双主革新奇聞ディストリズム   作:マッキー&仮面兵

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『僕は他人が怖い。なぜだかあの変態は例外だけど、基本誰かと向き合うことや、囲まれることが大の苦手だ。向き合ってろくなことが無かったからなのだけど、それ以外にも僕は『僕自身』と向き合うことも、苦手だったのかもしれない』
――左近衛祈願


『これにて彼ら二人の六巻までの物語は完結。やりたい話はまだまだあるので、作品自体は完結しません。七巻発売が待ち遠しいです』
――仮面兵


愛隷の章:僕とボクの「決着」

――目が覚める。

見慣れない天井。ここはどこだろうか。

……ああ、見慣れないけど見覚えはあった。

学園の医療棟、前に僕は一度ここで治療されたことがあったなぁ。

……なぜ僕はここにいるんだろうか。

 

『さ……な……ら……』

『やめろ左近衛ェェ!』

 

――ああ、思い出した。

うろ覚えで、全然もやがかかってはいるんだけど、思い出した。

僕は天羽センパイを……そうとしたんだ。

なんで、どうして、何のためになのか、全部わからない。

けど、確かに、僕はあの人を……

 

 

「――先生!彼が目を覚ましました!」

 

 

ああ……僕はまた何日も眠っていたんだな……

……さとりちゃんは体調を戻せたのだろうか……

……ミソギちゃんはあの後大丈夫だったのだろうか……

想いを馳せながら、また僕は目を閉じた。

 

 

 

 

 

 

僕が目を覚ましてから数日。

今日で大体、あの日から一週間たつらしい。

体の傷は何とか塞がり始めた。だけど、まだ動くと痛い。

昨日ミソギちゃんがお見舞いに来てくれて、教えてくれた話によると……

 

納村センパイは退学になったらしい。

天羽センパイは本校である『誇海共生学園』への転校が決まって、今日空港に向かったらしい。

それで、納村センパイは天羽センパイを追っかけて空港に向かったらしい。

……ああ、訂正がある。確か退学は嘘だったんだっけ。あれは学園長のお茶目……お茶目でいいの?

何はともあれ、あの人の退学は回避されたらしくて何よりだ。

 

……それと、やっぱり納村センパイは天羽センパイとただならぬ関係があったみたいだ。

ちゃんと別れは告げられたんだろうか、気になるところである。

ちゃんと別れが告げられなかったなら僕が八つ当たりされた意味がなくなるので許せないところがあるともいえる。

 

そして、肝心のさとりちゃんについては――何とか出歩けるレベルに回復したらしい。

また、先週以前に納村センパイから奪い取っていたという外出許可証も、持ち主へハンコを押して返却したのだとか。

ただ……僕の所へ来る気はまだ持てないらしい。

 

率直な話嬉しかった。

『自分はまだ行っちゃだめだと思うから。と言ってたけど、私に代わりに行ってほしいってお願いするくらいには祈願君のこと気にしてたよ』

と、ミソギちゃんが言ってくれたから。

こんな僕相手でも、まだ会いたいって思ってくれるんだって、思わず泣いてしまった。

 

ちなみにだが、僕はあと一週間くらい車いすか松葉杖を余儀なくされるらしい。

そろそろ動いてもいいと言われたけど、リハビリの問題上運動は全面的に禁止された。

ああ、早く彼女に会いたい。

 

 

 

 

 

 

 

あれからまた数日後。

今日も今日とて、ミソギちゃんから受け取ったノートの写しを見ながら、課題のプリントに記載していく。

いつもと変りない光景でしかないのだけど、だんだんと体が癒えてきていることと、リハビリの進行度がそれなりに進んでいることが、今の僕に起っている変化だ。

これなら来週には松葉づえで歩き回れるようにはなる。と言ってくれたので、学校復帰も近い。

 

