けれどもまだ安泰はやってこないようで・・・?
今日は提督室に呼ばれることになっている、そのため大淀さんに案内されてやってきたのだが・・・正直、緊張している。 ・・・提督、かぁ。 どんな人だろうか・・・
「・・・神鷹です。」
「入れ。」
ドアをノックして提督から許可を貰い、提督室に入る。
正直言って不安でしかないのだよ。
だってあれだよ?
艦これで実装されてないってことはこの世界において神鷹は私だけでしょう?
・・・となると、考えられるのは3つ。
①大本営行き、安全は保障できない。
②実験台行き、安全は保障できない。
③ここの鎮守府の艦娘として活動する。
・・・・・うん、③以外救いがないね。これ。
「『神鷹』・・・といったね。」
「は、はい!」
「・・実は、大本営に連絡を入れたんだが・・・」
「えっ」
あ、これ駄目な奴だ、私の人生が1週間と持たずに終わるやつだ・・・
と、頭の中でまさに 『onz』 の形をとっていた次の瞬間。
「君を、今日付けでこの呉鎮守府第1057泊地の所属艦娘とすることにした。」
「_っ!? ありがとうございます!」
助かった・・・
まるでコロンビアのポーズでも取りそうな程に勢いよく頭を下げる。
全身からそれはもう
「で、それでだ。君の部屋を駆逐艦寮の方に用意させたのだが・・・」
「提督、私空母ですよ?」
「えっ」
「えっ」
・・・・・やばい、凄い気まずい・・・
「・・・空母であるという証拠は?」
「・・・艤装を見てもらえればわかるかと。」
そして展開した空母としての艤装を見せたのだけど・・・
やっぱりこの姿じゃそういう風に見えるのか・・・ねぇ?
「・・・わかった。ちょうど空母寮の2人部屋で一人分空いている所があるから、そこに入るといい。」
「ありがとうございます。 ・・・ちなみにもう一人の方は?」
「大鷹だ。」
「ありがとうございます。」
「では失礼しますね、提督。」
そのまま部屋をでて、ある程度歩いた所でふと気付く。
「あ、しまった・・・案内して貰わなきゃ・・・」
そう。案内されていたから気づかなかったが、私はあまりここを知らないのだ。
故に部屋を教えてもらわなければならない。 ・・・というわけだ。
そうして部屋に着いたのは1時間後、その上でさらに荷物を空母寮の自室に運んだため、余計に時間がかかってしまったのだった。
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「お久しぶりです。神鷹。」
「そちらこそ、元気そうじゃん? ねぇ、大鷹?」
部屋で大鷹と会ったが、元気そうで何よりですよ。
まぁそれはいいとして・・・
「頼みたいことがあるんだけどさ。」
「どうしました?」
「明日鎮守府を、案内してくれない?」
「あぁ~・・・神鷹は今まで客人扱いで案内人が付いてましたものね・・・」
「そうなんだよね。だから工廠とか食堂とかを知らないの。」
「ん~・・・まぁもう夜も遅いですから、今日は寝ましょう?」
「え? ・・・うわ、もう
「ほら、あくび出てますし、ね?」
「はいはい・・・わかったよぉ。」
というわけで提督に駆逐艦と間違えられた神鷹。
今日は空母寮にて部屋を決めてもらい、寝ることに。
連載が続くかどうかっていう不安はこんな感じなんですね・・・
自信をもって、連載、頑張ります!