それでは今回もよろしくです。
セルゲームまであと2日になった。
ベル「あった」
これでドラゴンボールが7つ揃ったね。とりあえずこれらを神殿に預けておこう。
~そして~
さて、ちょっと気分転換に辺りをぶらぶらするかな。私はそう思いながらセルゲームの会場まで来た。そしてセルを見かけたので、声をかけることにした。
ベル「やあ、君がセルだね」
セル「貴様は…確かベルといったかな?」
ベル「私のことを知ってるようで」
セル「貴様の細胞も含まれているのでね。それでなんの用かな?」
ベル「ちょっと気分転換に立ち寄っただけさ。それより武道大会を開くんだって?私も参加するかもだからよろしくね」
セル「わざわざそれを言いに来たのか。ご苦労なことだ。わたしに勝てると思っているのかね?」
自信過剰だね。フリーザといいセルといい…。
ベル「負けるつもりはないよ。…少なくとも私はね」
セル「まぁ楽しみにしているぞ」
ベル「余程自分に自信があるようだね。…そうだ!私と1つ賭けをしない?」
セル「賭けだと?」
ベル「そ、内容はね…」
~ベルさん説明中~
セル「…本気で言っているのかね?」
ベル「もちろん。君が負けないのならなんの問題もないだろう?ならいいじゃない」
セル「ふぅん…。いいだろう」
ベル「交渉成立だね」
セル「だが本当にそんな時がくるのかね?」
ベル「絶対…とは言い切れないけどくるだろうね」
多分くるとしたらあのタイミングだろうけどね。
セル「ほぅ…。それは面白い」
ベル「じゃあセルゲーム当日にね」
私はそう言ってセルと別れた。
~翌日~
私はラムを連れてブルマのところへ遊びに来た。何故かって?ラムが私にすごいなつかれてるからだよ。それもロータスやレムよりも…。
ベル「やあ、ブルマ」
ブルマ「久しぶりベル!」
ベル「ナメック星以来会ってなかったからね」
ブルマ「それでその子は…?」
ベル「ロータスとレムの娘でラムっていうんだ。ラム、挨拶を」
ラム「ラムといいます!2歳です。よろしくおねがいします!!」
ブルマ「すごく礼儀正しいのね!ロータスの子って感じがするわ!!」
ベル「レムもかなり礼儀正しいしね。それにかなり強いよ。悟空達にも負けないくらいになるかも…」
ブルマ「それはすごいわね!ベジータもうかうかしてられないかもね!」
ベル「もちろん私も負けてられない」
それからも私達は他愛のない話をしていた。
ベル「じゃあ私達はそろそろ行くね」
ラム「さようならブルマさん!」
ブルマ「ええ!ラムちゃんまたね!ベルも気を付けてね!武道大会、明日なんでしょ?」
ベル「そうだね。まぁ程々に頑張るさ」
~そして~
ベル「戻ったよ」
ロータス「お帰りベル!」
レム「ラムの面倒を見ていただいてありがとうございます」
ベル「気にしなくていいよ。ラムもいい子にしてたしね」
ラム「おとうさん、おかあさん、ただいま!!」
レム「お帰り、ラム」
ロータス「お帰り~」
ベル「ロータス、早速明日に向けて修行するよ」
ロータス「うん!」
私とロータスは明日のために修行をすることにした。
~そしてセルゲーム当日~
ベル「ロータス、起きて」
ロータス「う~ん…。あと7年…」
デシャヴを感じること山の如し…。ブウが復活しちゃうから!
