絶剣を愛する転生者の物語   作:小木 琉山

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どうも、小木 琉山です。

今回では、少しオリジナルの部分が入ります。どこかで、矛盾が生じるかもしれませんが、お付き合いのほどよろしくお願い致します。

では、本編をどうぞ


妖精の世界へ

 

ダイシーカフェを後にした俺は、ALO(アルブヘイムオンライン)にログインする準備を着々と進めていた。

 

「えっと、ソフトは此処に入れて。・・・あ、インターネットに繋いでねーや。早く繋げないとな。」

 

そう気づいた俺はすぐさまインターネットに繋いだ

 

「そういえば、キリトとどうやって落ち合おう・・・このゲームって確か、種族別にホームタウンがあってそこからスタートするらしいけど・・・」

 

・・・キリトに聞いとくか。

 

prrrr prrrr

 

『もしもし、どうしたんだ?真也。何か問題でもあったか?』

 

「もしもし、キリトか?あのさぁ、ゲームにログインするのは良いんだが、その後どうやって落ち合う?」

 

『・・・・・・』

 

これは、キリトも考えてなかったのか沈黙している。

 

『・・・それじゃあ、世界樹の下が集合場所、ということで。』

 

「・・・それが無難だな。オーケー、世界樹に着いたら現実の方で連絡するからな。」

 

『・・・わかった、じゃあまた。』

 

・・・この先大丈夫か?

 

 

そんなこんなで準備も終わり。遂にアルブヘイムオンラインにログインする時になった。

 

「・・・このアミュスフィア、あの神の顔が描いてあるんだけど。・・・今度もう一台買っとこ。」

 

絶対神の悪ふざけだと思うが、まぁ良いだろう。なんだかんだ言って世話にはなってる訳だし。・・・だけど、これを他の人に見られるのも嫌だからな。てか絶対見られたくない。

 

「おっと、そろそろインしないとキリトに遅れを取っちまう。

 

リンクスタート!」

 

そう言った瞬間、接続確認に移り、最後の確認が終わるとアカウント及びキャラクターの作成空間に降り立った。

 

「うわっ、懐かしいな。2年と少しぶりくらいか?・・・てか、SAOとほぼ一緒じゃん。」

 

そんな感傷に浸りながら、アカウントを作成し終わり。キャラクターネームの入力になった。

 

「まぁ、もちろんこれしかないでしょ。」

 

《shinya》と入力して、次は待ちに待った種族の選択だ。と、いってももう決めてるんだけど。

 

「やっぱ、インプだよな!・・・後1年か〜、長すぎだろ!!」

 

ほんとに早くこの両目でユウキの姿を見てみたい。・・・感激しすぎて失神するかもしれないが、本望だ!!

 

そして、種族を選択すると視界が白く染まり、転送が始まった。

 

 

 

〜〜インプ領〜〜

 

転送が終わり、目を開けるとそこにはインプ領である、山岳地帯の首都にいた。

 

「おー、すげぇな。本当に暗いのに見えるんだ。」

 

辺りが暗闇に包まれているのはわかるが、はっきりと辺りが見える。これが暗視だろう。っと、早く装備とか整えないと。

 

「所持金ってどんくらいなんだろ。数千くらいか?確かアルブヘイムオンラインの通貨はユルドっていうんだっけ?」

 

疑問を解消するべくメニューを開こうとして右手を振ってしまった。

 

「・・・」

 

ちゃんと説明されたのに・・・長年の習慣だからしょうがない。

 

気を取り直して、左手を振り、メニューを開いて所持金を確認する。

 

「・・・は!?三千億ユルド!?運営大丈夫か!?いや物価が高いという可能性も・・・」

 

と、いう事で。近くにあった武器屋に入り値段を見てみると。

 

 

片手剣 2000ユルド 片手棍 2000 etx・・・

 

 

・・・うん普通の値段ですね。

 

「あれ?もしかして俺、チーター?」

 

prrrr prrrr

 

客観的に見た自分の立ち位置に呆然としていると、誰かから通話がきた事を知らせるメッセージが目の前に表れた。

 

(え、もしかして運営か?何?BANされるのか?俺のユウキとの接点を奪う気か?いや、もしかしたら、バグという事で大目に見てくれるかもしれない、よし、方針は決まった早速弁明しないと!というか、通話機能なんてあったっけ!?)この間2秒

