気が付いたら女サイヤ人に転生していた件   作:銅英雄

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さて、思い付く限りであげていきます。


第7話 クリリン登場。目指せ、天下一武道会!前編 クリリンって本当に鼻がないんだな…

ロータス「釣れないね…」

 

ベル「そうだね…」

 

悟空達と別れてから数日、私達はゴムボートに乗って釣りをしている。

 

ロータスが釣りをしてみたいと言ったのが事の発端だ。その気になれば海に潜って魚を捕まえることもできるが釣りには釣りの楽しみがあるんだとロータスは言っていた。…私にはわからない感覚だね。

 

ベル「とりあえず今日はここまでにしようか」

 

ロータス「そうだね、多分これ以上やっても釣れないと思うし。またの機会にするよ」

 

ベル「じゃあ帰ろうか……ん?」

 

帰ろうかなと思ったところに誰かが船を漕いでるのが見えた。もしかしてあれがクリリンなのかな?

 

ベル「予定変更。ロータス、あの船を追うよ」

 

ロータス「どうして?」

 

ベル「その方が面白いからね。それにあの船が向かってる方向に悟空の気を感じる」

 

ロータス「う、うん」

 

私達はクリリンの乗ってる船を追いかけることにした。

 

 

~そして~

 

私達が船に追い付くと砂浜で犬神家をやっている子供がいた。っていうかクリリンだった。

 

???「…悟空、助けてやれ」

 

あの人が亀仙人かな?生で見るのは初めてだけど、ほんとに亀みたいな人だね。

 

亀仙人「それで、お主達は何の用じゃ?」

 

ベル「私達は先程まで釣りをしていまして、休憩がてらボートを進ませていたら、ここに辿り着きました。知り合いもいるみたいですし。数日ぶりだね、悟空」

 

悟空「ベルにロータスじゃねぇか!オッス!」

 

ロータス「こんにちは、悟空」

 

私達が悟空と亀仙人に挨拶をしているとクリリンが亀仙人の元にむかって

 

クリリン「あなたが武天老師様ですね?」

 

とクリリンが亀仙人に自己紹介をしていた。

 

 

~そして~

 

悟空とクリリンは亀仙人のもとで修行するためにピチピチギャルを探しに行った。

 

亀仙人「お主達はどうするつもりじゃ?」

 

ベル「私は悟空の行く末を見てみたいと思いまして、しばらく行動をともにします」

 

亀仙人「なるほどの…」

 

ロータス「わたしはベルの付き添いです」

 

ベル「私達も亀仙人さん達とご一緒しても大丈夫ですか?」

 

亀仙人「もちろんじゃ!なんなら一生いても大丈夫じゃ!」

 

ベル「慎んでご遠慮させていただきます」

 

私はキメ顔でそう言った。

 

その後悟空達がランチを連れてきて、そのランチがくしゃみをして、変身し、悟空達に銃を乱射していたが、再びくしゃみをして元に戻った。

 

………色々突っ込み所はあるけど気にしたら負けな気がするから触れないでおいた。

 

 

~そして~

 

私達は人口300人ほどの島に引っ越し、早速悟空達が修行を始めるようだ。

 

悟空達の実力を見るために100メートルを何秒で走れるかをはかるみたいだ。ここは原作通りだね。…ていうかクリリンって5歳から武術の心得があったんだね。何気にすごいと思う。

 

ちなみにロータスはランチと一緒に夕食の準備をしている。フグにあたりたくないからね。

 

クリリン「では、ボクが先に走りましょう。オリンピックにも出場できるほどの足をお見せしましょう」

 

……この世界にもオリンピックってあるもんだね。

 

ベル「じゃあ私がタイムをはかろうかな。いくよ?ようい…ドン!」

 

クリリン「はっ!」ダッ

 

ダダダッ

 

クリリン「はーーっ!!」

 

ベル「記録は10秒4」

 

亀仙人「こりゃたいしたもんじゃ!」

 

クリリン「いやー、自己ベストは10秒1なんですけどね、まあこんなもんでしょう」

 

悟空「おーいベルーー!オラ、もう走ってもいいかー!?」

 

ベル「いいよー。ようい、ドン!」

 

悟空「ほっ」ダッ

 

ダダダッ

 

クリリン(ほぅ、悟空もまあまあ速いじゃないか)

 

悟空「」ダダダッ

 

ベル「記録は11秒ちょうどだね」

 

亀仙人「これまた速いが、クリリンにはおよばんのぅ」

 

クリリン「いやいや、悟空も中々やりますよ!」

 

亀仙人「うむ、おまえたち足は鍛えてあるようじゃ」

 

悟空「なあ、くつを変えてもう1回走っていいか?」

 

クリリン「なんだ?くつが悪いからボクに負けたとでも?ボクだって陸上用のくつではないんだぞ!」

 

ベル「悟空、もしかして靴が壊れてるのかい?」

 

悟空「ああ、ほれ」パカパカ

 

亀仙人「ほえ!?」

 

クリリン「へ!?」

 

それで今までよく困らなかったな悟空…。

 