しかしながら正直ここまで休んでいると、元から居づらかった学校にさらに居づらさを感じるので復帰したくない気もする。

元々転校するかどうか考えてたし、そろそろしっかり考えなきゃだめかもしれないよな……

でもさとりちゃんと別れたくもないんだよなぁ……

 

 

「おーす未来の新婚野郎今日も一日課題頑張ってるかい?」

「変な曲調で病室に入り込んでくるのやめてくれませんか変態」

 

 

センチメンタルな気分を一瞬でぶっ壊してくれやがったのは貫井川変態。

変態にしては珍しくドアから普通に入ってきた気がする。

果たして一体どのような用件で来てくれやがったのだろうか。いまだ退院できない僕をあおりに来たってなら本当に一回拳で語りあう必要がある。

さぁ来やがれ変態、出るところは出てやる!

 

 

「ステイステイ! そんなに拳握らなくてもいいと思わない!? お前まだケガ人なんだから無理すんなって!」

「大丈夫です? 僕が拳降ろしたらその場でなんか変なべちゃべちゃしたもの投げつけてくるとか考えてます?」

「なに? 投げつけてほしかったの? ベチャベチャしたものとかお前ほんとインモラルな妄想ばっかりなんだからぁ。欲しがりな後輩には、そうめんでもぶつけてやろうか?」

「だったらセンパイの方にインモラルらしくローションぶっかけてやりましょうか? なんともベチャベチャ耳障りな音が響いて因幡さんには逃げられそうですね!」

「「……ぶっとばす!」」

 

「久々に話す相手に対して投げかける言葉じゃねぇ!? おたくら目がマジじゃねぇか!?」

「はっはっは、冗談だよ不道。これから後輩の入院期間伸ばすだけだから」

「奇遇ですね変態、アンタのこと入院させてやりたいって今ちょうど思ってたんです。気が合いますね」

「冗談のやり取りにはみえねぇんだっての! ホントよぉ、おたく(貫井川)はあんまコイツ(左近衛)を刺激すんなぁ? おたく(左近衛)もあんまり無理すんなよ、まだ傷が塞がりきってねぇんだろ?」

 

 

センパイを諫めるように入室してきたのは納村センパイ。

スパンといい音のするスリッパで頭を叩く当たり、きっと彼には関西人の誇りが備わってる。そう思える気がした。

そうだ、言わなきゃいけないことがあった。

今一度納村センパイに体を向けて頭を下げる。

 

 

「……納村センパイ、退学だそうですね。短い間ですけど、お疲れさまでした」

「あー、オタクさ、その噂なんだけどよぉ……それ 「ああ、嘘だって知ってます」 嘘――って知ってんじゃねぇか!? どこでそれ聴いたぁ!?」

「ミソギちゃんです。彼女は先週位から毎日来てくれるので」

「あー、姉の方か成程なぁ……だけど、緑の方は来てないんだな?」

 

 

貫井川センパイの言葉に短くうなずく。

未だにあれからも、さとりちゃんは僕の前に現れないし、僕は僕でさとりちゃんに会いに行くという勇気が出ない。

ちゃんと面と向かって謝らなきゃいけないけれど、その時にもしかすると別れを告げなければならない時も考えなきゃいけない。

だけれども、僕にはまだ別れたくないって望んでるし、それでもいざあった時どう話せばいいかがわからない。

あの時は単純にがむしゃらだったからこそ、色々と恥ずかしいことを言った気がするけど。

僕は貫井川センパイたちの様に頭が回るわけでもないんだよね……

 

 

「ってぇこたぁ……まだ喧嘩別れ中ってことだろぉ……おたくぁ、眠目の奴とどうしたいんだぁ?」

「そりゃあ、もう一度やり直したいですよ。僕はまだ彼女が好きだから」

「……随分はっきりと言うもんだなぁおたくぁ……聞いたこっちがこっぱずかしぃぜ……」

「気持ちだけは本物だって思ってるんです……まぁ、うじうじしてる状態で言っても説得力がかけらもないっていうのはわかってますが……」

「いいんじゃねぇの? 俺としてはお前の本心がそれなんだから100点満点よ。無理して意地張ってサヨナラしようとしなくなっただけでも十分な進歩じゃねぇか」

「……ぁ、わりぃな。ちょっと電話でてくるぜぇ」

 

