気が付いたら女サイヤ人に転生していた件   作:銅英雄

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今回からZ編突入です!




~Z編突入~
第23話 ラディッツ襲来!命懸けの兄弟喧嘩。~ナメック星人を添えて~


第23回天下一武道会から5年の月日が経過した。

 

この5年間の間は色々なことがあったが大きな出来事は2つあった。

 

1つ目は原作でもあるように結婚してから1年で悟空とチチに子供が出来た。孫悟飯のことである。何故か私が出産の手伝いをしたんだよね…。チチが「ベルさんなら安心だ」と言っていた。その信頼ってどこからきたの?面識ほとんどないのに……。

 

2つ目はロータスがレムと結婚した。

 

この出来事は3年前…つまり天下一武道会から2年後にレムがプロポーズをしたらしい。

 

ロータスと結婚するためにレムは私にお願いしたんだよね。

 

レムにはロータスを守るとはいかなくても強くなってほしいと思い、結婚する条件として10倍の重力で私とトレーニングをすることを提示した。

 

レムは始めこそきつそうだったが、やはり戦いのセンスがあるのか1ヶ月で10倍の重力を克服してみせたのだ。

 

それでもレムはもっと修行に付き合ってほしいと言ってたので、さらに重力を上げて訓練した。今では30倍の重力まで耐えられるようになった。

 

戦闘力も10000を越えたしね。本当に地球人か疑ったのは内緒の話である。だってナッパくらいなら軽く捻れるもの。

 

…でそのあとにロータスにプロポーズにしたところOKをもらったそうだ。ちなみに私以外はこの事を知らない。サプライズの方がいいと思ったからね。

 

そして私はロータスとレムに家のホイポイカプセルをプレゼントした。これからのことを考えるとマイホームくらいは持っていた方がいいと思ったからだ。…決してあの2人のイチャイチャっぷりを見たくないからではない。

 

ロータスはまた修行しにくるからと言っていた。そして今までお世話になりましたと頭を下げられた。……思わず目頭があつくなった。

 

 

そんなことがあって今私は1人で暮らしている。ロータスとは20年近く一緒に過ごしていたから、なんだか寂しくなる。…まぁたまに訓練しにくるのだが。

 

ベル「ん~…。もうこんな時間か」

 

時刻は昼の1時になっていた。…昨日は寝る時間が遅かったからなぁ。

 

顔を洗い、着替えて私は外に出る。

 

……ん?この気はもしかして…とにかく気がある方向に向かってみよう。

 

舞空術で気のある方へ飛んで行くことにした。

 

 

 

~そして~

 

なんか途中で気が2つ増えたと思ったら悟空とピッコロだった。…ということはラディッツは既に悟飯を誘拐したあとだね。

 

私は近くまでくると気を抑えて悟空達の戦いを見ることにした。悟空やピッコロが死にそうになったら乱入するとしよう。

 

 

 

 

 

悟空side

 

オラは今ピッコロと一緒にラディッツっちゅうオラの兄ちゃんと戦うことにしたんだけど2人がかりでもまったく歯が立たねぇ…。

 

悟空「ピッコロ…」

 

ピッコロ「…なんだ」

 

悟空「あいつの弱点は尻尾だ。尻尾を握ると力が抜けるはずだ」

 

ピッコロ「何…?それは本当か…」

 

悟空「ああ…、オラがあいつの尻尾を握るからピッコロは時間を稼いでくれ」

 

ピッコロはすげぇ新技があるらしいからそれに期待することにしたぞ!!

 

それからあいつの尻尾を握ったのはいいけどあいつがもう悪さをしないと言っていたので、尻尾をはなすとオラに攻撃してきた。きたねぇ…。騙したんか…!

 

 

悟空sideout

 

 

 

 

あ~あ、何やってんの悟空変に甘いからそういった目にあうんだよ。

 

あっ…。宇宙船から悟飯が出てきた。

 

悟飯「お父さんをいじめるなーーっ!!」

 

孫悟飯の突進!ラディッツはダメージを受けた!

