ライはアマトリとチャーナを捕らえるためにこの世界に来たらしいけど……。
ペペロン「待ってくれ!確かにこの2人は俺達パスターズを裏切ったが何故銀河パトロールじゃないんだ!?」
そうなんだよね。そこが気になるところだ。
ライ「そうね…質問を質問で返すのは良くないけれど、パスターズだったわね……じゃあアマトリとチャーナがいつあなた達の仲間になったのか覚えているかしら?」
ペペロン「それは……」
カルボ「……いつの間にか2人はパスターズに入っていたな」
チーノ「私達が入ったときには既にいたわね」
ナポ「思い出せない……?どうなってるの?」
ライ「要するにその2人はパスターズに最初からいたことにあなた達の記憶を操作したのよ。恐らくアマトリとチャーナという名前も偽名でしょうね」
ラム「じゃあこの2人は一体何者なんですか?」
ライ「あの御方曰く時間犯罪者だそうよ。この時代よりも未来の世界から来て過去を変えるつもりだったってこと」
何だかスケールが大きくなってるんだけど……。私やゆの達が空気になってるよ?おいてけぼりはよくない!よくないよ!!
ライ「そして……」
ライは気絶しているボンゴレの方へ歩いていきリストバンドをはずした。すると合体が解かれ元の2人に戻った。
ライ「もちろんこの2人もグルだけどね。このリストバンドは界王神界で開発している合体アイテムよ。それをこの2人は盗み、ボンとゴレを利用しようと企んだんでしょうね」
ライは言っていなかったけどその言葉に付け加えてこの世界の界王神界ってことだろうね。
ベル「でもそれだけの力があるならラムはもちろん私でもその2人は倒せないと思うんだけど……」
ライ「彼女達はあくまで別の時間を移動できる手段を知っていてそれを実行できるだけで腕っぷし自体は余り大したことはないわ。パスターズに入ってそれなりに力をつけていたみたいだけれど」
ベル「そもそも目的はなんだったの?」
ライ「あの御方曰く間違っている未来を変えたいがためにこの時代にやってきて彼女達にとって良い未来に上書きしたかったらしいわ」
なんか昔にやったゲームの話に類似しているような気がする……。
ライ「さてと……」ブゥン
ベル「それは?」
ライ「この2人をこの次元の穴に入れるわ。あの御方のところに繋がっているの」
そう言ってライはアマトリとチャーナを次元の穴とやらに押し込み、そして穴が消えた。
ライ「ふぅ…。これで私達の仕事は終わったしもうここにいる理由もないし帰るわよ」
ベル「えっと……サイヤ人の遺伝子については……?」
一応私とラムはそれが目的で来たんどけど……。
ライ「それについてはもう私の方で調べているわ」
ベル「じゃあ私達って何しに来たんだろうか……」
ライ「でもいい息抜きになったでしょ?」
息抜きに……なってないような……。気のせい?
ライ「……というわけで私達はここでお別れよ」
ゆの「……なんか色々と急ですね……」
私もそう思う。急展開の連続で未だに脳の処理が追い付いていないからね。
ベル「まぁそういうわけだから私達はこれで帰るよ」
宮子「折角仲良くなれたのになんたか寂しいよ」
ベル「出会いあれば別れがあるのは当たり前だよ。それよりもこれから先何が起こるかわからないよ。この世界を守るのは君達だ。もちろんパスターズのみんなもね」
ペペロン「ああ!この世界の平和を守って見せる!!」
ベル「それにゆの達はサイヤ人だからまだまだ強くなるからこれから先もきっと大丈夫だよ」
ゆの「はい!私達もベルさんに負けないくらい強くなります!!」
ベル「じゃあね」
ラム「さようなら!また会うことがあったら会いましょう!!」
私達はゆの達に別れを告げてこの世界から姿を消した。
こうして私達の異世界の冒険?はこれで幕を閉じた。
不思議な出会い、衝撃の事実の数々、どれも本来ならあってはいけないものだっただろう。でも確かにあったのだ。
この出会いは私達にとって大きな経験となることに違いない。……早く帰ってロータス達に土産話をすることにしよう。
あっ、そういえば私達が違う世界の人間って言ってなかったような……。
はい、今回でコラボ企画は完結しました。かなり無理矢理でしたが作者の書きたいことを書けたので後悔はしていません。
さて、あと番外編のストックも2、3個といった感じになってきました。これが終わると暫くは書き手をやめて読み専になるかと思いますが11月には『気が付いたら女サイヤ人に転生していた件』の超編を書こうと思います!もちろん他の作品も書いていきます!
では、次回でお会いしましょう!!