気が付いたら女サイヤ人に転生していた件   作:銅英雄

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今回もよろしくです。


第67話 魔人ブウ、神殿に立つ!そして精神と時の部屋へ…。原作で魔人ブウが目を治した少年は本当に死んでしまったのだろうか

ラムside

 

魔人ブウがより戦闘向きに変化した。このままだと地球がなくなってしまう…!

 

ビーデル「ラムちゃん?どうかしたの…?」

 

ラム「ビーデルさん…。魔人ブウが変化してしまったんです…。あなたのお父さんが頑張って魔人ブウを改心させていたのに…!馬鹿な2人が余計なことをしたせいでっ!!」

 

ビーデル「落ち着いてラムちゃん!」

 

声を荒げている私をビーデルさんが宥める。怒りの感情が段々なくなり私は落ち着いた。……危うく怒りで鬼の力が暴走するところだったよ。

 

ラム「っ!……すいません…。ビーデルさん、急いで悟天とトランクスを起こしてください」

 

ビーデル「わかったわ…!」

 

とりあえずビーデルさんに悟天とトランクスを起こしてもらいに行かせた。その間にこれからのことを……!?

 

デンデ「こ、これは!?」

 

魔人ブウがこっちに向かってくる!?まさか今の魔人ブウは私達の気を探ることができるの!?

 

魔人ブウ「はぁ~~…!」

 

ラム「くっ…!」

 

ビーデル「悟天くん達を起こしてきたわ…!」

 

ラム「……ありがとうございます」

 

魔人ブウに聞こえないようにビーデルさんと会話した。そして魔人ブウは私に向かって発言した。

 

魔人ブウ「おまえ、この中で1番強いな。オレと戦え」

 

ラム「……その期待には応えられないね。あんたと戦う相手は他にいる…!」

 

魔人ブウ「ならそいつを早く出せ。戦うぞ」

 

ラム「今準備をしてるところだよ。もう1時間程待っててくれないかな……?」

 

魔人ブウの性格を考えると待ってくれるとは思えないけど…。

 

魔人ブウ「オレ、待つのきらいだ…!早くおれと戦え!」

 

やっぱり…。こうなったら余り使いたくない方法だけど…。

 

ラム「あんたは地球人を皆殺しにするって言ってたよね?まだ地球にはかなり人が残ってるよ?そっちを先にやればいいじゃない」

 

地球のみなさんごめんなさい…!必ずドラゴンボールを使って生き返らせますので魔人ブウを倒すために犠牲になってください…!

 

魔人ブウ「…………」ニヤリ

 

私がそう言うと魔人ブウは不敵な笑みを浮かべ、神殿の周りを歩き始めた。

 

魔人ブウ「………」

 

ぐるりと1周神殿を回り、私の前に立った。

 

魔人ブウ「……」スッ

 

手を挙げた?何をするつもりなの?

 

魔人ブウ「」ボウッ

 

無数の気弾を放ち始めた。そんな……。どんどん地球人のみなさんの気がなくなっていく…!

 

魔人ブウ「」ボボボボボッ

 

そして魔人ブウが気弾を収めると同時に地球人のほとんどが死んでしまった…。

 

地上side

 

~某所~

 

餃子「あ、危なかった…」

 

天津飯「な、何が起こってるんだ上で…!」

 

 

~別の某所~

 

レム「なんとか避けることができたけど…。今の攻撃は魔人ブウなの?神殿にいるラム達は大丈夫かな…?」

 

 

~さらに別の某所~

 

ミスター・サタン「不謹慎な…。こんなときに花火か…?」

 

 

 

魔人ブウ「地球人みんな殺した。さあ戦うぞ」

 

ラム「お願い…!30分でいいから待ってほしい」

 

私は懇願するように魔人ブウに頼み込んだ。

 

魔人ブウ「30分……?それはどれくらいだ…?」

 

ラム「この時計が鳴ったら30分だよ」

 

私は神殿から小型の時計を持ってきて魔人ブウの前にそれを出して言った。

 

魔人ブウ「………イヤだ!」

 

魔人ブウはイライラしながら否定する。

 

ラム「ミスター・サタンさんの子供が待ってほしいって言ってるよ?」

 

私は後ろにいるビーデルさんを指した。

 

ビーデル「え……!?」

 

魔人ブウ「ほんとだ…。サタンと匂い似ている」

 

ふぅ…。とりあえず一安心だよ。

 

魔人ブウ「よし、待ってやる。でも時間になったらサタンの子供でも殺す」

 

魔人ブウは時計とにらめっこを始めた。とにかく2人を精神と時の部屋に入れてフュージョンの修行をさせよう!

