気が付いたら女サイヤ人に転生していた件   作:銅英雄

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今回もよろしくです。


第79話 魔人ブウと戦うのは誰だ!?全宇宙を賭けた大決戦!サイヤ人による命懸けのジャンケン大会

界王神界に着いた私達はラム達を安全なところに寝かせておいた。

 

界王神「ち、地球は……」

 

ベル「…なくなってしまいました」

 

ベジータ「貴様…その気になれば地球がなくならずに済んだんじゃないか…?」

 

痛いところを突くなぁ…。しかもよりによってベジータに……。

 

ベル「それについては返す言葉もない…。本当に申し訳ないと思っているよ」

 

ベジータ「ふん、どうだかな…」

 

ラディッツ「ベジータ…!」

 

悟空「ま、まあまあ…悟飯達も無事だったんだしいいじゃねぇか!」

 

ベジータ「ちっ…!」

 

ラディッツ「ところでそこにいるのは魔人ブウみたいだがどうなってるんだ…?」

 

ベル「ああ…それは……」

 

私はみんなに事情を話した。……っていうか玉で見ていて既に知ってるのかと思ったよ…。

 

ベジータ「甘いな。今すぐそいつを消すべきだろう」

 

ベル「この魔人ブウ自体はそこまで悪い奴じゃないと思うよ。だから私は敢えて連れてきたんだ。君達のいい修業相手になるだろうしね」

 

ロータス「これからどうするの?地球がなくなっちゃったから頼みの綱のドラゴンボールもないし…」

 

老界王神「ド、ドラゴンボールじゃと!?何で地球にドラゴンボールがあるんじゃ!?あれは真面目なナメック星人にだけに許された謂わば反則技みたいなもんじゃぞ!!」

 

老界王神が概ね原作通りの発言をしていたが私はそれを無視して……。

 

ベル「それについては問題ない。セル達が今頃ナメック星でドラゴンボールを集めているはずだからね。それで死んだ人達もなくなった地球も元通りになるよ」

 

悟空「でもどうやってナメック星に行くんだ?オラの瞬間移動じゃナメック星は遠すぎて無理だ……」

 

ベル「それも問題ないよ。私は星々の瞬間移動も問題なくできるし、界王神様もできるからね」

 

界王神「はい、この界王神界と下界の星々の間なら瞬間移動できます」

 

ベル「これで移動手段は解決…。ナメック語に関しても私やデンデがいるし、ナメック星人もいるから何の心配もない」

 

あとは誰が行くかだけど……。

 

老界王神「待て!ドラゴンボールを使ってはいかん!あれは大自然の混乱を招くものじゃ!!大昔にナメック星でしか使うなと注意したことがあるんじゃ!!事実ナメック星人は異星のことには使わなかったはず…!」

 

確かに……。こういった出来事がGTの超一神龍編に繋がりそれが原因で大変なことになっていたような…。

 

ベル「界王神様(老)、ドラゴンボールを使うことを許してください。これが魔人ブウを倒す手段に繋がると思いますから」

 

あくまで手段の1つだけど…。

 

老界王神「む、むぅ…!」

 

ベル「それに……」

 

私は老界王神にしか聞こえない声で…。

 

ベル「じゃないと例の件はなしにしますよ?」

 

老界王神「そ、そりゃないじゃろ…!……わかったわい、勝手にせい!どうなっても知らんぞ!!」

 

ベル「ありがとうございます」

 

なんて話していると……。

 

界王神「見てください!粉々になった魔人ブウが元に戻りますよ!!」

 

悟空「え!?」

 

魔人ブウ「ハアーーーッ!!」

 

老界王神「おい、おまえのポタラを渡すんじゃ!合体さえすれば今度こそ魔人ブウなんて楽勝じゃ!!」

 

界王神「はいっ!」

 

ベル「すいませんが私達はもう合体をしません」

 

老界王神「な、なんじゃと!?」

 

ベル「これはサイヤ人の性みたいなものですが、こういった合体などは私達にはむいていません。なので合体せずに魔人ブウと戦いたいです」

 

悟空「……だな。オラ達は自分の力だけで戦いてぇんだ」

 

ベジータ「オレ達サイヤ人はそういったことは嫌いなんでね」

 

ラディッツ「それに2度と戻れないっていうのも御免だしな……」

 

ロータス「わたしもみんなと同じ意見です」

 

やっぱり私達は合体なんてむいてないよね。フュージョンみたいに時間制ならともかく2度とっていうのは嫌だし、まぁフュージョンのポーズも余りやりたくないけどね……。

 

ベル「さて、魔人ブウが来るまでに作戦を考えるよ」

 

悟空「そうだな。あいつもすぐにはここに来れねぇし」

 

ロータス「でもその間に犠牲になった宇宙人は……」

 

ベル「それもドラゴンボールでなんとかなるよ」

 

本当に困ったときのドラゴンボールだよね!安心と信頼のって感じである。

 

魔人ブウ「……」ニヤリ

 

シュン

 

ベル「!?……これは…」

 

ロータス「嘘……」

 

ラディッツ「ま、魔人ブウ……!」

 

さっきの私が使った瞬間移動を学習したのか……。本当に厄介だな……。

 

ベル「界王神様達はみんなを連れて他の星に避難してください。魔人ブウはここで私達(複数で戦うとは言ってない)が倒します」

 

老界王神「ええい!この界王神界は滅多なことでは壊れん!思いっきりやれぃ!!」

 

そう言って界王神達は瞬間移動で私達5人以外を連れて瞬間移動をした。……おい、ミスター・サタンとデブの魔人ブウを忘れているぞ。……まぁいいや。

 

ベル「じゃあ早速魔人ブウと戦うんだけど……」

 

ロータス「誰が戦いますか?」

 

ラディッツ「俺は見ているよ。情けないが魔人ブウを倒せるとは思えんからな……」

 

ベジータ「ふん、弱虫ラディッツめ」

 

ラディッツ「くっ…!」

 

ベル「はいはい、煽らない煽らない。じゃあ残った4人でジャンケンでもする?」

 

悟空「そうだな」

 

4人『ジャンケンポンッ!!あいこでしょっ!あいこでしょっ!あいこでしょっ!』

 

それから数回あいこが続き……。

 

悟空「ヨッシャーッ!!イエーイ!!」

 

ベジータ「ちっ…!」

 

ロータス「あ~あ…負けちゃった………」

 

ベル「じゃあ悟空、よろしくね」

 

悟空「ああ!!」

 

原作通り悟空が戦うことになった。今頃老界王神が文句を言ってそうだね……。

 

さて、いよいよブウ編ラストの戦い。原作とは違う要素てんこ盛りだけどそれがどんな結果になるのか……。私も最後まで見届けたい。

 

どくんっ…!どくんっ…!どくんっ…!どくんっ…!

 

私をこの世界に送りつけたのが誰かは知らないけど空気を読んでくれるよね……?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。

次回は悟空VS魔人ブウです。このあたりは大体原作通りなのである程度はしょりますが……。

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