ぐだ男がサーヴァントとしてぐだ子に召喚されたそうです 作:橘 翔
カルデアライフセーバーは諦めていい?いいよね?( 涙目 )
あの後、
「こんにちは!実は近くで待ってたんだけど、みんな倒しちゃうなんて思ってなかったわ!」
「君たちの強さはよーくわかった。力になれるかどうか怪しいが、一緒に行かせてくれないか?」
マリー、アマデウスと合流し、
「マリーちゃん?素敵な名前ね!是非そうやって呼んで欲しいわ!」
「り、了解です、マリーちゃん」
「ごめんね、マリーはいつもこうなんだ。言い出したらテコでも動かない」
「アマデウスもマリーに対する変態性なら誰にも負けないくせにー」
「ちょぉ!?一体なにを言ってくれてるのかな!?」
「へぇー、そうなんだ」
「いや、違うんだマスター、それは」
『あれ?立花くん知らない?アマデウスは幼少期にマリー・アントワネットにプロポーズしているんだよ』
「あぁ、あれね!すっごく素敵なプロポーズだったわ!今でも思い出すと胸がドキドキしちゃう」
「ひゅー、熱いねぇ」
「僕の黒歴史を……」
少々騒がしくなりながらもオルレアンを目指し、移動していた。
うむ、もうそろそろかな。
「マリー、確かライダーだったね?」
「そうだけど、どうして?」
「オルレアンまでドライブしない?」
「まぁ、素敵ね!でも、実は移動手段を持っていないの。ライダーっていう点では期待に添えそうにないのだけれど」
「うむ、ということで後部座席に乗ってもらおうと思います!」
「ぐだ男?またなんかやらかすの?」
「もはやその扱いに慣れてきた節がある……」
宝具展開、
現れたのは黒塗りの車体。
『これは……』
「冬木の時のバイク?」
「あったりー!」
俺の宝具のもう一つの使い道、それが、
宝具
それによるメリットは2つ。
まず、魔力消費が極端に少ない。
元々、キマイラの群れに襲われた時に習得したものだったため、少ない魔力で如何に火力を出すか試行錯誤してたら出来た。
もう一つは、本来の宝具の8〜9割の力を発揮できる。
実は、
それはともかく、
この前乗せてもらった時にクセになったんだよね、このバイク。ヒャッハー!!飛ばすぜ!!
「これに乗ればいいの?」
「そ、振り落とされないようにしっかり掴まってて」
「マリーと相乗り……だと!?」
「(へ、ざまあアマデウス)」
「きぃいいいい!!!」
「アマデウス落ち着いて!!ぐだ男も煽るな!!てか、ほんとにドライブしに行く気!?」
「落ち着けマスター。恐らく敵陣営の様子見だろう」
「そゆこと。それにちょっかいかければ追加でサーヴァントを呼ぶのを阻止できないかなーって」
『なんだって!?あの黒ジャンヌはサーヴァントを召喚出来るのかい!?いや、だからこそのあの狂化が掛かったサーヴァントか!』
「ご名答、てことで行ってきマース」
「ちょ、なんでマリーまで連れてくのよ!」
「経過を見てマリーだけ返す!!俺は行けそうだったら攻め込む!!」
「相変わらず無茶苦茶ね!?」
「フルスロットルぅぅ!!」
一気にトップギアまで上げる。幸い、ここは街道だ。舗装されていて障害物は無いだろう。
「きゃ!こんなに速いの!?」
「慣れてくると楽しいよっと」
大体、200キロくらいか?さすが宝具、性能がぶっ壊れてやがる。
風になるぅぅぅぅ!!!千の風になるぜぇぇ!!ってそれは死んでるか。
―――◇◆◇―――
「見えてきた、オルレアンだ」
「えー、もうおしまい?楽しい時ほど時間って経つのが早いのね」
マリー王妃、途中から全力で楽しんでいらっしゃった。このお転婆娘は物事を楽しむ才能がありそうだ。今度はチキンレースとか教えてみたい(期待)
「とりあえず外周を回ってみる、警護が薄いようだったら俺が突っ込むからマリーはマスター達にそのことを伝えてくれ」
「ええ、わかったわ!」
とりあえず、正門は……
ッ!?
―――キキーッ!!
