気がついたらSNGK   作:まうす

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皆さまお久しぶりです。
最近上手い展開が思いつかず難産です。夏頃に書いてうpしてなかったやつをお茶濁しで公開したいと思います


教祖ENDU現る

どうもSNGK(ry

 

俺がフィフスの手先となった数日後に栄都学園との練習試合となった。勝敗指示は0-3と雷門の敗北だ。

「すまないが三国。3点失点してくれ」と豪炎寺さんに言われたので世間体的な意味でも点は奪われるしかない。それにしても千宮路一家は確かサッカーがやりたかったのに出来なかった。だから「管理してみんなに平等」と言ってたはずなのだが、これではサッカーというよりただの球蹴りだ。というより奴は豪炎寺さん……いや、イシドシュウジが何をしてきたのかを監視してたら彼の目的がわかるはずなのだが、最終戦までわからないあたり無能の極みなのだろう。と言うかキングバーンよこせ。

 

「まぁ、試合は1-3で終わったんだけどな」

 

「三国、何を言ってるんだ?」

 

「いや、なんでもない」

 

そう、神童のやつがラストパスでノーマルシュートを放ったのだ。相手は俺よりもザルだったためシュートが決まったのだ。それにしてもGOのキーパー弱すぎませんか?と言うか隣にいるKRMD、お前少しはシュートブロックに参加しろ。AMGは縦版の万里の長城を身につけさせたから利用価値はあるが、お前はシュポシュポ言ってるだけって……

シュポシュポしながらボールに向かわせるぞと何度言ったらわかるのか。

 

「さて、俺は円堂さんの所に向かうかな」

 

「三国!」

 

「KRMD、見るべきものは目の前じゃない、その先だ」

 

車の運転だって人生だって目の前だけを見ているようじゃダメだ。特に俺の場合円堂さんにキーパーとしての技術を教えてもらいたいというのがある。

円堂さんに豪炎寺さんと言った旧イナズマジャパンの2人から指南を受けられる段階で俺は最強だ。

ゴッドハンドXや爆熱スクリューと言った過去作の必殺技でかつ属性一致を意識して特訓してるのだから強くなれなかったらマズイワケダ。

 

「三国、お前には何が見えているってんだ」

 

「……何も見えてないかもしれないな」

 

 

SNGKになってからというものの色々な必殺技を習得してオリジナルの強さを手に入れている自信はある。だが、これが本当にクソザコブロッコリーで良いのかと少し疑問に思うこともある。

アニメの製作上ド派手なシュートをキーパーが決められてこちらのエースストライカー達が逆転する。これが世界編の段階からの演出で、それを崩してよかったのかなどと考えてしまうことがあるが俺はもう戻れない。ついてこれるやつだけついてこい!!狼狽えるな!!と心に言い聞かせる。

 

「……三国、俺も行くぜ」

 

 

……KRMDはサッカーでは使えないが、リアル生活では良い親友である。

 

 

 

†††††††

 

俺とKRMDが訪れた時は剣城がデスソードを放った後だった。俺たちもシュートを打った後に最後に剣城だ!だったと記憶してた俺は驚いてしまう。

 

「遅いぞ!SNGK!KRMD!」

 

ん?呼び方に違和感を少し感じたが俺はスルーする。

 

「お前らもシュートを放つんだ!」

 

そう言われるとKRMDはシュートを放ち、残りは俺1人になった。

円堂さんは相変わらずゴールの前にいるため俺は円堂さんにシュートを打つということだ。

 

「……まさかこの光景とは。すげえな」

 

最強の教祖である円堂守。彼とサッカーができると思うと胸が熱くなってくるものだ。

 

「いきます!」

 

そう宣言すると俺は左腕を後ろに捻って半身になり、回転して豪炎寺さんとの特訓で覚えた必殺技を放つ。

 

「爆熱スクリュー!!!」

 

その技を見た瞬間剣城がこちらをすげえ顔で見てたのはここだけの秘密だが、皆が三国がこんな技を持っていることを知らないが故に驚きの声をあげまくる。

 

 

「ふっ!」

 

そういうと円堂さんは両手で爆熱スクリューを止めてくる。

レベルの差があまりにも酷かったのだろう、必殺技を素手で止められてしまった。これはなかなか精神にくるものだな……

 

「三国!凄いシュートじゃないか!!」

 

「ありがとうございます!」

 

とは言ってみたもののやはり豪炎寺さんのような威力は出ない。昔はフィールドプレイヤーもやってたのだが、ストライカーとしての才能は開花しなかった。やはりザルキーパーとしての未来が決まっていたのかと考えてしまうがその考えを放棄する。

 

 

「さぁ、みんな。サッカーやろうぜ!」

 

 

俺は伝説の言葉であるサッカーやろうぜの言葉を聞きながらこれからのあり方を考えてしまうのだった。


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