そん、ごはく。孫 悟白っていいます。   作:鯱の助

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GT中はこの服で行きます。


【挿絵表示】


上は七分袖の白い道着です。
悟「白」なんだから白いものを着てもらわないとね!



悟空、トランクス…悟白?

集めなければ地球がなくなると言うなら仕方がない。

そうと決まったら、行く人達を決めるということになった。

悟空はただ一人、地球がなくなるならドラゴンボールで他の星に移住すればいいと言っているが、チチに猛反対された。

残念ながらこれはチチと同意見だ。

なので、悟空がこっちをじっと見てきたが何も言わなかった。

悟空が行くことは決定していて、故郷を無くしたくない、と言う悟飯が一緒にいくとなった。

チチは、悟飯が一緒なら安心だと言って喜んだ。

 

 

と、なるとやはり宇宙に飛び立てる機械が必要だ。

カプセルコーポレーションへ行くと、ブルマに宇宙船がないか尋ねることになった。

ある、というので見てみると…

「なんだ?タコみてぇだな」

タコであった。

いや、タコではないがタコであった。

なかなかに大きいが、一体何人乗りなのだろう。

「これ何人乗りだべか?」

「三人乗りよ。でかいけどね。」

「え、3人?」

見た目だけだったらしい。

 

 

 

 

途中で全ての予定が変わった。

ベジータの案で、悟空と、最近修行を怠けているトランクスと悟天で行かせればいいと言うことになった。

チチも大賛成で、全員がそれがいいと言って行かせることになり、当日。

悟天は出掛けてばかりで会えなくて、自分が帰ってきていることでさえ気付いていなかったらしく、宇宙船を見送るところであって熱烈な抱擁を受けた。

 

 

「よかった会えて!!彼女が離してくんなくてほんともう会いたかった!!!」

「え、ああ…おらもだ、天兄さ、元気にしてたけ?」

「そりゃあもう!定期的に帰って来いよって言ったのにほんとよくも帰ってこなかったね、ほんともうさあ!!」

「面目無ぇ…」

「あ、もうさ、行くんならトランクス君と他の人で行ってよ、悟白と楽しく遊ぶからさ」

「は?!」

「な、何言ってるべ!?」

「いやだって久々の再開でもう僕行かなくちゃ行けないし会えないし意味分かんないよ」

「お前が意味わかんないんだよ!俺だって別に行きたいわけじゃないけどお前だってそうだろ!俺たち運命共同体だろ?」

「確かに親友だけど共同体はいやかな」

「お前なあ…」

…と自分を挟んで行われる会話。

デジャヴを感じるのだが気のせいか。

と、そんな時に、悟天の電話が鳴った。彼女かららしい。

だいぶ下に出ていて、必死なのが伺える。

…この人の兄が学者で、嫁も貰っていて、落ち着いていると言うのにこの差は一体…

「え?いや、ごめん何?!宇宙船がうるさくて良く聞こえない!!」

「あ、ねえ悟白くーん!」

遠くからだいぶ大きな声でこちらへ呼び掛けられた。

声の方を見ると、ビーデルがこちらへ叫んでいた。

「?ビーデルさ?どうしただか?」

「パン知らないかしら?…あら、あなたの所にいると思ったんだけど…」

「え、パン?…みてねぇけど…」

そんな会話をしていると、先に悟空が乗り込んでいった。

「探して貰ってもいいかしら?」

「ああ、構わねぇだよ!」

「ええ、お願いね」

そう言ってビーデルは悟飯のところへ戻って行った。

自分は探すためにまず気を探す。

…中にいる?

急いで階段を登る段階をすっ飛ばして中に入って、登ろうとしているトランクスと悟空のところに追いつく。

「あれ?おめぇ、悟白…なんでだ?」

「中にパンがいるんだべ、連れ戻しに来た!」

「え?パンちゃんが?!」

気を感じるのは、この扉の向こう。開けると、中にはやはりパンがいた。

「パン!」

「ご、悟白お兄ちゃん!」

「何してるべ!連れ戻しに来ただぞ!」

「ごめんなさい、あたしどうしても行きたいの、だから…!」

そう言って、一つのボタンを押した。

すると、宇宙船が動いた。

「!?な、」

「どうせなら悟白お兄ちゃんも一緒に行きましょ!楽しいわ!」

と、言った。

自分の腕を取ったパンを引っ張って、部屋を出る。

後ろで悟白お兄ちゃん、待ってよ、と言っているのを聴きながら大急ぎで出入口へ向かう。

まだブルマのカプセルコーポレーションの範囲内だ。

だから、大声で叫んだ。

 

「飯兄さ!!!!受け取ってけれ!!!!!」

 

少々手荒だが、パンを投げた。

「いやあああああああ!!!」

「ごめんなパン!!」

そういいながら自分も出ようとする。

すると、扉がシャ、と音を立てて素早くしまった。

「……あれ?」

先程まで見えていたみんなと、遮断された。

「……え?嘘だろ?」

扉を軽く叩いたがうんともすんとも言わず、上からかかる重力が嘘じゃないと言っている気がする。ちかくの窓を思わずのぞき込む。

外は…どんどん青空を写していく。そして、どんどんと…雲を突き抜けていく。

…これは…

「完全に、巻き込まれた…!!!」

パンを連れ戻しに来た自分、そして元々決まっていた乗組員のトランクス、悟空。

…連れ戻しに来ただけなのに!!

本来三人目になるはずだった悟天は、カプセルコーポレーションにいる。

そしてもう宇宙の黒が見える。

…戻れない。

自分にできる事は、項垂れながら操縦室に戻って、こちらを見てきた2人に「……よろしく…」と返す事しかなかった。

 

 

 




パンを連れ出そうとしたらしてやられた。

唐突のオリジナル要素です。
GTを見ながらの進行ですので後先考えずやりました。
どうなるかは作者にも分かりません。
……一緒にどうなるか考えて楽しんでいきましょう!!(白目)

閲覧ありがとうございました!!!!

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