この素晴らしい世界に黄色い閃光を!   作:新田トニー

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夏休み何もする事なかったですね………自分なんてほとんどゲームですよ。あっそうだすみません!!出来れば早めに書き上げたいのですが最近意欲がなくなって来てしまって………


第6話 この師匠に弁明を!

 

「………なぜ!?なぜ貴方がこの世界に!?」

 

久しぶりの師弟の再会。ミナトはとても驚いているが自来也は冷静だった。

 

「久しぶりだなぁミナト!元気にしてたか?ワシがいくら探してもこの世界にいなかったからそのまま天国に行ったのかと思ったぞ!」

 

「ミナト、この人は誰ですか?妙にミナトに馴れ馴れしいのですが」

 

めぐみんは少し不機嫌そうに言った。すると自来也が

 

「う〜〜〜〜ん30点だのう………」

 

何やらめぐみんを見て点数を付けていた。

 

「………おい、どこを見て点数を付けたのか正直に話してもらおうか」

 

「人それぞれ個人差があるからのう………」

 

「おい」

 

「まあそんな事よりなぜワシがここにいるか、だったかのう?」

 

「おい!?」

 

めぐみんがしつこく突っかかっている様子を見てカズマはそれをなだめていた。このままでは話が進まない。

 

「あれはワシがペインにやられた少し後の話での………」

 

「ここは………どこだ?ワシはあの時………」

 

そう。確かにあの時自来也はペインにやられたはず。だが傷は治っており服も元どおりである。だとすればここはあれしかない。

 

「ようこそ自来也さん。ここは死後の世界、残念ながら貴方は死んだのです」

 

現れたのは美しい羽衣を身に付けている美しい水色の髪を持つ美女であった。

 

「………ん?あの自来也さんそれって………」

 

「しっ、とりあえず自来也先生の話を聞こう」

 

「あっはい、確かにそうですよね………」

 

自来也は薄々気づいていたこれから自分がどうなるかを。

 

「貴方には選択肢がーー」

 

「あの世で頼む」

 

「………えっ?いや私まだ何も言ってないんだけど」

 

女神は目を丸くして聞き返す。

 

「ま、まあ貴方には選択肢が三つあります。一つ目は天国に行く。でもねでもね、天国ってのは実際ちょ〜〜〜〜〜つまんないとこなの!だからこれはなしね」

 

女神は話を勝手に進め始めた。

 

「そして二つ目!生まれ変わるか。でも赤子から生まれ変わるなんてめんどくさいからこれもなしかしら。そして三つ目!!そこは、魔王の軍勢によってーー」

 

「いや、だから天国でいいと言っているんだがのう」

 

「お願いよォォォォォォ!!アンタ強いんでしょう!?私見てたわよ!?アンタが変なピアスした集団と戦ってたの!!」

 

女神は突然泣き崩れ自来也に懇願して来た。

 

「本来なら若い人限定だけど私が偽造して異世界に送るから!!お願いよ異世界に行ってェェェェェェェェェ!!」

 

女神は見ていられないくらいに泣き自来也の足を掴みながら懇願して来た。

自来也は元々女性好きな人間だったので断るわけにもいかなかった。しかも女神と言えども見た目は10代の少女である。流石に可哀想だと思ったのか自来也は

 

「分かった分かった。だから泣くのはやめてくれんかのう?」

 

「ホント!?じゃあそこの魔法陣に立って!」

 

女神はさっきまで駄々をこねていたのが嘘のようにケロッと説明し始めた。そして自来也は異世界へと転生を果たしたのだった。

 

「………というのが事の顛末だのう!それにしてもあの女神様はすごい情緒不安定だったのう。会わせてやりたいくらいだのう!」

 

ジーーーーーーーーーーーーーーー

 

俺はその自来也さんを転生させた女神だったものを見続けていた。

 

「フーフー」

 

するとどうだろう。下手くそな口笛を吹くアクアがいるではないか。

 

