気が付いたら女サイヤ人に転生していた件   作:銅英雄

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今度こそ完結するはず……。今回もよろしくです。


もしもベルとロータスがベジータ達の襲来時に地球に残っていたら 後編

とある荒野。私とベジータは向かい合い、ロータスとラディッツは横たわってるナッパと一緒に私達の戦いを見ている。他?避難させたよ。攻撃の巻き添えをくらったら困るからね。

 

ベジータ「光栄に思うんだな。このエリートが貴様ごとき下級戦士と遊んでやるんだからな」

 

ベル「君じゃあ私には勝てないよ。ましてやフリーザにビクビク怯えてるようではね」

 

ベジータ「!!……貴様、余程死にたいらしいな…!」

 

ベル「御託はいいからかかっておいでよ。それともこっちからいこうか?」

 

ベジータ「ふん、さっさときやがれ!!」

 

ベル「……では遠慮なく…!」ドンッ

 

私は今のベジータがギリギリ捉えられない程度のスピードで向かった。

 

ベジータ「何っ!?」

 

ベル「はっ!」バキッ

 

ベジータ「が…は…!」

 

ベル「せぇいっ!」ドガッ

 

私はキックでベジータを遠くに飛ばした。

 

ラディッツ「す、すさまじい一撃だ…!」

 

ロータス「ですがベルの本気はまだまだこんなものじゃありませんよ」

 

ラディッツ「だな…。戦闘力を抑えているのが俺でもわかる」

 

なんかロータスとラディッツが言ってるけどよく聞こえないな……。ピッコロだったら聞こえてたかな?まぁそれはさておき……。

 

ベル「大口叩いてこの程度?それがエリート(笑)の実力なんだね」

 

私はベジータの元に行って挑発した。

 

ベジータ「ほざけっ!!」ドンッ

 

挑発に乗ったベジータが怒りをあらわにして私に向かってくる。けど……。

 

ベル「遅い」

 

ベジータ「なっ!?」

 

ベル「たっ!」ドゴッ

 

ベジータ「がはっ…!」

 

ベル「さっきも言ったけど生まれに差はあれど修行次第でどうにでもなるんだよね」

 

実際原作でも悟空や悟飯だってベジータを追い越していたしね。

 

ベル「君は自分がサイヤ人の王子なのをいいことに胡座をかいているんだよ。だから私に勝つことはできない」

 

これはあくまで私の持論だけどベジータはサイヤ人の王子という肩書きに酔いしれて他者を見下している。だから悟空達を相手に死にかけるんだと私は思っている。まぁ死にかけた経験があったからこそ修行し続けて原作でもトップクラスの実力まで成長したのだろう。

 

ベジータ「黙れ……!!」

 

ベル「図星のようだね」

 

ベジータ「黙れーーーっ!!!!」ドンッ

 

怒りに身を任せてベジータが私に攻撃を仕掛ける。

 

ベル「君にも思うところがあるんじゃないの?」

 

ベジータ「くそったれが!!」ブンッ

 

ベル「おっ…と」バシィッ

 

ベジータ「でやあーーーっ!!!!」ブンッ

 

ベル「やあっ!!」バキッ

 

ベジータの攻撃にカウンターを入れる。

 

ナッパ「し、信じられねぇ…。あのベジータが手も足も出ないとは……」

 

あっ、そういえばナッパの存在をすっかり忘れてたよ。ちなみに今ラディッツに肩を貸してもらってる状態のようだ。屈辱でしょうねぇ。

 

ベジータ「こ、このオレ様が…!」

 

ベル「言っておくけど私はこれでもかなり手加減してるからね?余り本気でやるとうっかり殺しかねないから」

 

ベジータ「何…だと……!?」

 

ベル「その証拠に見せてあげるよ。サイヤ人の可能性をね」

 

私はそう言って超サイヤ人になった。

 

ラディッツ「髪の色が変わった……?何だあれは!?」

 

ベル「ラディッツは初めて見るんだっけ?これはサイヤ人が穏やかな心を持ちながら激しい怒りによって変化する超サイヤ人だよ」

 

ナッパ「す、超サイヤ人だと!?」

 

ベジータ「あれは都市伝説のはずだ!!」

 

今都市伝説って言ったけどここって何市なのさ?

 

ベル「認めたくないなら認めなければいい。けど私はこの状態になったときにかなり戦闘力が上昇したんだよね。だからこれを超サイヤ人なんだということがわかったんだよ」

 

まぁ原作で悟空が言ってたからね。鳥山先生がこの現象を超サイヤ人と名付けたという事実が生まれた瞬間でもある。

 

ベル「さて、これでわかったよね?君達じゃあ私に勝てないことがさ。だからここは引いてくれないかな?無益な戦いはしたくないんだよね」

 

私はベジータに殺気をぶつけてそう言う。

 

ベル「じゃなきゃ………殺すよ?」

 

もう私は1度殺気をぶつける。

 

ベジータ「くっ…!………帰るぞナッパ」

 

ナッパ「あ、ああ……」

 

ベジータとナッパは乗っていた宇宙船に向かって歩いていった。

 

ベジータ「覚えていろ…!いずれ貴様達をぶっ殺してやる!」

 

ベル「期待せずに待ってるよ」

 

ベジータとナッパは地球から離れていった。

 

ベル「私達も帰ろうか」

 

ロータス「うん!早く帰って修行したいからね!」

 

ラディッツ「そうだな。俺も負けてられん!」

 

本当にラディッツって変わったよね……。元の面影が皆無なんだけど………。

 

 

こうしてベジータとナッパの襲来事件(私命名)が終わった。悟空にはサイヤ人達は帰ったことを伝えるととてもつまらなさそうにしていたが私達と一緒に修行することを言ったら機嫌がなおった。単純すぎる………。

 

 

色々とフリーザ編のフラグをへし折ってしまったけど、ナメック星人達に被害が及ばないならそれでもいいと私は思っている。セルがフリーザ親子の細胞を手に入れなくて済むからね。これでセルは弱体化するだろう。

 

これからは自分の修行をしながらロータス、悟空、ラディッツの修行をメインに頑張っていこう。いずれ来る強敵に備えて……………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はい、というわけでサイヤ人編でした。次はどんなifストーリーを書こうかな?

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