異世界に勇者としてTS転生させられたから常識通りに解決していくと、混沌化していくのは何故なのでしょうか?   作:ひきがやもとまち

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本当なら最初の事件解決まで書くつもりが文字数的に・・・やっぱり説明台詞好きは改善の余地あり過ぎますよね、気を付けます。

今話で冒険者セレニアの職業・固有スキル・使える魔法の属性とランクが明かされますが詳細は後日にでも。
今書くと、また長くなりすぎそうなのでね・・・。


第5章

「いや~、さすがは女神様による異世界転生ですね。お約束通りに『前例のない』能力やスキルばかりで、ギルドの職員さんたちも驚いていましたね。異世界転生勇者の面目躍如と言ったところですか。お見事としか言いようがありません。

 感服しましたよ、この世界すべてを総べているはずの万能なる女神様?」

「・・・・・・」

 

 私の心からなる賞賛の言葉に女神様は露骨に目を背けるとあらぬ方を向き、どこか遠くを見つめるフリをして私の言葉が聞こえていない風を装います。

 いいですけどね、別に。この人にはもう何も期待していませんし、私としても独り言には慣れているので気になりません。ぼっちの友はボールではなく独り言です。

 

 とは言え声量には常に留意せねばなりません。世間様はぼっちに厳しいのです。

 数で負けてる以上は勝ち目がありません。社会的勝者こそが真の勝利者なのです。

 

 

 

 ――そんなどうでもいい事柄をつらつら思い浮かべつつ、私は先ほど発行していただいたばかりの冒険者専用身分証明書『冒険者カード』を取り出して空へと掲げ、透かし見ようと試みましたが見通せません。

 

「むぅ・・・なかなか良い紙を使ってらっしゃいますね。あるいは先程のホムンクルスさんが言っていた、魔法で編まれた紙『魔法紙』を使用しているのでしょうか? 芸が細かいです・・・。

 しかも『透かし』を入れてあります。黒透かしと白透かしを組み合わせた白黒透かしで、です。

 陰影が名義の隣にありますし、その二つの間には透かしで文章まで入れる精巧さ・・・。

 ――どんだけ偽造対策してるんですか、この異世界の冒険者ギルドは。ほとんど日本の紙幣みたいなレベルで対策取られてるんですけど・・・もしかして冒険者ギルドって、他人の事は信用しない人たちの集まりだったりするんでしょうかね?」

「くっ・・・ツッコミを入れたいのに今言うとやぶ蛇になるから言えません・・・これがハリネズミのジレンマですかぁ・・・・・・っ!!!」

 

 女神様がなにか言ってる気がしますが、無視です。無視して欲しいそうだからです。

 話したいことがある時には自分から話しかけてくるでしょう。それ以外の場合で話しかけて欲しくなさそうな時には、全てガン無視です。

 人間関係において互いの領域を侵す範囲とタイミングの見極めはきわめて重要であり、微妙な問題でもあります。要注意しましょう。

 

 ーーああでもですよ女神様。それハリネズミじゃないでしょ、どう考えても。

 貴女の場合に限って言えば、神風特攻隊が成功するか否かを悩んでいる様な状態です。日本語は正しく使いましょうね。

 人のこと言う資格が私にあるかどうか分からない、現国「3」なセレニアでした。

 

 ・・・さて。ここで少しだけ冒険者カードについてご説明させていただきましょう。まぁ、大半がお約束通りなのであまり説明を要する特殊な場所はないんですけどね。念のためにです。

 まずは職業適正についてからです。

 

 この異世界における勇者の定義は『魔法陣グルグル』と同じ様に称号扱いの様で、冒険者カードのどこを見渡しても勇者に関する記述は一切見受けられません。

 ただし職業名の直ぐ隣には『称号名』と書かれたスペースがあり、ここには国や政府、団体等から授与された公的な意味での称号や、国王様や大貴族に自治領主など支配階級の方々から個人的に送られた、公的には意味が少なくとも限定的な効力は遥かにそれらを上回ってしまう特殊な称号等を頂いた際に、手続きが終わると記載されるそうです。

 

 称号の中には『○○族の勇者』『○○国の勇者』『第二次○○戦争の勇者』等々、条件に見合う枕詞の付いた勇者の称号もあるとのこと。

 今の私はさしずめ・・・・・・『女神に殺されて招かれた勇者』でしょうかね? 微妙にモモンガ様と似ていなくもない・・・かなぁ?

