私、これでも空母なんですっ!   作:テディア

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さてさて、今回はあれに行くことになるようですが…?


鎮守府探索-拾壱

 

まぁ、あれからの話だけども、駆逐艦寮も結構大きかった。

そのため、色々としていたらもうすっかり夕暮れ時である。

時間が経つのは早いのか遅いのか・・・永遠の謎だね。

ちなみに色々というのは、

 

洗濯や皿洗いをして部屋を一旦片付けたり、

大鷹と一緒に運動する駆逐艦や軽巡達におにぎりを差し入れたり、

足りない調味料や食材を酒保に2人で買い足しに行ったり。

 

そんなものである。

 

現在はその酒保から荷物を持ちつつ部屋に帰る途中。

初めて2人で酒保に買いに行ったが・・・。

二人で喋りながら足りないものを思い出しあったり、

あれやこれやと探したり歩いたりして楽しかった。

大鷹も楽しそうだったしね。

 

・・・あれ?

まって、何か忘れてる気がする・・・。

思い出せない、あと少しで思い出せそうなのに・・・。

思い出せないのなら聞けばいい。酒保と同じである。

その理論で大鷹に話しかける。

 

「ね、ねぇ。大鷹?」

 

「神鷹?・・・どうしたの?」

 

「私たち、何か忘れてる気がするんだけど。」

 

「何か忘れてる・・・?」

 

「いや、こう・・・。夜に何かあったような・・・。」

 

そう、夜に何かあったはずなのだ。

22:00(フタフタマルマル)・・・

23:00(フタサンマルマル)・・・

北上と大井から何か聞いていたような・・・?

 

「_夜・・・?間宮さんが関わってたような・・・?」

 

間宮・・・鳳翔さん・・・

そうだった!昨日と明日は間宮さんと鳳翔さんの共同作品の試作品の甘味、

それを発売する前の試食会があるってことを忘れてた・・・。

 

「・・・しまった。」

 

「えっ?」

 

「大鷹、今何時?」

 

「えっと・・・17:38(ヒトナナサンハチ)かしら?」

 

17:38(ヒトナナサンハチ)22:00(フタフタマルマル)から始まるから・・・。

5分前到着で残り4時間17分だとして・・・間に合うね。

 

「・・・そっか、間に合うね。じゃあ帰ろう大鷹。」

 

「え、うん。それはいいんだけど。後で何がそれなのか教えてね?」

 

「わかったよー。ほら、時間あるし準備もあるから。ね?」

 

というわけである。

___________________________________

 

さて、と。

 

取り敢えず私服で来ている訳だけど・・・。

私、制服しかなかったんだよね。だから大鷹のを来ているんだけどさ。

あと来るのが早すぎて、中で待つ羽目になってしまった。

 

・・・はぁ。

女の子の服ってあれだね、やっぱり色々とあるわ。

普通のTシャツやパーカーとかに始まり、

着るのも脱ぐのも面倒な奴とか。

 

まぁ、そうだね。

いい笑顔をした大鷹に着せ替えさせられたって言えばいいのかな・・・。

 

___________________________________

 

 

しばらく前。

 

「_駄目よ。ちゃんとしないと・・・ね?」

 

「だって_」

 

「だってもへちまもありません。私はお姉ちゃんなんだから頼るべきなの。」

 

「うぅ・・・。」

 

そう、準備して待機していたら大鷹が

「いつもその服しか着てないなんて・・・服が無いのは分かるけど、こういう時には可愛くしていくものよ?そもそも神鷹は可愛いんだし、たまには・・・別の服も着るべきね。安心して?私のを貸してあげるから。」

と言い出し始めたのですよ。

まぁ抵抗はしたけれど・・・無理でした。

というわけで最終的には_

 

「こんなのは・・・どう?」

 

「・・・スカートが長いし転びそうだから無し。」

 

「そんなに顔真っ赤にして・・・あ、そうだ。」

 

大鷹がなにか閃いたような声をあげる。

嫌な予感がするのだけど・・・?

 

「何か__っ!?///」

 

「ブラは普段から付けてないのは分かってたけど…これくらいの大きさなら問題なさそうね…。」

 

急に大鷹が服の中に手を入れ、胸の辺りを触ったり揉んだりしてくる。

流石に不意打ちはないから!ありえないから・・・!

まぁ、その・・・。こういう感覚は初めてだし・・・。

全身がほんの少しずつ火照ってくる。しかも後ろからがっちりホールド済み。

 

「んっ__ちょ、やめ_!」

 

「丁度いいくらいじゃないかしら?さて、じゃあ他の服も試しますよ♪」

 

___________________________________________

 

この辺りで思い出すのをやめた。

致し方なし。まぁ、それに_

 

「あっ、来てたんだー。」

 

「昨日は来なかったから来ないのかと思ってましたけど・・・。」

 

「まぁ私は来ると思ってたからねー。」

 

「北上さんに負けました・・・。」

 

「ふふーん。賭けは勝ちだね、今度間宮さんの所に連れてってよ、大井っち♪」

 

「まぁ、3割は受け持ってくれる辺り流石は北上さんですね。」

 

_他の艦娘達もどんどん来てるし。

・・・というかいつの間に賭けなんてしてたんだろ・・・。

 

「神鷹?そろそろ時間だけど・・・。」

 

「あぁ、うん。わかった。」

 

さて・・・じゃあそろそろ行きますかね。

楽しみだなぁ、試食会!

 




一話に収まりきらなかったですね・・・。
というわけで試食会です。他に誰が来ているのかは後々わかります。 


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