絶剣を愛する転生者の物語   作:小木 琉山

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どうも、小木 琉山です。

今回から、朝露の少女編に入る訳ですが。今回はほぼオリジナルになると思います。次回は、ユイちゃんとの会話などを入れようと思っています。

では、本編をどうぞ


子供!?

 

ヒースクリフとの決闘からはや数日、この間にも色々とあったが、その中で一番の出来事といえば・・・キリトとアスナさんが遂に結婚をしたらしい!!

 

いやぁーめでたいめでたい。なんだかんだいっても、やはり友人達が幸せになるのは良いことだ。

 

と、いうことで俺は今お祝いの品を持ってキリトとアスナさんの新居に来ていた。

 

トントン

 

「ごめん下さ〜い、キリトー、アスナさん。お祝い持って来たぞー。」

 

『シンヤか?ちょっと待っててくれ!』

 

ガチャッと扉を開けてキリトが出てきた

 

「よ、よう、シンヤ。久しぶりだな、元気だったか?」

 

「ああ、そっちこそ元気か?あ、これお祝いな」

 

俺はラグーラビットを渡しながら言った。

 

「すまないありがとな、ってこれどうしたんだ!?S級食材じゃねーか!」

 

「お前が前に食ってもう一度食べたいとか言ってたからなちょうど良いと思ったんだ。」

 

これを取るために、一日中フィールドを駆け回ったからな。まぁ、喜んでくれたんだったら、そのかいがあったってもんだ。

 

「そうか、ほんとありが「パパ?・・このひと・・・だれ?」・・・あれ!?ユイ、アスナと一緒にいたんじゃ!?」

 

 

・・・・・ホワイ?

 

いま起きた事だが

 

キリトと話していたらキリトの事をパパと言う女の子が家の中から出て来た。

これは、つまりあれだろう一般的に夜のお茶会とかそういった出来事を得て誕生するという。

 

・・・・・・子供という存在!!

 

 

「・・・赤飯炊いて来る!!!そして、あと出産祝いも!!!」

 

「待ってくれ!!お願いだから俺の話をきいてくれ!!」

 

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜

 

「ふむふむ、その子はお前たちの本当の子供ではないと。」

 

「そうだ、やっとわかってくれたか。」

 

あの後、キリトに必死に追いかけられ話を聞いた。要約するとデートしてたら子供拾ったと。

 

と言うことは。

 

「つまり、・・・子供が欲しいあまり何処かから攫って来たんだな?」

 

「おい、待て!なんでそういう結論に至った!さっき説明した通りだよ!」

 

「いくらなんでもそんなことしないよ!」

 

「わかってるって、冗談だよ、冗談。」

 

流石にそこまで、鈍感ではない。鈍感なのは俺の目の前にいる黒づくめの剣士だけで充分だ。

 

今さらだが、いまの俺たちの配置は

俺が、真ん中のソファに座りその向かい側にユイちゃんがキリトとアスナさんに挟まれる形で座っている。

 

ちなみに、ユイちゃんはいまアスナさんに寄りかかってお昼寝中だ。

 

「それで、どうするつもりなんだ?ずっとこのまま、というわけにもいかないだろ?」

 

「とりあえず、一番人口の多い一層の始まりの街に行こうと思う。」

 

「朝もキリト君と話したんだけど。多分、ユイちゃんもずっと1人でいたわけでもないと思うから保護者か誰かと一緒に居たんだと思うの。」

 

キリト達が一層に行くってことは、俺はそれ以外をまわった方が良いか。

 

「なるほど、わかった。俺の方でも知り合いとか当たってみる。じゃあ、さっそく行ってくるわ。」

 

「ああ、何かわかったら連絡くれ。」

 

「私の方からもお願い。」

 

「了解、お邪魔しましたー」

 

 

さて、行きますか!・・・でも、もうちょっとユイちゃんと話したかったなー

 

〜〜エギルの店〜〜

 

