8/27の朝9時ごろ、ランキング49位になっておりました…
そして朝11時頃、47位になっていました。
(今はもうおりません。降りました。)
そして、お気に入り件数、約120から約170件に…
評価がall red…評価してくださった方、7名様。
…ありがとうございます。
全て、全て皆様のおかげです。
と、言葉でしか表せませんがあれです。
恐縮至極、感謝感激、恐懼感激、叩頭参拝…などなど。
頭は良くないのでネットで調べて書き込んでおります。
とにかく感謝ッ圧倒的感謝ッ!!
本編へどうぞ!
ベビーが大猿になることによって追い詰められた自分達。
悟空は集中砲火で相当なダメージを負った。
自分は……今は、悟空がフルパワーになるまでの時間を稼いでいる。
掴まれそうになったり弾かれそうになれば避けることに集中して、狙いに行こうとすれば何処からでも届くスナイパーライフル砲を撃ち…
とにかく、時間を稼いだ。
一瞬無茶な動きをした時、節々が痛んだ。
…悟空が集中砲火を受けていた、と言ったが、主に狙われていただけで自分も当然攻撃をされていたわけだ。そうなるのも無理はない。
だが、そんな弱音を吐いている暇はない。
「俺1人でお前をまだまだおちょくっていられる時間があるなんて、嬉しい事だな!!そらそらどうした!こんな満身創痍のやつにやられてばかりでいいのかよ!」
「貴様…!舐めやがって!!そこを退け!!」
「はははは!ノロマ!もっと急げよ!」
素早く振られた手を隙間を縫って避ける。
胸部を僅かに掠ったので冷や汗が出たが髪をかきあげるような動作で拭いとって無かったことにする。
「ちょこまかと!!!!波ぁああああ!!」
特大の火の玉がとんできて、舌打ちを打ち技を一つ用意する。
「特大爆波!!!そぅら!」
爆破に特化した気弾を作ってぶつけて相殺した。
…今ので少し気が下がってしまった。そろそろガタがきている。
地に立つ五人を見て焦るベビーの視界に、空中で足を組み、腕を組み、ニヤリとした顔で入る。
自分の小さい頃から変わらない憧れの人物に寄せてみた。
真似をしたって誰も気付きはしない。今はピンチなんだから。
「そらそらどうした?目の前の相手を放って…随分余裕じゃないか?」
「きっさま…!!」
後ろの気を感じていると、もう終わるように思える。
もう少し、もう少し。もう少し時間を稼げば自分の役目は終いだ。
ベビーを消し炭にするのは…悟空に任せてしまっても構わないだろう。
小さい頃もそうだった。自分が本当にこの手で始末を付けたいと思った相手は、必ず自分の手で終わらせられないのだ。
…きっと、悟空がやるのが一番いいのだ。
なんだかそう思う。わからないが…その方が、なんだかスッキリする気がする。
わからないけど、きっとそうなのだ。
「ほら、早くしないと終わっちまうぜ、いいのか?」
「く……そがあああああ!!!!」
悟空が、フルパワーになった。
同じ超サイヤ人4だからかわからないが、どれほど凄いのかが良くわかる。
あれが、悟空の今のフルパワー。
「あらら、残念だったなベビー。父さんはフルパワーになっちまったみたいだぜ」
憧れの人になったような気持ちでやれば、なんだか先程より余裕そうに避けたり、攻撃したり出来た。
やっぱりあの人…あの人達…まあどっちでもいいか。とにかく、凄いのだと実感した。
それに、自分が無理をしていると理解していたのか、ベビーの体内で抗っていたウーブ。彼も、凄い人だ。彼は吐き出されて界王神の隣にいるらしい。
