仮面ライダーAP   作:オリーブドラブ

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◆今話の登場ライダーと登場人物

◆ガルス・ショウグレン/仮面ライダーSPR-11アサルトスパルタン
 「地獄の第4基地」から選抜された北欧某国の陸軍少尉であり、精鋭陸戦部隊「マルコシアン隊」の隊員。士官らしからぬ不良軍人だが内面は情に厚く、口には出さないが常に周囲を気に掛けている。彼が装着するアサルトスパルタンは、索敵・電子戦用に製造された試作機「エレクトロニックスパルタン」を戦闘用に装備転換した機体であり、レドーム等の電子装備や脚部のホバームーブユニット、「試製対改造人間用マイクロウェーブガン」が特徴となっている。当時の年齢は25歳。
 ※原案は X2愛好家先生。

上杉蛮児(うえすぎばんじ)
 北欧某国陸軍の外人部隊に所属していた1等兵。明智天峯と同じく謂れなき差別に晒され、上官からの無謀な抗戦命令によりエンデバーランド市内に留まっていた。当時の年齢は16歳。



黎明編 仮面ライダースパルタンズ 第8話

 

 市外への脱出が間に合わず、各地の指定避難所に身を寄せるしかなかった避難民達。彼らの行き先の一つである教会もまた、マルコシアン隊とグールベレーによる「決闘」の舞台と化していた。

 

 教会の屋上で激しく交戦している、スパルタンシリーズの戦士とグールベレーの隊員。彼らの激戦による轟音は、絶えず教会内に響き続けている。

 その凄絶な衝撃音や振動に怯えながら、避難民達は出入り口の前で必死に身を寄せ合っていた。中には、教会内に聳え立つ巨大な十字架に祈りを捧げている者もいる。

 

 可能であれば、すぐにでもこの場から離れるべきなのだろう。だが、シェードの一般戦闘員達が大勢跋扈している表通りに迂闊に飛び出せば、格好の的にされてしまう。外の恐ろしさを知っているからこそ、逃げるに逃げられない。そんな絶望的な状況に、避難民達は悲痛な表情を浮かべていた。

 

「くそッ……! マルコシアン隊の英雄達が命張って戦ってるって時に……俺は何で、こんなにも無力なんだよッ……!」

 

 一向に希望が見えず生気を失って行き、体調を崩して行く避難民達。そんな彼らの窮状を見つめながら、悔しげに歯を食いしばる若き少年兵――上杉蛮児(うえすぎばんじ)1等兵は、獰猛な眼で天井を睨み付けていた。

 

 彼も明智天峯と同じく、日本人であることを理由に無謀な任務を押し付けられた1人なのだ。それでも彼は腐ることなく、己に課せられた役割を完遂しようと拳を震わせている。

 

「……俺の命なんて賭けたところで、カスほどの価値も無えのかも知れねーけどなぁ……! だからって、ここでブルってて良いわけねーだろうがッ……!」

 

 シェードの改造人間に普通の銃器など通用しない。それをすでに嫌というほど思い知っていた彼は、持っていた小銃を放り投げ、上階に続く階段を駆け上がって行く。

 例えどれほど無力であろうと、この状況でジッとしていることなど出来ない。そんな人柄である彼は、無謀を承知でマルコシアン隊に助太刀するべく、屋上に向かおうとしているのだ。

 

 一方、その屋上では。マルコシアン隊のスパルタンとグールベレーの隊員が、一進一退の攻防を繰り広げていた。小銃型のマイクロウェーブガンを携えている両者は、互いにマイクロ波を撃ち合いながら激しく動き回っている。

 

「ふん……いつまでつまらん小競り合いを続けるつもりだ、鉄屑。別に俺は構わんが……早くカタを付けねば、近くに居る人間共の身体が持たんぞ?」

 

 不遜な佇まいで鼻を鳴らすグールベレー隊員は、自分達の足下で怯えている避難民達への「影響」に言及する。ここの避難民達に起き始めている体調不良は、ストレスだけが理由ではなかったのだ。彼らが照射し続けているマイクロ波の「余波」も、避難民達の健康被害に繋がっていたのである。

 

「……」

 

 グールベレー隊員と対峙しているスパルタンシリーズ第11号機――「SPR-11アサルトスパルタン」。その仮面の戦士もそれを意識してか、「試製対改造人間用マイクロウェーブガン」の銃口を僅かに下ろしてしまう。だがグールベレー隊員はその隙を狙い、容赦なくマイクロ波を撃ち込んで来た。

 

 無論、そのまま喰らうアサルトスパルタンではない。彼は脚部のホバームーブユニットによる高速機動で、相手のマイクロ波を回避して行く。バックパックに接続された、傘のように頭を覆うレドーム。両肩部、腰部に搭載された電子戦用レーダー。後腰に装備された小型大容量エネルギーパック。それらの重装備を抱えていながら、彼は素早く軽やかに屋上を滑り、マイクロ波をかわしている。

