あらすじのとおり文才能力ゼロですが精一杯頑張ります。
たまに変なことを書いているかもしれませんがご了承ください。
「もー疲れた。寝ていい?」
「ベル様、今から地理の授業ですよ。その後は…」
「はあ…わかったよー」
そう言いながらベルは自分のベットに横たわる。
「ベル様‼︎ 起きてください。ベルs…ああ、もう。」
そう言ってお世話係のマーガレットは椅子に座り込んだ。隣ではベルが寝息を立てて寝ている。
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彼女の名前はベル・モンテス。
ベルは妖精国の王女だ。
妖精とは“春の精”と“冬の精”の二種がいる。春の精はお花や春風を自由に操ることができて、冬の精は氷や雪や冬風を自由に操ることができるのだ。ベル父ローレンは冬の精、ベルの母マゼッタが春の精だ。つまりベルはハーフなのだ。そして彼女には3つ上の兄、ジョンがいる。妖精国のハーフはベルとジョンだけなのだ。彼らは冬の魔法も春の魔法の両方使えるのだ。なぜハーフはベルとジョンだけなのかというと先祖代々から続きつい 20年ほど前に終わった“1000年戦争”が原因だった。
約20年前まで春の精と冬の精は対立していた。しかし魔法界のヴォルデモートの強大さを見かねローレンの父、当時の冬の精の王とマゼッタの父、当時の春の精の王は話し合い、自分の息子と娘を結婚させ新しい王国を築き、平和協定を結んだのだ。いつヴォルデモートが国を襲ってきても戦えるようにしたのだ。
しかし両国の王はハーフは自分の孫のみとした。平和協定は結んだものの、両者とも憎み合っていたのだ。
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「まったく、時期女王としての自覚を持って頂かないと。もう、仕方がない。30分後に起こしにきますからね。宿題が増えても文句は無しですよ。」
そう言ってマーガレットはベルの部屋を出た。そして大広間へと向かった。
大広間は本当に豪華だ。入るたびにマーガレットは思う。天井にはシャンデリアが美しく飾ってあり、床は大理石でできている。王様のローレンは氷でできた豪華な王座に座っていた。
「国王陛下。お呼びでしょうか」
「ああ、マーガレットか。少しベルのことではなしがあってね。確か、今は地理の授業中かな?」
「そのはずでしたが今は自室でお休みになっておられます。」
「そうか…。まあ良いだろう。」
良いのか?やっぱり陛下は少し甘いな、とマーガレットは思う。
「実は魔法界からある客人がこられてな。」
すると突然、玉座の後ろからすうっと人がでてきた。
その人はひょろりと背が高く、髪や髭は真っ白であまりに長い。ゆったりと長いローブの上に長い紫のマントを羽織っている。
「彼の名はアルバス・ダンブルドア。ホグワーツ魔法魔術学校の校長しておられるそうだ。」
淡いブルーの目が半月形のメガネの奥でキラキラ輝いてた。
「わしはベル・モンテス様にこれを届けたくての。」
ダンブルドアが差し出したのは分厚い黄色みがかった羊皮紙の封筒だ。
「ダンブルドア先生の話だと、ベルは魔法使いなのだそうだ。」
マーガレットは一瞬固まってしまった。
「魔法使い…ですか…。あのベル様が…。」
「マーガレット、君はベルをこの学校に入れるべきだと思うか?」
「それは…、私が決めるのですか?ベル様がこの学校に入るかどうかを…。」
「いや、最終的にはベルに決めてもらう。しかし一番ベルの近くにいる君の考えを聞きたいのだ。」
「私は…、ベル様が行きたいと望まれるのなら行くべきだと思います。」
「やはり君もその考えか。よし、マーガレット。ベルを起こしにいってくれ。」
「承知いたしました。」
ベル様はこの話を聞いたらどのような反応をするのだろうか。楽しみだ。
そう考えながらマーガレットはベルの部屋へと急いだ。
色々と強引すぎたかもしれない…