ゆっくりと離れていき、悟空の元に降り立った。
「…凄いね、父さん。それが父さんのフルパワーなんだ…」
「ああ…悪かったな悟白。もう大丈夫だ。」
その言葉に笑って、頷いた。
限界の自分の身体を無理やり動かして、後ろに下がった。
すると、とん、と誰かに当たって支えられた。
「悟白、お疲れ様。よく頑張ったよお前は…」
支えてくれているのが誰かを見れば、長男の…正気に戻った悟飯だった。
「…いつの間にか兄の僕も超えて強くなってたんだね…本当、凄いよ悟白は。」
「…はは、そんな事ないよ。だって…俺は、時間稼ぎしか出来ないからさ」
「そんな事ないって!悟白は俺の自慢の弟なんだからさ。」
そう言って声を掛けてくれたのは、こちらも正気に戻った双子の兄、悟天だった。
何時もの、あの明るい笑顔だ。
「…悟天兄さん…ありがとう」
兄達が正気に戻っていて…嬉しい。
思わず気を抜いて、厳しくなっていた表情が和らいだ気がした。
「本当に悟白お兄ちゃんだったのね…素敵…」
「ん?……ああ、パン…」
そばに来た人物は、疲れたような顔をしているが何処と無く浮かれたような表情をしたパンだった。
…悟空にサイヤパワーを全て渡したことによる疲労だろう。
その頭に手を伸ばして、ゆっくり置く。
「父さんに理性を取り戻させる大役、それに父さんに身体中の全てのパワーを渡すという役…パンは凄いね。いい子だ。
…ありがとう。」
「あ、あ、い、いいの!当然の事だもん!あたしだって、役に立ちたかったの…」
顔を真っ赤にして疲労が無かったかのように喜ぶパン。
だが、最後の言葉を言う時は少し…迷惑だった?というように萎んだ声でそういった。
「…立ってるさ。」
「ほ、本当?」
「そうとも。だって、ああして父さんは立ち上がっているんだから。」
そう言って悟空をみた。
悟空の体はうっすらと赤い光に包まれていて…力に満ち満ちている。
迂闊に近づけば火傷をする。そんなくらい、強い。
……冗談でなく本当に火傷をするだろう。
「あれを見て、役に立ってないなんて…大活躍さ、胸張って。」
「あ…う、うん!」
その辺で、ベビーの前に立つ悟空が空に上がっていったのを視界の端に捉えた。
もうすぐ激しいぶつかり合いが始まる。
観戦するしかない。
そう思っていた自分だったが、ふと、思い出したのだ。
自分が昔旅から帰省した時に父にカリン塔という塔の存在を教えてもらった時に行ってみたい、と思い自分の力で上りカリン様に会い、そこで小袋に入る程の…たしか、7粒の仙豆を貰っていたことを。
秘境の地から出られなくなったことが6度あって、1粒以外はたべてしまったのだが…1粒は本当に危なくなった時のため、と取っておき、今の今まで食べなかったことを。
そして、たしか帯の途中に挟んだ筈。
観戦している時に急いで帯を探り、見つけたのは左側のヒラヒラと帯を回してあるところの影になる場所だった。
奥の手をバレないようにしていたわけだからここに隠そうと思ったのも分からないでもない。
急いで仙豆を口の中に放り込み、噛み砕く。
すると、一気に怪我が治った。
「!?…悟白、お前なんで…?」
「…仙豆を1粒隠し持っていた。そのお陰で、怪我も治ったし…これならベビーと戦える」
「…わかった。気を付けるんだぞ」
「わかってる。」
悟空に任せておけばいい。
そう思えるところもある。思えるところしかない。
…だが、自分は前から、やると決めていた。
ベビーを、消し炭にすると、決めていた!
