銀時これくしょんその5
「ふー、食った食った」
朝飯を食べた、と言うかあれは朝食に入るのだろうか?まぁいい、9時半から作戦会議があるらしいのだがまだ8時半だから、まだ時間があるのだ。
「さーて、なにすっかなー?」
「てか、かぶき町どうなってんだ?万事屋も」
「今度行くか、いや帰るか」
すっかりこの場所に馴染んできた銀時。
「会議とかめんどいなサボるか?」
「いや、やめておこう大淀に次サボったら提督のアレ、切り落としますよ?とか言われたからな」
「ん?司令官ではないか、どうしたこんな所で独り言など」
「お、長門か、ちょうど良かったぜ今暇か?」
「いや、この後の会議の書類をまとめているところだ」
「あっそ、仕事熱心なことで」
「悪かったな、それでは司令官また後で」
「あーはいはい」
「ったくよぉどいつもこいつも仕事仕事うるさいですねぇ」
お前も現在進行形で仕事してるじゃねえか、と思っている人もいるだろうに。
「ん?あれは、確か、えっと、そうだ!
アケボノだアケボノ!」
「それは、レスラーよ!クソ提督」
「クソを付けるなクソを」
(今は何時だ?9時か、そろそろ移動すっかな)
━━━━━━━━━━━━━━
「着いた9時半ジャスト」
「あ、来たきたやったー長門今日は奢りね」
「なんてことだ、あの提督がこんなに早く来るなんて」
(で、あいつは────お、いたいた)
「ぬいぬいー」
「っ!その名で呼ばないでと何度言わせるんですか!恥ずかしいじゃないですか!」
「さて、イチャつくのは後にして下さい」
大淀は呆れながら言った。
「お、そうだな、でどんな内容?」
「今回の会議は明日の作戦についてです。内容は北方海域のキス島撤退作戦、軽巡を旗艦に他5隻を駆逐艦にした、水雷戦隊で出撃、キス島の兵士を脱出させるのが今回の作戦内容です、比較的簡単ですが、作戦海域にて戦艦が確認されています」
「長い、簡単に」
「はぁ、水雷戦隊を出撃、キス島にいる兵士を脱出させる、戦艦に気をつける、以上です、提督はこれが最初の作戦なんだから気を引き締めるように!」
「了解、なるべく練度の高い軽巡と駆逐艦をピックアップするから後は今日の秘書艦に任せる・・・今日の秘書艦誰だっけ?」
「曙ちゃんですよ」
「んー、アイツに頼んでも大丈夫か?」
「あら、知らないの?あの子駆逐艦の中で1番練度高いのよ?で、2番目が不知火ちゃん、で」
「3番目が雪風です、後は大体同じですね」
と、陸奥が言って、途中から不知火が入ってきた。
「ん、じゃあ後は曙に任せるわ」
「では、これで会議を終わります」
━━━━━━━━━━━━━━
「おい、ぼのー」
「うるさいわねぇ何よ!」
「作戦に参加する艦の一覧見せて」
「・・・はいこれ」
「ありがとさん、どれどれ」
「旗艦に神通改、他は曙、不知火、雪風、吹雪、で最後に陽炎、この作戦明日からだよな?」
「そうよ!そんなことも知らないの?」
「あーもうウザイな!一々食ってかかるな!」
────翌日
「えーと、今日は大事な作戦なので気を引き締めるように」
と、だるそうに神通達に激励をする銀時であった。
銀これがメインなので、サブの伝説の方は不定期です、だから伝説が出た場合は銀これのネタに困ってるんだな、と思ってください。