ベル「早く起きる。もう11時だよ。準備済ませて会場に向かうよ」
ロータス「は~い…」
レム「すいません、ベルさん…。わざわざロータスを迎えに来てもらって…」
ベル「あの子とは長い付き合いだからね。こういったことにも慣れたよ」
ラム「おはよう、おかあさん!」
ロータス「おはよ~…ラム…」
レム「ラムは早起きなんだけどね…」
ベル「…まぁいい反面教師になってると思うよ」
~そして~
ベル「ロータス、準備できた?」
ロータス「うん!バッチリ!!」
時刻は11時30分…。ここから会場まで飛んでいって15分くらいか…。15分前行動は社会人としての基本だよ!……まぁフリーターなんだけどね。
ベル「じゃあ行ってくるよ」
ロータス「行ってくる!」
レム「2人共気を付けてくださいね!」
ラム「おかあさんもベルさんもがんばってください!」
ロータス「うん!!」
ベル「もちろん」
~そして~
ミスター・サタンを心酔してるアナウンサー(以下アナウンサー)「さあ、いよいよセルゲーム開始まであと20分です!セルVSサタン!!私個人の予想ではわずかにサタンがセルをリードか!?」
アナウンサー「いかがでしょうか、ミスター・サタン。今の心境は?」
ミスター・サタン「計算の狂ってしまったセルに同情するぜ。あいつもまさか世の中にオレ程強い者が存在するとは思ってなかっただろう…。あいつもでかい口を叩いてしまっていまさらごめんなさいと言えんだろうからな!聞け!セルとやら!!オレにはとっくにバレてるんだぞ!中の都や軍隊を破壊したのは爆弾を使ったトリックだろう!!だがこのオレにはそんな手通用しないぞ!!」
セル「………」
アナウンサー「…聞こえないふりをしてますよ」
ミスター・サタン「ふん、痛いところを突かれてビビっているのだ」
アナウンサー「はっはっ、アカンベーでもしてやりましょうか!」
ミスター・サタン「わーっはっは!じゃあオレはおしりペンペンだ!!」
アナウンサー「え!?あ、あれは…?」
ミスター・サタン「ん?どうかしたのか?」
アナウンサー「あれは一体…」
セル「ベルか…」
ベル「あれ?私達が1番乗り?」
ロータス「他はまだ来てないね…」
セル「ベル、貴様との賭け…楽しみにしているぞ」
ベル「ふふ…まぁ少なくとも君を退屈させないよセル」
アナウンサー「じ、女性2人のようですが…そ、空を飛んできたような…」
ミスター・サタン「トリックだな…」
アナウンサー「セルと何やら話しかけていましたが知り合いでしょうか…?」
ミスター・サタン「さ、さあな…」
アナウンサー「彼女達もセルゲームに出場するつもりなのでしょうか?ち、ちょっと聞いてみましょう…。あの…君達は何者かね?見物だったらこんな近くにいたら危ないぞ」
ベル「あっ、私達ですか?一応出場者ですよ。まだ何人か来ます」
アナウンサー「……へ?」
そんなに驚くことかな?向こうからしたらミスター・サタン以外の奴が出場するのがありえないんだろうか。
カメラマン「ね、ねぇ…あそこ…」
アナウンサー「え?」
セル「来たようだな。待っていたぞ孫悟空」
セルがそう言うと悟空に悟飯、ラディッツ、ベジータにトランクスに人造人間16号、クリリンにヤムチャに天津飯と勢揃いで来た。
セル「お揃いでようこそ」
ベル「みんな勢揃いだね」
悟空「オッス!ベルにロータス」
ロータス「久しぶりだね悟空」
ベル「修行の方はどうだった?」
悟空「オラとしては精一杯頑張ったつもりだ!」
ベル「おお、やる気満々のようだね」
悟空「ああ!早速オラから戦わせてもらおうかな!」
トランクス「い、いきなり悟空さんから始めるんですか?」
悟空「いいだろ?ベルにベジータ!」
ベジータ「どっちにしてもフィニッシュを決めるのはこの俺だ!」
ベル「悟空の好きにしたらいいよ」
アナウンサー「………」
ミスター・サタン「か、勝手に順番を決めるんじゃないっ!!」
アナウンサー「もしかして君達もセルゲームに出場するつもりなのか?」
悟空「そうだ。全員じゃねぇけどな」
アナウンサー「悪ふざけはいい加減にしたまえ!これはお遊びじゃないんだぞ!!」
ミスター・サタン「こいつは驚いた…。この世界ナンバーワンであるミスター・サタンのことを知らない無知な田舎者がまだいたとはね…」
アナウンサー「彼は世界格闘技選手権のチャンピオンなんだよ!この世で1番強い男なんだよ!!」
ベル「ふぅん…世界格闘技選手権のチャンピオンですか。じゃあ聞き返しますけど、もしかしてセルゲームに出場するんですか?」
ミスター・サタン「当たり前だろう!!」
ベル「アナウンサーさんが言った通りこれはゲームであっても遊びじゃない…。格闘技程度の次元じゃこのセルゲームはついていけない。あなた方の常識の遥か外にいることをわかった方がいいですよ」
アナウンサー「き、君は何を言ってるんだ?」
ベル「そのままの意味ですよ。出場するならそのことを頭に入れた方がいい…ということです。あなたはセルを殺すつもりなんでしょう?」
ミスター・サタン「当然だ!!」
ベル「…まぁ出場は自由ですから、…ただ死んでも自己責任ですよ」
この時点のミスター・サタンって正直嫌いなんだよね。ブウと出会うことで変わっていくからそれに期待したいけど……。まぁその時がくるまでわからないか。
セル「時間だ。セルゲームを始める」
そんなことより今はセルゲームに集中しようかな。
今回はここまでです。
次回はミスター・サタンの戦い(茶番ともいう)になります。
次回もよろしくお願いします。