犬城「やりました!」
お衣「おおう!?どうしたの?」
犬城「なんとですね!UAが200突破!」
お衣「おお!」
犬城「しかも、評価とお気に入りが一つづつ付きました!」
お衣「おおーっ!やりましたね!こんな作品なのに!」
犬城「はい!お気に入りしてくださった、『恐竜ドラゴン』さん、ありがとうございます!」
お衣「『恐竜ドラゴン』さんは『東方悪夢男 ―フレディ・クルーガーが幻想入り―』という作品を連載されています!」
犬城「おお!幻想入り作品の先駆者ですね!」
お衣「え、この『東方記録媒体』って幻想入り作品だったんですか?」
犬城「ええ、そうですよ?」
お衣「…タグは?」
犬城「あ゛。」
お衣「…あとでつけておきます。」
犬城「すいませんでした…。」
お衣「ま、気を取り直して第8話、「戻りし『M』・『F』は燃える」どうぞ!
犬城「仮面ライダーW風タイトルでござる。」
~さとりside~
う、うう…。
どうやら気を失っていたようだ。
さすがにあの量だと俺もどうしようもない。
…ん?『俺』?
いや、私だ。わたしは古明地さとりだ。なのに、何故いま『俺』と自分を表した?
…不味いかもしれない。もしかすると、私の記憶と白の記憶が混ざってしまったのかも。下手をすると存在が白狼妖怪になるか、吸収される。
…白と一つか…。良いかもしれない。
うん、まあどちらにせよとりあえず白を起こそう。白が起きないとどうしようもない。
「白、起きて。おーきーてー。」
適当に揺すってみる。
「うう、うぅん…」
「起きましたか。体に違和感とかはありますか?」
「いや、ない。」
「そうですか。よかった。」
「心配懸けてすまんな。」
「それで?記憶は戻りましたか?」
「…ああ。メモリの精製の仕方がわかった。」
「どうするんですか?」
「相手を倒すことか、自分の記憶から抽出するかのどちらかだ。」
「ふむ。なるほど。さっきは私がハグで倒されたわけですか。」
「気絶もカウントに入ってるんだろうな。」
「ですね。なら、当分の間はメモリ集めですかね。」
「だな。そういえば、さとりは特になにかないか?」
「…あー、そのですね、どうも私のなかで白の記憶と私の記憶が少し混ざってしまったようで、少々混乱しています。」
「…それは問題ないのか?」
「完全にまざってしまうと、私が白と同じ白狼妖怪になるか、白に吸収されてしまうかもしれません。」
「え、それやばいだろ。」
「本望ですよ。白に吸収されても、白と同じ白狼妖怪になっても。というか覚り妖怪ではなくなるのなら是非とも。それに、吸収されても白の中で生き続けますからね。問題ありません。」
「うん?いいのかそれ。」
「いいのです。」
「本当かよ…。」
「本当です!」
「…そうか、わかった。ならいい。」
「じゃあ、幻想郷に戻りましょう?善は急げです。」
「いや、ちょっとまった。」
「なんですか?」
「幻想鎮守府にさとりが入れるように設定する。」
「なぜですか?」
「俺が居なくなったとき、ここのやつらの面倒は誰が見るんだ?それに、ここにあるものはさとりの助けになるだろうからな。使えるようにして損はないだろ。」
「はあ。んで、どうすればいいんですか?」
「ああ、ここにさとりの妖力を流してくれ。」
そういって、白はプレートを差し出してくる。
「えい。」
私は適当に妖力をながした。
「…よし、これをここに突っ込めば…よし、これで設定完了だ。ここに入れるのは俺とさとりのみだ。」
「あれ?でも、最初にここに入るとき、私も入れましたよ?」
「ああ、それはな、入る前にさとりが入れるように設定した。ちなみにどこからでも入れるが、できれば人目を避けて、何かに入るときに転移してくれると嬉しい。」
「捜査の撹乱のためですか。わかりました。」
「よし!では戻るか。」
「にしてもどれくらい気絶していたんでしょうか。1日近くたってしまった気がします。」
「ああ、それなら問題ない。入ったときの時間のところへ繋げるからな。だから俺ら以外の奴には入ってすぐに出てきたと感じるだろうな。」
「はあ、ならまあいいですかね。んじゃ、繋げてくださいな。」
「ほいほーい。よし、これでおーけー。あとはしたから入るだけー。」
「先にどうぞ。」
「ん?なんで?」
「…私が先だとスカートのなかが見えます。」
「あ、わかった。」
白が穴の中へ消える。さて、私も行きますかね。
よっとな。
おお、帰ってこれました。うん、あれを見たあとだと幻想郷は古臭いですね。
「おーい、さとりー?」
「なんですかー?」
「はいこれ。」
白は機械を渡してくる。これはたしかスマホだったか。
「…え、繋がるんですか?」
「ああ。鎮守府経由だからな。」
「ああ、そういうことですか。大体わかりました。」
「ま、なんかあったら連絡するよ。」
「わかりました。さて、では名残惜しいですがそろそろ地霊殿に帰りますかね。お空達が帰りを待ってます。」
「わかった。また来いよ。」
「ええ。必ず来ますよ。」
「んじゃあな。」
「ええ、また今度。」
…………。
~白side~
帰ってしまったな。
まあ、いつでも会えるしいいか。
「あら?さとりも帰ったのね。」
「ああ。ペットが待ってるってな。」
「あらそう。」
「…パチェ、なんでそんな汗だくなんだ?」
「さぁ?なんでかしらねー。」
「…俺の部屋で何してたんだよ。」
「あははは。」
~????side~
あははははははは!
