今回は文字どうり鎮守府を探索する回です。
大鷹が神鷹に見せる、『大鷹』としての姿をご堪能ください♪
鎮守府探索-壱
「_すよ_神鷹、朝ですよ!」
「・・・んぅ。」
・・・ん。もう朝かぁ・・・
あ~眠い・・・最近の無理で疲れてるのかな・・・?
なんか呆けた声出てしまったけどいいよね。二人だし。
・・・ん? 二人?
「うへぇ!?」
「何をそんなに驚いているの?」
「あ、あぁ、うん。なんでもないよ? 大鷹。」
「それならいいのだけれど・・・」
・・・そうだった、昨日からこの鎮守府_
_呉鎮守府第1057泊地。
ここの所属になることになって、大鷹と一緒の部屋になったんだっけ・・・
「朝ごはんは作ってありますから、顔を洗ってらっしゃいな♪」
「ん、ありがとう。」
ちなみに今日の朝ご飯は、
麦飯に沢庵、味噌汁と目玉焼きでした。
・・・うん。美味しい♪
それで、やっぱりというか_
『
昨日も初対面だったにもかかわらず『また会ったね』みたいな感じで会話してたし。
「・・・神鷹?」
「あ、考え事してただけ。気にしなくていいよ。」
「そう・・・。 今日は鎮守府を案内するので準備をお願いね。」
「わかった。 食べ終わったら準備しておくよ。」
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「じゃあまずは今私たちがいる、空母寮から回るわね。」
「うん。」
「まずは今私たちがいる軽空母エリアから。」
どうやら空母寮と言ってもエリアがあるらしい。
ということは他の寮もエリアがあるということだろう。
続けて大鷹から説明を聞いていく。
「まず、ここのエリアには軽空母の皆さんとあきつ丸さんの部屋があって。」
「それで、私たちがいるところが軽空母エリアの奥の方なの。」
そうやって説明を受けつつ何階か階段を降りると、そこで出会ったのは_
「お、新入りじゃーん! 神鷹・・・だっけ?」
「えぇ。 そちらは・・・隼鷹さん、でしたよね。」
「おうおう! そうだよ~。」
_隼鷹。
軽空母の中でもなんやかんやで終戦まで生き残った幸運の持ち主。
確か艦これにおいては軽空母にして高い搭載数を持ち、低速でありながらそれなりの回避を持つという極めて実力的にも有数の空母なのだが・・・
同時に酒豪の一人にも数えられる、印象の強い人物だったはずだ。
「隼鷹さんはどちらへ?」
「おぉ、大鷹じゃん。 いやさ。お酒買ってきたから部屋に戻って冷蔵庫に入れようと、ね。」
「それはそれは。 飲み過ぎると飛鷹さんに怒られますよ?」
「わかってるって。 大丈夫だいじょーぶ!」
・・・やっぱりか。
飛鷹に心の中で応援と励ましの言葉を送りながら階段を降りていき、
そこから廊下を歩いていき_
「ここから先は正規空母のエリアになるの。」
まだまだ鎮守府の探索は終わりそうにない。と_
_いつもより長い一日を、覚悟するのだった。
というわけで、空母寮:軽空母エリアについて探索をしました。
書類上とはいえ姉妹艦。 故に敬語を使わない大鷹を皆様はどう感じましたか?
次回は正規空母のエリアになります。