 とりあえず魔導王は目指さないよう気をつけましょう。世界征服は現代日本人的にイヤです。民主主義者なので。

 

 ああ、もちろん読む分には大好きですよ? オバロファンでしたし。

 死なずに済んでたら、映画版も観てみたかったですね。

 

 

 閑話休題。

 本来であるなら登録したばかりの初心者が就くことの出来る職業は、初期職四つの内どれかひとつを選ぶことになります。

 戦士、魔法使い、僧侶、盗賊。

 この内盗賊だけは多種多様な職業タイプを内包しており、内訳は普通に短剣をメインに戦うドラクエ系、短剣に毒を塗って殺しにかかるアサシン系、弓矢やトラップ等の敷設系能力を有する狩人系等々。

 ようするに他三つのどれにも含まれないですが、上級と言うほど大した力のない間接攻撃系職業を全部ぶっこんで「あとは自分で勝手にビルドアップしてくれ」と、そう言うわけですね分かります。

 

 私のステータスを見る限り、本来適正のある職業は当然のように盗賊なのですが、どういう訳か特殊な職業のエクストラジョブと言うより『ユニークジョブ』と呼んだ方が正しいであろう特殊職に固定されておりました。

 

「『職業『指揮官』に固定。恒久的に変更できない。

 軍を統べて統率し、進軍することに特化している極めて特殊な職業。

 指揮下にある兵士たちにとっては守るべき対象であり、自ら剣を手に取り戦わせるなど以ての外。それ故、当然のことながら個人戦闘能力は極めて低く、使えるスキルにも直接攻撃系のものは余り多くない。

 知力に特化しているクラスだが、その反面魔力は微量で魔法習得にも向いていない。それらを備えた優秀な人材を使いこなすための職業である』ーーこれって遠回しに、私は役立たずだって言われてません?

 個人戦かパーティー戦闘で戦うのが基本の冒険者に、指揮官なんて職業が必要とは思えないんですけど・・・」

「・・・・・・」

 

 更に私から目をそらして口笛を吹き始める女神様。

 おそらくはピーヒョロロ~と鳴らしたいんだろうなぁと思いますが、どう聞いても「い~しや~きいも~」としか聞こえない口笛のセンスは高いのか低いのかどっちなんでしょうね・・・。

 まぁ確かに、ちょっとだけ似ていなくもないですけども・・・。

 

「ーーとりあえずは次です。魔法属性ですね。これは正直、非常に興味があったんですが・・・案の定ガッカリな結果に終わりましたね・・・」

「・・・・・・ぴ~♪ ひ~♪」

 

 もう音さえ出れば何でもよくて、誤魔化したい一心で口笛吹いてるフリしてるだけの女神様です。何のために付いてきてるんでしょうかね、この人。

 相手より年下なのに養わされる身にも成っていただきたいのですが・・・。

 

 それはともかく魔法属性のお話です。ファンタジーが好きで、これに興味がない人はほとんど居ないと思われる、如何にもな王道ファンタジー要素ですね。

 

 まず最初に基礎的なことを説明しますと、この世界の魔法は大気中に漂うマナと誇称されている魔力を使い、使用されるものでは“ありません”。まったくの別物なんですよ。

 自然界を司る火水風土、いわゆる四大元素エレメンタルは、あくまで自然現象が持つ力に人が与えた便宜上の名前に過ぎず、特別な力や意味があるなどとは誰も考えてはいないそうです。世知辛いですね。

