気が付いたら女サイヤ人に転生していた件   作:銅英雄

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原作開始です!


~原作開始~
第5話 出会いはいつ、どこで、どのように起こるかわからない。突然の『オッス!オラ悟空!』


地球に着いて半年、私は日雇いのアルバイトでゼニーを稼いで、ロータスには家事をしてもらっている。

 

……ロータスの女子力の高さに驚愕している女がいた。ていうか私だった。

 

作るご飯は美味いし、お洒落も今時女子って感じだし、仕草もいちいち可愛い(戦闘のときは別)し、…あれ?私って結構ヤバくない?…今度ロータスに料理を教えてもらおう(提案)。

 

それはさておき、バイト帰りに偶然ドラゴンボールを見つけるという嬉しい誤算があったし、これで原作キャラと関わるフラグが建ったと思うから安心してこれからのプランを考えることができる。

 

…と思った矢先に肩を叩かれたので、振り返ってみると

 

???「オッス!」

 

……悟空がいた。

 

ベル「お、オッス…」

 

私はとりあえず挨拶?をかえした。

 

???「ちょっと孫くん、なんで走って行くのよー!」

 

悟空を大声で呼んだのはブルマだった。

 

ベル「え~と…、どういう状況?」

 

 

それから私は悟空とブルマに話を聞いたところ、私の持っているドラゴンボールが欲しいそうでそれを譲ってくれないかということだった。

 

…フラグ回収速いよ!今さっき建てたばっかりじゃん!

 

ベル「なるほど、話はわかった。いいよ、条件次第で譲ってあげる」

 

悟空「ホントか!?」

 

ブルマ「その条件って何?」

 

ベル「このドラゴンボールを見つけるのには相当な労力がいるはず、こんなに小さいものだもん。それを簡単に見つけるレーダーみたいなのがあるはずだよね」

 

ブルマ「…ドラゴンレーダーのこと?」

 

ベル「そんな名前なんだ。とりあえず1日それを貸してくれないかな?それが条件」

 

まぁ名前に関しては知ってるけどね。

 

ブルマ「私としてはそれでいいけど…、どうするつもりなの?」

 

ベル「もしかしたらこの先ドラゴンボールが必要になるかもしれないからね。その時にすぐ見つけられるようにドラゴンレーダーを作っておきたいのさ」

 

ブルマ「簡単に作れるものじゃないわよ?」

 

ベル「問題ないよ、私は君程じゃないけど機械弄りは得意なんだよ。カプセルコーポレーションのお嬢様」

 

ブルマ「あたしのこと知ってるんだ…」

 

ベル「世界的に有名な企業だし、君のところの商品にはお世話になってるからね。…とりあえず私の住んでるところに案内するから、ついておいでよ。さっきから悟空が暇そうにしてるよ?」

 

悟空「………」ボー

 

ブルマ「そうね、案内お願い」

 

ベル「かしこまっ☆」

 

とネタを入れて返事をする。…ブルマには受けなかったようで少し引いている。

 

 

ベル「ここが私の住んでるところだよ」

 

今私とロータスが住んでいる家は前に福引きで当てたホイポイカプセルの中身である。

 

…っていうか家のカプセル景品に出すなんてすごいなカプセルコーポレーション。

 

悟空「ひゃーー。でっけーなー!」

 

ブルマ「ホント、かなり大きな家じゃない」

 

ベル「偶然この家のカプセルが手に入ってね…。ただいま」

 

ロータス「おかえり、ベル」

 

私がそう言うとロータスが迎えてくれる。

 

ロータス「アルバイトお疲れ様。…そちらの人達は?」

 

ベル「ああ、この人達は私の知人でね。ブルマと悟空っていうんだ。ブルマ、悟空、こちらは私と一緒に住んでる子でロータス」

 

ロータス「ロータスです。よろしくお願いします」

 

ブルマ「へぇ、孫くんと年が変わらなそうなのに礼儀正しいのね」

 

ロータス「ベルに教えてもらいましたから」

 

ベル「多分、悟空と同い年くらいだと思うから仲良くなれると思うよ」

 

確かこの時点では悟空って自分の年を14歳だと思っているはずだから、年齢の話はしないほうがいいだろう。

 

ベル「一応道中で名乗ったけど改めて自己紹介しようかな。私はベル、16歳だよ」

 

ブルマ「あたしと同い年なんだ?」

 

ベル「そうなんだ。ブルマとも仲良くしていきたいな」

 

まぁブルマの年も知ってたけどね。

 

ブルマ「もちろん、これからもよろしく!」

 

ベル「うん、よろしく」

 

ロータス「ご飯ができたよベル。ブルマさん達もよかったら夕飯食べていきませんか?」

 

悟空「ホントか!?オラもう腹減ってしょうがなかったんだよ!」

 

ベル「フフ、まぁ食べ盛りだと思うからね」

 

ブルマ「本当にいいの?孫くん、すごく食べるけど」

 

ベル「問題ないよ。私もロータスも結構食べるほうだしね」

 

ブルマ「でもいっぱい食べて大丈夫?太ったりしないの?」

 

……ブルマってこんなにデリカシーない奴だっけ?

