私、これでも空母なんですっ!   作:テディア

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今回は探索というより途中経過です。
少しだけ軽く飯テロを意識した箇所を入れてみました。
夜中に見る際は該当する所に脳内でフィルターを入れることをお勧めします。


鎮守府探索-肆

 

_12:00(ヒトフタマルマル)

私は午前の鎮守府巡回を一度区切って部屋に戻り、ご飯を食べている。

それにしても、艦これの世界(こっち側)に来るまでこんな女の子にご飯作って貰えるなんて考えたこともなかったわ・・・。 え? 今はお前も女の子だろって? むしろロリ? 

うるせぇ、細けぇことはいいんだよ!

 

「・・・神鷹は、この鎮守府をどう思ってる?」

 

「ん? 普通の鎮守府だと思うけど?」

 

「・・・そう。 それならよかった。」

 

「どうしたのさ。 急にお通夜みたいな雰囲気出して。」

 

「いえ。_少し、心配になって、ね。」

 

「何がさ。」

 

「神鷹が初めてここに来た時あまりいい装備も持ってなかったし、普通の生活をしてないように見えたからもしかしてそういう鎮守府から逃げて来たんじゃないか、って・・・」

 

・・・なんてこったい。

確かにまともな生活なんてしてなかったし、装備も廃墟から必死の思いで探し当てたものだけど・・・。 まさかこんな勘違いをされていたなんて。

いやー、というかさ・・・ねぇ?

 

「あははは!」

 

「? いきなり笑いだしてどうしたの?」

 

「いやだって! そういう鎮守府って! 」

 

「!? 私はまともに心配してるのよ!?」

 

「うんうん、ありがたいけどさ。 _別に私は鎮守府から逃げてきたわけじゃないよ。」

 

「・・・じゃあ、どこから来たの?」

 

「気が付いたら島にいたから近くにあった廃墟の中からこの装備引っ張りだして航海してきた。」

 

「・・・へ?」

 

「目覚め、島。 廃墟から開発。 ここまで冒険。 把握した?」

 

「え、えぇ。 北上達の件といい結構無茶苦茶するわね、貴女。」

 

「そうかな?」

 

「これらを無茶と言わず何というのよ・・・」

 

そうこうしている間に完食した。

やっぱりしば漬けって美味しいんだよね。 あの酸味とかが。

あ、ちなみに今日は

しば漬け・麦飯・お吸い物・鯖の塩焼き・お茶でした。

しかし。焦げずにしっかりと狐色の焼け目が付いた上に程よい塩加減の鯖とか、きちんと出汁の効いたお吸い物とか、冷水で時間をかけて出したお茶とか。

このクオリティよ。 何?花嫁修業でもしたの? 鳳翔さんの料理とか想像できんわ・・・

 

というわけで_

 

「ご馳走様でした。」

 

「はい、お粗末様です。 じゃあしばらくしたら今度は巡洋艦寮に行くわね。」

 

「はいはーい」

 

_____________________________________

 

えー、現在13:00(ヒトサンマルマル)

巡洋艦寮に向けて歩いております。それにしても_

 

「賑やかだよねー。」

 

「えぇ、そうね。 おかげで退屈はしていないわ。」

 

巡洋艦寮に行く道中。

今までも道端で駆逐艦や巡洋艦には会ってたけど・・・

昼になったからか、余計に賑やかさが増している。

例えば_あそこの二人組。

 

「雪風ぇ、おっそーい!」

 

「待つです島風! また廊下走って! ただでさえ島風は早いんですから廊下なんて走ったら_」

 

「おうっ!?」 「ひゃあっ!?」

 

「_あぁ、もう。 またですか・・・はぁ。 熊野さん、けがは?」

 

「・・・だ、大丈夫ですわ。 淑女とはいついかなる時も寛大に、寛容に。ですの!」

 

「ごめんなさい・・・。 この40ノット(駆逐艦)には厳しく言っておきますから。」

 

「えぇ、他の子がけがでもしたら困りますわ。」

 

「ほら、行きますよ島風。」

 

「タービン周りも・・・整備したい・・・」

 

「明石さんにでも頼むことです。」

 

・・・またってことは何回も衝突してるのか。

まぁいいや。 こんな風に、喋りながら歩いていく娘、挨拶してくる娘など、色々と賑やかな鎮守府を眺めていると_

 

「はい、着いたわ。ここが一番鎮守府で大きい寮、巡洋艦寮よ。」

 

_目的の寮にたどり着いたのだった。




どうでしたか?
それにしても私は 雪風×島風派 なのですが皆様はどうでしょう?

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