モテないから風俗行ったら大変なことになった。












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女にモテなくって風俗で童〇捨てた提督と、病んだ艦むすたちのもうただ単純にどろどろとしたお話

「へんたい。」

 

そういって執務室から出て行くサイドテールの髪型に、

切れ長の目、無表情の顔つきの彼女。

 

頭から煙を出し、机につっぷして沈む俺。

 

 

ここは鎮守府。

 

 

深海棲艦と呼ばれる人類の敵と戦うために作られた基地である。

 

 

さっき出て行った女子は、人類を守るためにこの世に顕現した

空母の加賀である。

 

 

そして、俺はこの鎮守府の提督。

 

 

なのだが・・・・。

 

 

がばっと顔をあげて叫ぶ。

 

 

「ちっくしょーーーー!!加賀のアホーーー!!鉄面皮ーーー!!」

 

 

そしてまた机につっぷす。

 

 

この鎮守府に来てからというものの、4年もの月日が経った。

 

人類は、提督という艦娘を御すことができる素質を持った人間を探し、

手当たり次第にその適性を測り始めた。

 

果たして、いみがあるかどうかもわからないそんな検査に引っかかって

見事提督になってしまったのが俺だ。

 

 

もちろん、最初は断った。

 

 

戦争に巻き込まれる?冗談じゃない、と。

 

だが、その時、俺は艦娘が写っている写真を見せられる。

 

 

ーーーーーーめちゃくちゃかわいい女子たちが、

何人も写っている写真だった。

 

思わず、写真を奪い、じーーーっと目を見開いて見とれた。

 

 

 

かわいい。

 

 

待てよ?提督になれば、こんなかわいい子たちと接することができる・・・?

 

 

普段あまり使っていない俺の灰色の脳細胞は、人生で一番の働きをし始める。

 

三高の逆である、三低のブサメンの俺でも、女子とキャッキャうふふできる・・・?

 

計算を終えた俺は、勧誘に来ていた憲兵にすっと手を差し出した。

 

 

『協力しましょう。』

 

がっちりと握手を組みかわし、提督となった。

 

 

 

そして、冒頭に戻る。

 

 

 

艦娘の一人であり、最古参の仲間である加賀にいつものように

軽い冗談(おっぱいもんでいい?と)をいったら頭を

思いっきりはたかれたのだ。

 

 

顔を赤くしたあいつが怒って部屋から出て行き、あとに残されたのは

じんじんと頭が痛み、うなる俺。

 

 

という、聞いていた話と違う。

 

 

提督となったら給料も結構いいし、かわいい艦娘もなんだかんだいって

慕ってくれると言っていたのに、全然そんなことはなかった。

 

ケータイを取り出し、憲兵にかける。

 

何コールかなった後、つながる。

『もしも・・・』

「憲兵~~~~!!」

『・・・・うるさいぞ。』

 

 

いらっとした口ぶりでそういってくるこいつが、俺を勧誘しに来た

憲兵本人だ。

 

不満をもらし、話を聴いてもらう。

 

 

「なあ、ぜっぜんモテないんだけど?!マジで!!もう提督やめていい!?

いいよね?!ね!!」

 

ケータイを握り締め、思いのたけをぶちまける。

 

もうだめだ。

 

4年間頑張ってきたけどモテなかったよ、パトラッシュ。

 

 

俺の知り合いのイケメンたちはみんな彼女持ちで、

もう結婚している奴もいて、子供も作っているというのに。

 

 

冷静に現実を見つめていると、ふと死にたくなってきた。

 

 

『・・・・あほか。お前の代わりなど、どこにいるんだ。』

 

キミは、わが社に必要不可欠な人材だ、みたいに言ってきても

騙されはしない。

 

どうせまだ、提督の適性を持った奴なんていくらでも見つかるだろうし。

 

というか、加賀にゴミを見るような目で見られたのがつらすぎる。

 

事の経緯を話したら、憲兵から思いっきりあきれを含んだため息を吐かれた。

 

『それは、どう考えてもお前が悪いだろう。』

「だって・・・」

 

こんな女所帯だと性欲を発散できず、溜まりすぎていて

つい、言ってしまったのだ。

 

俺はわるくぬぇ!

