地球防衛軍 〜地球の守護戦士達〜   作:きぬたにすけ

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どうも、見切り発車の愚作ですが、大目に見てやってください。さて、EDF5発売まであと少しということで、EDF4.1の世界を個人的に復習、又妄想して見たかったので作品としての練度は低めですが、情景を浮かべていただけるだけでも幸いです。


第1章 エリーニュエス 帰還と侵略の序章
プロローグ01 悪夢の始まり


プロローグ01. 悪夢の始まり

 

硝煙の匂いが鼻先に漂ってくる。

身体が動かない。意識も朦朧としている。

ここは何処だろう。

まぶたが重く、暗闇へ誘おうとしているようだ。

そんな意識の中、爆音と悲鳴が俺を現実に呼び戻した。

 

「タンク、後退しろ!迫撃砲で狙い撃ちにされるぞ!ぐあぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

「ハッ!敵襲!?」

 

我に返り、迫る熱風の中で何とか身を捻って四つん這いになった俺は、周囲を見渡す。

 

「ここは...」

 

空は濃い橙色で、より赤みがかった太陽が沈もうとしていた。周囲には不毛の大地が広がり、建物が立っていたであろう部分には瓦礫が散乱していた。そして、空に同化するようにゆらゆらと、輪郭がはっきりと付いてきて、それが炎であると認識した。

 

辺りには...酷い。なんて悲惨な光景だ...。

焼死体、溶けたヘルメットと弾倉が溶かされたアサルトライフル、土に混じり散らばる無数の空の薬莢が戦いの凄まじさを物語っていた。原型を留めずミンチになった死体(?)、ズタズタに引き裂かれたEDFのロゴの入った戦闘着。首から下が存在せず、狂気の形相で舌をだらんと垂らす頭部。自分の後方では先程のギガンテスの変わり果てた残骸と部位が無くなり目を見開いた死体。目を逸らさずにはいられなかった。余りも酷かった。

 

「くそ...なんで...悲惨すぎる...」

 

見渡していると、一つの巨大な影を捉えた。

それは、夕日に影を落とし、身体が黒に染まっている。そして手足に対して大きく肥大化した身体の真ん中は紅く不気味に光っていた。まるで地上に降り立った死神のようだ。

俺は知っている。こいつはフォーリナーが地上制圧用に投下した二足歩行兵器「ヘクトル」。

そのヘクトルは、手を大きく上にあげ、この空色でもハッキリと目視できる程の光弾を打ち出した。俺は死ぬのか。そう確信した。何も出来ず抗えずに負けるのだ。

何故か?その光弾は、弧を描き、自分に向かって、いや、狙うようにゆっくりと降りてくる。

ふと手に何かが当たった。見ると吐き気が込み上げてきた。ゴリアスD1ロケットランチャーが転がっている。だがそのトリガー部分に指を掛けているものがあった。本体を失った手である。

死体には慣れているつもりだが、部位のみでもこんなに恐ろしく思うのは何故だろうか。

だがまずは目の前の敵だ。俺はゴリアスを「元の」所有者から引き取り、ヘクトルに向かって照準を合わせる。

何も考えれなかった。無性に腹がたった。それだけだ。

俺は雄叫びをあげゴリアスを撃つ。そして敵に着弾するのを見届けることなくその場にへたり込んだ。

 

ーそして、目視出来ない程の光と共に、熱風と爆音に呑まれ、身体から力が抜けていき、軽くなっていくのを感じていた。ー




こんな感じで、表現したいことをしたいだけつづっております。
改善もしていきたいですが、基本この拙い表現力と語彙力で妄想していきたいと思っております。宜しくお願いします。

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