くらいいればいいのだが…

……悟空に終わってから教えてもらおうかな。

 

全員が宇宙船に乗り終わり、移動もし終わり。

いなかった人達も全て悟空の瞬間移動で宇宙船に連れて来た。

一安心だとなったとき、悟空が窓に張り付いてピッコロ、と叫んだ。

「お、お父?なしたべ?」

「ピッコロが…ピッコロが瞬間移動出来なくなっちまったオラに気ぃ分けて…!そんで一緒に来たと思ったらあいつ残っちまったんだ!!」

「な、!?」

驚いて悟空の隣に行って窓の外を見た。

あの、真っ赤に染まった地獄の星に、ピッコロが残った?

「ピッコロさ…なして残っちまっただ…!!!!」

先程聞いた感じは、ピッコロは瞬間移動1回分の気を分けただけのようだ。

それを決定づけるように悟空はここで叫ぶしかないのだから。

そして、時が来たというように、自分達の目の前で、地球は眩い光を発しながら…爆発した。

「ピッコロ!!ピッコロッーーーーーー!!!!!!!」

大きな声で叫ぶ悟空の声を耳に入れながら、悔しくなった。

なんで自分は瞬間移動が出来ないのだろう。

出来ていたら、ここで、助けに行けたのに。

「ピッコロさ……なんで…、…くそ…!!!」

 

 

 

ナメック星のポルンガの力で、地球が元に戻され、地球人達も全員戻した。

だが、悟飯から聞いたがピッコロは地球と共に死に、超ドラゴンボールを消滅して今後このような事が起こらないようにしたらしい。

つまり…その為、ピッコロは…戻らなかった。戻せなかった。

ピッコロのその大きな決意を無駄にする事になるからだ。

地球が戻った記念のパーティの準備を手伝いながら、ため息をついた。

 

 

準備中にやってきたトランクスが自分に声をかけて呼んだので、何かと思ってそばに行くと、トランクスの後ろからギルが現れた。

『ギルル!』

「!ギル?」

「ベビーの件で壊れちゃってさ。だから直したってわけだ。」

『悟白!』

前に飛び出てきたギルを受け止めてやった。

「そうか、見ないと思ったら壊されてたんだな…」

『ギルル!トランクス直してくれた!だからもう元気!元気!』

「ああ、そうか…良かった…トラ兄さ、ありがとう。」

「はは、大事な友達を壊されたまま放置なんて出来るわけないじゃないか。な、ギル」

『ギルルルルルー!』

「あら?悟白お兄ちゃんそのロボット何?」

「ああ、パン…こいつはギル。ドラゴンボール探しの旅の最中に出会ったんだ。」

『パン?悟白から話聞いてる、姪っ子!』

「へえ、ギルだっけ?凄いのね。あたしの事の知識に将来悟白お兄ちゃんと結婚するって追加しといて!」

じゃ、あたし手伝い行ってくる!といってさっさと行ってしまったパン。

『将来悟白のお嫁さんにな「ギル、追加しようとするでねえ」…ギル、分かった。』

「大体な?ありゃあ子供がよく言うやつだべ、今後言われても追加しないように」

『分かった!』

「……悟白、お前ってさ…やっぱ鈍いよな」

「え?戦いの動きがけ?」

「…ああ…いや…やっぱ何でもない」

 

 

みんなが集まり始まったパーティでみんな盛り上がっていて、音楽をかけて踊ったり、芸を披露したりと楽しそうにしていた。

自分は座って笑うだけで参加はせず、悟空と向き合って持ってきた料理達を胃に入れていく。

その最中で、交渉してみることにした。

「ん……な、お父」

「んん?…どうした悟白?」

口の中のものを呑み込んで聞く体制を取ってくれた悟空に感謝を述べてから本題に入った。

「…おらな、ほら、えっと…今回のことがあってよ…色々考えてたんだがな…」

「おう、どうした?」

「…あの、嫌だったらいいんだべ?

その、瞬間移動…あるだろ?お父の…」

「ああ、それがどうしたんだ?」

「…教えて…欲しいって…思ってて…」

「ん?瞬間移動教えて欲しいんか?」

不思議そうに目を何度か瞬かせた悟空。

自分で人の使う技を教えて欲しいというのは生まれて初めてで、緊張する。

膝の上で握りしめた手をもじもじと動かしながら、今度はちゃんとはっきり言った。

「…お父。お願いします、どうか瞬間移動を教えてくだ、さい。」

「おう、いいぞ」

緊張したのにすぐ帰ってきた返答に力が抜けた。

「え??……い、いいんけ?」

「おう。別にいいぞ」

「…そ、そっか…」

勢いで詰めていた息をすべて吐き出して背もたれにもたれた。

「なんだ?用ってそれだけか?」

「そ、それだけって…一応おら的には結構大事な事だべ?」

「まあ、おめぇが教えて欲しいって頼むっちゅうことはなんか考えた事があったから言ったんだろ?

なら答えてやるんが親っちゅうもんだろ?」

ほら、やっぱそんだけだ。

そう言って食べるのを再開した悟空をまじまじと見た。

だが、すぐにまた自分も食べ始めた。

小さいまま戻れなくなってしまった父親は、小さくなっても大きかった。

そう思ったら思わず笑ってしまった。

 

 

 

…と、食べるだけ食べた後、自分達は岩場まで移動してきた。

そして悟空とは結構な距離を開けて立った。

悟空が超サイヤ人4になってこちらに叫んだ。

「いいかー?まずは手本見せっからなー?」

そう言って、悟空は遠くで瞬間移動の時の構えをとって、一瞬で自分の目の前に現れた。

「ま、こんな感じで瞬間移動は名前の通り一瞬で移動できる技だ。

覚えんのは難しいがオラもおめぇが覚えられるようしっかり教えっからな。」

「おらも覚えられるように努力するべ。…宜しくお願いします」

今から悟空は父から師匠になる訳なので改まって礼をして気合を入れる。

おう、と言ってやり方を説明し始める悟空の言葉をしっかりと聞く。

聞いていると本当に難しそうだが、自分で覚えたいと言ったのだから、絶対覚えてやる。

 

 

 

 




とりあえず今回の件で瞬間移動がどれほど便利かを再確認した悟白でした。
果たして習得できるんだろうか…どうだろうか…
なんとなく気を探るの上手いから行けそうな…いけないような…

お気に入り200到達、ランキング43位、感想38…もろもろの感謝を込めたお祝い絵です!

【挿絵表示】

シンプルですが結構頑張りました…悟天のスネ夫とか、トランクスのサラサラヘアーとか…色々…あ、尻尾のフワフワとか。
どうでもいいですがアイビスペイントで描いていて、且つペンが無いので指描きです。今までもこれからも指描きです。
これからも悟白と僕の指を宜しくお願いします。
多分感謝が込められてないのでいずれまた描きます!


閲覧激しくありがとうございました!






ミンナノカイテクレタエトカ…ホシイナ…ナ…ダメカナ…

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