あの糞花妖怪の花畑に火ぃつけてやった!
夜だからさぞかし綺麗に燃えているだろうぜ!
これであとは里に逃げ込みゃあいつは里のやつらを皆殺しにするはずだ!
あはははははははははははははは!
~風見side~
なんてこった。向日葵が、私の子供達が燃えている。
誰だ?誰がやった?妖精のいたずらか?いや、あの子達は少なくともこんなことはしない。ならば誰が?…いや、まて。最近来ていないから忘れていた存在がいた。人間だ。
…ん?これはたしかライターだったか。やはり、人間のようだ。
ここの近くにいる人間は…あの外来人か。あいつはそれなりに戦えそうだから、少し挑発してやろう。それで違ったら殺さずに放置すればいい。
その後に里にいって、探し出して殺してやろう。
私の花に手を出したことを後悔させてやる。
~阿求side~
さっき、大慌てで若い男が里へ帰ってきた。彼は里の外で風見幽香に襲われたと言うのだ。一応彼は家に保護している。
彼女はこちらからなにかしなければ攻撃はしないはずだが、彼は急に襲われたと言っている。
しかも、里へ向かっていると言うから皆大慌てである。
せっかく白さんをお呼びして二人でお酒を呑んでいたというのに。不幸です。
「…一応、里の外で風見さんを迎え撃つ。敵対心がなければなにもしない。」
「…わかりました。ただし。」
「ただし?」
「私と慧音も行きます。」
「…わかった。だけど、危険になったらすぐ逃げろ。」
「わかってます。白さんも気をつけてください。相手はあの風見幽香です。」
「わかっているさ。んじゃ、行くかね。」
「…白さん、刀は?」
「んなもん家に置いてきたわ。戦闘なんて想定してなかったしな。」
「…大丈夫なんですか?」
「ま、なんとかなるだろ。」
「…。」
心配です。とても。
「んじゃ行くぞー」
ドガァァァァン
「!?なんだ!」
「てーへんだぁ!白さんの家が吹っ飛んだ!」
見張り台に上がっていた男が叫ぶ。
「はぁ!?なんで家なんだ!?」
「知らねぇよ!とりあえず吹っ飛んだ!」
「そんなぁ…。」
「大丈夫です白さん。家ができるまでは家に泊まってて良いですから。いえ、いっそ住んで良いですよ!」
「そんなこと言ってる場合か!これ以上の被害が出る前に止めに行くぞ!」
「はい!」
少年少女移動中…
門の外に着いた。慧音も途中で見つけたので連れてきた。
そして、遠くからこちらへ圧倒的な妖力を振り撒きながら向かってきているのは、四季のフラワーマスター、風見幽香。
私と慧音はその妖力に既に萎縮してしまっている。だが白さんは、ただ悠然と風見の姿を見据えている。
「あら、貴方が五霊白かしら?」
「ああ。その通りだ。里の者が何をしたのかは分からないが、出来れば引き返して頂けないだろうか?」
「それは無理な相談ね。だって私の向日葵達が燃やされたんですもの。」
「え?」
「…なに?燃やされた?誰の手によってだ?」
「さあ?そんな愚かなことをするのは大抵人間よ。それに、こんなものが落ちていたわ。心当たりはないかしら?」
そういって風見幽香はなにかを白さんに投げ渡す。
「…ライターか。それも外ではもう使われていないような骨董品だな。」
「ええ。最近人里では外の世界のタバコが流行っていて、金持ちはライターも持っているから、そいつらのうちの誰かだと思ってね。だからそいつを探しに来たのよ。」
「確かに、最近タバコを吸っている男の人は多いですし、特に外の世界から来たライターを持っているのは一部の商人位ですね。
「そうか。…ならば、その捜査に協力しよう。」
「な、白!?まさか今の風見幽香を里に入れるつもりか!?なにが起こるかわからんぞ!」
「いや、そうではない。我々が連れてくればいいのだから。でだ。その犯人を連れてくるためにも、幾つか質問をしたい。いいか?」
「ええ。いいわよ。下手に里で暴れて、犯人を殺す前に霊夢がきたら面倒だもの。」
「なら、まず一つ。ここに来るまでに人間を攻撃したか?」
「いいえ?ここに来る途中では人間になんて会ってないわよ。それに、撃ったのも貴方の家だけよ。」
「そうか。では次に、最近花に対してなにかされたことはあったか?折られたりとか、盗まれたりとか。」
「いいえ。なかったわね。最近平和だったもの。少し前に怨霊が妖精たちを襲ったぐらいかしら。」
「わかった。では最後だ。最近で里の人間には何人程度あった?」
「そうね…。話したりしたのは数人ね。花屋の主人と、よくいる鴉天狗と、あと子供達に話しかけられたわね。あとナンパが二、三人。さすがにあれは呆れたわ。『可愛いねキミ、俺とちょっとお茶しない?』って。断らせてもらったけど。」
「…わかった。慧音、阿求!」
「なんだ?」
「なんですか!」
「阿求の家にいって、さっき風見さんに襲われたと言っていた男をつれてきてくれ。」
「わかりました!行きますよ慧音!」
「お、おう。わかった。」
とてててててて。
白さんと風見幽香とで何かある前に早くつれてこないと…!