 

 では魔法はどのようにして使うのか? これも非常に夢のない話しになってしまいますが・・・技術と知識とスキルです。ただそれだけでした。本当の本当に夢がない・・・。

 

 職業適正で固定されたクラスでなかった人たちには前述した四つのクラスの内どれかが選べて、その内魔法使いを選んだ人には例外なく『魔法使用可能』のスキルが自動的に付与され魔法の使用が可能になります。

 とは言え魔法使いというクラスそのもが一定の知力と魔力を保持していないと選ぶことが出来ない、基本職の中で唯一なれる人が限られている職業のために需要の高さと希少性の高さは群を抜いているとのことでしたが。

 

 ただし数値と数字は所詮、カタログスペック。数値通りの性能と成果が出せるとは限りません。これは魔法使い系職業全般に言えることだそうです。

 そして面白いことにこの世界における魔法の向き不向きは、才能よりも好き嫌いに依存する傾向が強いのです。

 と言うのも、この世界の魔法は目に見えて成長し辛く、地味な努力を延々とこなしていく努力型、もしくは秀才タイプに向いている類の能力なんですよ。

 

 例題を上げてみましょう。

 ある所に魔法使いになりたての新人冒険者Aさんが居たとします。

 彼には他の人たちより魔法の才能があって、通常ならレベル15で習得できる『ファイヤーボール』をレベル10で習得することが可能でした。命がけで行わされて死に戻り出来ない序盤において5レベル差は半端ないです。すごいです。

 

 一方で彼はレベル10になってファイヤーボールを習得できるようになるまでは、目立った活躍の場がありません。レベルと共に魔力値は上がり、初歩魔法の『フレアボルト』の威力も上がってはいきますが使いどころが戦闘中のみに限定され、それ以外の時に魔法を使いMPを切らしてお荷物に成られるのを、他のパーティーメンバーが嫌がるからです。

 

 いくら才能があって魔力・MP共に高めでも、魔法使いは魔法使い。肉弾戦にもサバイバル生活にも向いてはいません。強くなるまでは仲間たちに依存せざるを得ないのです。

 

 また魔法には『火』や『水』等の属性が存在しますが、ぶっちゃけこれらは好き嫌い、個人的趣味趣向の範疇に過ぎず、『火魔法が好きだから努力するのが苦にならなくて成長が早い』『水魔法を便利に感じて多用するから扱い方を身体が自然に覚える』等の理由から成長速度と限界が決まる傾向にあるそうです。

 

 才能より真面目な努力がものを言う王道ファンタジー職、魔法使い・・・王道? うん、まぁ王道と言えば王道ですよね。たぶん・・・・・・。

 

「私の魔法適正は『全属性』。何の現象に対しても一切の拘りを持っていないので何でも使って良いそうですが、そのぶん得意不得意が存在していないそうですね。

 苦手がない代わりに得意なものもない。成長速度が全部一律で、あらゆる魔法を習得可能できる“かもしれません”が、出来ない“かもしれません”。

 ・・・詐欺商法っぽくないですか? これ・・・・・・」

 

 遙かな昔にお亡くなりになった魔法使いの基礎マニュアル作者さんへの苦言を呈する私に、女神様はもう聞こえないフリをしようとはなさいませんでした。

 

 ただ私に背を向けて、一人でラジオ体操に励んでおられるだけです。半ば見えてるお尻の割れ目が目に毒過ぎて逆に嫌なポジショニングです。

 お願い、誰か変わって。マジ恥ずかしいですから・・・。

 

 露出狂同然の格好をした貧乳美少女と、胸だけデカいロリ巨乳な、そこそこ美少女二人組の新米冒険者コンビは、曲者揃いの冒険者たちといえども流石に個性が強すぎるらしくて誰も近寄ってこようとはなさいません。遠回しにヒソヒソ囁きあってるのが聞こえてくるだけです。