悟空「へへ、よし!ベルー、もういいぞー!」

 

ベル「OK。ようい、ドン!」

 

悟空「」ドンッ

 

ズドドーッ

 

悟空「」ヒュン

 

亀仙人「…………」

 

クリリン「…………」

 

ベル「記録は8秒5だよ」

 

悟空「それ、速いのかっ!?」

 

クリリン「おまえ…どういう鍛え方してるんだ…?」

 

まぁ悟空はサイヤ人だからね。しょうがないね。

 

亀仙人「うむ、おまえたち2人共たいしたもんじゃ!しかしあくまでそれは人間のレベルじゃ。完成された武道家になるにはその人間の壁というものを乗り越えねばならぬ。ここが厳しくて中々できないのじゃ」

 

亀仙人が背負っていた甲羅をおろした。

 

亀仙人「ベル、わしも走るからタイムをはかれ」

 

ベル「わかりました」

 

クリリン「え、武天老師様も走られるんですか?」

 

亀仙人「いつでもよいぞ~」

 

ベル「いきますよ。ようい、ドン!」

 

亀仙人「」カッ

 

ギャン

 

ベル「記録は5秒6です」

 

悟空「はええ…!」

 

亀仙人「まぁそんなもんじゃろ…。人間を越えるとはこういうことじゃ。おまえたちの若さなら修行次第で5秒をきることもできるぞ」

 

ベル「私もついでに走ろうかな…。亀仙人さん、タイムはかってもらっていいですか?」

 

亀仙人「ほぅ、お主も走るのか?わかった、はかろう」

 

ベル「ありがとうございます」

 

私は走る準備を整えた。亀仙人より少し速めに走れるように…

 

ベル「いつでもいいですよー」

 

亀仙人「では、いくぞ。ようい、ほいっ!」

 

ベル「」ブオッ

 

ギュン

 

亀仙人「さ、3秒7…」

 

悟空「す、すげぇ…」

 

クリリン「」ポカーン

 

3秒か…。まぁこんなもんかな?

 

亀仙人「お主…一体何者じゃ…?」

 

なんかブルマにも同じことを聞かれたような…。

 

ベル「まぁ、私も鍛えてますからね。悟空もクリリンもいずれこれくらいできるようになるよ。…当然かなりの修行が必要だけどね」

 

悟空「ホントか!?」

 

ベル「もちろん」

 

というか悟空の場合はインフレを起こしているきっかけを作ってるからね……。

 

その後クリリンが亀仙人にビールを持っていこうとするが、ランチがくしゃみをしたため、変身したランチに追い回されていた。…ロータスは席を外していたのかな?

 

亀仙人「陽も暮れかかってきたのう…。家ではおいしいおいしい晩ごはんがまっておる…」

 

ベル「ロータスが作ったご飯は美味しいからね、楽しみにしててよ」

 

悟空「」ゴクリ

 

亀仙人「本格的な修行は明日からみっちりとやる。晩ごはんまでの間はおまえたちの実力を知るためもう1回だけテストをしよう」

 

悟空「また走るのか?」

 

亀仙人「それもあるがそれだけではない。ベル、そこにある石を拾ってくれ」

 

ベル「わかりました。…よっこいしょういちっと」

 

亀仙人「ありがとの。さて…」

 

私が石を拾って渡すと亀仙人はマジックペンで亀の字を書いた。

 

亀仙人「この石をよう見ろ」

 

亀仙人は悟空とクリリンに石を見せる。2人はなんのことだかわかってない様子だ。

 

悟空「その石をどうするんだ?」

 

亀仙人「こうするんじゃ!ほいっ!!」

 

亀仙人が石を投げる。

 

亀仙人「随分飛んだのう」

 

クリリン「石を遠くに投げるテストですか?」

 

悟空「じいちゃんの考えることはよくわからん…」

 

ベル「多分今投げた石を探すんじゃないかな?」

 

亀仙人「その通りじゃ」

 

悟空「え?」

 

クリリン「い、今投げた石をですか?」

 

亀仙人「そうじゃ。物を探すということは中々の精神力と集中力を必要とする」

 

ベル「この場合は体力もいるだろうね」

 

亀仙人「先に石を見つけてここへ持ってきた方が勝ち!負けた方は晩ごはん抜きじゃ!」

 

悟空&クリリン「けげっ!!」

 

亀仙人「ただし、30分経ってどちらも石を探せられなかった時は2人共晩ごはん抜きとする」

 

うわ……中々きついな…。

 

亀仙人「さあ、どっちが見つけるかのう…」

 

悟空&クリリン「うおおおーーーっ!!!」

 

悟空とクリリンは猛ダッシュで石を探しに行った。

 

 

 

 

~そして~

 

勝負は原作通りクリリンが勝ち、悟空は晩ごはん抜きになった。……可哀想だけど勝負だからね。

 

ロータスのおかげでフグが原因で病気になるということはなく、悟空達は明日から早速修行をすることになった。

 

 

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。

天下一武道会までもう1話やることになりました。

では、次回もよろしくです。

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