気が付いたら女サイヤ人に転生していた件   作:銅英雄

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今回もよろしくです。


第70話 正義の死神、超ゴテンクスに大変身!そしてまさかの大ピンチ!!実際時間通りに悟飯のパワーアップを終わらせて行かせていたらフュージョンが解ける前に間に合ってたと思う

これは……魔人ブウの気…?精神と時の部屋から出たのかな?だとすると外にいるみんなが危ない!何人かはナメック星に行ってるはずだけど……。

 

悟空「魔人ブウの気だ…!精神と時の部屋から出たんか!?」

 

ベル「そのようだね」

 

悟空「チビ達の気は感じられねぇし…。ちくしょう…どうなってるのか見てぇぞ!」

 

老界王神「なら見るか?」

 

悟空「え?」

 

ベル「地上の様子を見られるんですか?」

 

老界王神「ほれ」

 

老界王神の手元から水晶のような球体が出てきてそれをこちらに投げた。これで地上の様子を見るのかな?

 

悟空「すげぇ!見えるぞ!」

 

私も気になるし見ようかな。

 

 

~ラムside~

 

ラム&ゴテンクス「わああああーーーっ!!!!」

 

魔人ブウが外に出てからすぐに次元の穴を開けるべく私は超サイヤ人になり、鬼の力を使ってゴテンクスと一緒に同じ方法で穴を開けようとしてるんだけど……。

 

ラム「駄目…全然穴が開かない…!」

 

ゴテンクス「………」

 

こっちでこうしてる間、向こうではほんの一瞬の時間だけど早く出ないと外にいるみんなが…!

 

ゴテンクス「しょうがねぇな…。あれを使うか…!もうちょっとカッコいい場面でなりたかったのによ…!」

 

ラム「何をするっていうの?」

 

ゴテンクス「へっへーん!まぁ見ててよ!……はぁぁぁぁ!!」ゴゴゴゴゴ

 

ゴテンクスは気を溜め始めた。その気は今の私よりも遥かに大きくなっていく。

 

ゴテンクス「いえーい!!」

 

ラム「これは…!」

 

ゴテンクス「ひびったでしょ!これ、めちゃくちゃ強いんだぜ!!」

 

確かにこれなら魔人ブウを倒せるかも…!でもそれだけのすごい気を維持する時間は限られているはず……。

 

ゴテンクス「でもちょっと顔が悪役っぽいのが気になるんだよな。まぁ正義の死神ってことでいいか」

 

ラム「それより早く外に……」

 

ゴテンクス「そうだった。これになっていられる時間、すっげぇ短いんだよな…。……よし!」

 

ゴテンクスは大きく息を吸う。

 

ゴテンクス「だああああーーーーっ!!!!」

 

うっ!これ…近くにいたら鼓膜が破れそうになるよ。でもこれなら…!

 

ゴテンクス「やった!でかい穴を開けてやったぜ!!」

 

ラム「よし!早く出よう!」

 

私達は穴に入って外に出た。

 

ゴテンクス「オラオラオラ!魔人ブウ!!オレ達も出てきてやったぜ!!」

 

魔人ブウ「ほう…よく出てこれたな…。あれ?おまえちょっと変わったか?」

 

ゴテンクス「ちょっとどころじゃないぜ!すっごくすっごく強くなってしまったのだ!!」

 

ラム「宮殿が酷く荒れてる…。魔人ブウ…!ここにいたみんなはどうしたの!?」

 

魔人ブウ「へっへっへ…ここだ」ポンポン

 

魔人ブウはおなかを軽く叩いてそう言った。そんな……。

 

ゴテンクス「た、食べちまったのか!?」

 

魔人ブウ「チョコにしてな」

 

そんな…ビーデルさんやデンデさんまで魔人ブウに食べられたっていうの…?ここにいるみんなが…あれ?この気はデンデさん…?だとすると最悪の事態は免れたみたい。それだけでも一安心かも。

 

ゴテンクス「完全にキレちまったぜ!!!」

 

魔人ブウ「ひひひ…」

 

ゴテンクス「」ドンッ

 

ゴテンクスが魔人ブウに突進する。でもその勢いで神殿が滅茶苦茶に……!