 

「はい、もしもしすみません、先ほどゲーム始めたばかりなんですがちょっとバグが出てしまったみたいで。決してチートとかそういうの使った訳ではありませんので。どうかアカウント停止だけはかんべんしてください!!」

 

『お、おい。落ち着けよシンヤ。」

 

「は?この声・・・キリトか?」

 

『あぁ、そうだよ。』

 

なんだ、焦って損した。

 

「なぁ、どうやって俺たち通話してんの?こっちじゃ会ってすらないぞ?ていうか、そもそもALOに通話機能なんてあったの?俺初耳なんだけど。」

 

『えっとだな、まず俺たちが通話できるのはユイがプレイヤーデータの中からお前のことを見つけてくれて、フレンド登録を俺がしたんだ。通話できるのはフレンド登録してるプレイヤーだけらしいからな。』

 

「え!?ユイってあのユイちゃん!?こっちで展開できたのか、おめでとうキリト!」

 

『ありがとう、シンヤ。』

 

「んで、通話機能があるって事については?」

 

『あぁ、通話機能は《神》って名乗るプログラマーが勝手に入れたらしいんだけど、特に危険もなくむしろ便利という事になってそのまま実装されているらしい。』

 

・・・あれぇ?おかしいな。俺、そんな名前の奴を1人だけ知ってるんだけど。・・・まさかね、いくら奴が神だからといってそんな事する訳が・・・

 

『ちなみに最後にこんなメッセージを残したらしい。』

 

そしてキリトからメッセージの写真が送られてきた。そこには

 

 

『勝手に弄っちゃってゴメンね〜☆じゃがな、流石にこれだけは入れときたいんじゃよ!だから少し頑張って見たのじゃ☆

 

まぁ、特に害はないと思うからそのままにしといてねぇ〜!

 

ps この機能を消したり停止した者には天罰が下ります。

 

神より』

 

 

oh 神よ貴方は何をしているのですか。

 

・・・まさかとは思ったけど本当にお前がやったのかよ!!何やってんだあの神!ていうか天界の法律緩すぎない!?干渉しすぎだろ!!

 

『天界では儂が法なのじゃ☆』

 

言ったそばから読心と念話かよ!なんでもありだな神ってのは。作者も!だんだん神がおかしくなっていくんだけどどうするんだよ!

 

作者「シンヤさん!?前にも言いましたけど、メタ発言はあまりしないでください!」

 

知ったことかー!!

 

『お、おい。シンヤ?大丈夫か?』

 

「大丈夫だ、問題ない。」

 

よし、こういう時はユウキのことを思い浮かべるとすぐに落ち着くな。・・・中毒か何かかな?

 

『本当か!?・・・まぁいいけど、あ!あと俺もさっきユイから聞いたんだけど、ALOってSAOサーバーのコピーらしいんだ。それで、俺たちのSAOでのキャラクターデーターが上書きされてるらしい。俺の方もそうなんだけど、アイテムがほとんど壊れてるらしいから早く捨てた方がいいらしいぞ。』

 

なるほど、だから所持金がトチ狂った額になってんのか。

 

「おう!わかった!いろいろありがとなキリト!」

 

『いや、こっちこそ、助けてもらったしな。じゃあまたリアルか世界樹の下で!』

 

「じゃあな!」

 

 

さて、早速アイテムを整理しますか!

 

〜〜数十分後〜〜

 

 

「ふー、やっと終わったーーーー!」

 

どんだけアイテム貯めこんでんだ俺は。そいや、アロンダイトだけは残ってた。

 

「てか早く世界樹の下まで行かないとな。でも、どう行けば良いかわからないしな。あー知り合いでもいてくれたら良いんだけどなー!」

 

まぁ、そんな都合のいい話があるわけ・・・

 

「フハハハハ!!!我こそは漆黒の堕天使、ルシフェルトなり!!我が配下とならんと欲するものは闇に満ち草木の眠る頃に我の元へ来るがよい。」

 

・・・いた





この度も、この様な駄文にお付き合い下さりありがとうございます。

前書きに書き忘れていたのですが、お気に入りが五十件を突破いたしました。誠にありがとうございます。

他の方の作品と比べるととても小さな数字に思えるかもしれませんが、私にとっては五十という数字がとても大きく感じます。

これからも、よろしくお願い致します。

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