 

納村センパイが退室する。

というか携帯持ってるんかい、持てないはずなのにどうしてやら……

 

 

「なぁ祈願」

「なんですかセンパイ」

「やり直したいって言ったよな」

「ええ、言いました」

「だがやり直しても、今のままだと多分また繰り返すことになるぞ」

 

 

――そうだ。

結局、ただ、繰り返してはいけない。

僕が弱いから、さとりちゃんは躍起になってた。

だったら、まず、強くなって、ただ守られるしかできない人じゃなくなれば、少しくらいは変わるのかもしれない。

 

 

「……強くなります」

「強くなる?」

「守られるだけのお荷物じゃなくて、彼女を助けられる、さとりちゃんだけのヒーローになります」

「……なんか思った以上に大きなことが出てきたぞ」

「それくらい、それくらいはできないと、また同じことになるかも知れないから」

 

 

本当は『それくらい』って話じゃないのは知ってる。

だけど、それくらいはって言いきれないと、ほかにも変えてかなきゃいけないところはたくさんあるから。

 

 

「……適当な態度でその言葉吐いてるってわけでもないのはまぁわかるか。幸い、先生になる奴は最低でもこの学校に五人はいるもんな、何とかなるだろ」

「ははは……さとりちゃん以外の相手と、しっかり向き合ったら震えが止まらないんですけどね……」

「間違いなく恐怖ですねわかります――っておふざけはともかく、まだそっちの方は割り切れてないってことか」

「はい。特に集団に囲まれるのはすっごいダメです。お医者さんたちに囲まれて一回吐いちゃいましたし」

 

 

――そう、さとりちゃんのおかげで、ほとんどそんな機会がなかったから長らく経験せずに済んでいたのだが、僕は集団に囲まれることが生理的に無理だ。

学校に行ってるとはいうけど、結局それもいつでも退室できるような状況と位置にいないと、すぐに動悸とか嘔吐に襲われる。

条件さえそろっていれば、一時間程度なら教室で授業を受けることもできるがそれ以上の時間となると、一度どこかで休息をとらないとすぐさま保健室ルートへ直行もの。

こんな体質もさとりちゃんが居ればなんとかなるけど、あいにく彼女は別クラス。

 

他にも慣れない相手との1:1環境は厳しいものがある。

集団で囲まれるよりかははるかにましなんだけども。

こういうことがダメになったのはこの学校に流されてきてからだ。

原因はわかってる、その原因を吹っ切れないのも、きっと僕が弱いから清算できないのだ。

 

 

「そういうのは一朝一夕で慣れるもんじゃないしな。お前と1:1になって平気なのは緑と、その姉と、そして俺くらいだろう?」

「納村センパイたちには申し訳ないとも思ってるんですけどね、できればさとりちゃんかミソギちゃんかセンパイを加えて寄ってきてほしいものなんです」

「そんなお前に朗報だ。いま緑とその姉をとっつかまえた、このままだとらちが明かないってわかってるから仲直りさせてやる」

「さっきからなんか弄ってんなと思ったら携帯なんで持ってんですか!? あと僕の会話につなげる努力はしてくれませんかね、何がどうしてどうなって朗報なんですか!」

「だってこの空気に疲れたんだし~~? あと携帯は月夜ちゃんが五剣会議で無理くり認めさせてくれた。不道も同様だし、お前も対象内だからついでにその受け渡しもする」

「はぁ!?」

 

 

色々と突っ込みたいし、いまいち理解できてないところが結構出てきたのだが、それらに対して解説も補足もしてくれない変態センパイ。

セカセカと僕を車いすにのっけて『ぶ~~ん!』とか変なテンションでさり気に丁寧な運転をする変態。

なんかギャップ激しくて衝撃を受けた。

 