「きゃ!?どうしたの?」
「マリー、今すぐ戻って急ぐように伝えろ」
正門には、
邪ンヌが待ち構えていた。
「緊急事態だ。何らかの方法で居場所がバレてる」
「でも、逃がしてくれる気はなさそうね」
「あぁ……みたいだな」
真っ直ぐこちらを見据えて、凛とした声が届いた。
「まっふぇ………………待っていたわ、そこのサーヴァント!!」
「(噛んだな)」
「(噛んじゃったわね)」
何あのポンコツ聖女、可愛い。あ、涙目だ。
「いつもいつもなんで馬鹿にされるのよ!!呪いでも掛けてるの!?」
「いや、ただ単に君がポンコツなだk」
「来なさい、ファヴニール!!あの愚か者を焼き尽くせ!!」
「八つ当たり!?」
しかもここで邪竜か!!
「不味くないかしら?ここは私が……」
「おっと、舐めてもらっちゃ困るな」
そもそも、この第一特異点での俺の目標をなんだと心得る。
マリーを死なせないことだよ。
特異点での出来事だ。無意味なのかもしれない。それでも!
あの死に方は頂けなかったもんでね!
「えぇ、これくらいじゃ貴方は倒れないのでしょう?」
だが、ジャンヌオルタは不気味に笑う。
「なら、それ以上の憎しみで!怒りで!焼き尽くしてあげましょう!」
「おい、一体何を」
「ファヴニール!!私を
「は?」
主人に命令された通り、呪われた竜は彼女を喰らった。
「あはははは!!憎め、憎め憎め!!全てを燃やし尽くせ!!」
聖杯を得た邪竜はたちまち
一声吠えると
大地が震えた。
「おいおい、マジか」
額に冷や汗が浮かぶ。流石にこれは想定外だな……
マリーが心配そうにこちらを見ている。
どうするかね……
―――◇◆◇―――
『!?超巨大生体反応を確認!!オルレアンでだ!』
「ッ!!ぐだ男達は!」
『近い!恐らく襲撃に気づかれたんだろう!』
まぁ、アイツのことだ。その時のための対策もあるんだろう。
『……は?』
「?ロマニ?」
だが、その予想は裏切られる。
『反応が強化された……こんなのちょっとした魔術炉心並じゃないか!?』
「こちらでも確認した。なんて魔力だ」
「マリー……」
「だ、大丈夫ですよ!ぐだ男先輩なら!」
「いや、ヤバいかもしんない」
ぐだ男からぼんやりとだが伝わってくる焦燥、後悔、
恐らく彼は隠そうとして、それでも隠しきれていない。こんなこと今まで無かった。
「早く合流した方がいいかも」
ぐだ男でさえ苦戦する相手になにか出来るのだろうか?
みんなが顔を引き攣らせていた。
どうも、橘です
今回は短めかな……変なところで切ってしまいすいません。ここからまた説明が入るとグダってしまう気がしたので一旦切りました。え?いつもグダグダ?
べ、別にいいだろ!
オルレアンでのマリーが死ぬのは絶対嫌だったのでここでは死なさない。とかいいつつ危険に晒しててつらひ。
フレンド強いといいな……
イシュタルさん、ランダム効果のNPチャージ強すぎん?2回宝具撃てるんだけど……
ブリュンヒルデの単体宝具に惚れた……
ジャックは女性特攻効くし……
楽しいぃぃぃ!!
ただしセイバーは誰を借りるといいのか分からない模様。
あ、オルレアン編が終わると
僕のストーリーに追いつきます!!(白目)
なのでストーリーを進める間、日常っぽいのが入るのですが……(イベント回れない!?え!?フォウ君回収したならストーリーやれと!?)
召喚するサーヴァントをアンケートしたいと思います!票数の多さもありますが、僕の執筆のしやすさで選ぶつもりです。この鯖よく知らない……けど書くか!だと大事故起こす未来しか見えないので……すいません……多分一体。多くて二体の予定です。
ぜひ、この鯖がいるぐだ子ズカルデアを見てみたい!って子を推してくださいね!
感想が混雑するかもなので僕個人にメッセージを送ってもらえると助かります。もし間違えて感想に来ていてもカウントはしますのでご安心を!