 

ゴテンクス「だっ!!」ドガッ

 

魔人ブウ「ぐっ!はあっ!」ガンッ

 

ゴテンクスが攻撃した後に魔人ブウが反撃してゴテンクスを吹き飛ばす。

 

ラム「神殿がボロボロに…。なんて戦いをしてるの!」

 

魔人ブウ「うう…!うがぁぁぁっ!!」

 

ゴテンクス「へっへー!怒ってる怒ってる!」

 

確かに…。誰がどう見ても怒ってる。ここまでわかりやすい怒りっていうのも中々ないよね……。

 

魔人ブウ「」グググ

 

ゴテンクス「なんだ…?丸くなったぞ?」

 

ラム「仕掛けてくるよ!気を付けて!!」

 

魔人ブウ「」ギュン

 

丸まった魔人ブウがこっちに突進してきた。

 

ゴテンクス「わっ!」ヒョイ

 

魔人ブウ「」ドガッ

 

私達は攻撃をかわすがそのかわりに足場がどんどんなくなっていく。

 

ラム「早くなんとかしないと!」

 

ゴテンクス「おまかせ!!連続スーパー…」バッ!ピロピロピロ

 

魔人ブウ「」ドガッ

 

ゴテンクス「うわっ!」ヒョイ

 

ラム「そ、そのポーズをしないと技は出せないの!?」

 

ゴテンクス「出せるけどさぁ…。まぁいいか…。カッコいいのに」

 

ラム「そんなこと気にしてる場合じゃないでしょ!」

 

ゴテンクス「連続スーパードーナツ!!」ボボボッ

 

魔人ブウ「!!」

 

ゴテンクス「えいっ!」

 

魔人ブウ「ぎっ!」ギュッ

 

ゴテンクス「へーい!」スポッ

 

ラム「よし、魔人ブウを閉じ込めたよ!」

 

ゴテンクス「ダメダメ!これだとすぐに出ちゃうからうんとダメージを与えてやるんだ!!」

 

とは言ってもどうやって…?

 

ゴテンクス「えっと……激突ウルトラブウブウバレーボールだ!!」

 

ラム「え…?激突ウルトラ……?」

 

ゴテンクス「ほら!ラムちゃんも手伝ってよ!!」

 

ラム「う、うん……」

 

ゴテンクス「いくわよ!!」

 

ラム「う、うん………?」

 

何故急に女言葉……?

 

ゴテンクス「違うよ!「いくわよ」って謂ったら「はあ~い」ってかえさなきゃ!!」

 

ラム「え……ええ…?」

 

ゴテンクス「早くしないと魔人ブウが出てきちゃうよ!オレだってこの姿になれるのは少しだけなんだから焦ってるの!!早くしてよ!!」

 

だったら言ってる間にさっさと攻撃してよ!このやりとり自体が時間の無駄以外のなんでもないよ!!

 

ゴテンクス「じゃあ……いくわよ!!」

 

えっ!?や、やるの……?

 

ラム「は、はあ~い…///」カァァァ

 

ゴテンクス「それっパースッ!」

 

ラム「ト、トース……///」

 

ゴテンクス「アターーーーーック!!!!!」バキッ

 

ラム「これ…私が手伝う必要あったのかな…?」

 

無駄に恥ずかしい思いをしただけのような……。うう…恥ずかしいよ……。

 

ゴテンクス「ヒャッホーーーッ!!!」ギュン

 

…とりあえずゴテンクスのあとを追おう…。

 

ゴテンクス「オラオラオラ!出てこい魔人ブウ!!これくらいじゃくたばらないことくらいしってんだよ!!」

 

魔人ブウ「………」

 

ゴテンクス「早くしろよ!このめちゃくちゃ強い姿になれるのもあと少しだけなんだぞ!それからこうなるのにさらに1時間かかるんだぜ!!」

 

魔人ブウ「……!」

 

ゴテンクス「それとも死んじゃった?だっはッはッ!どうやらオレが強すぎたみたいだな!!」

 

カッ!!

 

ゴテンクス「ん?うわっ!!」

 

魔人ブウが特大のエネルギー弾を放つ。あんなの……下手したら地球がなくなっちゃうよ…。

 

ゴテンクス「やりやがったな…!くらえ!連続死ね死ねミサイル!!」ボボボボボッ

 

ゴテンクスは魔人ブウにエネルギー弾を連続して返す。

 

ラム「やめて!地球を吹き飛ばすつもりなの!?」

 

ゴテンクス「いいじゃん!地球にはもう誰も残ってないんだからさ!!」

 

ラム「そうじゃなくて!地球には散らばったドラゴンボールがあるんだから1つでも壊してしまったら地球は2度と元には戻らないよ!!」

 

ゴテンクス「あっ、そっか…」

 

ふぅ……。ドラゴンボールは無事かな?一応私がドラゴンレーダーを持ってるから後で起動させてちゃんとあるかどうかを確認しないと…!