 

ロータス「私達は食後に運動してますのでカロリーの心配はありません」

 

ベル「じゃあ食べようか。いただきます」

 

ベル以外『いただきます!』

 

 

~そして~

 

悟空「食った食った~。腹いっぱいで力も満タンだ!」

 

ブルマ「ごちそうさま。それにしてもロータスって料理上手なのね」

 

ロータス「はい、小さい頃に教えてもらいましたので」

 

ブルマ「ロータスの親ってどんな人なの?こんなにしっかりしてるから親も相当いい人だと思うし」

 

ブルマが親のことを聞いた瞬間ロータスの表情が強ばるのが伝わったので、私はすぐさま話を終わらせる。

 

ベル「ロータスの家庭は結構複雑でね、あんまり掘り返さないでもらえると助かるんだけど」

 

ブルマ「あっ!ごめんね、無神経なこと聞いちゃって」

 

ロータス「いえ、別に気にしてません」

 

ベル「ロータス、今日は私が片付けをしておくから、悟空と組手でもしておいで」

 

ロータス「うん、わかった。悟空、よかったらわたしと手合わせしてもらえない?」

 

悟空「ああ、いいぞ!ロータスも戦えるんか?」

 

ロータス「ベルに鍛えてもらってるからね」

 

そう言って2人は外に出た。

 

ブルマ「いいの?孫くんかなり強いからロータスが怪我でもしたら…」

 

ベル「心配ないよ。ロータスも悟空と一緒だからね」

 

ブルマ「えっ、どういうこと?」

 

ベル「まぁいずれわかるよ」

 

 

~30分後~

 

悟空「いや~、やるなロータス!」

 

ロータス「まだまだ悟空には負けないよ」

 

ロータスが悟空に肩を貸して歩いて戻ってきた。

 

ブルマ「うそ…」

 

ベル「大分お疲れのようだね、悟空」

 

悟空「へへっ…、ロータスに全く攻撃が当たんなかった……」ドサッ

 

と悟空はその場で倒れた。

 

ブルマ「孫くん!?」

 

ベル「気絶したみたいだね。そのまま休ませてあげよう。ブルマ、悟空を奥のソファーで寝かせてあげて。あとついでにお風呂にも入っていいよ。そちらさえよかったら泊まってってよ」

 

ブルマ「わかったわ。ありがとう」

 

ブルマは悟空を持ち上げて奥にあるソファーまで運んで行った。

 

ベル「…ロータス、どれくらいの力でやった?」

 

ロータス「悟空の戦闘力は10だったから、30くらいまで気を上げてやったよ」

 

う~ん、まぁそんなもんかな?

 

ベル「さて、早速ドラゴンレーダーの制作に入ろうかな?」

 

私はドラゴンレーダーの仕組みを調べるために1度分解して構造を調べた。…フム、これなら3時間くらいあればできそうかな?ほとんど同じ部品を他の星で手に入れたから、すぐにとりかかれそうだ。

 

 

~3時間後~

 

ベル「よし、完成!とりあえず分解したレーダーを元に戻そう」

 

私はドラゴンレーダーを元に戻すと、お風呂に入って、そのままベッドINした。

 

 

~翌日~

 

ベル「ありがとうブルマ、レーダーは返すよ。あと約束のドラゴンボール」

 

ブルマ「ありがとう。…それにしても本当に作っちゃうなんて…」

 

ベル「まぁ、必要な部品を持ってたから簡単にできたよ」

 

ブルマ「早速次のドラゴンボールを探しに行くわ!よかったら2人も来ない?」

 

ベル「魅力的な誘いだけどやめとくよ。私はアルバイトで忙しいからね」

 

ロータス「ベルが行かないのならわたしも行きません」

 

ブルマ「そっか…」

 

ベル「生きてる限りまたどこかで会うと思うよ」

 

ブルマ「そういうものかしら…。まあいいわ!じゃあね2人共!!」

 

悟空「オラもっと強くなるからそのときはまた戦いてぇな」

 

ロータス「わたしはいつでも…とはいかないけど再戦待ってるよ」

 

悟空「ああ!」

 

ベル「達者でね」

 

悟空とブルマは次のドラゴンボールを求めて走って行った。

 

ロータスと悟空も仲良くなったみたいだしよかったよかった。

 

次会うときが楽しみだね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。

時系列的にはウーロンが出る前になります。またブルマは悟空が食欲旺盛なのをこの時点で知っています。

…少年悟空とブルマの台詞ってこんな感じでいいのかな?

では、また次回もよろしくお願いします。

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