「またお前かぁぁぁぁぁぁ!?今度はなんだ天界のルールまで破ったのか!?」

 

「だって勿体無いじゃない!!こんなに強いおじいさんいるんだもんこっちの世界に連れてった方が絶対いいじゃない!?」

 

「お前やっていい事と悪い事があんだろうが!」

 

「まあまあ落ち着いて君には感謝しているよアクア」

 

「「え?」」

 

2人が素っ頓狂な声を上げる。

 

「アクアが自来也先生をこの世界に転生させてくれたおかげでまた会えたからね」

 

そうミナトがいうとアクアが自信たっぷりに

 

「そうね………そうよね!そうよこの女神アクア様に感謝しなさい!」

 

「うん。ありがとうアクア」

 

アクアとミナトさんがやりとりをしていると自来也が割って入って来た。

 

「お前はあの時の女神様じゃないか!こんな所で何しとるんだ?」

 

「聞いてよジライヤー!私が天界で案内をしてたのにこいつ私を無理矢理ここに連れて来たのよォォォ!?」

 

「無理矢理はいかんぞ〜えーと」

 

「カズマです」

 

…………これは俺の勘だが自来也さんも俺と同じベクトルにいるような気がする。さっきのめぐみんのといい間違いない。

 

「先生も一緒にどうですか?うちのパーティに入りませんか?」

 

ミナトがそう提案をすると

 

「いいのか?こんなジジイでも」

 

「カズマ、先生をパーティに入れてもいいかな?」

 

「いや俺は勿論良いですけど他の皆はどうか分からないんですけど………おーいお前らー自来也さんをパーティに入れても良いかー?」

 

「私は良いわよ。だって断る理由なんてないし!」

 

「私も構わないぞ。ジライヤからはカズマと同じ……いやそれ以上な気がするのだ!ハア…ハア………」

 

おい………

 

「私も構いませんよ?ジライヤからはただならぬ強者のオーラを感じるのです」

 

「つーわけで全員オーケーですよ。なんかおかしい事言ってる奴いましたけど」

 

後は本人の意志次第だけど………どうくるんだろう。

俺は自来也さんの答えを待った。

 

「わしでも良いのならお言葉に甘えさせてもらおうかのう!ちょうどミナトと話したい事もあった事だしな」

 

「ありがとうみんな」

 

ミナトさんは心からの感謝を述べた。余程この人には恩があるのだろうと感じ取れた。

 

「ところで自来也はミナトとどんな関係なんだ?」

 

ダクネスが不意に聞いてきた。確かにミナトさんと話しているときは仲がいいというか尊敬しているような様子だった。

 

「わしはのう…………ミナトの師匠だ!」

 

俺達4人は顔を合わせ

 

「「「「ふ〜ん」」」」

 

と相槌を打った。

 

「その顔は絶対に信じてないだろう」

 

「イヤーソンナコトナイデスヨジライヤハナントナクソンナキガシテマシタカラ」

 

「ワタシモソウオモッテタゾ?ソコハカトナクナ」

 

めぐみんとダクネスは感情のこもってないような声で言う。

 

「だって人の胸を見て点数をつけるような男がミナトの師匠と言われても………」

 

「それはそれ!これはこれだ!ミナト、お前もなんか言ってくれんかのう?」

 

そう自来也が言うとミナトは笑顔で

 

「趣味が何であれこの人は俺の師匠だよ」

 

「その通りだ!お前らもミナトと同じような寛大さを持って…………ん?今お前最初なんて言った?」

 

自来也が何か気にくわないと言った顔をしつつもそれをあえて流す事にした。

 

 

こうして俺達にもう1人仲間が増えた。なぜかこの人とはいい酒を飲めそうな気がする、そんな気がし俺達は家路へと歩を進めた。

 

 

 

…………あっそういえば俺家ないわ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





更新遅れてすいませんでした!今後も少し遅れそうですが暖かい目で見守って下さい!

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