かのディムさんを始めとした先輩たちに影響を受けまして・・・
ご容赦・ご指摘、並びにこの作品を楽しんでいただけたら、と。
特設航空母艦『神鷹』の目覚め
_それは、唐突だった。
引き寄せられる感覚、夢のような視界。 _そして、眼前に広がる炎。
「______っ!?」
・・・次に見たのは、砂浜と海。
「・・・は? ここは、どこ?」
「というか、この感じは・・・」
気づいてしまう。
自分自身の声が『
「・・・・・」
「まぁ、取り敢えずは状況を確認しないとだな。」
「まず、海面で確認を・・・」
そこに映し出されたのは絹のような白いロングヘアーに翡翠色の瞳をした女の子だった。
「・・・誰だ? ・・・いや、俺だな、うん。」
頭の中にあるこの『女の子』の情報は
・名前は 特設航空母艦『
・ドイツの客船『シャルンホルスト』から呉工廠にて改造された。
・現在、深海棲艦と艦娘・人類の戦争が起こっていて自分は艦娘である。
・その他割愛
そしてそこから出る答えは。
「・・・なるほど、もしかしなくてもこれは・・・」
「艦これの世界に来たのか・・・」
『艦これ』。それは自分自身も以前やっていた説明不要なあのゲームだ。
そもそも、いつものように始めようとしたら目の前がぼやけて光で見えなくなったのだからどうあがいてもこれはあれだろう。トリップとやらだろう。
「さて、と・・・」
改めて水面を鏡として今の自分を_『神鷹』を確認する。
雪のような髪、綺麗な翡翠色の瞳。そして程よい、しかし確かな白い肌。身に着けている服装はあの駆逐艦『
なによりも、その『駆逐艦のような』その体が余計にその可愛さに拍車をかけている。
「・・・空母・・・だよな?」
参考:艦時代の全長
神鷹→198m
龍驤→180m
「・・・・・これはどうなるんだろうな?」
もしも龍驤と会ったら背比べをしようと考えつつ、さっきから後ろで異様な存在を放っていたこの廃工場、廃工廠を振り返る。
「まずは安全な所を確保しようか、その上でここを出るべきだろうし。」
「お邪魔しまーす」
派手な軋みと共に扉を開けて中に入る。
「にしても・・・ここって・・・」
そこにあったのは、炭化した施設の椅子や机。
その中に紛れる12.7㎝連装砲の残骸などが散乱しており、何が起こったのかを物語っていた。
「・・・・・仕方がない。使えそうな装備を探そうか。」
__5時間経過_
「・・・ふぅ~ 終わったぁ~。 というかもう夕暮れかぁ・・・」
結果
・九六式艦戦×1
・休憩できるスペース
を確保した。
「今日は寝て、明日この機体の確認をしようか・・・」
「どうするかな、これから・・・」
こうして、明日の水平線を拝めるかわからない生活が始まるのだった。
※可愛いからということで一人称を変えるようです。