気が付いたら女サイヤ人に転生していた件   作:銅英雄

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今回もよろしくです。


第64話 フュージョン完成?ゴテンクスの誕生。子供って育て方次第で全然違うんだねbyロータス

ロータスside

 

今から悟天とトランクスのフュージョンをいよいよ合体できるようにするんだけど…。全員避難させたと思ったのに1人足りないからその足りない人についてラムに聞いてみる。

 

ロータス「ねぇ…。セルはどこに行ったの?」

 

確かベルが悟飯のところに行くまではいたと思うんだけど……。

 

ラム「セルさんなら『ナメック星がわたしを呼んでいる!行かなくては!それにドラゴンボールも集めた方がよかろう。ベルからドラゴンレーダーをひったくっておいたからドラゴンボール集めにも何の支障はでない。だからここはみんなに任せてわたしはナメック星に行く』って言ってたよ」

 

……とりあえずこれはベルに報告してわたしじゃ手に負えないからベルに任せておこう。突っ込みどころ満載だけどわたしはどちらかというとボケだしね。まぁそれはおいといて。

 

ロータス「トランクス、悟天、準備の方は大丈夫?」

 

悟天&トランクス「はいっ!」

 

ロータス「じゃあ始めるよ。まずは気を同じくらいまでためて」

 

悟天&トランクス「はぁぁぁっ…!」

 

ロータス「よし!2人共位置について…ラムは2人を見ておいて」

 

ラム「うん!」

 

悟天&トランクス「フュー………ジョン!はっ!!」

 

ロータス「」ピクッ

 

ラム「ん?」

 

2人に1つの光が現れる。わたしも実際に合体するところを見るのは始めてだ。でも…。

 

???「…………」バーン

 

お世辞でも成功には見えないなぁ…。気は上がってるけど…。

 

クリリン「こ、これがベルさんが言ってたフュージョンっていう技で合体した戦士なのか……?」

 

ヤムチャ「目には目を、デブにはデブをってやつじゃないか?きっととてつもないパワーを持ってるんだよ!」

 

クリリンさん、これ、失敗なんですよね…。ヤムチャさん、確かに気は上がってるけどこれで魔人ブウを倒せるならとっくにこの星は平和になってますよ……。

 

???「ほっほっほっ…!」

 

クリリン「あっ、走り始めた」

 

???「はあっ…!はあっ…!はあっ…!」ゼェゼェ

 

ヤムチャ「なんか一瞬で疲れ始めたぞ…」

 

ラム「まぁ失敗ですよね……」

 

ラムも苦笑いだよ…。とりあえず失敗を指摘しなくちゃ。

 

ロータス「さっきのだけど「ジョン!」のときにもうトランクスの指が出ていたよ。この時点ではまだ手をグーにしなくちゃいけないんだ。とりあえず戻ったらやり直しだよ」

 

???「…………」

 

ん?どうしたのかな?

 

ラム「ねぇお母さん、そういえばどうやって戻るの?」

 

あっ、そういえば戻る方法について言ってなかったね。

 

ロータス「30分経つまで待とう。それまではこのままだよ」

 

ピッコロ「こんなペースで大丈夫なのか?」

 

ピッコロが呆れたようにわたしに尋ねる。そのへんは突っ込まない方向でいこう。そのあたりはベルの役目だよ。

 

クリリン「そういえばおまえ、名前とかあるのか?」

 

クリリンさんがこのぽっちゃり戦士に尋ねる。名前もフュージョン…もとい合体するみたいなことをベルから聞いたような…。

 

ゴテンクス「ゴテンクス…」

 

どうやらゴテンクスというらしい。

 

~30分後~

 

ゴテンクスに再び1つの光が出て悟天とトランクスに別れる。

 

ロータス「もう1度やるよ。さっきの失敗には気をつけてね!」

 

悟天&トランクス「はいっ!」

 

ロータス「じゃあ始めて!」

 

悟天&トランクス「フュー………ジョン!はっ!!」

 

ロータス「」ピクッ

 

ラム「う~ん…」

 