 

 面倒くさいので全て、シャットダウンさせて頂いておりますがね。

 

 正直、この女神様と一緒にパーティー組んでる間はずっと続くであろう婉曲な嫌がらせにいちいち付き合っては居られませんよ、面倒くさすぎますから。

 少しでも楽しく生きてくためには、ストレスを溜めないことは基本中の基本。不愉快な被害妄想なんか必要ないので、一切しませんかったるい。

 

「はぁ・・・・・・最後です。

 最後と言っても、これが一番大きな大問題なんですけどね・・・」

 

 冒険者として初登録した初心者には自動的に送られる『初期スキル』システム。

 レベルや職業に関係なく「本来ここで手に入るのっておかしくね?ゲームバランス壊れるぞ」的な印象を受けさせられたり「これ最初に要るかぁ? 10ポイント払えば貰えるじゃん。もっと良いの持ってこいよ」な罵られ方をされたりもする、スタート初期から付いてくる特典スキルで、要するにあれです。『SDガンダム GGENERRTION』でレンタルキャラ雇うと最初に持ってるアビリティです。

 

 実際問題、中身も特徴も似ているところが多く、勉強熱心で魔法を習得するために努力し続けてきたから『能力限定習得率1・2倍』とか、力任せに剣振り回すのが得意な人だから『怪力:20パーセント上昇』等々。その人の逸話と言うか、人生そのものが影響しまくる一番不確定要素の強い能力。

 

 当然のことながら、『リアリス・フレーゼ』や『イマジンブレイカー』みたいに世界でただ一人しか使えない特別な力もあるにはあります。これらは通常のスキルと異なり特殊スキル扱いされてるみたいですね。

 名前もまんま『固有スキル』。Fateかよ。

 

 ただしこれ、あんまり旨味はありません。

 何故なら、その人固有のものなので前例がないからです。

 

 ギルドの持つ情報にも、教官たちの指導方針を定めている教導マニュアルにも概要が載っていない全くの未知スキル。謂わば前人未踏への挑戦。

 組織の長であれば誰だって避けたい、最低でも余裕があるときに限って挑戦したいのが前人未踏の地。

 なので当然の事ながらギルドの支援は受けづらくて、代わりに何か分かったら情報料を提供して貰えるそうです。もちろん、ギルドに報告してギルドが情報料に見合った額と判断した分だけですけどね。

 

 ただその一方で、売る支部の指定は一切されてはおりません。売値に不満がある場合は取り下げても構わず、売ってもいない情報を無断で使用された場合にはギルド本部に連絡して責任者の方を処罰していただけることを明言して頂きました。

 それから不正に関しての慰謝料および迷惑料などは予め額を決めて明記された契約書を渡されましたので、割と安心できそうですね。

 

 この町の冒険者ギルドに掲げられている標語「世間の皆様方を守るのがギルドの役目。面汚しに居るべき場所はない。この世の果てまで追いかけて、その首置いてけーっ!」・・・妖怪かよ、お前らは・・・。

 

「私の固有スキルは『チェック・メイト』。常時発動型の特殊な精神感応系のスキルで、絶対に外すことは出来ないそうですね。

 効果は『自らが戦争状態にあると判断した一帯全てを“盤上”として認識し、遙かな高見から俯瞰して眺める精神性を強制的に発動させられる。

 盤上に存在しているモノたち全てを“駒”であると捉え、チェスの如く状況を作り上げていくことが可能となる。また、使う駒に規定はない。

 自らが使えると判断したモノは例外なく駒として視ることが出来るようになり、そこに人間非人間、性別種族年齢有形無形存在の定義すべてにおいて一切の拘りがなくなり「使えるモノはすべて用いる」ことを良しとする人間性を獲得する事ができる』

 ・・・・・・どこの世界のルイ筆頭大臣ですか私は。明らかに転生先か原作世界を間違えまくっているでしょうに。場違いにも程があり過ぎる・・・。

 いったい、これらの能力を使って何をどうしたら世界を救えると言うのですかーー」

 

 

 

「きゃぁあああああああああっ!?」

 

 

 

 

 ーー今度はなに!? 鬱陶しいなぁもう!