~白side~
さっきから風見さんの此方を見る目が怖い。そのうち襲ってきそう。
「ねえ。」
「あー、なんですか?」
「貴方、私が家を壊したことを何も思わないの?」
「んー、別に。」
「何故?」
「そりゃ大事なものを燃やされりゃあ何かに当たりたくもなるだろ。それがたまたま家だっただけだ。」
「…そう。ならどうやれば貴方をその気にできるのかしら。」
「…どういうことだ?」
「だって貴方、それなりに戦えそうじゃない。だからどうやったら本気で殺し合えるかなーって。」
「やめてくれ。俺は戦いはあまり好きじゃないんだ。」
「じゃああの宴会の時のは?」
「あれは練習試合だし、何より俺自身はなにもしていないからな。殺し合いは出来れば避けたい。」
「あらそう。じゃあどうしようかしら。あの紫髪の女の子でも代わりに殺そうかしら?」
「…なに?」
「あの子、可愛いものねぇ。さぞかしいい声でなくんでしょうねぇ。」
「やめろ。」
「あら、じゃあ貴方が殺されてくれるかしら?」
「だから言ってるだろ?殺すのは嫌なんだ。」
「あら、じゃああの子を…」
「だから、俺はお前を殺さない。殺さずに勝つ。」
「…あら。この風見幽香を相手に舐めたことを言ってくれるわね。ぶち殺すわよ?」
「まだやり残したことがあるんでな。死ねんよ。」
「そう。じゃあ現実を見せてあげるわ。」
そう彼女が言った瞬間、
俺の体は殴られ、吹き飛ばされた。
犬城「はい!というわけで第8話でしたー。」
お衣「遂に記憶が戻った、のかな?」
犬城「まあ、一応?」
お衣「適当ですねぇ!いいんですかそれで…。」
犬城「だってわたしd「いい加減にしなさい!」ウェ!?」
パチュリー(以下パチェ)「そんな言い訳して現実から目をそらしながら書いてるから私の出番が無くなるんじゃない!」
お衣「そういえば書き始めた初期の頃の構想では、最初のころはただただ白がパチュリーといちゃいちゃするだけの文のはずでしたものね。風見戦までは。」
パチェ「ええそうよ!なのにいつの間にかさとりに立場を奪われてるし!このままじゃ白がさとりルートに行ってしまうわ!というかなによオチュリーって!」
犬城「言わなければばれなかったのに!さとりが予想以上に動かしやすかったんだよ!それに、本筋は変わらないから安心しやがれ!」
お衣「この話はネタバレに繋がりそうだからやめましょ?ねっ!?」
パチェ「わかったわよ!」
犬城「了解。」
お衣「さ、次回予告よ!『風見との戦闘、白は覚悟を決めて立ち上がる!』…よし!」
犬城「んじゃネタ解説ー!」
パチェ「『本当かよ…。→本当です!』、映画『ゴジラvsビオランテ』で、スーパーX2のファイアミラーの説明の時の会話。」
お衣「…あれ?こんだけ?」
犬城「です。ネタがねぇ!」
パチェ「ま、いいでしょ。んで、次回かその次で一章は終わりなんでしょ?」
犬城「ああ。二章は糞長くなるか、途中で三章が入るな。」
お衣「そういえばさー、」
犬城「なんだ?」
お衣「ついったーアカウント作って色々報告とかするの?」
犬城「うーん、そのうちかな。つくったら、活動報告とか投稿情報とか艦これとかの報告とかになるかな。」
お衣「ふーん。ま、やるならさっさとやってしまったほうがいいとおもうな!」
犬城「できました。」
https://twitter.com/Battleship_Wolf?s=06
お衣「投稿してすぐかよ!はやいよ!」
犬城「私だからな!」
お衣「あーもう!そんじゃ、お疲れさまでしたー!」