恋のカンパネラ〜Clumuy melody〜   作:文月/Huduki

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今回は少し拓磨の学校の話があります
それと遅れてしまってすいませんでした(><)
いろいろと忙しかったんです(´・ω・`)


第2話「アイドルを始めよう!」

拓磨side

 

朝6時

 

「ううーん。眠いけど、コンクールで金賞取るためにもやらないとね」

 

 

手にしたのはひとつの申し込み用紙。

 

 

【日本ショパンコンクール予選】

 

 

「拓磨、今年も出たい?」

 

「そうだね。出たいよ母さん。ショパンの曲は大好きだし、金賞取ってみたいからね」

 

「そうなると予選の課題曲と、自由曲の

2曲を練習しなくちゃね。課題曲はop10の

中から1曲だから・・・」

 

 

今話していることは昨年にも出場した

【ショパンコンクール】という、

ショパンが作曲した曲のみで行われる

コンクールです。

今回は高校生部門にエントリーします。

 

 

「それじゃ登校まで時間があるから

少し練習してたいんだけど、いいかな?」

 

 

「ええ、それじゃ始めましょうか!」

 

 

登校する前、1時間ほど練習をした。

 

 

"""""""""

 

「それじゃ行ってくるよ。父さん、母さん」

 

 

「「いってらっしゃい!」」

 

 

今日は少し早めに出て、真姫を迎えに

行こう

 

その後真姫と一緒に登校した

 

"""""""""

 

「みんなおはよう〜」

 

「「拓磨おはよ!」」

 

僕はここのクラスの学級委員をやっている

というか学級委員になっていた

皆が指名してくれたから

 

「拓磨、今日は体調平気かい?」

 

「ああ、大丈夫だよ輝くん」

 

声をかけてくれたのは「大川輝」

1年生でありながら、生徒会の副会長を

務めている

お互い似たような感じなので相談がある時は真っ先にする相手だ

 

「よかったよ。あんまり拓磨は無理できないから心配になってさ。コンクール、近いんでしょ?」

 

「あははっ、ありがとう輝くん。そうだよ

3ヶ月後にあるからあまり時間ないんだ

これから曲を3ヶ月以内に4曲仕上げて

コンクールに出場するよ」

 

「3ヶ月で4曲か…だいぶハードスケジュールだね。なるべく負担かからないようにサポートするよ」

 

「ありがとう、助かるよ」

 

そう。僕は無理ができない

昔の偉人は短命な人がいたと思う

それと僕は似ているのかもしれない

運動神経抜群、勉強は学年トップ、

ピアノでは優勝できるほどの実力

料理や家事もできるなど多才すぎる

 

その代償だと思う

だから無理ができない

 

「じゃあみんな!授業始めるわよ!」

 

おっともうこんな時間か…それじゃいつも通り頑張りますかっ

 

""""""

 

真姫side

 

 

「さすがに今日は作曲してって言ってこないわよね…」

 

教室に向かってる途中にそう思う

あの先輩、すごくしつこい…

 

教室のドアを開ける

 

「あぁ!あなた!」

 

「ヴェェェ!?」

 

「ちょっといい?」

 

「私?」

 

まさか、教室にまで来るなんて…

それにこの先輩だけじゃなくて他に2人も先輩が来てるじゃない…

 

屋上に連れてかれて、何の話かと思ったらまた作曲してということらしい

私の考えは変わらない

 

「お断りします!」

 

「お願い!あなたに作曲してもらいたいの」

 

しつこい…

 

「お断りします!!」

 

「あ、もしかして歌うだけで作曲とかは

できないの?」

 

「ッ!できないわけないでしょ!

・・・ただ、やりたくないんです。そんなもの」

 

「学校に生徒を集めるためだよ!?

その歌で、生徒が集まれば・・・」

 

さすがに痺れを切らした

 

「興味無いです!!!」

 

そう言い残し屋上を後にした

 

"""""""""

 

音楽室でいつも通り歌っている

さすがにあそこまできつく言ったら

もうこないでしょ

 

「ふぅってヴェェェ!?」

 

歌い終わった。しかしドアの前には

あの先輩がいた

 

「何のようですか?」

 

念のため聞いておく

 

「やっぱり、もう一回お願いしようと思って」

 

「しつこいですね」

 

本音をこぼす

 

「そうだよねぇ、私、海未ちゃんにいつも怒られるんだ〜」

 

「私、ああいう曲一切聞かないから…

聞くのはクラシックとかジャズとか」

 

「へぇ、どうして?」

 

ここまで来たら本音で話そう

 

「軽いからよ、なんか薄っぺらくて。

ただ、遊んでるみたいで…」

 

「そうだよね」

 

「え?」

 

「私もそう思ってたんだ。なんかこう

お祭りみたいにパァーッと盛り上がって

楽しく歌っていればいいのかなって思って

でもね、結構大変なの」

 

私は真剣に聞いていた

 

「ねえ!腕立て伏せ、できる?」

 

「はぁ!?」

 

「できないんだぁ」

 

「ヴェェ、で、できますよ!そのくらい!」

 

ブレザーを脱いで、腕立て伏せをする

 

「1!2!3!これでいいんでしょ?」

 

「おおっ!すごい!」

 

「当たり前よ!私はこう見えても…」

 

「ね、それで笑ってみて?」

 

わ、笑う?

 

「へ、なんで?」

 

「いいから♪」

 

とりあえずやってみる

笑顔を作って…

 

「う…ヴェェ…うぅぅぅ」

 

できない…

 

「ね?アイドルって大変でしょ?」

 

「なんのことよ!まったく…」

 

「はい、歌詞。一度読んでみてよ」

 

「だから私は…」

 

「読むだけならいいでしょ?今度聞きに行くから。その時ダメって言われたらすっぱり諦めるっ」

 

歌詞が書かれている手紙をもらう

 

「答えが変わることはないと思いますけど」

 

「だったらそれでもいいっ!そしたらまた歌を聞かせてよっ。あの歌とピアノを聞いて感動したから作曲、お願いしたいなぁって思ったんだ!」

 

"""""""""

 

「拓磨、頼みたいことがあるの実は・・・」

 

拓磨に電話をして、家に来るまで待っているところ。

 

まさかあの先輩にあそこまで真剣に言われるとは…でも、やってみようかなって

思ったからやるからにはちゃんとやらないと

 

ただ、練習見に行った時に副会長が変なことしてきたのは腑に落ちないけどっ

 

「お邪魔します」

 

拓磨が来た。

 

「真姫、手伝って欲しいんだよね?

早速始めようか」

 

「えぇ、始めましょ」

 

「まさか真姫が承諾するなんてね〜

電話で聞いた時は驚いたよ」

 

「うぅ。もう!とにかくやるわよ!」

 

「あははっ。うん、やろうか!」

 

"""""""""

 

「真姫そこは、もうちょっと〜〜」

「この部分拓磨はどう思う?」

「あと少しだ真姫、ここは少しだけサビの部分を変えて〜〜」

「最後の部分、拓磨、これでいいかしら?」

 

「「できたぁ」」

 

あとであの先輩の家に送っておこう。

 

 

 

これで、良かったのよね?




どうだったでしょうか?
真姫のヴェェェなどを表現するの大変です(笑)

評価お願いします(*・ω・)*_ _)ペコリ

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