思いついたら書く短編集   作:荒潮提督

7 / 18
くろめちゃん好きすぎて救済ルート書いちゃった♡


暗黒の星を照らす光

『ひっく・・・ぐすっ・・・誰か・・・うずめを助けてよぉ・・・』

『ここどこだ?・・・ん?どうしたの君?』

『ふぇっ・・・?だ、誰?』

『どうしたの?なんで泣いてるの?』

『ほっといてよ・・・君には関係ないだろ?』

『泣いてる子がいるのに放っておけるわけないだろ?少し話を聞かせてよ。もしかしたら力になれるかも知れないからさ。俺、織斑一夏!君、名前は?」

『・・・天王星うずめ』

 

 

 

 

アイツとの最初の出会いはこんなだった。

女神としてプラネテューヌを良くしようと頑張っても中々上手くいかず、逆に国民から石を投げられたり暴言を吐かれたりして・・・そんな日が続いたある日、私は仕事をサボってプラネテューヌ外れの川で泣いていた。

そんな時だ、アイツに出会ったのは。

あの時のアイツはゲイムギョウ界に迷い込んで来てしまって当時はまだ幼かった。

アイツと一緒にイストワールの所に戻りイストワールと喧嘩して、仲直りして、一緒にプラネテューヌの事を良くしていこうと誓った。

アイツ・・・イチカとは数日間一緒にゲームをして遊んだりして楽しく過ごしたがアイツはゲイムギョウ界の住人ではない。

元の世界に帰らなければならなかった。

 

 

 

 

『イチカ・・・ほんとに帰るのか?もう少しゲイムギョウ界にいても良いんじゃないか?』

『うずめ・・・俺もそうしたいけど俺の家族が帰るのを待ってるんだ。だから、帰らなきゃ』

『・・・そうだよな。イチカにも帰るところがあるもんな』

『うずめ・・・こっち向いて』

『ん?どうsんむぅっ!?』

『・・・ぷはっ。俺の気持ち、伝わったか?』

『ふぇっ?・・・ほにゃにゃにゃ・・・い、いいいいきなりにゃにを!?』

『俺だってうずめと別れたくないよ!大好きな人と離れたくないよ!でも、帰らなくちゃ。千冬姉や円香が心配してる』

『う、うずめもイチカの事が好き!大好き!だから約束!いつか絶対また会うって。約束して?』

『ああ、約束だ。絶対に会いに来る!絶対に!』

 

 

 

 

 

 

 

こうしてイチカは元の世界に帰り俺はイストワールと一緒にプラネテューヌを良くしようと頑張って来たが・・・今や俺は闇に染まり世界を滅ぼそうとしている。

アイツが見たらどう言うだろうか?

怒るだろうか?呆れるだろうか?

だけど、もう何年も会っていない。

約束を忘れてしまったのでは無いかと思った・・・だが、アイツは再び俺の前に現れた。

また迷い込んで来たみたいだが今度は違う、俺を助ける為に女神となって。

 

 

 

 

『助けに来たようずめ。さあ、帰ろう?プラネテューヌに』

『助けに来た?帰ろう?ふざけるな!今更どの面下げて俺の前に現れた!また会おうと約束しておきながら何故今になって来たんだ!ずっと待っていたんだぞ!なのにお前は現れなかった!ずっと、ずっとずっとずっとずっとずっと!お前とまた会えるのを待っていたんだ!なんで、なんで来なかったんだよ・・・イチカ!』

『ごめんね、うずめ。遅くなった。でも、もう貴方を離さない。絶対に。一人ぼっちにはさせないようずめ』

『来るな・・・来るなよ!』

『嫌だ、うずめ今いくよ。もう絶対に離さないから』

『来るなって・・・言ってるだろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!』

『私の大好きな人が苦しんでるのに・・・放っておくなんて出来るわけないでしょうがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!少しは前みたいに素直になりなさいよ!ばかうずめ!』

 

 

 

女神化したイチカとダークメガミとなった俺の一騎打ち。

ネクストフォームとなったアイツは俺とたった一人で互角に戦った。

いつ終わるかも分からない戦い、だが終わりは唐突に訪れた。

 

 

 

『これでラスト!一閃必中!アンチェイドセイバー!』

『ウォォォォォォォォォォォォォォォ!!』

 

 

 

アイツの必殺技が炸裂し俺は倒れた。

変身が解けて落ちていく俺の手を掴み抱きしめるイチカ。

アイツの顔は泣いていた。

なんで泣いているのか、泣きたいのはこっちだよ。

願うならばこのままずっとこの夢を・・・。

 

 

 

 

 

ピピピッ!ピピピッ!

ガンッ

 

 

 

「・・・全くうるさいな・・・せっかく人が良い夢見ていた時に・・・」

 

 

 

・・・良いところで最悪のタイミングで目覚ましが鳴った。

俺は眠たい目を擦りながらベッドから降りリビングに向かう。

 

 

 

「おはよう、うずめ。ご飯出来てるよ」

「ああ、おはよう。イチカ」

 

 

 

うちの旦那(仮)が朝食を作っていた。

俺は今が1番幸せだよ、イチカ。

 

 

 

 

 

 

「うーん、やっぱり君の作るご飯は美味しいな」

「そう言われると料理人妙理に尽きるぜ。今日この後教会行くけど来るか?」

「ああ、一緒にいくよ。「オレ」の顔も見たいしね」

「ああ、あっちのうずめか。んじゃ、ご飯食べ終わったら行こうか」

「ああ、っと、御馳走様」

「お粗末様でした。じゃあ、片付けは俺がやるから準備してこいよ」

「わかったよ」

 

 

 

 

一夏とうずめ(くろめ)はプラネテューヌの教会に向かって歩いている。

女神化出来るのだから飛んでいけば良いのだがくろめが歩いていきたいと言ったので歩いている。

 

 

 

「〜♪」

「久しぶりだな、こうして2人で並んで歩くのは」

「ああ、いつもは飛んでいってたからね。たまには歩かないと」

「だな。だけど・・・お客さんだぜ」

 

 

 

 

バーチャフォレスト近くに家を構えているのでこうして歩いているとしょっちゅうモンスターが襲って来る。

今回はどうやらスライヌの大群の様だ。

一夏は大剣を、くろめはメガホンを構える。

 

 

 

「んじゃ、準備運動といきますか!」

「ああ、やろうか!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

織斑一夏(ブレイヴハート)

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

 

うずめ(くろめ)一筋の唯一の男性女神。

今はくろめと一緒に過ごしている。

 

 

 

 

 

暗黒星くろめ

 

 

 

ネプテューヌ VⅡではラスボスであり最終的にうずめとの一騎打ちで負けたが今作ではネクストフォームを使いネクストブレイヴとなった一夏のエクゼドライブ「アンチェイドセイバー」で倒され奈落の底に落ちていくくろめを一夏が救出、その際一夏自身が自分のシェアをくろめに分け与え消滅寸前だったくろめの存在を確立させ今に至る。

因みに一夏曰く何故くろめが自分の知っているうずめだと分かったのかというと「愛だから」だそうで。




くろめちゃん可愛いヤッター

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。