 

ゴテンクス「まっ!ずいぶん攻撃したからかなり弱ってるはずだよ!」

 

ゴテンクスがそう言うと魔人ブウが下から出てきた。

 

魔人ブウ「ううう…!うがが…!」

 

ゴテンクス「弱ってない……。どうなってんだよ…!」

 

ラム「いや、少なくともダメージは受けているはず…。それに精神的にはかなり弱ってる。魔人ブウにとって互角以上の相手はいないと思っていたから焦りが出てるよ!あそこまで追い込まれたのは初めてだと思うから」

 

多分現状あそこまで追い込めるのは他にベルさんくらいだと思う。でもそのベルさんは天下一武道会のときから顔色がよくない……。大丈夫だといいんだけど…。

 

ゴテンクス「へっへっへッ!まぁオレの強さは宇宙一と言っても過言じゃないからな!!」

 

ラム「魔人ブウは死に物狂いできてるから油断しちゃ駄目だよ!!」

 

ゴテンクス「わかってるわかってる!望むところさ!なんてったってオレは地球を守るヒーローだからね!!」

 

魔人ブウ「」ギュン

 

ゴテンクス「え!?」」

 

魔人ブウ「」バキッ

 

ゴテンクス「痛ぇーーーっ!」

 

ラム「もう!言ったそばから!なんて隙だらけのヒーローなの!!」

 

とりあえずゴテンクスについていかなくちゃ!

 

ゴテンクス「こんにゃろーー!!」バキッ

 

魔人ブウ「ガハッ!!」

 

ゴテンクス「くらえーーっ!」

 

魔人ブウ「」グボッ

 

口からエネルギー弾を出した!?そういえばベルさんやお母さんがそういう技を使う敵がいるって言ってたっけ。2人もできるらしいけど普通はやらないよね……?

 

ゴテンクス「や、やりやがったな…!おかえしだっ!!」グボッ

 

そっちも口から出すんだ……。

 

魔人ブウ「ノーーーッ!!!」

 

ゴテンクス「まだまだ!!」

 

魔人ブウ「!!」

 

ゴテンクス「ちぇい!!」バキッ

 

魔人ブウ「あぐっ…!」

 

ゴテンクス「おりゃーーっ!!」ドゴッ

 

それからもゴテンクスの猛攻は続く。お願い…!このまま押しきって……!!

 

 

ラムsideout

 

 

悟空「すげぇぞ!!オラが何年もかけて苦労してやっとなれた超サイヤ人3にあっさりなってるしこりゃ悟飯の出番はねぇぞ!!」

 

ベル「だといいんだけどね……」

 

界王神「どういうことですか…?」

 

ベル「恐らく超サイヤ人3でいられる時間はかなり短いと思います。悟空もそんなに長くは維持できないよね?」

 

悟空「ああ……まさか!?」

 

ベル「察したようだね……。だから早くしないと超サイヤ人から戻ってしまう」

 

原作と同じ時間に儀式を始めたのなら既に悟飯のパワーアップは終わってても良いはずなんだけど…。

 

 

 

 

ラムside

 

ゴテンクス「止めだ!!今度はもう戻れないぞ!バラバラになったのを気で完全に消してしまうからな!!」

 

いける…いけるよ!このまま止めをさしてゴテンクスの勝ちだよ!!

 

ゴテンクス「死ね……あれ?」パッ

 

そ、そんな……超サイヤ人が解けた…。

 

ゴテンクス「げげげ…!」

 

魔人ブウ「…………」ニヤリ

 

ゴテンクス「あっはっはっはっ!いや~参った参った!愉快愉快!」

 

全然愉快じゃないよ!このままだと私達殺されるよ!

 

 

 

ラムsideout

 

 

不味いね…。ゴテンクスがパワーダウンしてしまった。悟飯の方はまだかかるのかな?