 

 

 

あ、辞表書かなきゃ(使命感)

 

『・・・今夜、いつもの居酒屋に来い。』

「え?」

 

 

どうやってやめようかな、なんて考えていたら、

突然憲兵がそんなことを言い出した。

 

堅物にしては珍しい。

 

「なに?なんで?」

『いいから、こい。』

 

 

それだけ言うと、ぶつっと電話を切ってしまう。

つー、つーと音が鳴る。

 

首をひねって、先ほどのやり取りを思い返す。

 

 

あいつがわざわざ居酒屋に誘ってきた?

あのマジメちゃんが?

 

・・・・・・。

 

 

そしてハッとなる。

 

わなわなと腕を動かし、床に四つん這いになって

崩れ落ちる。

 

 

 

 

 

 

「恋人ができたのかっっ!!?」

 

 

 

 

「うるさいっ!!」

 

 

「アッ、ハイ。ごめんなさい。」

 

 

 

隣の部屋にいる、曙に怒られた。

 

 

 

 

 

「いいんですか?」

「・・・・何がですか?」

 

 

そんな私の問いかけに淡々と応じながらも、

大盛に装られたご飯を一心不乱にぱくつき、

おかずもみるみるうちに平らげていく加賀さん。

 

 

食堂の喧騒をBGMに、私は続きを尋ねる。

 

 

「だって、あの人のこと、好きでしょう?」

 

そういったら、ぶほっとせき込み、げほっ、げほっと

むせる。

 

少しからかいすぎたか。

まあ、ダイエット中の私の前で食べるような相手への

意趣返しにはちょうどいい。

 

落ち着いた彼女が恨めしそうな目で、私を睨んでくる。

 

「違います。」

「じゃあ、私が頂いちゃいますね。」

「死ぬほど好きなだけです。」

 

どうしてこうもめんどくさいのだか。

まあ、そんなこと言っている私も、

まだ彼に想いを伝えられていないのだが。

 

「ああ・・・提督・・・。」

 

うわあ、と思わず声に出していってしまった。

 

 

目の前にいる戦友が突然、胸元から提督が写っている

写真を取り出してほおずりし始めた。

 

というかあの写真、わたしが持っていないやつだ。

 

・・・・あとで青葉に頼むとしましょう。

 

 

「というか、この鎮守府にいる全員、彼が

好きでしょう?」

 

 

加賀さんが食堂全体に聞こえるくらい大きな声で

はっきりとそういうとしん、と静まる場。

 

そして、あちらこちらからあがる否定の声。

 

 

「ち、ちがうからっ!!」

「あんなクズのことなんて・・なんて・・・。」

「大和が一番ですから。」

「ちょっと表出ろ、大和。」

 

 

そんな中、一際大きな声を出してはっきりと言う艦娘が一人。

 

しゅばっと右手を前に出し、宣言する。

 

 

「テイトクの一番はワタシデース!!」

 

そんな彼女の声に。ぴきぃっと辺りの空気が凍る。

 

 

「提督の前だと恥ずかしくって、暴言ばかりはくような

エセイギリス人がなんでしょうか?」

 

「大食らいは黙っているデース。」

 

「頭にきました。」

 

かくいう、私もちょっと見過ごせなかった。

 

 

 

 

この後めちゃくちゃ戦争した。

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・もし、この時。

 

こんな争いなんてしていなければ、

 

誰か一人でも提督の傍にいれば、

 

 

結果は変わっていたのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

「そんでさー、ぜんっぜんモテないんよ・・・。

いいよなー。お前らはイケメンでー。」

「何言ってんだよ。お前まだ、30代にさえなっていないだろー。」

「このまんま彼女ができずに死んでいくんだ・・・。俺は一生

独り身なんだ・・・・。うえええっ・・・・。」

 

 

 

某、焼き鳥チェーンの居酒屋で酒と料理を囲みながら、

知り合いたちと飲む。

 

 

学生時代も、提督になる前のフリーター時代も

合コンにいって、俺だけ女子から「生理的に無理」

って言われたときも、初めてできた彼女をチャラ男に

NTRられたときも、こんなに感情を吐き出したことはなかった。

 

中身も、外見もイケメンな奴らに八つ当たり気味に

愚痴る。

 

 

「提督?ああ、なれば女からモテるようになると思っていたよ。

でも、全くなんも変わらないよ。艦娘からは「あっち行け」だの、

「興味ない」だの言われるしさぁ。」

「それは、照れ隠しじゃ?」

「ないない。お前らみたいなリア充ならともかく俺だぞ?