 暴漢!?チンピラ!?警察呼べ警察! 一般市民相手に冒険者の出る幕はねぇ!

 むしろこっちが犯罪者認定されるわ!ギルドのベテランさんたちにボコられるわ!経験豊富な老兵舐めんな! 強いし怖いぞあの人たち!

 「自分は強いぞ怖いぞ」とか日夜言ってる不良さんたちと違って、本当に人殺したことある人いますからね!戦争で! 軍事教練受けたご老人甘く見てると怪我じゃすみませんよ!注意せよ!

 

 

 

 

 

 

「おうおう、姉ちゃんよう。うちのワケぇもんがちぃっとばかし世話になったみてぇだなぁ?

 んでよぉ。その礼? みたいのがしてぇんだわ。ちょっとそこの事務所まで来てくんねぇかな?

 なぁに安心しろい、茶くらい出してやるからよ。こちとら落とし前さえ付けてくれたらなんの文句もなーーぶふっ!?」

「ふん、下郎どもが。武士の眼前で蛮勇を奮うとは不届き千万。成敗してやるから其処に直れ!

 我が正義の刃を以て悪を裁つ! 正義は我にあり!」

 

 

 

 

 

 

「「うわ~・・・・・・・・・」」

 

 思わずドン引きする私たち新米冒険者コンビ二人組。

 ・・・なにあれ? いつの時代劇?

 自分の治める国の首都で暴れ回ってる将軍様? もしくは他藩の領内に身分を偽って密入国して官僚の不正を暴き立ててる秘密警察じみたご隠居様?

 どっちにしても関わりたくねぇー・・・・・・。

 

 

「ね、ねぇセレニアさん? あの人ってもしかしなくても仲間パーティー第1号なんじゃ・・・」

「・・・仮にそうかも知れなくても、犯罪者と手を組むのは御免被ります。かと言ってこのまま放置するわけにもいきません。

 なにしろあの人、既に抜刀しちゃってますからね・・・チンピラが抜くより先に刀抜いて切る気満々な人を放ってはおけませんよ。

 最悪の場合、この通りが血の海に沈んで『切り裂かれジャックたちの横町』なんて呼び名が付けられたりする可能性も・・・・・・」

「ぎゃぁぁぁぁぁぁっ!? な、なんちゅー恐ろしいことば考えちょりますかアンタば! 私、スプラッタもホラーも駄目なんですから止めてくださいよ!

 う、鳥肌立ってきたぁ、ジンマシンも出てきたぁ・・・怖いよぅ、痒いよぅ・・・」

「・・・そう言えば今思い出したのですが、私の残していった前世の死体ってどうなったんです?

 死んだ直後の記憶がないので死因も分からず、死体の状況すら判然としないのですが・・・」

「鬼ですかアンタは!?

 なんで今思い出すの!?なんで今思い出させるの!? ちょ、やめ・・・ぎゃああああっ! 記憶が!記憶のフラッシュバック現象がぁぁぁぁっ!!!

 ネズミが!壁の中から大量のネズミが走り回る音が!

 死ぬ死ぬ!マジで死ぬ!死んでしまう!殺されるーーっ!

 悪夢に襲いかかられて、恐怖の記憶に殺されるーーっ!!」

「・・・・・・貴女いったい、どこのクトゥルー邪神群に襲われてるんです? むしろ古き神様「旧神」は貴女の方でしょうに・・・。

 いいから早く来なさい。冒険者としての初仕事です。せいぜい派手にやらずに地味に片づけますよ。

 さてーーそれでは、私の仕事を始めましょう」

 

 

 

意味深なセリフで続きますが、格好付けただけです。次回もほのぼのと進行させます。


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