白猫あうあう物語   作:天野菊乃

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知ってるか?ゼロクロニクルでなければ0:00投稿じゃなくていいことを!!

日刊ランキング第6位ありがとうございました。

「ほぐぁ!?」

って変な声出ましたからね、責任取って鉄血のオルフェンズの結末を誰か変えてください。


デート作戦

「デート?」

「え、アキトと付き合ってるんでしょ?」

 

光の王の運命とか闇の王子の運命とかは最近知りましたが、正直知ったこっちゃないので無視しています。どうも、アイリスです。

レストランで優雅に紅茶を啜っていると目の前に座っているティナさんがフォークを落とした。くぎゅう、しっかりしてくださいな。

 

「してないの!?」

「しなきゃ駄目なの?」

「駄目だよ!」

 

私の襟首を掴み、揺するティナさん。

ああ、やめて。胸が揺れるの。揺れるの、心じゃなくて胸が。咲いていたのは薔薇じゃなくて百合になっちゃうから。

 

「あ、ごめん」

 

くぎゅう声だから許す。それにしても……

 

「……デート、かあ」

 

正直、あのアキトくんとデートに行きたいかと言われれば行きたい。ただ……すぐにナニカが起きそうな気がしてね。

 

「ルウシェさんもそう思うよね!?」

「はい!」

「いつからここにいたんですか聖女様」

「天井に張り付いてました!!」

 

それは洋梨忍者(フラン)さんの仕事ですよ、取っちゃだめです。

 

「最近何気に髪型変えてるんだからそろそろアキトも気づいてあげてもいいと思うんだけど……」

「確かにそうですよね!最近のアイリスさんの髪型、とってもお似合いですし!」

「ありがとう」

 

でもね、この髪型はね、SAOのアリスの髪型真似してるだけなんですよね。

 

「……うーん、そうだ!」

「どうしたの?」

「海に行こうよ!!」

「……海?」

 

海ですかぁ……けど何故だろう?

 

「水着きてさ!飛行島のみんなと遊ぼうよ!! 」

「わー、いい考えですね!」

「……、…………はい?」

 

飛行島のみんなと?

 

「私は遠慮しておきます」

「なんで!?」

「なんでですか!?」

「人型猫さん達が……」

「「ああ……」」

 

変なところで仲いいですね、貴女たち。

まあなんの因縁か、人型猫さん達が水着とか着てると欲情するんですよね。

昔、アキトくんのグランディヴァイトを受けた筈なのに前よりもアプローチが多くなってきてる気がする。

 

猫は猫同士、猫とにゃんにゃんしててください。

 

「じゃ、じゃあさ!メンバー考えておくからさ!!ね!?お願い!!」

「むぅ……そんなに言うなら」

 

受けなくもないですけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

海は広いな大きいな。なんて歌詞を思い出しますが、最近顕現、動かせるようになった翼のお陰であまり広いと感じません。畜生、人としての感覚がどんどん遠退いていくのですよ。

 

「……で、これはどういうことかな?」

「え、考えた結果だけど」

「……」

 

見渡す限り、知り合い。それは本当に有難いのですが……

 

「ネモ、いくのですよ」

「待てノア。準備運動をだな 」

 

青いクラゲことノアさん。機龍の貴公子ことネモさん。

 

「騎士様!海ですよ!海!!」

「準備運動をしっかりしろ」

 

幽波紋使い聖女ルウシェさん。同じく幽波紋使いのアシュレイさん。

 

「やったらーい!」

「こっちくんじゃねえ!!」

 

極熱天使ルカさん。冷徹悪魔レインさん。

そして───

 

「……あの?」

「なんだ」

「この前の件は誠に失礼───」

「執拗い」

 

未来から遥々やってきたエレノアさんに痒いからと言う理由で私に斬られたというアキトくん。

 

この組み合わせはなんぞや。

 

「……どうなってるんですか、本当にもう」

「本日はあうあう言わないんですね?」

「いつまでも子供じゃないですよ私は……」

 

私をなんだと思っているのやら。




ゼロクロニクルはもう少し待って、今2000字だから(おさまらない)

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