 

 

 

ラムsideout

 

 

これは…!地球人の気がたくさん消えた……?魔人ブウの変化といい地球では原作通りの展開が起こっているのかな?

 

悟飯「まだですか?もうとっくに終わってもいいころでしょう!?」

 

老界王神「まだ終わらんっちゅうことはおまえさんの潜在能力が余程すごいんじゃろう。あと嬢ちゃんはそれ以上の潜在能力を持っておる」

 

悟飯「いい加減にしてください…!」

 

もう我慢できないのか悟飯が怒りで気を開放させる。まだ完成してないのにかなりの気だ。ロータスは間違いなくそれ以上あるだろう。

 

悟飯「こんなことで魔人ブウに勝てるはずが……!な、なんだ…?この湧いてくるパワーは……?これが僕か?」

 

ロータス「悟飯、座って。今この時間が勿体ないよ」

 

ロータスが悟飯に座るように促す。ロータスもかなり変わってる。今までにない冷静さを持ってる。

 

老界王神「嬢ちゃんの言う通りじゃ。余計なことをしてる分時間の無駄じゃ」

 

悟飯「す、すみませんでした……」

 

悟空「せ、潜在能力って元々持っている隠された力だよな……?」

 

界王神「そ、そうだと思いますけど…」

 

悟空「そりゃねぇだろ…。悟飯の奴どんだけ力を隠してるんだよ…!」

 

ベル「悟飯は大きくなる度に潜在能力が蓄えられる。そしてロータスはそれ以上に潜在能力を秘めているからね」

 

この2人はどれだけ強くなるのかな?

 

 

 

ラムside

 

トランクス「あれが魔人ブウ……?」

 

悟天「すごく強そう…」

 

ラム「強いなんてものじゃない…!30分時間を稼いでいるから2人は精神と時の部屋で修行してもらうよ。ピッコロさんがあそこは1分で6時間分の修行ができるって言ってたからね。魔人ブウを倒すのは2人だよ!」

 

トランクス「行こうぜ悟天!俺達の手で魔人ブウをぶっ殺してやろうぜ!!」

 

悟天「うん!トランクスくん!!」

 

そう言って2人は精神と時の部屋に入っていった。あとはどれくらい時間を稼げるか…。

 

ビーデル「ラムちゃん、ちょっといい?」

 

ラム「ビーデルさん…。どうしたんですか?」

 

ビーデル「魔人ブウはパパを知ってるみたいだけど何でかわかる?さっきもパパが魔人ブウを改心させていたって言ってたけど…」

 

ラム「私もデンデさんに聞いた話ですけど…ミスター・サタンさんはただ1人、魔人ブウが気を許したんです」

 

ビーデル「えっ?」

 

ラム「ベルさん達が力で何とかしようとしたところを動機はわかりませんが、魔人ブウと仲良くなることを選びました。その証拠に魔人ブウはミスター・サタンさんを

殺していません。ビーデルさんのお父さんは力では勝てなくても立派な世界チャンピオンですよ!」

 

ビーデル「パパが…?」

 

ビーデルさんは信じられないといった表情をしているけど、実際私なんかよりよっぽどすごいと思う。

 

魔人ブウ「待てない…」

 

ラム「えっ?」

 

魔人ブウ「もう待てないぞーーーっ!!」

 

そう言って魔人ブウが時計を壊した。もう!もう少し待てないの!?

 

ラム「まだ15分も経ってないよ!せめてもう少し…」

 

魔人ブウ「イヤだ!もう待てない!早く出せ……!」

 

ラム「……わかったよ。ついてきて」

 

私は前に精神と時の部屋を利用するかもしれないと思いピッコロさんから部屋の行き方を聞いた。そして今回はその中でも1番遠回りのルートを通って精神と時の部屋に向かうことにした。これで数分間は時間を稼げるから向こうでは丸1日以上は時間があるはず……。

 

 

~そして~

 

ラム「着いたよ」

 

魔人ブウ「ここか……?」

 

ラム「そう。この扉を開けたところにあんたの相手がいるよ」

 

地球の命運がかかったバトルが始まろうとしている…。そう思いながら私は扉を開けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。

次回こそゴテンクスの登場!お楽しみに!

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