ないな。」

 

 

ビール瓶をぐいっとラッパ飲みし、とことん飲んだくれる。

 

「おいおい、飲みすぎじゃないのか?」

「うるせー!こうでもしないとやって行けねーんだよ・・・。

あー。童貞捨てたい。」

 

学生時代に一度だけできた彼女も、チャラ男にNTRれちまったし。

あ、トラウマがががががが。

 

そんな微振動する俺の背中を優しくさする憲兵。

 

茶髪に、切れ長の目。

間違いなく美形のこのイケメンが俺を提督に勧誘した

張本人である。

 

 

「落ち着け。・・・・落ち着け。」

「ヒー。ヒッヒフー。ヒッヒフー。」

「それは経産婦の呼吸法だから。」

 

知り合いのツッコミを無視してテーブルに頭をつっぷして

叫ぶ。

 

 

「あー。童貞捨てたい。というか死にたい。モテたいのにモテない。

あ、死にたくなってきた。」

 

 

そんな風にぐずる俺に切れたイケメンが俺の胸倉をつかんでくる。

 

「うるせえ!さっきからぐずぐずとよぉっ!」

「だってさぁ・・・。」

「・・・・捨てればいいんじゃね?」

「「え?」」

 

 

誰が言ったのか、そんな提案が出た。

 

 

で、居酒屋から出てきた俺たちが向かった先は・・・・。

 

 

「お、おいおいおいおいおい。ここって・・・。」

 

派手なネオンが所々に存在し、客引きのお姉さんがティッシュを配ったり、

顔にナイフ傷がある、どうみてもそっち方面の人間にしか見えない輩が

通行人を客引きしているようなカオスな通り。

 

 

「風俗街じゃねーか?!」

 

 

思わず俺は叫んだ。

 

俺らを連れてきた知り合いを見ると、

ぐっと拳を突き上げてきて、親指を立ててきた。

 

 

「・・・・・男になってこい!!」

「いやいや・・・いやいやいやいやいや!?」

 

 

童貞捨てたいとは言ったよ!?

言ったけど・・・・。

 

 

そんな風に躊躇する俺の耳もとでぼそっとささやく

知り合いA。

 

「・・・・俺の知り合いがやっている店にさあ・・・。

Fカップゥ・・・の新入りの子が入ってさぁ・・・。」

 

ぴくり、と耳が動く。

 

「へ、へーー?」

「まだ、初めての子で、相手を探しているって言うんだけどさぁ・・・。」

「そ、それがぁ?」

「・・・・どこかに童貞でもいれば、処女と童貞どうし、きっと

緊張せずに、くんずほぐれつできるんだろうなー・・・。あ、これは一人ごとだから。」

 

 

がしっとそいつの両肩をつかみ、目を合わせて言う。

 

 

「・・・・・兄貴と呼んでもいいっすか?」

「きもちわるいからやめろ。」

 

 

そして、深夜のバカ丸出しのテンションで俺たちは

そのお店に向かった。

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・あれ?そういえば憲兵は?」

 

 

 

いつの間にか憲兵がいなくなっていた。

 

 

 

 

 

 

「はじめまして♪リサ、って言います♡」

「は、はじめましてぇ・・・。」

 

 

ベッドに腰掛けている、茶髪のポニーテール、

黒のタイツに、白のプリーツスカート。

 

眼は切れ長だが、どこか穏やかさを感じさせる

雰囲気があり、とっても癒される。

 

 

顔は絶世の美女だった。

 

 

緊張で固まる俺。

彼女の前で正座して、そのまま動けない。

 

 

そんな俺の姿がおかしかったのか、くすり、と笑い、

足をすっと伸ばしてきて、あそこをぎゅっと踏みつけてくる。

 

おうっ、と情けない声を出す。

 

 

「リリリリリ、リサ、さん・・?!」

「もう、緊張しすぎー♡・・・・じゃあ、一緒にシャワー浴びて、

一杯、楽しみましょうね・・・♡」

「は、はは・・・。」

 