 

この一撃によってラディッツの気がかなり落ちたみたいだ。悟空がラディッツを押さえ、ピッコロが魔貫光殺砲をうつ準備が完了していた。…ふむ、そろそろ介入するか。

 

ベル「やあ、悟空にピッコロ」

 

悟空「べ、ベル!?なんでここに!?」

 

ピッコロ「貴様…なんの用だ?」

 

ベル「いやいや、たいしたことじゃないんだけどさ…」

 

私はラディッツのもとに歩き

 

ベル「…そぉいっ!!」ドゴッ

 

ラディッツ「ごふっ!!」

 

ラディッツに腹パンした。

 

ベル「これはもらってくよ。今後の役に立ちそうだからね」

 

ピッコロ「貴様…どういうつもりだ!?」

 

ベル「言っただろう?今後の役に立つって」

 

私はラディッツの持っているスカウターの通信機能を使ってベジータとナッパに通話する。

 

ベル「もしもーし。聞こえる?」

 

ベジータ『貴様…誰だ!?』

 

※『』はスカウターから聞こえる向こうの声です。なおこの作品のスカウターは電話機能がついています。

 

ベル(なんか久しぶりに変な電波受診したな…)

 

ベル「その声はベジータだね?私の他に生き残ったサイヤ人って(ロータスを除いて)てんで弱いんだね」

 

ベジータ『貴様…まさかベルか!?』

 

ベル「ご名答。20年以上会ってないのによくわかったね」

 

私?原作知識(ニワカ)っていう便利なものがあるからね。ベジータのことは知ってるのさ!

 

ベジータ『てっきり野垂れ死んだものだと思っていたが…、俺達が弱いだと?』

 

ベル「違うと言うなら地球においでよ。ボコボコにしてあげるから」

 

ベジータ『その言葉…後悔するなよ?』

 

ベル「そっちこそ、逃げるなら今のうちだよ?」

 

ベジータ『ふん、精々首を洗って待ってるんだな!行くぞナッパ!』

 

ナッパ『お、おいベジータ…』

 

どうやら通信が切れたみたいだ…。

 

ベル「さて、悟空。君はまだまだ弱いことを痛感しただろう?」

 

悟空「あ、ああ…世の中強ぇ奴がまだまだいるんだな」

 

ベル「それに次来るサイヤ人はさっきの奴より数段強い。だからそれに備えて修行の必要がある」

 

ピッコロ「なんのつもりだ?こんなことをしてなんの意味がある?」

 

ベル「実は私もサイヤ人でね…あいつらとはちょっとした因縁があってね。この機会にそれを終わらせようということさ」

 

嘘はついてないけど、本当というわけでもないから微妙なとこだけどね。

 

ピッコロ「なにっ!?」

 

悟空「そうなんか!?オラ知らなかったぞ!」

 

ベル「証拠に尻尾もあるしね…。ほら」

 

私は悟空とピッコロに尻尾を見せた。

 

ベル「そうだ悟空、今からあるところで修行してもらうから私についてきてもらうよ」

 

悟空「わかった」

 

おっと、忘れるところだった。

 

ベル「それと悟飯はピッコロに修行をつけてもらうから」

 

ピッコロ「この俺にか?」

 

ベル「うん、ピッコロならその子のいい師匠になれると思うよ」

 

ピッコロ「ふん、孫悟空はいいのか?息子を俺に預けて」

 

悟空「ベルならなんかいい考えがあんだろ?」

 

ベル「まぁね」

 

悟空「ならオラは賛成だ」

 

ベル「ピッコロはどうする?」

 

ピッコロ「…いいだろう引き受けてやる。ただしどうなっても知らんぞ」

 

ベル「ありがとう」

 

悟空「でもチチにどう説明すっかな…」

 

ベル「そのへんは私がやっておくから心配しなくていいよ。じゃあ行こうか」

 

悟空「ああ!」

 

ベル「じゃあピッコロ、あとは頼んだよ」

 

 

 

 

~そして~

 

私は今悟空と一緒に界王星に来ている。

 

どうして私が界王星に来れるかというと半年ほど前に神様に界王星に行けるようにお願いし、蛇の道まで連れて行ってもらった。ちなみに蛇の道から1時間でついた。

 

界王様に挨拶したあとにそう遠くないうちに界王様のもとで武術の修行させてほしい人がいることを伝えた。…駄洒落のセンスがあったらなと言っていたけど。

 

ベル「こんにちは、界王様」

 

界王様「おおベルか。一体なんの用じゃ?」

 

ベル「前に話した人を連れて来たんです。悟空、自己紹介」

 

悟空「オッス、オラ悟空!」

 

界王様「…変な奴が来たのう。じゃあテストじゃ。駄洒落でワシを笑わせてみろ!!」

 

その後悟空は原作と同じ洒落を言って界王様が笑ったので修行をつけてもらうことになった。

 

 

~そして~

 

ふぅ、チチの説得に疲れたな…。まさか説得に3時間もかかるとは…。教育ママを甘く見てたよ。幸い私が引きずってるラディッツはまだ目を覚ましていなかったけど。

 

ベジータ達が来るまでの1年でラディッツをどこまで強くできるかな?センス次第でベジータを越えることも不可能じゃないからね。頑張りどころだね。

 

 

 

 

 

 

 

 




はい、今回はここまでです。

次回はベルがラディッツをいたぶ…いじ…訓練をつけます。

では。

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