 

悟空「じっちゃんの界王神様!早くしてくれっ!!チビ達のフュージョンがパワーダウンしちまった!!」

 

悟飯「ほ、本当ですか!?お父さん!」

 

悟空「ああ!あれじゃあ殺されちまう!!」

 

老界王神「よし、じゃあ行ってええぞ。もうとっくに完成しとるから」

 

悟空&界王神「か、完成してる!?」

 

やっぱり完成してるのか……。

 

ベル「それってどれくらい前から完成していたんですか?」

 

老界王神「3分くらい前じゃな」

 

3分…。原作だと5分前だったと思うからこれは悟飯が原作よりも強くなってる証拠だよね。

 

悟飯「た、大変だ…!早く急がなきゃ!ちなみにどうやってその…最強の戦士になれるんですか!?」

 

老界王神「なに…おまえさん達がよくなってる超サイヤ人っちゅうのになるのと同じ要領じゃよ」

 

悟飯「超サイヤ人ですね……はあっ!!」ゴウッ

 

老界王神「わっ!!」

 

悟飯が気を開放すると老界王神は吹き飛び、悟空と界王神は驚いていた。私とロータスも少なからず驚いている。これは想像以上だね……。ロータスの方はこれ以上だと思うととても頼もしいよ。

 

どくんっ…!どくんっ…!どくんっ…!

 

それに……もしも私が途中で消えてしまってもロータスや悟空達さえいればなんとかなりそうだしね…。

 

悟飯「す、すごい…!すごいですよお父さん!!」

 

悟空「本当にすげぇや…!見たところたいした変化はしてねぇのに」

 

ベル「変化すればいいわけでもないからね。現に悟飯からすさまじい気を感じるよ」

 

老界王神「その通りじゃ。変身すればいいってもんじゃない。わしからしてみれば超サイヤ人なんぞ邪道じゃ」

 

ベル「それで……ロータスの方はまだかかりそうですか?」

 

老界王神「そうじゃのう……。あと1時間と少し…ってところじゃな……」

 

まだそんなにかかるのか……。

 

ベル「とりあえず悟飯は私が送るよ。念のために魔人ブウから離れた場所でね」

 

これに関しては最近相手の気の数㎞遠くまで瞬間移動できるようになったけど、まだやったことがないから試運転も兼ねている。……決して魔人ブウに日和ってるわけじゃないよ?そう!体に感じる違和感のせいで体調不良なだけだから!

 

悟飯「はい!ベルさんありがとうございます!!」

 

そして私は悟飯を瞬間移動で地上に送った。ちなみに界王神と同じ服装だとなんか恥ずかしいとのことで行く前に界王神に悟空と同じ道着に変えてもらったそうだ。それにしてもよく似合ってるな……。

 

 

ラムside

 

トランクス「参ったな…。フュージョンも終わっちゃったよ…!」

 

悟天「これってさあ…殺されちゃうよね……間違いなく……」

 

トランクス「ちくしょう…!オレ達まだ若いのによ…!」

 

悟天「ひ~ん!」

 

このままだと2人が殺される…!私が少しでも時間を稼がなくちゃ!

 

ラム「私が時間を稼ぐから2人は隠れてて!」

 

悟天「そんな…!」

 

トランクス「無茶だ!殺されるよ!!」

 

ラム「大丈夫…!ただでは死なないよ」ゴッ

 

私は戦闘体勢として超サイヤ人からの鬼の力を使った状態になった。

 

魔人ブウ「次はおまえが相手か…」

 

ラム「できれば戦いたくなかったけどね…。こうなったら私1人じゃ死なない……。あんたも道連れにさせてもらうよ…!」

 

せめて2人が再びフュージョンができるように時間を稼ぎたいけど……。

 

魔人ブウ「!!」

 

トランクス「な、なんだ?」

 

悟天「なにかが近づいてくる…!」

 

ラム「これは……!?」

 

かなり強い気だけど邪悪な気ではないから敵……というわけではないと思う…。でも誰が来るの!?

 

悟飯「」ブアアアッ

 

ラム「あれは…悟空さん!?」

 

悟天「違うよ…!兄ちゃん…兄ちゃんだ!!」

 

トランクス「悟飯さん!!」

 

悟飯さん!?じゃあこの気がベルさんの言ってた新しい力……?これなら……魔人ブウに勝てる…!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。思ってたより長くなったぜ…!

次回はアルティメット悟飯VS魔人ブウです!

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