 装甲色が銀から都市迷彩に変わった「シャドームーン」……のようにも見える外観だが、各部に搭載された電子戦用の装備によって、そのシルエットは似ても似つかないものとなっていた。

 

 この機体は本来、索敵及び電子戦用に製造された試作機「エレクトロニックスパルタン」だった。しかしシェードに対抗するべく、単騎での戦闘力を高める方針に転換された結果、「アサルトスパルタン」として生まれ変わったのである。今のこの機体は、戦うために生み出された闘争の申し子なのだ。

 

「……偉ぶってる割には、随分とセコいことを言うじゃねぇか。散々見下して来た『ただの人間』相手に、真っ向勝負で勝てる自信も無ぇか?」

 

 その外骨格を纏うガルス・ショウグレン少尉はやむなくマイクロ波を撃ち返しながら、嫌味たっぷりに呟く。第4基地きっての不良士官だった彼は、その肩書き通りの悪態を露わにしている。

 だが、その視線は度々足元の先――避難民達の方へと向けられていた。どれほど不良と言われようと、彼も国民を守るために銃を取った軍人。苦しんでいる人々を放っておくことなど出来るはずもないのだ。

 

(……このままマイクロ波の撃ち合いが長引けば、俺が平気でも下に居る避難民達が耐えられねぇ。だが俺がこの勝負から降りたところで、奴はお構いなしに照射を続ける。……流れを変えるしかねぇってこったな)

「この俺と対等に渡り合える機動力と火力……確かに、人間風情にしては上出来だ。しかし、所詮は付け焼き刃の技術で急造された鉄屑。ここまでが限界だったようだな」

「……」

 

 思考を巡らせるアサルトスパルタンに対し、高慢な態度を見せるグールベレー隊員。その佇まいを冷ややかに睨み付けるアサルトスパルタンは、嘲笑うような笑みを溢していた。

 

「……黙って聞いてりゃあ、随分と自分を卑下するじゃねぇか。そういうことは思っていても口にするものじゃないぜ? 東洋には『言霊』って概念があるが……ネガティブな言葉は、自ずと悪い結果を引き寄せちまうもんだ」

「卑下だと? 解せんな、なぜそうなる」

「だってお前……さっきからずっと、自分は鉄屑以下(・・)ですって言ってんだぜ?」

 

 それは、自分の方が格上(・・)であることを前提とする言葉だった。その侮辱に青筋を立てるグールベレー隊員は、マイクロウェーブガンを向けながら一気に突撃して来る。

 

「……口の減らない男だッ!」

「お宅の教官は教えてくれなかったのか? 無駄な怒りは目を曇らせるってよッ!」

 

 相手の怒りを誘って「隙」を引き出したアサルトスパルタンは、仮面の下で不敵な笑みを浮かべながら、ホバーユニットで鮮やかに地を滑る。その挙動に翻弄されるグールベレー隊員は、マイクロウェーブガンで捉える前に背後を取られてしまった。

 

(速いッ……! しかもホバー移動では奴の動きが読みづらいッ……!)

 

 単純な移動速度ならグールベレー隊員の方が僅かに上。しかし自分の足で移動する彼とは違い、アサルトスパルタンはホバーユニットの推力で動いている。そのため、足の動きを見て次の行動を予測することが通常よりも困難なのだ。

 

「……こいつは授業料だぜ」

 

 敵方のマイクロ波を紙一重でかわしながら背後を取ったアサルトスパルタンは、装備を「試製対改造人間用バズーカ」に切り替え、その砲口をグールベレー隊員の背に向けた。間髪入れず引き金を引き、特製の弾頭を撃ち放つ。

 

「ありがたく喰らいッ――!?」

「――喰らうのは貴様だァッ!」

 

 だが。バズーカ系統の装備を持っていたのは、グールベレー隊員も同じであった。しかも「上位互換」である彼の武器の方が、弾速も上。振り向きざまにバズーカを構えたグールベレー隊員は、瞬く間に迎撃の1発を撃ち放って来る。

 その弾頭はアサルトスパルタンが撃った砲弾と激突し、苛烈な爆発を引き起こしていた。先に撃ったのはアサルトスパルタンの方だが、弾頭はグールベレー側の方が遥かに速い。そのため、より強い衝撃を浴びせられたのは――アサルトスパルタンの方だった。

 

「ぐわぁあぁあッ!」

 

 爆炎に飲み込まれ、バズーカを手放しながら吹き飛ばされて行くアサルトスパルタン。戦う前からすでに満身創痍だった彼の鎧はさらに深く傷付き、もはや戦闘機能を維持していること自体が奇跡と言える状態となっていた。仰向けに倒れた彼を冷たく見下ろすグールベレー隊員は、不遜に鼻を鳴らしてとどめを刺そうとしている。

