気が付いたら女サイヤ人に転生していた件   作:銅英雄

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これでこの作品も本当に完結です!では、今回もよろしくです。


もしも再びターレスと再会したら 決着編

早く…早くターレスのところへ急がないと!悟空のところにいるはず!!

 

 

悟空side

 

折角作った元気玉が……!ちくしょう…このままじゃターレスにやられちまう……!

 

ターレス「終わりだカカロット!そのまま俺の手で殺してやる!!」

 

悟空「ターレス!!!」

 

ターレス「カカロット……貴様…まだ……!」

 

悟空「おめぇだけは許さねぇ!!」

 

オラの力全てをターレスにぶつける!!

 

悟空「はーーーっ!!!」ボウッ

 

ターレス「はーーーっ!!!」ボウッ

 

オラの気功波とターレスの気功波がぶつかりあう。負けねぇぞ!みんなのために……!

 

悟空「だーーーっ!!!」

 

ターレス「な、なにっ!?」

 

悟空「いけーーーーーっ」

 

ボシュッ!!

 

な、なんだ!?オラの攻撃がかき消された!!一体誰がこんなことを……?

 

ベル「…………」

 

振り向いてみるとそこにはなんか悲しそうな表情をしているベルがいた。何がどうなってんだ!?

 

 

 

悟空side

 

 

 

よかった……。何とか間に合ったよ。

 

ターレス「なんでこっちにきた……!」

 

ベル「あなたを放って置けなかったからです。私はまだあなたに恩を返せていない……」

 

悟空「ベル……」

 

何やら悟空が心配そうにこちらを見ている。とりあえずここは……。

 

ベル「ここは私に任せてくれないかな?」

 

悟空「……わかった。オラはベルを信じる」

 

そう言って悟空は飛んでいった。そして悟空がいなくなったタイミングでターレスが口を開く。

 

ターレス「恩なんてそんなもんいらねぇよ。おまえが生きてサイヤ人の天下を知らしめてくれればそれで……」

 

ベル「そこにターレスさんはいないんですか?」

 

ターレス「……俺とおまえとでは生きている世界が違うんでね」

 

ベル「だから私達は一緒にいるべきではない…と言うんですか?」

 

ターレス「ああ……!」

 

ベル「私はそうは思えませんね」

 

ターレス「何だと……!?」

 

ベル「私はこれからもターレスさんと一緒に戦いたいと思っています。だけど悟空……カカロット達とも離れるつもりはありません。……だからこれからは私達とともに戦いませんか?私達ならきっとフリーザを倒せます。もちろん神精樹なんてものにたよる必要もありません」

 

ターレス「ベル……」

 

ベル「今ここにある神精樹はこっちで全て回収して今後の役に立てようと思います。それっきりで神精樹を作るのをやめましょう」

 

ターレス「だがそれだと……」

 

ベル「私達サイヤ人は戦いを繰り返すことによって強くなっていきます。今のカカロットがいい証拠です。彼は戦い続けることで今もまだ強くなっていき……そして超サイヤ人にもなることができるでしょう」

 

ターレス「超サイヤ人に……?」

 

ベル「はい、私も1人のサイヤ人と共にその高みに辿り着こうとしています」

 

まぁ私は既に超サイヤ人になることができるけど今それは置いておこう。

 

ターレス「そうか……。なぁ、今サイヤ人の生き残りはどれくらいいるんだ?」

 

ベル「私達とカカロット、そしてその息子に私が戦いを教えている子とあとはラディッツとベジータ王子ですね」

 

ターレス「それだけいれば充分だ。……俺は1度この星を離れる。次に会うときはきっとおまえ達をも越えてみせる……!」

 

ベル「……そうですか。私達だって負けませんよ。ターレスさんの弟子として」

 

ターレス「はっ!免許皆伝だ。もうおまえは既に俺よりも強いしな」

 

ベル「ターレスさん……」

 

ターレス「他の星に行ってベルやカカロット達みたいに真面目に修行して俺は俺なりに超サイヤ人に辿り着いてみせるさ」

 

どちらも救うつもりでいたけど本当にターレスを改心できるとは思わなかったな……。

 

ベル「わかりました。では超サイヤ人になれるきっかけだけ教えておきます」

 

ターレス「そんなものがあるのか……」

 

ベル「はい、穏やかな心を持ちながら激しい怒りによって超サイヤ人へと辿り着きます。……もちろんそれ以前にかなりの実力を身に付ける必要がありますけどターレスさんならそんな心配はないでしょう」

 

何て言ったって私の師匠だからね!

 

ターレス「へっ!皮肉を言いやがって!まぁ穏やかな心ってのが1番の難関だな……」

 

ベル「お互いに頑張りましょう!」

 

ターレス「ふん、てめぇにそんな心配はいらねぇだろ。……それに本当は超サイヤ人になれるんだろ?ベルは」

 

ベル「……バレてしまいましたか」

 

ターレス「実力はあってもまだまだ甘いな。……なぁ、ちょっと見せてくれないか?」

 

ベル「わかりました……。はっ!」ゴッ

 

私はターレスの目の前で超サイヤ人になってみせる。

 

ターレス「コイツが超サイヤ人……!確かに雰囲気が違うな……」

 

ベル「これでもまだ序の口ですよ。超サイヤ人にも更に上の次元があるらしいですから」

 

2とか3とか4とかゴッドとかブルーとか挙げればキリがないからね。

 

ターレス「成程な……。それにしてもおまえは何でも知ってるんだな」

 

ベル「何でもは知りませんよ。知ってることだけです」

 

私は某猫の少女の台詞を言ってみる。1度言ってみたかったんだよね!

 

ターレス「とにかく俺はもう行く。……達者でな!」

 

ベル「はい!」

 

ターレスは宇宙船に乗り地球を去った。また会えるといいな。

 

 

こうして地球は救われた。劇場版だとターレスを倒して救われるのだが私はターレスを……私の師匠を倒すことなく悟空達とターレスの両方を救うことができたのだ。

 

所謂原作改変というものをし続けている私だけどこれからの物語にどう影響するのかわからないので持っている知識と平行して何が起きても対応できるように頑張ろう!

 

 

 

 

 

 

 

 




はい、これで『気が付いたら女サイヤ人に転生していた件』は本編全87話と番外編全24話で終了しました!

そして!この作品は超に続きます!!

タイトルは『気が付いたら女サイヤ人に転生していた件~超始めました~』になります!

こちらの作品は早くて11月、遅くなれば年始になるかと思います。他の作品もありますし、超のネタも考えなくてはいけませんからね……。


では、超でのベルの活躍?をお楽しみに!!

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