気が付いたら女サイヤ人に転生していた件   作:銅英雄

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天下一武道会はロータスの試合を中心に書きます。

では、今回もよろしくです。


第10話 ロータスVSジャッキー・チュン。ロータス(手加減するのを)頑張る!

ロータスside

 

ロータスです!いよいよ天下一武道会が始まるよ!楽しみだな~。わたしの試合は2回戦目で、相手はジャッキー・チュンって名前のお爺さんなんだけど、あの人からは亀仙人さんと同じ気を感じるんだよね。変装して悟空とクリリンさんの様子を見に来たのかな?

 

…まぁわたしが決勝戦までいけば2人とあたるし、どこまで強くなったか確かめるのも楽しみ♪

 

ベルは戦闘力を150くらいまであげてもいいけど、力加減を間違えるなと釘を刺されたからね。やり過ぎないようにしなきゃ。

 

悟空「がんばれよクリリン!絶対勝てるからなっ!」

 

クリリン「あ、ああ…」

 

とりあえず今はクリリンさんの試合を見よう。

 

…それにしてもあの対戦相手の人はとにかく臭い。よく苦情が来なかったなぁ。

 

 

 

~そして~

 

第1試合は無事にクリリンさんが勝った。臭さに自身がある人でも他人のオナラは敏感に感じるんだね。

 

さて、いよいよわたしの番だ。ベル以外の人とちゃんと戦うのは初めてだから、緊張するね。

 

アナウンサー「第2試合はジャッキー・チュン選手とロータス選手の対決です!では、ご登場ください!!」

 

悟空「がんばれよロータス!」

 

ロータス「うん、絶対勝つよ!」

 

クリリン「応援してるぜ!」

 

ロータス「はい!頑張ります!」

 

クリリン「………」

 

悟空「どうしたクリリン?」

 

クリリン「いや、あのジャッキー・チュンって人、どこかであったような…」

 

アナウンサー「まずはロータス選手です!」

 

プーアル「ロータスだ!」

 

ブルマ「ジャッキー・チュン様ってどんなおかたなのかしら…」

 

ウーロン「おまえ、ロータスを応援しろよ…」

 

ブルマ「いいじゃない別に、憧れるくらい勝手でしょ!」

 

アナウンサー「そしてジャッキー・チュン選手です!」

 

ジャッキー・チュン「ぴーすぴーす」

 

ブルマ「なによ!ただの小汚いじいさんじゃない!頑張れロータスーー!」

 

ベル「なんという厚い掌返し…」

 

アナウンサー「第2試合始め!!」

 

ロータス「よろしくお願いします」

 

ジャッキー・チュン「ほっほっ、こちらこそよろしくお嬢ちゃん」

 

……………。

 

アナウンサー「どっ、どうしたのでしょう!2人共まだ動きません!」

 

ブルマ「何やってんのロータス!さっさとやっちゃいなさいよ!!」

 

ベル「今は様子伺ってるんじゃないかな?相手もかなりできるみたいだしね」

 

ウーロン「そんなにすげぇのか、あのじいさん?」

 

ベル「多分亀仙人さんと同じくらいの強さじゃないかな?」

 

ベルはあの人が亀仙人さんって気付いてるのかな?

 

ロータス「…いつでもいいですよ?」

 

ジャッキー・チュン「いやいや、レディファーストじゃ。お嬢ちゃんからおいで」

 

ロータス「では、遠慮なくいきますよ…」

 

ドンッ

 

ジャッキー・チュン「なにっ!?」

 

ロータス「はっ!!」ドゴッ

 

ジャッキー・チュン「ぐおっ…!」

 

ロータス「ていっ!」バキッ

 

アナウンサー「な、なんとロータス選手、ジャッキー・チュン選手にすさまじいスピードで肘打ちをかまし、そのままダウンさせました!カウントをとります。1、2、3…」

 

ジャッキー・チュン「いちちち…。やるのうお嬢ちゃん。今のは効いたわい!」

 

ロータス「本気でやらないと勝てませんよ?」

 

ジャッキー・チュン(悟空と同い年じゃというのにすごい殺気じゃ!こりゃ全力でやらんとこっちがやられてしまうわい)

 

ジャッキー・チュン「仕方がない…。とっておきを見せるしかあるまい…」

 

ロータス「…?」

 

ジャッキー・チュン「か~め~………」

 

亀仙人さんの腕から気が集中しているのが伝わる。……今から出すのはあの人にとって相当な大技みたいだね。

 

ジャッキー・チュン「は~め~………」

 

悟空「かめはめ波だっ!あのじいちゃんかめはめ波が使えるのかっ!?」

 

悟空がかめはめ波と言った瞬間、観客席からすごい盛り上がりを見せる。成程…かめはめ波という技はそれほどすごいんだね。

 

ジャッキー・チュン「波ーーーーーっ!!」

 

これは気功波の応用だね。戦闘力150もいかないくらいであれほどの威力だから、ベルが同じことをやったら地球が消滅しちゃうんじゃないかな……。

 

くらったところでたいしたダメージにはならないけど、特に受ける必要もないので足蹴りで弾くことにした。

 

ロータス「えいっ!」バチィッ

 

わたしが弾くとかめはめ波は空の彼方に飛んでいった。すると悟空や周りの観客が驚いていた。…そんなにすごいことはやってないと思うんだけど……。

 

ジャッキー・チュン「わ、わしのかめはめ波が…。お主とんでもないのう…」

 

ロータス「わたしを殺すつもりでかかってこないとダメージすら与えられませんよ?本来殺しはいけないことですが、戦いとはそういうものです」

 

わたしやベルはサイヤ人だからそう感じるのかもってベルは言ってたけど。

 

ジャッキー・チュン「……参った。嬢ちゃんにそんなことはできんわい…」

 

降参…。理由はともかく、勝てない試合を無理してする必要はないと判断したのかな?

 

アナウンサー「な、なんとジャッキー・チュン選手、降参です!勝者はロータス選手!!」

 

ロータス「ありがとうございました」ペコリ

 

ジャッキー・チュン「…こちらこその。嬢ちゃんは悟空達よりも強いじゃろう?」

 

ロータス「わたしはそのつもりですよ。まだ全然力を出していませんし」

 

ロータス(それにベルはわたしとは比べものにならないくらい強いからね。わたしはベルに追い付いて、そしてさらに強くなりたい…。………これもサイヤ人の本能なのかな?)

 

ジャッキー・チュン「なんと…、それほどとは…。嬢ちゃんは底が知れんのう」

 

ロータス「悟空やクリリンさんのことはわたしに任せてください。…亀仙人さん」

 

ジャッキー・チュン「!?」

 

ロータス「弟子である悟空とクリリンさんの様子を見るためにわざわざ変装して来たんですよね?……心配しないでください。ばらすようなことはしません」

 

ジャッキー・チュン「…嬢ちゃんにはやられっぱなしじゃわい」

 

第2試合はわたしの勝利で幕を閉じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回はここまでです。

第21回天下一武道会編はロータスsideで書くことが多くなります。

次回は悟空VSヤムチャを書く予定です。

では。

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