ベル「私は……別の世界に行くことにするよ」
元の世界のみんなもこの世界のみんなも失うくらいなら異世界行く…これが私の選択。
未来「そう……。それでいいのね?後悔はしない?」
ベル「そりゃするよ……。私はどちらも大切だから失うなんてしたくない。だから……」
未来「わかったわ」
ベル「そうだ。最後に1つ聞いていいかな?」
未来「何かしら?」
これは絶対に聞いておきたいことだ。
ベル「またこの世界に遊びに来ることってできる…?」
未来「そうね…私を通してくれれば可能よ。それを視野に入れるならあの子達には一時的にお別れってことにしておくわ。その辺も私がやるわよ」
そこまで気を利かせてくれるのか……。ありがたい。
ベル「何でそこまでやってくれるの?」
未来「私はあなたの親友よ。親友が困っていたら助けるのなんて当たり前のことじゃない」
ベル「ありがとう未来」
未来「ふふっ…どういたしまして。じゃあ早速行きましょうか」
ベル「行くって……どこに?」
未来「別世界に行くための手続きよ。あなたと私をこの世界に転生させた人に言って別の世界に行くの。こういうことがあるかもと思って頼んでおいてよかったわ」
用意周到だなこの友人……。
~そして~
未来は私を何もない暗いところに連れてきた。
ベル「真っ暗で辺りがわからない……」
未来「私達もドラゴンボールの世界に行く前にここにいたらしいわ」
そうなのか……。私は気が付いたらこの世界にいたから全然わからなかったよ。
ベル「それで……私達を別の世界に連れていってくれる人は?」
未来「もうそろそろ来るんじゃないかしら。あなたも知ってる人だから安心していいわよ」
私が知ってる人……?それって………。
全王2「久しぶりだねベル~」
ベル「全王様!?」
この人だったのか……。あれ?確かあと1人いなかったっけ?
未来「鈴音……あなた全王様が元から2人いるものだと思っていない?」
ベル「え……違うの?」
てっきりそうだと思ってたぜ!
未来「あなた超を途中からしか見てないでしょ?だからニワカなのよ」
ニワカ言うなし!……ニワカだけど。
未来「この人は私達をこの世界に飛ばして今まで私達の成長を見守っていたのよ。というか全王様が2人になるのは超に入ってからだし……」
呆れた目で未来が見てくる。やめて!そんな目で見ないで!!
全王2「まぁそういうわけで僕が君達をこの世界に飛ばしたんだよ~」
ベル「そ、そうだったんですか……」
全王2「それでベルに修行をした後に未来がやって来てこのことを教えてくれたんだ~」
未来「あなたが消えそうになったときに備えてね」
マジっすか……。本当に用意周到だな……。
全王2「じゃあ早速君達を新しい世界に送れるようにするよ~」
ベル「あなたが送るのではないのですか?」
全王2「そこは未来に任せるよ~。めんど…その方がいいと思ってね~」
今めんどくさいって言おうとしたぞこの人。
未来「心の準備はできた?」
私は深呼吸をする……。……うん、どんな世界でもやってやるです!どんとこいです!!
ベル「うん…大丈夫だよ」
未来「じゃああなたと私が行く次の世界はーーー」
さて、どんな世界が待っているのかな?
~完~
異世界移動ENDでした!
最終回じゃないぞよ。もうちっとだけ続くんじゃ。
ですが次で最後になりそうですね…。4つ目の選択肢でになります!
……もちろんこのままベルが消えるわけじゃないですよ?まぁこの話を読んでくださった読者の方々はもしかしたら展開がわかってるかもしれませんが……。