 

この子、絶対処女じゃねぇ。

 

背中を押されながらシャワールームに俺たちは入っていった。

 

 

・・・・それから、何度も意識が飛ぶほど絞られまくったが、

この小説はr18じゃないので、残念ながら内緒だ。

 

 

 

 

 

 

「サグラダ・ファミリア!?」

 

なぜか今でも建設が続いている世界一有名な教会の名前を叫びながら、

俺は起床した。

 

 

なぜか、俺がかわいい女の子と一緒ににゃんにゃんするという夢を見ていたが、

覚めてしまった。

 

 

にしても・・・・。

 

 

「気持ちよかったなぁ・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何がですかぁ?」

 

 

「リサちゃんのあのやわっこい肌に、いじらしいふるまい・・・・。

 あんなにかわいいのに今まで彼氏がいなかったって

信じられないよなぁ・・・。」

 

「そ、そんなに褒めないでください・・・・。」

 

「・・・・・ん?」

 

 

あれ?と感じる違和感。

 

俺は今、誰と話しているんだ?

 

声は俺のすぐ隣から聴こえてきている。

理性が告げる。

 

右をむくんじゃない、と。

 

本能が叫ぶ。

 

そっち(右)には天国があるぞ、と。

 

 

理性をぶんなげ、悪魔のささやきに耳を貸し、

そっと隣を見ると、

 

 

 

 

頬を赤らめながら、覆っているシーツを引っ張って、

顔の半分まですっぽりと隠れている美女がいた。

 

 

 

なんだこのかわいい生物?!(驚愕)

 

 

 

このあと、俺はさらに驚くこととなった。

 

 

 

 

 

 

男として一皮むけた俺は、

電話とメールで昨日、俺を風俗に連れて行ってくれた

知り合いたちに礼を言った。

 

女とセックスするのが、こんなにすばらしいことだと知らなかった。

 

 

こんな俺でもヤれるなんて、なんて素晴らしい社会なんだ・・・。

 

 

昨夜のことを思い返して、むふふ、と思わず笑ってしまう。

 

 

 

 

「・・・何を笑っているのですか。気持ち悪い。」

 

そんな風に冷徹な言葉を浴びせてくる、

本日も秘書を務める加賀。

 

 

そんな彼女の方を一瞥し、ふっと微笑む。

 

「・・・・加賀。今まで済まなかったな。あ、もう

セクハラしないから安心しろよ。」

「!??!??」

 

誰だ、こいつ!?みたいな驚愕の顔つきにある

加賀。

 

普段感情をあまり見せない彼女の変顔を

面白かった。

 

「あ、あ、あ、ありえません!!」

 

ばんっ、と両手で執務室の机を叩いてくる加賀。

 

「あの提督が、私にセクハラしないなんて・・・!!」

「お前のなかで俺がどういう風に思われているのか、

小一時間ほど問い詰めたい。」

 

が、今の俺は寛容なので、

見逃してやる。

 

 

それも早く仕事を終わらせてリサちゃんに会いに行かねば。

 

 

「うおおおおおおおっ!!さっさと仕事を終わらせたらアアアアっ!!」

「・・・・・・ブツブツ」

 

隣で何かをつぶやいている加賀を無視して、俺は書類を

さばきまくった。

 

 

 

結局、加賀は何か放心したまま突っ立っていた。

 

 

 

 

 

仕事が終わり、俺はダッシュで「先にあがりまーす。」

と言ってから執務室を出る。

 

廊下ですれ違う艦娘たちから「どこ行くんですか?」とか、

比較的懐いてくれている駆逐艦たちから「夜のお散歩?あたしも連れて行って!」

とか言われたが、全部無視して彼女の元に向かった。

 

待ち合わせ場所は、ここからちょっと離れたレストラン。

 

着いたその場所に行き、ドアの取っ手をつかんで回し、

中に入ると、彼女が手を振っているのが見えた。

 

「あ、こっちですよー。」

 

 

いた。

 

あ、やばい。

なんかすっごいうれしい。

 

 

たったったと小走りで走り、彼女の元へ。

 

 