 

「ぐ、うぅッ……!」

「ふん、手こずらせおって。……最期の情けだ、神に祈る時間くらいはくれてやる。祈りが届けば、願いを叶えてくれるかも知れんぞ?」

「……へっ。それじゃあ、お言葉に甘えて祈らせて貰おうか。てめぇがさっさとくたばりますように、ってよ」

「最期まで……口の減らない男よッ!」

 

 どれほど追い詰められても悪態が止まないアサルトスパルタン。そんな彼を今度こそ完全に黙らせるべく、グールベレー隊員はナイフを引き抜き、彼の喉首にその刃を突き立てようとする。まさしく、絶体絶命であった。

 

「……!?」

 

 その時、アサルトスパルタンの視界に人影が映り込む。グールベレー隊員の背後――教会の鐘がある高台。そこによじ登ろうとしていた1人の少年兵が、アサルトスパルタンの目に留まったのだ。

 

(あいつ……確かこの下に居た、上杉とかいう外人部隊の……!?)

 

 その少年兵の正体は、この教会の中に居た上杉蛮児。彼はアサルトスパルタンを救うため、無謀を承知でここまで登って来ていたのだ。さらにその手には、アサルトスパルタンが先ほど手放したバズーカが握られている。

 

 改造人間に対抗するために開発された、スパルタン用の特製バズーカ。それを生身の人間が使おうものなら、どれほどの「反動」が襲い掛かって来るか。並の人間なら、容易く想像が付くことだろう。

 

 だが、上杉蛮児という男にその常識は通用しない。並の人間を遥かに上回る体力を持ち、なおかつ並の人間よりも遥かに馬鹿な彼は、「アサルトスパルタンを救う」ことしか頭にないのだから。

 

「喰ッ、らえぇえぇーッ!」

「なっ……!? ぐぉあぁあぁあッ!?」

 

 スパルタン用のバズーカを軽々と構えた彼は、そのままグールベレー隊員の背に弾頭を直撃させてしまう。生身の人間が外骨格ありきの武装を使う事態など想定外だったのだろう。予期せぬ攻撃を背に受けたグールベレー隊員はナイフを落とし、背中を押さえてのたうち回る。

 

「ごへぇっ!?」

 

 一方、あまりの「反動」に吹き飛ばされた蛮児は教会の鐘に頭をぶつけてしまい、盛大な音色をこの空に響かせていた。そして、そのまま目を回して昏倒してしまう。

 

「ふ、ふへへ……ざまぁ、みやがれぇ……!」

「あのガキ、無茶しやがって……! 外骨格も着ないでスパルタン用のバズーカを撃つなんて、死ぬ気かよッ……!」

 

 その様子を見届けたアサルトスパルタンは彼の身を案じながらも、最後の力を振り絞って立ち上がって行く。こうなってしまったからには、恐らく彼もグールベレー隊員のターゲットにされてしまっただろう。彼に危害が及ぶ前に、勝負を付けなければならない。

 

「ぬぁああッ……! と、取るに足らん兵卒の小僧にこの俺がぁあッ……!」

「……だが、悪くない働きだぜ新兵(ルーキー)。いや……上杉蛮児1等兵ッ!」

 

 背中の肉を抉られながらも、何とか体勢を立て直したグールベレー隊員。彼は憎悪に満ちた眼で蛮児を睨み付け、気絶している少年兵に引導を渡そうとしていた。

 アサルトスパルタンは、その「隙」を決して見逃さない。蛮児を救うべく、この戦いに決着を付けるべく。グールベレー隊員が落としたナイフを拾い上げ、一気に飛び掛かった。

 

「ぬぐぅうぅッ!? こ、このくたばり損ないがッ……!」

「生憎だが、マルコシアン隊はそんな馬鹿ばっかりなんでねッ……!」

「ぐぅううぅッ……!」

 

 グールベレー隊員を仰向けに押し倒し、馬乗りの体勢に持ち込んだアサルトスパルタンは、逆手持ちのナイフをグールベレー隊員の胸板に突き立てようとする。対するグールベレー隊員も彼の腕を掴み、刺突を阻止しようとしていた。

 

 両手でナイフを握り締めるアサルトスパルタンは、全力で体重を乗せて刃を突き込もうとする。その構えは奇しくも、神に祈る信徒のようであった。

 しかし単純な膂力は、グールベレー隊員の方が遥かに上。アサルトスパルタンの奮戦虚しく、ナイフを握る腕は徐々に押し返されようとしていた。

 

(……く、ふふっ、やはり所詮は人間共が拵えた急造機……! この程度の膂力、俺の腕力なら簡単に押し除けられるわ……! どこまで行っても貴様達人間は、俺達の領域には決して届かぬということよッ……!?)

