『四凶の短編絵巻』
~気になってたんだけど~
「キュウキさん、、少し気になってたんだけど」
「何だよスザク? クソ神への態度は神様だからとかじゃなくてあいつがムカつくからだけど? 」
「うん、それは分かってます、じゃなくて、前にキュウビさんから聞いたんですけど…」
「その時点で俺の黒歴史関係じゃねぇか」
「キュウビさんとは小さい頃一緒に暮らしてたんですよね? けどもキュウキさんは神様…先代の神様のとこで長い間すごしてから人間界に来たって聞いて…なんか矛盾していません? 」
「別に矛盾はしてねぇよ? 確かにそこそこの期間神界ですごしてたけどさ、出て行った時は人間でいう10歳の頃だぜ? キュウビが小さい頃って言ってもおかしくねぇよ」
「なるほど…後、きつ姉って呼んでたのは本当なんですか? 」
「ちょっとキュウビ殺りに行ってくる」
~コントンのお仕事~
「いやー、コントンの仕事を見学出来るとはな」
「しかしコントンはどんな格好をしているんだ? 私はゆるふわ系だと思う」
「オレモ、ソウ、オモウ」
「ていうか…コントンはモデル向いてないような…じっとしてるか? 撮影中とか」
「あ! みんな~! 」
「あ、コントンやっと来た…か…」
「フッフ~ン! どう? 似合う? バニーガールっていう格好なんだって~! あれ? キュウキ君どこ行くの~? 」
「今回の撮影の関係者を叩きのめしに行ったぞ…」
「コントン、トリアエズ、ウエニ、ナニカ、キロ」
~神VS玄武~
「さて…なんで僕は椅子に縛りつけられているのかな玄武君? 」
「何を言っておる、今までのに比べれば軽い方じゃろ? 」
「確かにね、玄武君が持っている謎の箱を除けば」
「今から神様にこの箱の中にある物を食ってもらおう、ただしヒントを5つ出すから何が入っているか当てれば今回は勘弁しておこうかの♪ 」
「勘弁ってさあ、一応君の上司、なんだったら最高神なんだけど…」
「ヒント1、」
「あ、もう無視なんだね」
「口には鋭い歯がならんでおる、ヒント2、泥の中に生息する、ヒント3、体は細長く、大きい物だと40センチメートルにもなるの、ヒント4、目は極端に小さくぱっと見無いように見えるの、ヒント5、肉食性じゃ」
「…なにそれ」
「ならば食ろうてもらおうかの! 」
「ぎゃあー! ! せめて、せめて火を通してー! 」
正解 “ワラスボ”
~トウコツの憂鬱~
「はぁ…」
「どうしたトウコツ、二日酔いか? 」
「違う…なぁ、キュウキ…」
「なんだよ、小遣いならもうちょっと待て」
「そうじゃない…なぜ私は周りから雑な扱いなんだ? 」
「己の胸に聞け」
「…私が強いからか? 」
「…山で空腹と自業自得が原因で死にかけてた奴が? 」
「…それを言うな…」
外伝肆凶目 終