ゴテンクス「…………」

 

クリリン「これはもう…」

 

ラム「見るまでもなく失敗ですね……」

 

ゴテンクス「ゴホッ…!ゴホッ…!」

 

ラム「まださっきの方がマシだったかも…」

 

ロータス「最後の「はっ!!」のところで指がずれてたからまた30分後にやり直しね」

 

ゴテンクス「ゴホッ…!ゴホッ…!」

 

~30分後~

 

ロータス「じゃあもう1度!」

 

悟天&トランクス「はいっ!」

 

3度目の正直で今度こそ成功してほしいなぁ…。

 

悟天&トランクス「フュー………ジョン!はっ!!」

 

さっきまでの失敗はない…。成功していればいいんだけど…。

 

ゴテンクス「…………」ズオッ

 

クリリン「こ、これはっ…!?」

 

ヤムチャ「すげぇ気だ!」

 

やっと成功したよ…。それにしても………。

 

ラム「すごい…!これなら魔人ブウも倒せるかもしれない」

 

ロータス「じゃあ次は超サイヤ人になった状態でフュージョンするよ」

 

ゴテンクス「何言ってんだよ!魔人ブウなんかこのままでも倒せるぜ!」

 

………生意気さが2倍になってるよ。こんなところまでフュージョンしなくていいのに…。

 

ロータス「確かにかなり強くなったけど、それで勝てるほど魔人ブウは弱くないよ。だから………」

 

ラム「お母さん、もうゴテンクスは魔人ブウのところに行ったよ」

 

ロータス「…………」

 

悟空とベジータさんは子供をどういう風に育ててるのかな?自由にさせすぎだと思うんだよね…。チチさんとブルマさんの苦労している姿が目に浮かぶよ……。

 

 

~そして~

 

ゴテンクス「ボコボコにやられちゃったぜ……」

 

だろうね。人の話は最後まで聞いてほしいよ…。

 

 

~30分後~

 

ロータス「気を取り直して…次は超サイヤ人でフュージョンしてもらうよ。じゃあ早速超サイヤ人になってみようか」

 

悟天&トランクス「はぁぁぁぁ…!」ゴゴゴゴゴ

 

ロータス「よし、それくらいかな。その状態でやってみよう!」

 

悟天&トランクス「フュー………ジョン!はっ!!」

 

よし、問題ない。成功だよ!

 

ゴテンクス「ジャジャーン!超サイヤ人のゴテンクス様だぜ!」

 

ロータス「うん、いい感じだね。じゃあ……」

 

ゴテンクス「早速魔人ブウを倒してくるぜ!」ドヒュン

 

相変わらず人の話を聞かない…。とりあえずあとを追うかな。

 

 

 

~そして~

 

ロータス「やっと追い付いた。駄目でしょ!勝手に行ったら!人の話を聞いてよ!」

 

ゴテンクス「オレ様の実力を疑ってるな?なら超スピードで飛んでオレ様のすごさを見せてやるぜ!!」

 

そう言ってゴテンクスは地球を1周する勢いで飛んでいった。……ここでじっとしてれば戻ってくるかな?

 

 

~そして~

 

ゴテンクス「ひゅう…。思わず地球を何周もしちまったぜ!これでロータスさんもわかっただろ?オレに任せておけば魔人ブウなんかあっという間にやっつけちまうんだから!それじゃ行ってくるぜ!」ドヒュン

 

また人の話を聞かない…。もう合体の時間、1分もないんだけど…。とりあえず回収しに行こう。

 

ゴテンクス「オラオラオラ!魔人ブウ!!オレだ!面出しな!!!」

 

ボンッ!

 

悟天&トランクス「…………」

 

追い付いた。案の定戻ってるし…。

 

トランクス「ヤバ……」

 

悟天「逃げよう!」

 

ロータス「2人共、とりあえず神殿に戻るよ。幸いまだ魔人ブウはこっちに気付いてないから」

 

わたし達は神殿に戻った。前途多難だなぁ………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。

次回はゼットソードに異変が……!?

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