グッと拳を握り、身を屈めて一気にベビーへ飛んだ。
連続ギャリック砲を打つベビー。
その後にゆっくり向かう。
そして、トントン、と後頭部をつついた。
すると、後ろに悟空が来たと思ったのか後ろを向き、
「そこだぁああ!!」
と少し大きなギャリック砲を撃ってきた。
だが、ばしりと弾いて遠くへやった。
「な…!?貴様、何故!?」
「ギャリック砲はそんな弱っちい技じゃないぜ…
手本を見せてやろうか?たしか…こうだったか。」
ある日旅から帰省した時。
自分がカプセルコーポレーションで寛がせてもらっているとベジータに声を掛けられ、戦うことになったことがあった。
その時は超サイヤ人までと制限をかけての戦いで…隙をつかれ、負けた。
『…筋は良くなった。』
『!!……あ、ありがとうございますだ…』
『……一つ。技を教えてやる。』
『え、え??』
『教えてやると言っているだろう、いいか、よく聞けよ…』
その時、何故か教えてくれたのだ。
それを思い出しなから、構えを固めていく。
『空中でやるのならばこうだ。手の構えは…左手はかめはめ波とかいう技の時のような形。』
左手をかめはめ波のような手の型にする。
『右は、手の甲を左の手の手根部…手のひらの付け根につけろ。…両腕は手首が自分の額辺りに来る位置まで上げろ』
手首が額に来る位置まであげ、右手の甲を左手の手根部につける。
『足は、技を当てる相手のいる側…右足を付け根と膝を90度に曲げ、左足は地に立つ時と同じ位置までのまま膝から90度に曲げろ。いいか、左足は膝だけだ。』
左足を膝から90度に曲げ、右足は付け根と膝を90度にまげた。
『そして、構えをとった瞬間に右手に気をためろ。
そして、ここだと言う時、こう叫べ。』
「_________ッギャリック砲!!!!!」
紫の気弾がベビーに直撃した。
「…ベジータさん直伝のギャリック砲だ。効くだろ?」
その言葉は、ギャリック砲に包まれているベビーには届かなかった。
あっさりと追い詰めてしまえたベビー。
自分たちには屁でもない反撃をしたベビーは、やはりあっさり弾き返された。
あの体はベジータのもので、消し炭にしてしまえばベジータは助からないわけだが…と悩んでいると先に閃いたらしい悟空がベビーの尻尾を気弾でちぎった。
するとみるみる元に戻るベビーは、なんとベジータの身体から逃げ出した。
それは少し逃げてから形を取り、いつぞやの星のように目を光らせて逃げた。
どこに行ったかと思えば宇宙船がとんでいった。
「ああ!おじいちゃん悟白お兄ちゃん!ベビーが逃げちゃうよ!」
「大丈夫、俺に考えがある。」
焦ったパンが声を上げるが、自分は思いついた事があったので、パンにそう言って少し待つ。
どうやらこれは悟空は思いついていないらしい。
…どうやら、自分がトドメをさせるらしい。
太陽を目を細めてみていると、ちらりと黒いものが飛んでいるのを見つけた。
「よし。
か………め…………はぁ…………めぇぇ……!」
そこで悟空がニヤリと笑ったので、自分がやろうとしていることに気付いたらしい。流石だ。
タイミングを測って……
「波ぁぁあああああ!!!!」
放つ!
それは少しして、自分に直撃した事を伝えてきた。
そして、かめはめ波を放つのをやめて気を探ると、ベビーの気が消滅したことが分かった。
「ああ、成程…いくらベビーでも太陽に落ちたら復活できないな…」
悟飯も分かったらしくそう言った。
「やった!!」
飛び跳ねて喜ぶパン。
微笑ましく思って笑った。
「冴えてる!流石悟白お兄ちゃん!」
勢いでこちらに飛んできて自分の首元に抱き着いて来たパン。
それを受け止めるように手を出した時
「素敵よ!これ、ありがとうのキス!」
と言って頬に何かが触れた。
支えようとしていた手がとまり、固まる。
「え」
「うふふ、大事にとっておいてね!」
そう言って降りたパン。
悟飯をみると、不思議な表情で固まっていた。
…地球に帰る前にもう1度戦わなくてはならないようだ。
特大爆波ってありますが、あれは 二人のNO.1。の超幽霊神風特攻位の爆発力をもった気弾〜とかなんとか書いてあった、あれの完成版となっています。
特大ついてなかったら、爆波です。まんまですがシンプルでいいかとおもいました。
やっぱりまだベジットに憧れてたんだね!!
でもやっぱりそうなりたいと思ってても性格に合わないぜ!?
ベビー、撃破!
おめでとう悟白!
今回は宣言通りちゃんと消し炭にできたね!炭も残ってないけど!
敵はたくさんいるから頑張っていこう!
閲覧ありがとうございました!