絶剣を愛する転生者の物語   作:小木 琉山

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どうも、小木 琉山です。

今回は基本的に原作とほぼおなじ流れになると思います。
今回もお付き合いのほどよろしくお願いいたします

では、本編をどうぞ。


初の攻略会議

 

よう、みんな!今俺は攻略会議に出るためキリトと待ち合わせをしているんだが。

 

 

 

 

 

 

「遅い!キリトのやつ、自分から誘っといて遅れるなよ!」

 

そう、もう既に待ち合わせ時間から30分経っているのだ。なのにこないとか、何かあったのか?と、そうこうしているうちに

 

「悪いシンヤ、遅れた!」

 

キリトの声が後ろから聞こえた。

 

「遅いぞキリト!何してや・・がっ・・・た」

 

恨み言の一つでも言ってやろうと振り向くと、そこには・・・フードを被った、見た感じ女のプレイヤーを連れたキリトがいた。

 

「・・・キリト。なぜ遅れたのか詳しく聞こうじゃないか。まさか、まさかとは思うが、ナンパでもして遅れたのなら。タダじゃおかねぇーぞ。」

 

「いやいや違う違う!昨日ダンジョンで会ったんだよ。そこから色々あって一緒に会議に出ることにしたんだ。」

 

キリトは若干焦りながらも説明した。

 

「そうか、じゃあなんで遅れたんだ?」

 

「・・・えっと、すんません時間を見ていませんでした。」

 

「ほう。ならば相応の覚悟は出来ているな?」カチャ

 

これは少しお仕置きをしないといけないな。そう言い俺は昨日神に貰った剣を抜いた。

 

「え!?あのシンヤさん?なぜを剣を構えてるんですか?いや、ちょ、ま、アァァァァァァァァァァァッ!!!」

 

その日、トールバーナに少年の悲鳴が響いたとか。

 

 

ーーーートールバーナ噴水広場ーーーー

 

 

「それじゃ、少し遅れたけどそろそろ始めさせてもらいます!」

 

と、青髪の青年が言った。恐らく今回の攻略会議の発案者だろう。

 

「今日は俺の呼びかけに応えてくれてありがとう、俺は『ディアベル』。職業は気持ち的にナイトやってます!」

 

周りから歓声が上がった。俺は、コミュ力高いなこいつ、と感心していた。キリトの連れてきた女性は興味なさげにそれを眺めていた。・・・キリト?あぁそいつだったらすぐそこで伸びてるよ。まぁすぐ目を覚ますだろ。

 

「みんなありがとう。・・・さて本題に入ろう。今日俺達のパーティが最上階への階段を見つけた。つまり、遅くとも明後日には、ボス部屋にたどり着くってことだ!」

 

プレイヤー達がざわめく。あっ、キリトが目を覚ました。

 

「一ヶ月、ここまで一ヶ月かかったけど。俺たちはボスを倒して示さないといけない。このゲームがいつかクリアできるってことを、それが俺たちの義務なんだ!そうだろ、みんな!」

 

再び周りから歓声が上がった。そして、俺やキリトも拍手を送ろうとしたところで

 

「ちょお待ってんか、ナイトはん」

 

周りの歓声が止み。頭が尖ったプレイヤーが前に出てきた。

 

「そん前に、こいつだけは言わしてもらわんとな。わいは『キバオウ』ってもんや。こん中に何人かわび入れなあかん奴らがあるはずや」

 

「詫び?君の言う《奴ら》とはベータテスターのことかな?」

 

ディアベルは、厳しい表情でそう言った。

 

「決まっとるやろ。ベータ上がりどもは、右も左も分からんビギナーを見捨ててダッシュで始まりの街から消えよった。・・・こんなかにもおるはずやで、ベータ上がりっちゅうことを隠して参加しようと考えとる小狡い奴らが。そいつらに土下座さして、溜め込んだアイテムや金を吐き出してもらわな、命を預かれんと、わいはそう言っとるんや。」

 

・・・長い。てかこいつ知らないのか?死んだ2000人の中にベータテスターが300くらいいること。ベータテスターの方が死亡率高いんだぞ?そこんとこ理解してもらわないとな。

 

「お「発言いいか」

 

今邪魔しやがったの誰だ!?俺が発言しようとしたところで横槍が入った、恨みがましくそちらを見るとスキンヘッドの巨漢がいた。

 

 

「俺の名前はエギルだ。キバオウさん、つまりあんたは元ベータテスターが面倒を見なかったせいでビギナーがたくさん死んだから責任をとって謝罪・賠償しろ、と言うことだな?」

 

「そ、そうや。あいつらが見捨てへんかったら、死なずに済んだんや。アホテスター連中が、ちゃんと情報やらアイテムやら金やら分け合うとったら、今頃は二層や三層まで突破出来とったに違いないんや!」

 

いや、それは違うな。情報に関しては手に入ったはずだ。まぁ多少の金はかかるが。

 

「このガイドブック、あんたも貰っただろ?ホルンカやメダイの道具屋で無料配布してるんだからな。」

 

「「・・・む、無料配布?」」

 

俺と同じことを考えていたのかキリトも声を漏らしていた。あれ?いや俺とキリトは500コルずつ払って購入したのだが。

 

「私も貰った」

 

なん、、だと。つまりあれか?あの『鼠』俺とキリトだけ別料金にしたのか?

 

「なあ、キリトこれはどういうことかわかるか?」

 

「いや、わからない。取り敢えずこの会議が終わったら『鼠』に詳しく説明してもらおう。」コソコソ

 

「そうだな、それが良い。」コソコソ

 

「・・・何をコソコソしているの?」

 

不思議に思ったのかキリトの連れが問いかけてきた。

 

「いや、ちょっとね。ある人物に説明してもらわないといけない事があるからその事について話してたんだよ。」

 

「・・・ふーん」

 

(うん、興味なさそうだな。)

 

ふと、キバオウとエギルの方を向くとディアベルが話していた。

 

「みんな思うところはあるだろうけど、今だけは力を合わせてほしい。どうしてもって人は残念だけど抜けてもらっても構わない。」

 

「・・・ええわ、ここわあんさんに従うたる。でもなボス戦が終わったら白黒つけさしてもらうで。」

 

そしてキバオウは引っ込んでいった。そこからは特に音沙汰なく会議は終わった。

 

 





次回からボス攻略に入ります。ですが、戦闘シーンは大幅にカットする事になると思いますがよろしくお願いいたします。

今回も、駄文にお付き合いいただきありがとうございます。


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