 

***

 

 

車いすで連れ出された先は、大講堂。

日もすっかり夕暮れな時間に、大講堂に僕や……さとりちゃんたちを招集するとは、何を考えているのやら。

 

 

「お待た~~、祈願連れてきたぞ~~」

「おぉ、こっちも眠目姉妹引っ張ってきたぜぇ?」

「離してよノムラちゃ~~ん! もう逃げないからせめて解いて~~!」

「祈願君に……!こんなところ見られるのは……!」

 

 

僕の目に映ったのは、ぐるぐる芋虫状態まで縄で縛られたさとりちゃんとミソギちゃん。

そしてそこから伸びる縄を握って引きずっているくそ野郎な納村センパイだった。

 

 

「ねぇセンパイ」

「なんだ後輩」

「僕の目には最低な顔をしてる納村センパイがさとりちゃんたち襲ってるようにしか見えないんですけど、投げるものあります?」

「落ち着け祈願。お前の代わりに俺が殴っておくから」

 

 

そういってスタスタ納村センパイのところまで行って、どこからか取り出したハリセンでいい音を響かせながら彼を殴った貫井川センパイ。

何やらさとりちゃん巻き込んできゃーぎゃー騒ぐ声が収まると、二人はすたすたと僕の元へ来て、無言でさとりちゃんたちの前へと車いすを動かした。

 

 

「じゃあ、俺たちはちょっと出てくるから」

「おたくらはしっかり話せよぉ!」

「――いや、何が何だかわかんないですけれども!?」

 

 

なんかいきなりサムズアップして講堂出ていきやがった。

なんだあのセンパイ二人まるで意味わかんない!

一体何を話したのか、さとりちゃんたちの顔は真っ赤になってて、見たことの無い色んなものがごちゃごちゃになった表情をしている。

……ほんと何話したんだろう、あの二人余計なこと言ってなければいいんだけど……

 

 

「……祈願君」

「祈願ちゃん……」

「…………そうだね、僕ら三人とも、自分たちじゃうまく動けない。苦しくても逃げ出せないね」

「祈願ちゃん苦しいの~~!? ロリコンちゃんたち呼び戻してお医者さん連れて行かないと~~!!」

「さとりちゃん……今のは言葉の綾ってものでね……?」

「ミソギちゃんはよく冷静にツッコめるね……」

 

 

なんだか、可笑しさで笑顔が出てきた。

変に重いまま話を切り出すよりも、こっちの方が本当はよかったんだろうか。

常日頃から貫井川センパイが言っている『この空気疲れるんだよね。しんどい』という意味がようやく分かった気がする。

確かに少しくらい、笑い合いながら話したって誰に怒られるわけじゃない。

――少しだけ、参考にします。

 

 

「さとりちゃん」

「っ……はい……」

「僕は、あれから考えたけどやっぱり君が大好きだなって。学校やめようかとも悩んだけど、君と離れること考えたら無理そうなんだよね」

「祈願君……そんな軽く言っていいことじゃないと思う……」

「いいの。だって僕は疲れたんだ。ウジウジ自問自答して、本当に好きだったのかとか、学校やめてどうしようとか、難しいこと考えて重い空気背負うのがしんどいんだ」

「……そっか」

「でも僕は変わらずさとりちゃんのことは大好きだ。重い軽いとか関係ない次元で好きだって思ってるからさ」

 

 

さとりちゃんが僕にバッと顔を向ける。

僕はすかさず頭を下げる。

 

 

