悟空「なんだここは……?」キョロキョロ
ロータス「何もない部屋だね……」キョロキョロ
宇宙船に入るなりロータスと悟空が辺りを見渡している。
界王神「この船は1度中に入ってしまうともう出られません。……バビディを倒さない限り」
ベジータ「ふん、いざとなればこの船ごとぶっ壊してでも出てやるさ」
界王神「いけません!!強いショックを与えてしまうと魔人ブウが目覚めてしまいます!」
ベル「いずれにせよバビディ達を倒すことにはかわりはありませんよ」
などと会話をしていると扉が開いた。
???「バビディ様がおられるのはこの1番下のフロアだ」
こいつは確か……プイプイだったっけか?
プイプイ「ただし……残念ながらこのオレを倒さなければ下には行けない仕掛けになっている」
ロータス「ゲームとかでよくある展開だね……」
プイプイ「そう…つまりおまえ達はここでおしまいということだ」
悟空「そんなことはねぇだろ?」
ベル「そうだね、じゃあ誰が戦うか決めようか。ジャンケンでいいよね」
ロータス「わたしはそれでいいと思うよ。みんなはどうですか?」
ラディッツ「俺もそれでいい」
悟飯「僕も構いませんよ」
ベジータ「何でもいい…さっさと決めるぞ」
悟空「だな」
界王神「ひ、1人で戦うつもりですか!?」
ベル「あの程度の相手なら1人で十分でしょう」
むしろハンデをあげてもいいくらいだよ。
私達はジャンケンで誰が戦うか…十数回のあいこの末に最初に戦うのは……。
ベジータ「まずはオレからだ」
原作通りベジータに決まった。
プイプイ「ひっひっひ…バビディ様が強いエネルギーをもった奴だから気を付けろとおっしゃったがどうやらただの馬鹿らしいな……」
ベジータ「馬鹿はバビディの方じゃないのか?よく調べないから後悔をすることになるんだ」
確かに戦いを始め生きること全てにおいて情報が大事だと思う。私自身も原作の知識を頼りにこの世界を生きているからね。
結果は原作通りなので割愛。
ベジータ「ふん、バビディの野郎…つまらない相手を寄越しやがって」
悟空「おっ!下に行く穴が開いたぞ!」
悟飯「早く行きましょう」
ロータス「本当にゲームみたい……」
ラディッツ「だとしたらくだらないな」
界王神「こ、これほどまでとは……」
ベル「私達も行きましょうか」
界王神「そ、そうですね……」
~そして~
ラディッツ「さっきと同じような部屋だな」
ロータス「ですがもしかしたらさっきのように魔法で場所を変えてくるかもしれませんよ」
ベル「だね、じゃあ今のうちに次に誰が戦うか決めておこう」
まだ相手が来ていないのでジャンケンで誰がいくかを決めることにした。
~そして~
おっ?やっと扉が開いた。出てきたのは原作通りヤコンのようだ。
ヤコン「ゴホホホ……どいつから食ってやろうかな」
そういえばダーブラとかはバビディの洗脳を受けると額にMの字が浮かぶけど、ヤコンは腹に出るんだな……。
ベル「君の相手は私だよ」
界王神「あ、あれは魔獣ヤコンでは!?」
ヤコン「しゃあっ!」シュッ
ベル「よっ!」ヒョイ
ヤコン「ひゃあっ!」シュッ
ベル「ほっ!」ヒョイ
ラディッツ「見た目のわりには素早いな」
ロータス「そうですね」
界王神「みんなで戦いましょう!!」
ラディッツ「いや、ベル1人で十分だろう」
ロータス「むしろハンデつけてもいいくらいですよね」
えっ?何?なんかハンデをつけた方がいい流れ?などと私が思っていると辺りが暗くなった。
悟空「ひゃあ~暗くなったぞ!」
ラディッツ「これでは何も見えん」
ロータス「そうですか?わたしは見えますよ。もちろんベルも」
悟飯「本当ですか!?」
ロータス「うん、わたしもベルも暗いところで何度も修行したことがあるから真っ暗なところでも辺りが見えるようになったんだよね」
ロータスの言う通り私とロータスは暗いところで修行したことがあって、それによって暗視スキルが身に付いたんだよね。だからこの暗闇でもはっきりと見える。
ベル「はっ!」バキィッ
ヤコン「がっ…!」
ベル「じゃあね」ボウッ
私はさっさと気功波でヤコンを始末した。これ以上は時間の無駄だし超サイヤ人になる必要もないしね。
悟空「すげぇぞベル!あんな真っ暗なところでもあんなに戦えるなんてよ!」
ベル「ふふ、悟空もやってみる?真っ暗な場所での修行」
悟空「ああ!やってみてぇ!!」
後に暗視スキルを身に付ける修行を悟空を始めとするみんなで修行することになるのはまた別の話。よゐこ……じゃなくてよい子は真似しないでね!!
今回はここまでです。次回に続く!