赤毛の末裔少女   作:ココスケ

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第1話

上を向いて見ましょう。

リンゴ、ブドウ、梨、栗、イチゴなどといった果物オールスターズ的なカオスな木がありますね。

(イチゴは野菜なのは突っ込んではならぬ)

 

下を向いてみましょう。

推定年齢3歳のまだモチモチと柔らかい体つきと、ふわふわとしたした赤毛がキュートですね。

 

…あれ?

 

トラックに轢かれ、恐らくミンチになったであろう体は確実に現代の医療では治せない事は分かる。

 

そして、三途の川ならぬ真っ黒なトンネルを通ったらここに居た。

 

…転生?流行りから少し遅れた、トラック転生ってやつ?

それに、ここが明らか地球じゃない事はわかる。…こんな木があれば、大ニュースだ。

 

そして、髪の色。

トマト、血、イチゴ…色々例えようはあるけれど、ここまで鮮やかな赤い髪は、染髪しないと出ない気がする。

 

赤毛のアン?アンなの?

ここはだれ?私はどこ?

 

『お前はうずまきレナだろ?てか、アンって誰だよ…』

 

ふぁっ!?

 

まぁ、なんと言うことでしょう…。

一瞬で視界が変わり、水の上に立つ不思議空間に変わった。

そして、目の前には世にも珍しい喋るカブトムシ(大)が…

 

「…シャベッタアァアア!!」

 

『うぉっ!びっくりした…』

 

 うずまきレナ(仮) は 混乱 している !

 

〜10分後〜

 

「つまり、うずまき一族の両親がうずまき隠れの里から大移動して霧隠れに。

元々七尾重明の人柱力であった母が出産に耐えきれず死亡、その際に引き抜かれて私に封印して見守ってきたって事でいいの?」

 

『あぁ。お前の母に頼まれたからな。っても、精神が変わる前のお前は幼すぎて精神世界へは来れなかったがな。

お前の父親は任務なうだ。

んで、精神の質が急に変わって混乱の最中だったから色々教えてやろうと思ってな。』

 

どうやら、ここはNARUTOの世界で間違いないようだった。

私はうずまき一族の生まれで人柱力…

 

「…って、霧隠れって血霧の里!?

恐怖政治や血継限界嫌いの霧隠れ!?」

 

『ん?そんな事聞いたことねぇぞ?

3代目水影はジジイで割とのほほんとしてるし…圧政なんかしてねぇぞ?

それに、別に血継限界でどうのこうのとかは聞かねぇな。』

 

「あ、3代目…つまり、原作開始よりかなり前か?

ねぇ、私って同世代の友達っていなかったの?」

 

『うーん…白ってやつが近所に住んでる。』

 

「…白ってナルトと対して変わらなかったはず…。ねぇ、それじゃあ…霧隠れには三尾と六尾がいたでしょ?

今誰に封印されてるの?」

 

『ん?んー…ちょっと待ってろ…。

あぁ、両方ともお前と同じくらいのガキに封印されてるぞ。名前は…やぐらと、ウタカタだ。

どっちも、お前の父親が封印を担当してる。』

 

「…ん?」

 

白=ナルト世代

ウタカタ=20代

やぐら=?

 

「計算合わねぇ…つまり、どういうことだってばよ…。

じゃあ、九尾の人柱力は?男?女?」

 

『お前と同じくらいの男のクソガキと女の両方に分けて入れられてる。

多分親戚だろ。なんかチャクラの感じが似てるし。』

 

「…ん?あれ?…まさか、両方生きてる…?ってことは…ミナトも?

ナルト世代にウタカタとやぐらがいるのか…。」

 

これは…原作知識がいきなりポンコツに…。

まぁ、うずまき一族に重明が封印されている時点で崩れてるが。

 

生命力がゴキブリ並だと微妙な例えをされるうずまき一族な事に喜ぶべきか。

 

死亡フラグ乱立の人柱力である事に悲しむべきか。

 

『もしもなんかあれば、音速で飛んでトンズラすればいい。そう落ち込むな。』

 

「あなた…いい人…じゃなくって、いい尾獣ね。

まぁ、原作のフウちゃんは警戒心無さすぎてやられちゃった訳だし…空を飛べるって大きいよね。

明日から特訓しないとね…。」

 

『そうだな。封印術に関しては父親とか巻物とかあるからいいが、問題は木遁だな…あんま文献載ってねぇし。』

 

「は!?木遁!?」

 

『あぁ、外の木になんか色々成ってたろ?

あれ、お前がやったの。そん時に食いたいもん好きなだけ付けるから…あぁなった。』

 

「血継限界じゃないっすかーしかも無駄遣いェ…てか、私はうずまき一族だよね?木遁って千手の血継限界じゃなかった?」

 

『んー千手と遠縁関係だからじゃね?って父親は言ってたぞ。』

 

「ノリ軽いな!?…でも木遁は…アタリ?」

 

『なんだよ、そのくじを引く感覚…てか、血継限界持ってる時点でアタリだろ!?』

 

「いや、うん…でも、血継限界の中でも強い方な感じがする。食糧が無くなって餓死って事も無いだろうし。」

 

『さっき無駄遣いがどうのこうのって…まぁ、いいや。説明しすぎて疲れたからそろそろ俺は寝る。

なんか有ったら呼べ。』

 

「うん。ありがとう、重明。」

 


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