「――本当にごめん。君の言葉も聞かず、僕はただ勝手に別れを告げた。勝手に責任を感じて、僕が離れなきゃって独り善がりなことやって、君を苦しめた」

「――うん、ボクね~~? 祈願ちゃんに『嫌い』って言われたとき~~……すっごい苦しかったよ」

「嘘をついてごめんね。さとりちゃんは嫌いじゃない。いや、それどころか嫌いになれない。君と少し離れて、よくわかった――だけど」

「だけど~~?」

「だけど、僕がこんなに弱いから、さとりちゃんをあの時の様に苦しめてしまったって思ってる。僕は、弱い僕が大嫌いだ」

 

 

さとりちゃんの顔が困惑に染まる。

ミソギちゃんは、きっと僕の言いたいことがなんとなくわかるんだろう。

ちゃんと『お姉ちゃん』の目をしていた。

 

 

「――強くなるよ」

「……つよく~~?」

「ああ、強く。ずっと守られてたから、僕は間違えてしまったんだ。だから、これから先、さとりちゃんの後ろで守られるんじゃなくて、横に一緒にいられるようになりたい」

「祈願ちゃんが……戦うってこと~~?」

「ああ。ひ弱な僕にも、できる戦い方はきっとある。さとりちゃんの荷物にはならない。僕は君のヒーローになりたい」

 

 

そう言い切って、僕は車いすから降りる。

まだ重心が安定しないからすぐに四つん這いと情けない姿になるけれども。

少なくとも、これで高さが合うからさとりちゃんを抱きしめられる。

 

 

「――やり直しをさせてくれませんか?」

「……祈願ちゃんが~~……そう望むならいいよ~~?」

「怒らないの?」

「祈願ちゃん言ったよね~~? 『重い空気はしんどい』って~~!」

 

 

そう意地悪い笑顔を見せたさとりちゃんに、僕は笑顔とともに、誓いの口づけをささげた。

 

 

 

 

「とぉころがギッチョン! 『幸せなキスをして終了』なんて甘いことさせねぇぜ祈願ィ!」

「このクソ変態! ムードってものがアンタにはないのか!!」

「ノムラちゃんのことは誤りだったけど~~! ロリコンちゃんのことだけは消さないとだめだよねぇ~~!!」

「HAHAHA! 重い空気もしんどいが! 甘ったるい空気もぶっちゃけしんどいんでなぁ! 講堂に集めたのは元々『チキチキ! 天下五剣With例外男子三人親睦会』を開くためだったという真実をここで暴露してやるぜぇ!」

「その名称だとミソギちゃんが入ってないじゃないか変態!!」

「あれぇ怒るところそこぉ!?」

 

 

ムードぶち壊しをしてくれやがった変態。

彼の言葉と共にゾロゾロと入ってきたのはほかの五剣の皆々様方。

――ああ、僕らだけじゃなくて、この学園の『天下五剣』もやり直せるんだ。

僕もやり直さなきゃ。

さとりちゃんとの関係じゃなくて、僕自身のことも。




左近衛祈願には現役アイドルの姉がいる。
話題に挙がる以外に出てくることはないが、名前を出せばそれなりに通じる有名どころ。
しかし彼自身が過去の経験から家族の話をしたがらないのと、見た目はあんまり似ていない為に気付かれるということもない。じつはさとりや蓮たちもこれについて聞いたことが無い。

おまけにもう一つ小ネタを。
アニメのOPのイントロ部、吹奏楽感あふれるメロディで各五剣の剣を持つ姿が流れるが、これは原作マンガの目次での姿と全く同じである。
アニメ放送第四話時で原作未読であった仮面兵は、蕨の方が先にメイン登場していたにもかかわらず、なぜアニメのOPではどのカットにおいてもさとりの順番が先だったのか。と悩んだものだが、漫画の表紙や目次の順番でもさとりのほうが先だったと知った今では『いいリスペクトだ』と感じている。




第六節――完

『次回第七節以降と続きます。今後ともよろしくお願いします。
七節以降の公開は現在未定ですが、少なくとも第七巻が十一月発売なので、それまでには2~3節くらい公開する予定です。
それでは、次の節公開をお楽しみください』
――マッキー&仮面兵

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