この話は物語と一切関係しません。所詮、自己満足ものなので見ても見なくても変わりません。
少し過去の話をしましょう。
転生前、私は普通に大学生をしてました。していたのですか……
「小学生は小学校に行かなきゃダメでしょ!」
「わ、私は大学生なのですよー!!」
当たり前の如く、門前払いを受けたりすることが多々ありましたし、
「君、身分証明書見せて」
「あうあうあうー!私は19歳なのですー!!」
夜中に出歩いてると警察に捕まることなんて何回あったでしょうか。
あ、ちなみにコスプレしててもよく捕まりましたよ。小学生がこんな所に来てはいけないとのことです。
あまりにも成長しないので一度病院へ行こうとしたらお母さんに止められました。
私が幼児体型なのは特に病気でもなく、ただ遺伝的な問題だそうです。
……確かに、私のおばあちゃんも私と同じような体型でしたから。
まあ幼児体型……ってほど幼児体型ではないんですよ、胸だって少しは膨らんでますし。せいぜい6年生程度ですがね。
おばあちゃんは……ロリババアです。確かもう67とか言ってましたが、外見私と変わりませんし皺がありません。せいぜい違うといえば髪が白髪な程度です。
……だから一緒に歩いていても双子の姉妹とかしか思われません。まあ、割引してくれるのでそこは特権でしょうか?
さて本題。
私は男の人が苦手です。特にロリコン。
二次元ならいくらでも恋できますが、三次元になると話は別。
とても怖いです。理由は……あまり気持ちのいいものではありません。
言葉を濁して言えば、乗り越えられない永遠の傷を負わされました。
だから嫌いなんです男の人なんて。
だから愛することなんて一生ないと思っていたのに……
『アイリス……
「……っ!」
顔がボンッ!と赤くなる。
枕に顔を埋めてゴロゴロとベットをのたうち回る。
……どうしてアキトくんに惚れてしまったんだろうなぁ。
多分、あの言葉に嘘偽りはないのだろう。私は嘘に敏感なのです。
だから……素直にあの言葉は嬉しかったのです。
「……なんであんな恥ずかしい言葉平然と言えるのかな……」
アキトくんは毒を平気で吐くし、容赦なく殺気を放つ。
だけど……私を抱きしめたあの腕の中は……温かくて……優しかった。
「……《守ってみせる》か 」
……彼なら……私の初めてをあげても良いかな……
「って私は何を!オトコハケダモノだよ!!煩悩退散!煩悩退散!!煩悩退散っ!!!」
この日の夜は眠れませんでしたのです。
あうあう……。おばあちゃん……私はどうすればいいのでしょうか。
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