「いや、俺の方じゃ子供を探してるプレイヤーは見てないぞ。力になれなくてすまんな。」

 

「ありがとうエギル、それだけでも充分だ。またな!」

 

まぁ、初めてからまだ1人目だし。こんなもんか。

 

 

 

 

 

〜〜リズベット武具店〜〜

 

リズベット「あたしのところにもそんなプレイヤーは来てないわよ」

 

「そうか、ありがとよ、リズ。」

 

う、うん、そんなプレイヤーそうそう居ないしな、100人に声掛けたくらいじゃ見つかんないか。

 

 

 

 

 

〜〜とある街〜〜

 

シリカ「すみません、シンヤさん。私もそのようなプレイヤーは見かけてません。お役に立てず本当にすみません」

 

ピナ「キュル〜〜」

 

「わ、分かった、時間取らせたな。ありがとう」

 

・・・ま、まだ300人目だし!?全プレイヤーはまだこの20倍くらいいるし!?

 

 

 

 

 

〜〜とあるフィールド〜〜

 

カラスの様なモンスター「カー ナー シー ミー」

 

 

クライン「すまん、シンヤ。俺達もそんなプレイヤーはみてねーよ。」

 

「そ、そそ、そうか。あ、ありがとうな。」

 

・・・・・・1000人目だけど、大丈夫だよね?見つかるよね?手がかりくらいあるよね?

 

 

 

 

〜〜とある洞窟〜〜

 

「・・・なぁなぁ、子供を探してるプレイヤーって知らないか?」

 

骸骨「・・・・・・」

 

 

ピコンッ

 

「?メールか、キリト達かな?」

 

キリト達が手がかりを見つけたか、何かの情報かな?と、思いせめて前者であることを祈りながらメニューを開きメールを見ると

 

 

 

 

『返事がない、ただの屍のようだ。

 

by 茅場 明彦 』

 

 

 

 

・・・プツン

 

 

 

 

 

 

〜〜血盟騎士団本部〜〜

 

「ヒースクリフーー!!!ちょっと、出てこい!!前の決闘の貸しって事で攻略付き合え!!そして、即効ボス全部ぶっ潰すぞ!!」

 

俺は、猛スピードで血盟騎士団本部に向かって走っていた。無礼だとは思う、反省はしている。だが後悔はしていない!

 

門兵「ヒィーーーー!」

 

門番が俺の迫力に恐れをなしたのか逃げていった、それでいいのか門番よ。

門番がいなくなったので、そのまま入らして頂こう

 

「何事かね、シンヤ君。随分と怒り心頭の様だが」

 

いきなり俺が部屋に入って来たことに驚かないあたり流石だと思うがそれどころじゃない!

 

「現実世界でやらなきゃならない事が出来た、茅場の野郎ぶっ殺してやる!」

 

「な!?・・ご、ごほん。もう一度聞くが何があったのかね」

 

「これ、見てみろ。俺は必死に手がかり見つけようとしてんのに、茅場の野郎こんなもん仕掛けてやがった!」

 

俺は先ほど送られて来たメッセージをヒースクリフに見せた。

 

ヒースクリフ(・・・RPGの定番だと聞いて入れただけなのだが、どうやら怒りを買ってしまっただけのようだ、しかも、この世界一厄介そうな者の・・・)

 

「そ、そうか、では、近いうちに75層のボス部屋に偵察隊を送るのだが、その後のボス戦に一先ず参加するのはどうだろうか。」

 

「あぁ、そうさせて貰う。畜生!茅場の野郎!!」

 

ヒースクリフ(・・・・・・私もここまでか・・・)

 

 

その後、キリト達からまた連絡があり。黒鉄宮でダンジョンが発見された事を知った。





今回も、このような駄文にお付き合いくださりありがとうございます。

また、誤字脱字もあるとは思いますが、教えて下さると幸いです。

次回からもよろしくお願い致します。

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