 

 だが。グールベレー隊員が勝利を確信した、その時。彼が背中を預けている屋上の一部に亀裂が走り、崩れ落ちようとしていた。

 2度に渡る弾頭の爆発が影響しているのだろう。まるでグールベレー隊員を地獄に堕とそうとするかのように、屋根が崩れ始めて行く。

 

「ぬッ……うぅッ!? や、屋根が崩れッ……!?」

「どうやら……『天罰』が降る時が来たようだぜッ!」

「なんだと……!?」

 

 その事態を察したアサルトスパルタンは仮面の下で不敵な笑みを浮かべ、その場から飛び退いて行く。そんな彼を追い掛けようと、グールベレー隊員も身を起こすのだが――彼が立ち上がるよりも先に、屋根の一部が完全に崩壊してしまった。

 

「うぐぉおおぉおッ!?」

 

 まるで、地獄へと続く落とし穴のようであった。べキリ、という鈍い音と共に屋根の一部が崩れ、グールベレー隊員の身体が墜落して行く。

 無論彼は、教会の高さから落ちたというだけで死に至るような、柔な改造人間ではない。だが彼が落ちた先は、教会内に聳え立つ巨大な十字架の真上(・・)であった。その先端は槍のように鋭利だ。

 

(十字架の先端……!? い、いや大丈夫だ! 強固な外皮を持つこの俺の肉体が、あんなものに貫かれるはずがッ――!)

 

 彼自身が考える通り。「強固な外皮」を有している彼の肉体ならば、十字架の先端程度で貫かれることなどない。十字架の方がへし折れてしまうだろう。

 

 だが、それは彼の肉体が――彼の背中(・・)が、「外皮」を維持していればの話。対改造人間用バズーカで背中を撃たれ、外皮どころか肉まで吹き飛ばされている今の彼では、十字架の先端程度(・・)にも耐えられない。

 

「がぁ、はッ……!? こ、こんなッ……馬鹿なぁあッ……!」

 

 ヒトであることを捨て、ヒトの理から外れた愚かな怪物。その肉体は地獄に落ち、十字架によって容赦なく貫かれてしまう。

 背中から十字架の先端に墜落し、刺し貫かれてしまったグールベレー隊員。彼は人間兵器である自分が、兵器ですらない存在によって倒された事実に驚愕しながら、絶命して行く。

 

 その瞬間を目の当たりにした避難民達は、グールベレーの戦闘員が「神の裁き」を受けている光景に、ただただ圧倒されるばかりとなっていた。幸い、出入り口の前に集まっていた彼らは屋根の崩落に巻き込まれずに済んでいたらしい。

 

「……てめぇの言う通りだったな。今日の神様は気前がいい」

 

 一方。グールベレー隊員の「最期」を屋上から見下ろしていた、アサルトスパルタンことガルスは、仮面を外して神妙な表情を浮かべていた。力に溺れた改造人間を憐れむ彼は独り、愛用の煙草を燻らせる。そこから立ち昇る煙はまるで、天に旅立つ霊魂のように空の彼方を目指していた。

 




 今回はアサルトスパルタン回。次回以降も読者応募キャラ達がどんどこ出て来ますので、どうぞ最後までお楽しみに!٩( 'ω' )و

 さてさて、それではここで大事なお知らせ。現在、X2愛好家先生が本作の3次創作作品「仮面ライダーAP外伝 Imitated Devil(https://syosetu.org/novel/316771/)」を連載されております。本章から約10年後の物語である外伝(https://syosetu.org/novel/128200/44.html)から登場した「仮面ライダーオルバス」こと忠義・ウェルフリットが主人公を務めております!
 こちらの作品の舞台は、本章から約12年後に当たる2021年7月頃のアメリカ。悪魔の力を秘めたベルトを使う、ジャスティアライダー達の活躍に焦点を当てた物語となっております。気になる方々は是非ともご一読くださいませ〜!(*≧∀≦*)

 さらに現在は、ダス・ライヒ先生の3次創作作品「仮面ライダーAP アナザーメモリ(https://syosetu.org/novel/313018/)」も公開されております! 本章から約11年後に当たる2020年8月頃を舞台としており、こちらの作品では数多くの読者応募キャラ達が所狭しと大活躍しております。
 多種多様なオリジナルライダーやオリジナル怪人達が大暴れしている大変賑やかな作品となっており、さらには本章の主役であるジークフリート・マルコシアン大佐も登場しております。皆様も機会がありましたら是非ご一読ください〜(*^▽^*)

Ps
 教会ステージといえばクライマックスヒーローズ。昭和ライダーが実装されてからは2号やシャドームーンばっかり使い込んでたなぁ……(*´꒳`*)

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