「はあっ、はあっ、はあっ、ごめん、待った?」

「いえ、大丈夫です。・・・・はい、これ。」

 

 

息を切らす俺水が入っているコップをくれる彼女。

 

受け取って、一気に飲み干す。

 

 

ああ、うまい。

 

どん、とコップをテーブルに置いて、

俺も彼女と同じテーブルの席に座る。

 

 

「ありがとう。・・・・け」

 

 

そういう俺の耳もとで他の誰にも聞こえないくらい小さな声で

ささやく彼女。

 

 

「外ではリサって呼べっていっているだろ?」

「あ、ああ・・・。ごめん・・・。」

 

 

彼女は、俺が良く知る人物だった。

 

 

 

次の日、加賀に彼女ができたことをカミングアウトした。

 

「というわけで俺、彼女ができましたー。」

 

イエーイ、と加賀を煽る。

 

突っ立っている彼女の周りをNDK?NDK?

しながらぐるぐると回る。

 

「ねえねえ。今まで不細工とか、絶対彼女できないとか

言っていた相手に彼女ができて、どんな気持ち?

ねえ、どん・・げふっ!!」

 

みぞおちに鉄槌をくらい、その場に悶絶して倒れる。

 

 

「・・・・・認めません・・・・。」

 

 

そして、一際大きな声で言った。

 

 

「認めませんっ!!!!」

 

そのままドアを開けて、ぱたぱたと走りながら

去っていく加賀。

 

 

何て奴だ。

 

 

そんなに俺に彼女ができるのが信じられないとは。

 

 

だが、俺は勝ったぞ。

 

 

もう童貞じゃないもんねー!!

 

はーっはっはっはっは。

 

 

「何してるの?提督。」

「芋虫ごっこ。」

「私もいっしょにやるー!!」

 

 

この後、集まってきた駆逐艦たちに乗っかられ、

あそんでとせがまれて死にかけた。

 

 

 

 

嘘だ。

 

嘘だ嘘だ嘘だ。

 

 

だって、彼は見た目が悪いし、魅力が伝わりにくいし、

私たち、いや、私以外に彼の本当の優しさを知っている女など、

いないはずだ。

 

おかしい。

 

ありえない。

 

ベッドで布団にくるまってもぐりこむ。

 

 

 

脳裏に浮かぶのは、初めて会った時の事。

 

 

 

『初めまして。あなたが私の・・・。』

『ん?なんだ?』

 

 

どうしてか、妙に気になって。

 

『・・・いえ、あまりの顔つきに

少々驚いてしまっただけです。』

『おう、表出ろやクールかぶれ。・・・あ、ごめんなさい、髪は掴まないでっ。』

 

 

彼に彼女ができたと聞いて、目のまえが真っ暗になった。

 

 

 

そして、それは、鎮守府にいる

艦娘全員が知ることとなった。

 

 

 

 

 

に、しても体が痛い。

 

 

加賀に鉄槌を食らって、

悶絶していたのをごまかすために

思わず芋虫ごっこなんて言った自分を

殴りたい。

 

 

あ、殴ると痛いだろうからやっぱり

はたくぐらいがいい。

 

 

そんなあほなことを考えつつ、痛む体を手でさすりながら

食堂へと向かう。

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・地獄の窯のふたを開ける行為だなどと知らずに、

俺は彼女たちがいる場所へと向かう。

 

 

向かってしまう。

 

 

痴情のもつれなんて、自分には無関係だと思っていた。

 

 

これがすべての終わりだった。

 

 

 

 

 

 




続き書くと、100%提督が刺される未来しかないのでステイ。


補足

リサちゃんの正体は〇〇


〇〇は提督と4年間の付き合い。

〇〇は提督と結ばれるために
精一杯の勇気を出して、一夜だけ嬢となった。

提督
モテないコンプレックス持ちだったが、
童貞を捨てて余裕を持つように。

もし、艦娘とそういう関係になっても、
ちゃんと責任は取っていた。


艦娘

すなおになれていれば、提督と恋人関係になれていた。

加賀さんも、他の空母たちも、みんなみんなヤンヤンに。

提督?リサちゃんと艦娘たちに取り合いっこされているよ。
(深海棲艦がいないとは言っていない。)

続きは君が書くんだゾ

KEY(ドM)




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